舞台
「舞台」に関する記事
Noism1|『PLAY 2 PLAY-干渉する次元』改訂版再演
Noism1|ノイズムワンりゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館を拠点にする日本初の劇場専属舞踊団『PLAY 2 PLAY-干渉する次元』改訂版再演新潟を拠点に活動し、日本初の劇場専属舞踊団として知られる「Noism1(ノイズムワン)」の舞台『PLAY 2PLAY-干渉する次元』が1月24日(金)、25日(土)にKAAT神奈川芸術劇場で上演される。Text by YANAKA Tomomiさまざまな専門家が“干渉”して生み出される美しさ「Noism1」は、りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館が舞踊部門芸術監督に金森穣(かなもり・じょう)氏を迎えた、2004年4月に設立。プロフェッショナルな身体性と鋭い問題意識に裏打ちされた作品は評価が高く、日本国内はもちろん、海外でも公演がおこなわれてきた。今回上演される『PLAY 2 PLAY-干渉する次元』は、舞台芸術や建築、音楽、そしてファッションといった、ことなる分野の第一線でそれぞれの専門性を探求する面々によるコラボレーションとして20072年...
THEATER|小田朋美、ハラサオリ、山川冬樹が紡ぎ出す世界『d / a / d』
THEATER|小田朋美、ハラサオリ、山川冬樹が紡ぎ出す世界個性的な3人のライブパフォーマンス『d / a / d』2014年に開催した『ASYMMETRIA~アシンメトリア』につづき、音楽実験室「新世界」が主催するコラボレーションシリーズ第2弾『d / a / d』(デーアーデー)。2月27日(金)から3月1日(日)にかけて全5公演が開催される。Text by ENOMOTO Kozue(OPENERS)Photographs by Kaita Otome光と記憶、音楽と身体がひとつに結晶化するステージ音楽を中心に演劇、映画、ダンス、ファッションなどさまざまな文化を“実験”し、数々の名作を生みだしてきた音楽実験室「新世界」。その新世界が主催するコラボレーションシリーズ第2弾は、音楽家の小田朋美とダンスパフォーマーのハラサオリ、そしてホーメイ歌手/美術家の山川冬樹が紡ぐステージ『d / a / d』だ。作曲家/ボーカリスト/ピアニストの小田朋美は、言葉と音楽、空間と音楽、映像と音楽...
INTERVIEW|『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』ヴィム・ヴェンダース監督 来日記念インタビュー
INTERVIEW|20年来の約束を果たすべく誕生した初の3D採用作品『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』 ヴィム・ヴェンダース監督 来日記念インタビュー(1)ヴィム・ヴェンダースの最新作『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』は、ドイツの振付家ピナ・バウシュのカンパニーを追った、途轍もなく美しいドキュメンタリー・フィルムだ。20年以上にわたって監督の親友だったピナ。彼女と彼女の仕事をスクリーンに収めようとして、それが実現しかけた矢先に、ピナが突然の死を迎える。「にもかかわらず」苦難を乗り越えて完成したこの映画には、ピナの「想い」を引き継ぐダンサーたちの肉体が、しなやかに映し出されている。監督いわく「今まで娯楽的な使われ方をしてきた」3D映像も、この作品ではダンサーの肉体のリアリティと舞台の真実味をスクリーンに映し出すための、最適なツールとして使われている。ピナのファンはもちろん、彼女をはじめて知る人びとにとっても、熱狂的な感動をもたらす映像作品となった。Text ...
NEWS|2016年、「小田原文化財団 江之浦コンプレックス」誕生へ
NEWS|“杉本芸術”の集積地が小田原に2016年、「小田原文化財団 江之浦コンプレックス」誕生へ芸術家の杉本博司氏が設立した小田原文化財団が、演劇や芸術などを擁する芸術文化施設「江之浦コンプレックス」の建設に着工。2016年に完成が予定されており、能舞台やギャラリー、茶室など、“杉本芸術”を一堂に堪能する場ができることになる。Text by YANAKA Tomomiギャラリー棟や能舞台、安土桃山時代の茶室の再興も写真家であり、演劇や古美術、建築にまで造詣が深いことで知られる杉本博司氏。小田原文化財団は、彼が古典演劇から現代演劇までの伝承・普及を図り、古美術から現代美術に至る美術品などを保存・公開し、世界に発信しようと2009年に設立した。そんな杉本氏の審美眼によって選ばれた美術品を鑑賞することができ、“杉本芸術”の真髄を体感できる場として「江之浦コンプレックス」が誕生。近世より、高度な技法を有した職人集団が発達、その伝統が連綿と受け継がれた神奈川県小田原市の江之浦地区に建設され...
EVENT|オペラとディナーをセットで楽しむイベント「A Night of Esterhàzy」
EVENT|オーストリアの名門エスターハージー家の料理をフルコースでオペラとディナーを楽しむイベント「A Night of Esterhàzy」東京・赤坂にあるウィーンの伝統菓子とドイツのパンの専門店「ノイエス」が9月27日(土)、オーストリアのエスターハージー財団の協力のもと、オペラの上映とディナーを楽しむイベント「A Night of Esterhàzy」を開催する。Text by MURAMATSU Ryo(OPENERS)オーストリアのカルチャーに触れる贅沢なイベントハンガリー王国出身の貴族エスターハージー。17世紀にハプスブルク帝国から爵位を与えられ、現在まで400年以上続く名家だ。現在もオーストリアのアイゼンシュタットに宮殿を構えていることでも知られ、領地内の広大な土地を使い世界でもトップクラスに入るワインを生産している。今回のイベントは、エスターハージー財団の協力のもと、オペラの映像の上映とスペシャルディナーを一緒に楽しむことができる貴重なイベントだ。左右の写真は、今...
MOVIE|『杉本文楽 曾根崎心中付り観音廻り』 プレミア上映会を開催
MOVIE|8Kスーパーハイビジョンカメラで捉えた迫力の映像『杉本文楽 曾根崎心中付り観音廻り』プレミア上映会開催現代美術作家の杉本博司氏が構成・演出を手がけ、話題を集めた人形浄瑠璃の舞台『杉本文楽 曾根崎心中付り観音廻り(そねざきしんじゅう・つけたりかんのんめぐり)』。東京、大阪をはじめ、パリやローマなどでも好評を博したこの公演を、最先端の8Kスーパーハイビジョンカメラで収めた映像のプレミア上映会が、10月25日(土)、26日(日)に大阪で開催される。Text by WATANABE Reiko(OPENERS)超高精細映像と立体音響で堪能する舞台とはひと味違う臨場感江戸・元禄時代の近松門左衛門の代表作に、現代美術作家の杉本博司氏が独自の解釈をくわえ、構成・演出・美術・映像を手がけた『杉本文楽 曾根崎心中付り観音廻り』。2011年に神奈川芸術劇場で初演されて以来、2013年9月から10月にかけてスペイン・マドリード、イタリア・ローマ、フランス・パリを巡り、この春東京・大阪にて大好...
THEATER|新ライブホール「EURO LIVE」が11月5日(水)にオープン
THEATER|ユーロスペースが、あらたな文化発信基地を開館ライブホール「EURO LIVE」が渋谷に11月5日オープンヴェンダース、カラックス、キアロスタミ、カウリスマキ、オゾンなど、多くの人気監督を含む世界中のアート映画を配給し、『ポンヌフの恋人』や『スモーク』、『Like Someone in Love』などの製作でも知られる映画配給会社「ユーロスペース」が、11月5日(水)に渋谷に文化発信基地となるライブホール「EURO LIVE(ユーロライブ)」を開館する。Text by KAJII Makoto(OPENERS)オープニングは「町山智浩の映画塾!」怒涛の3連発キュレーターたちが企画するさまざまなイベントが、渋谷にあらたなカルチャーの火種を起こす ──。寄席、コント、映画、音楽、一人芝居など自由なジャンルの公演と、それぞれの領域にかんするトークライブや、講座などのプログラムが組まれるライブホール「ユーロライブ」が渋谷に誕生。ここでは、ジャンルごとに集まったキュレーターたち...