巨匠ロマン・ポランスキーが極めた官能美『毛皮のヴィーナス』

巨匠ロマン・ポランスキーが極めた官能美『毛皮のヴィーナス』

マゾッホの自伝的小説をもとに書かれた戯曲を映画化巨匠ロマン・ポランスキーが80歳にして極めた官能美『毛皮のヴィーナス』『戦場のピアニスト』でアカデミー賞に輝き、80歳を超えたいまなお精力的に作品を撮り続けているロマン・ポランスキー監督。最新作『毛皮のヴィーナス』が、12月20日(土)よりBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマほかにて全国公開される。 Text by WATANABE Reiko(OPENERS)謎の女優ワンダが、心の奥底に眠っていた欲望を解放する『戦場のピアニスト』で世界にその名をとどろかせ、昨年、80歳にして見事第39回セザール賞の最優秀監督賞を獲得したロマン・ポランスキー監督作品『毛皮のヴィーナス』。本作は、“マゾヒズム”の語源となったマゾッホの自伝的小説をモチーフに、ブロードウェイで大ヒットした舞台『毛皮を着たヴィーナス』の映画化だ。オーディションが終わったばかりの会場に、ひとりの女優が飛び込んでくる。遅刻してきたにもかかわらず、舞台衣装に着替...
母と子の深い愛情と葛藤を“映画界の救世主”が描くヒューマンドラマ『Mommy/マミー』

母と子の深い愛情と葛藤を“映画界の救世主”が描くヒューマンドラマ『Mommy/マミー』

母と子の深い愛情と葛藤を“映画界の救世主”が描くヒューマンドラマグザヴィエ・ドラン最新作『Mommy/マミー』天才の名をほしいままにし、“映画界の救世主”とも称えられる監督グザヴィエ・ドラン。彼が母と息子の深い愛情と葛藤を描いたヒューマンドラマ『Mommy/マミー』が4月25日(土)より、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかで全国順次ロードショーされる。Text by YANAKA Tomomi登場人物の心理状態にあわせて画面構成が変わる、独自の描写スタイルにも注目グザヴィエ・ドラン監督弱冠19歳で発表した『マイ・マザー』や『胸騒ぎの恋人』で映画界に鮮烈にあらわれ、時代の寵児となったグザヴィエ・ドランの最新作『Mommy/マミー』。デビュー作の『マイ・マザー』とおなじ、彼にとっての原点である母と子を軸にした物語だ。『Mommy/マミー』は昨年のカンヌ国際映画祭で当時83歳の巨匠ジャン=リュック・ゴダールと並び、審査員特別賞をダブル受賞するなど、世界が絶賛。“アンファン・...
実力派俳優たちによる精神病棟を舞台にした緊張感あふれる心理劇『エレファント・ソング』

実力派俳優たちによる精神病棟を舞台にした緊張感あふれる心理劇『エレファント・ソング』

実力派俳優たちによる精神病棟を舞台にした緊張感あふれる心理劇俳優グザヴィエ・ドランが出演を熱望した『エレファント・ソング』俊英の映画監督として、俳優としても世界がもっとも注目するグザヴィエ・ドランが精神病棟に入院する青年役で主演を務める心理劇『エレファント・ソング』。6月6日(土)より、新宿武蔵野館、渋谷アップリンクで公開され、全国順次ロードショーされる。Text by YANAKA Tomomi監督はドランと同郷のシャルル・ビナメ“映画界の救世主”として世界が絶賛するグザヴィエ・ドラン。映画監督としてはもちろん、子役出身ということもあり、俳優としても高い評価を得てきた。事実、近作の『トム・アット・ザ・ファーム』では、監督を務めるとともに、繊細な青年を演じたことも記憶にあたらしい。そんなドランが脚本を読み、「これは僕だ。僕に演じさせてほしい」と熱望した本作『エレファント・ソング』が到着した。監督には、ドランと同郷であるカナダ・ケベック出身のシャルル・ビナメ。1995年の『Eldor...
MOVIE|リー・ユー監督による感動作『ブッダ・マウンテン~希望と祈りの旅』

MOVIE|リー・ユー監督による感動作『ブッダ・マウンテン~希望と祈りの旅』

MOVIE|地震で息子を亡くした女性が、若者との交流をとおして立ち直ってゆく様子を描くリー・ユー監督による感動作『ブッダ・マウンテン~希望と祈りの旅』『ロスト・イン・北京』(2007年)で世界センセーショナルを巻き起こしたリー・ユー監督の最新作、中国のトップ女優ファン・ビンビンを主演に迎えた人間ドラマ『ブッダ・マウンテン~希望と祈りの旅』が日本に到着。9月28日(土)よりユーロスペース、K's sinemaほか全国順次ロードショーされる。Text by YANAKA Tomomi主演のファン・ビンビンは、東京国際映画祭で最優秀女優賞を受賞四川大地震で息子を亡くした京劇女優が、若者3人との交流をとおして立ち直ってゆく様子を描いた『ブッダ・マウンテン~希望と祈りの旅』。2010年の第23回東京国際映画祭で、最優秀芸術貢献賞と主演のファン・ビンビンが最優秀女優賞を受賞した話題作がいよいよ公開される。女性監督のリー・ユーは、本作同様にファン・ビンビンを主演に迎え、ブラックな笑いと現代の中国...
MOVIE|“終活”と真摯に向き合う究極の物語『母の身終い』

MOVIE|“終活”と真摯に向き合う究極の物語『母の身終い』

MOVIE|死後を生前から準備する“終活”と真摯に向き合う究極の物語母親と息子の絆を描いた『母の身終い』 「自分らしい最後を迎えたい」。不治の病に冒され死期が近い母親が決心した、究極の選択に戸惑う息子。死後を生前から準備する“終活”を描く『母の身終い(みじまい)』が、11月30日(土)よりシネスイッチ銀座ほかにて全国ロードショーされる。Text by KUROMIYA Yuzu愛する人の究極の選択をどう受け止めるか 人はさまざまな出来事や、感情の激しい起伏をなんとか受け入れて、長い人生をひたすら歩んでいく。そして誰にでも訪れる最期のとき。そこで気にかかるのは人生の終わり方かもしれない。もちろん誰もが心穏やかに終焉を迎えたいと思うだろう。しかし、高齢化社会や核家族化に長じて起こる介護問題や終末医療の是非などが取りざたされる現代において、それは自分自身でコントロールできるのだろうか?『母の身終い』はそんな思いや不安を抱く私たちに、ひとつの終焉のケースを提示し、人生のあり方や最期への心が...
MOVIE|罪を背負った男女の悲劇的な愛の物語『セインツ -約束の果て-』

MOVIE|罪を背負った男女の悲劇的な愛の物語『セインツ -約束の果て-』

MOVIE|現代版『俺たちに明日はない』罪を背負った男女の悲劇的な愛の物語『セインツ -約束の果て-』荒涼としたテキサスの大地に生きる男女の罪を壮大な映像美で綴った悲劇的な愛の物語。『セインツ -約束の果て-』が、3月29日(土)よりシネマート新宿ほかにて全国順次ロードショーされる。Text by KUROMIYA Yuzu数々の映画賞を受賞した傑作が満を持して日本公開現代版『俺たちに明日はない』との呼び声高い本作。衝撃的な銃撃シーンの末に幕を閉じた、実在の銀行強盗ボニー・パーカーとクライド・バロウを元にした物語だが、もしあの二人に明日があったら、子供がいたら、きっとこんな生き方をしていたかもしれないと心揺さぶられるストーリーとなっている。監督は、2013年のバラエティ誌で「注目監督10人」の一人に選出された気鋭の若手、デヴィッド・ロウリー。本作が長編2作目となる彼は、「『俺たちに明日はない』(1967年)などの映画で描かれているような、かつてのアメリカ社会の悲劇的結末を踏襲しなが...
MOVIE|石井裕也監督が家族と向き合った『ぼくたちの家族』

MOVIE|石井裕也監督が家族と向き合った『ぼくたちの家族』

MOVIE|母親が“余命1週間”を告げられたとき、家族はなにができるのか?石井裕也監督が家族と向き合った『ぼくたちの家族』近年、話題作を発表しつづけている石井裕也監督が“家族”と向き合った『ぼくたちの家族』。ある日突然、母親が余命一週間を言い渡された一家の姿を描く。5月24日(土)より、新宿ピカデリーほか全国公開される。Text by YANAKA Tomomi早見和真氏の同名小説を映画化『川の底からこんにちは』やアカデミー賞外国語映画賞の日本代表に選ばれた『舟を編む』など、数々の賞を受賞し、国内外から注目される存在となった石井裕也監督。「本気で家族というものに向き合いたかった」と語る彼が新作として選んだのは、母親の急な死の宣告を前に“悪あがき”する家族の姿を描いた、早見和真氏の同名小説の映画化だった。キャストは、長男役の妻夫木聡が普通の男をつややかに演じ、次男には出演作が続々と公開されている若手俳優の池松壮亮。また父親役には長塚京三、母親役には原田美枝子と、日本映画界を代表する演...
MOVIE|両脚を失った女性の再生と希望を描く『君と歩く世界』

MOVIE|両脚を失った女性の再生と希望を描く『君と歩く世界』

MOVIE|オスカー女優マリオン・コティヤールと名匠ジャック・オディアールがタッグ両脚を失った女性の再生と希望を描く『君と歩く世界』フランス人女優として49年ぶり2度目のオスカーを手にしたマリオン・コティヤールと、現代のフランスを代表する名匠ジャック・オディアール監督がタッグを組んだ『君と歩く世界』が4月6日(土)から新宿ピカデリーほかで公開される。Text by YANAKA Tomomi昨年のロンドン映画祭では最優秀作品賞を受賞両脚をなくして絶望に沈む女性が、不器用な男との出会いにより生きる喜びを呼び覚まし、自らの意思で未来へ踏み出そうとする再生と希望の物語『君と歩く世界』。昨年のロンドン映画祭最優秀作品賞を受賞した話題作がいよいよ日本でもロードショーされる。過酷なハンディキャップをもつ難役中の難役に挑んだのは、『エディット・ピアフ~愛の賛歌~』でアカデミー賞主演女優賞を受賞し、最近では『ミッドナイト・イン・パリ』や『ダークナイト ライジング』といったヒット作にも出演、いま国際...
MOVIE|女たちの裏切りと駆け引きの3日間『マリー・アントワネットに別れを告げて』

MOVIE|女たちの裏切りと駆け引きの3日間『マリー・アントワネットに別れを告げて』

MOVIE|『マリー・アントワネットに別れを告げて』(1)ヴェルサイユで繰り広げられる、女たちの裏切りと駆け引きの3日間マリー・アントワネットの朗読係を務めた少女の視点からフランス革命を描く『マリー・アントワネットに別れを告げて』が、12月15日(土)からTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほかで全国順次ロードショーされる。Text by YANAKA Tomomi(Page1)、TANAKA Junko(Page2)レア・セドゥ、ダイアン・クルーガーら豪華女優陣の競演が実現フランスでもっとも権威のあるフェミナ賞に輝いたシャンタル・トマのベストセラーを原作に、王妃に仕える朗読係というまったくあたらしいアプローチからヴェルサイユの裏側に迫る『マリー・アントワネットに別れを告げて』。朗読係のシドニーを演じるのは新鋭女優のレア・セドゥ。マリー・アントワネットにはダイアン・クルーガー、そして王妃を虜にした魅惑的なポリニャック夫人にはヴィルジニー・ルドワイヤンという豪華女優...
MOVIE|カンヌで「ある視点」部門グランプリを受賞した『父の秘密』

MOVIE|カンヌで「ある視点」部門グランプリを受賞した『父の秘密』

MOVIE|カンヌ国際映画祭で「ある視点」部門グランプリを受賞メキシコが誇る新鋭マイケル・フランコ監督による『父の秘密』第65回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門のグランプリを受賞したメキシコ映画『父の秘密』。事故で母を亡くした後の父と娘について描いた話題作が11月2日(土)、ついに日本でも公開される。Text by YANAKA Tomomiクラスメイトを演じたのは、主演テッサ・イアの実際の友人近年、話題作を続々と世に送り出しているメキシコから、また心を深く捉える作品が誕生した。家族を喪失したその後を淡々と描きながらも、父と娘を襲うあらたな悲劇と苦悩する父親、という表現がカンヌ国際映画祭でも大きな話題にのぼったという。監督を務めたのは、メキシコ映画界きっての有望新人監督であり、本作が長編2作目となる1979年生まれのマイケル・フランコ。そして主演はデビュー作の『あの日、欲望の大地で』(2009年)で才能溢れる演技を見せたテッサ・イアだ。さらに彼女を取り巻くクラスメートは、ほとんど...
MOVIE|ホン・カウ監督によるヒューマンドラマ『追憶と、踊りながら』

MOVIE|ホン・カウ監督によるヒューマンドラマ『追憶と、踊りながら』

MOVIE|ベン・ウィショーが同性の恋人とその母の間で揺れる青年を静かに熱演ホン・カウ監督によるヒューマンドラマ『追憶と、踊りながら』イギリス人の人気俳優ベン・ウィショー演じるゲイの青年と中国人の初老女性との心の交流を描くヒューマンドラマ『追憶と、踊りながら』。5月23日(土)より、新宿武蔵野館、シネマ・ジャック&ベティほかで全国順次公開される。Text by YANAKA Tomomi英国期待の若手ホン・カウ監督の長編デビュー作『007 スカイフォール』や『クラウド・アトラス』などで存在感のある演技を見せ、近年大きな注目を集めるベン・ウィショー。彼を主演に迎え、等身大の魅力を感じさせる『追憶と、踊りながら』が日本にも到着した。監督・脚本を務めるのは、英国期待の若手ホン・カウ監督。自身の母親への想いを重ね合わせたという長編デビュー作は、繊細でエモーショナルな演出が光る。また、デビュー作としては異例のオープニング作品に選ばれたサンダンス映画祭では見事、撮影賞を受賞した。出演は、ベン・...
MOVIE|シリーズ誕生50周年の記念作『007 スカイフォール』

MOVIE|シリーズ誕生50周年の記念作『007 スカイフォール』

MOVIE│元MI6エージェントとボンドの壮絶な闘いシリーズ誕生50周年の記念作『007 スカイフォール』全世界で愛されている世界最長シリーズ作品007シリーズの23作目にして最新作『007 スカイフォール』が12月1日(土)からTOHOシネマズ日劇ほかで全国ロードショーされる。Text by YANAKA Tomomi“女王陛下の007”として、上司Mへの忠誠がいま試される!シリーズ誕生から50周年という記念すべき年に公開される『007 スカイフォール』。いわずと知れたエンタテイメントの頂点にして、スパイヒーローアクションの金字塔が、オリンピック開催、エリザベス女王即位60周年に沸いた“ロンドンイヤー”の最後を飾る。ジェームズ・ボンド役には2006年の『007 カジノ・ロワイヤル』、2008年の『007 慰めの報酬』につづき、3度目となるダニエル・クレイグ。ロンドンオリンピックの開会式では、本物のエリザベス女王とボンド役としてサプライズ出演したことも記憶にあたらしい。メガホンを取...
MOVIE|過去・現在・未来にまたがる6つの時代を描く一大叙事詩『クラウド・アトラス』

MOVIE|過去・現在・未来にまたがる6つの時代を描く一大叙事詩『クラウド・アトラス』

MOVIE|過去・現在・未来にまたがる6つの時代を描く一大叙事詩魂でつながった数奇な運命を生きる『クラウド・アトラス』19世紀から24世紀まで、異なる6つの時代に生きるひとびとの姿を描いた壮大なスペクタクルムービー『クラウド・アトラス』が、3月15日(金)から新宿ピカデリーほかで全国ロードショーされる。Text by YANAKA Tomomiトム・ハンクスら豪華出演陣が、「同じ魂」をもつ複数の人物を熱演過去から未来へ、同じ魂をもつ複数の人物を名優トム・ハンクスらが演じ、ヒューマンドラマ、近未来SF、アクション、ミステリー、ラブストーリーがひとつの物語のなかで描かれた一大叙事詩『クラウド・アトラス』。気鋭の新進作家、デイヴィッド・ミッチェルのベストセラー小説を映画化したのは、『マトリックス』で映画のあたらしい世界を切り開いたウォシャウスキー姉弟と『ラン・ローラン・ラン』のトム・ティクバという豪華な3人の監督だ。さらに、俳優陣も演技派スターが勢ぞろい。2度のアカデミー賞に輝く名優トム...
MOVIE|ダルデンヌ兄弟×マリオン・コティヤール『サンドラの週末』

MOVIE|ダルデンヌ兄弟×マリオン・コティヤール『サンドラの週末』

MOVIE|パルムドール受賞監督、ダルデンヌ兄弟の最新作マリオン・コティヤール主演『サンドラの週末』カンヌで2度にわたってパルムドール(最高賞)を獲得した兄弟監督、ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌが、フランスを代表する女優マリオン・コティヤールをミューズに迎えたドラマ『サンドラの週末』。5月23日(土)よりBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかで全国ロードショーされる。Text by YANAKA Tomomiほぼノーメークで撮影に臨み、“普通の女性”を体現したコティヤール『ロゼッタ』『ある子供』でのパルムドールをはじめ、カンヌ国際映画祭で史上初の5作品連続主要6賞に輝いてきたダルデンヌ兄弟。自分の想いを口にすることなく突き進む主人公を描きつづけてきた彼らの新作『サンドラの週末』は、解雇を免れるために同僚たちにボーナスを諦めてもらうよう説得するという「想いを声に出さなければ誰にも届かない」シチュエーションのなかで奮闘する、等身大の女性の物語だ。主役の...
MOVIE|村上隆の初監督作『めめめのくらげ』完成披露試写会に5組10名様をご招待!

MOVIE|村上隆の初監督作『めめめのくらげ』完成披露試写会に5組10名様をご招待!

MOVIE|アーティスト・村上隆の初監督作品実写+CGアニメーションの融合で生み出されるSFファンタジー2013年4月26日(金)公開決定! 『めめめのくらげ』日本を代表するアーティストとして、世界で認知されている現代美術家・村上隆の初監督映画『めめめのくらげ』の公開日が、4月26日(金)に決定した。TOHOシネマズ六本木ヒルズほか、全国順次ロードショー。OPENERSではこれに先立ち、4月18日(木)18:30から開催される、監督の村上隆ほか俳優の斎藤工などが登壇予定の完成披露試写会に5組10名様を招待する。Text by IWANAGA Morito(OPENERS)壮大なスケールと世界感で贈る意欲作村上隆は、ヴェルサイユ宮殿での個展や、ルイ・ヴィトンとのコラボレーションでも話題を呼んだ、世界的な注目を浴びている現代美術家だ。自身初となる映画作品『めめめのくらげ』は、フルCGアニメーション作品としてあたためていた企画をベースにした、震災後の日本を舞台にファンタジックな世界を描き...
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