ジャズ
「ジャズ」に関する記事
MUSIC|現代ジャズの快作 グレゴリー・プリヴァ『Tales of Cyparis』
MUSIC|フランス領マルティニーク出身のピアニスト現代ジャズの快作グレゴリー・プリヴァ『Tales of Cyparis』2012年、デビューアルバム『Ki Kote』で、全世界の現代ジャズファンを魅了したピアニスト、グレゴリー・プリヴァ。11月3日(日)、前作からの予想をはるかに超える、待望のセカンドアルバム『Tales of Cyparis』をリリースする。Text by IWANAGA Morito(OPENERS)マルティニーク島の伝説を、壮大なスケールの音像で描き起こす1984年、フランス領マルティニークに生まれたグレゴリー・プリヴァは、カリブを代表するグループ「マラヴォワ」のピアニストでもあるホセ・プリヴァを父にもつ、カリビアン・ジャズ・ピアニストだ。幼少期よりクラシックピアノを学び、ジャズクラブでのライブ、ジャムセッションで腕を磨きながら、2005年にはマルティニークのジャズフェスティバルにも出演した。その後グレゴリーは、パリのジャズシーンで活動を開始。カリブ海に浮...
MUSIC|「TIME & STYLE JAZZ LIVE 2013」
MUSIC|今年は「TIME & STYLE RESIDENCE」(玉川髙島屋S・C店)スペシャルライブも開催「TIME & STYLE JAZZ LIVE 2013」予約受付中 街にイルミネーションが灯る季節――毎年恒例の「TIME & STYLE MIDTOWN」(東京ミッドタウン店)のクリスマスライブ。今年は10月に10周年を迎えた「TIME & STYLE RESIDENCE」(玉川髙島屋S・C店)でのスペシャルライブも開催する。Text by KAJII Makoto (OPENERS)赤坂由香利さんがトリオで登場今年は、実力派ジャズシンガー&ピアニストの赤坂由香利(http://www5e.biglobe.ne.jp/~yukapy/)さんが登場。村谷ゆうすけ氏(wood bass)、力武 誠氏(drums)との豪華トリオで素敵な夜をお届けする。赤坂さんの声は深く、甘く、聴くものすべての心に美しい音色として染み込んでゆく。TIME &am...
INTERVIEW|DJ 沖野修也、自伝『職業、DJ、25年』に綴った七転八起の音楽人生
INTERVIEW|自伝『職業、DJ、25年』出版記念DJ 沖野修也が記した四半世紀とその未来「KYOTO JAZZ MASSIVE(キョウト・ジャズ・マッシブ)」をはじめとするさまざまなプロジェクトで、日本発の世界基準の音楽を生み出してきた沖野修也が自伝を出版した。タイトルは『職業、DJ、25年』。この本のなかには、つねにあたらしい価値観を模索してきた彼の、失敗と成功の物語が記されている。インタビューの冒頭で発せられたのは「自伝を書きたいとは考えてもいなかった」という意外な言葉だった。Photographs by NISHIMURA TomoharuInterview & Text by IWANAGA Morito(OPENERS)DJとは、自分の世界を作り上げる仕事――今回は自伝という内容ですが、執筆のきっかけは?当初はビジネス寄りの書籍の話をしていたのですが、編集者の方が「ハウツー本にするよりも、沖野さんの人生を描いたほうがおもしろいし、役に立つんじゃないですか?」...
特集|目利きたちが選ぶ、朝に聴きたいジャズ55選 SPICE No.1
1日のはじまりにジャズのスパイスを特集|目利きたちが選ぶ、朝に聴きたいジャズ55選!風のひんやり冷たい朝、目覚めを楽しい時間に変えてくれる1曲。ちょっと時間に余裕のある朝、ゆっくり取る朝食の時間をさわやかに演出してくれる1曲。通勤途中の足どりを軽やかにしてくれる1曲……。この秋、そんな1日のはじまりを楽しくしてくれる“朝ジャズ”を試してみてはどうだろう。あなたの朝にも、ジャズのスパイスを。SPICE No.2/第2弾の17曲はこちらSPICE No.3/第3弾の21曲はこちら第1弾では、BEAMS RECORDSディレクターの青野賢一さん、ピザ職人の柿沼進さん、DJ/ProducerのDJ Nicheさん、タワレコ女子ジャズ部の岩見綾さん、ジャズシンガーの青木カレンさん、そして音楽ライターの島田奈央子さんが選んだ、朝に聴きたいジャズ17選を紹介。SPICE No.1/第1弾の17曲!BEAMS RECORDS ディレクター、青野賢一が選ぶ組み合わせの妙が冴える3曲を、立ち昇るコーヒ...
菊地成孔×沖野修也 対談(前編)
『Beats & VIbes』菊地成孔 × 沖野修也 対談(前編)沖野修也さんが、SHIBUYA-FM 78.4MHz(毎月第四金曜日 21:00~)にてお送りしているハイブリッドでクロスオーバーなラジオ番組『Beats & VIbes』。今回は、JAZZサックスプレーヤーの菊地成孔さんをお迎えして、10月にリリースされたペペ・トルメント・アスカラールの新譜『記憶喪失学』、そして11月にリリースされたNARUYOSHI KIKUCHI DUB SEXTETのライブアルバム『IN TOKYO』の話題を中心に、2008年12月5日、6日にBunkamura オーチャードホールにて行われるライブ『菊地成孔コンサート 2008』のお話、さらに沖野さん、菊地さんのおふたりが愛してやまない格闘技の話題など、話題盛りだくさんな60分となった。Text by OPENERSPhoto by Tomo Stampede沖野 今夜は、スペシャルゲスト菊地成孔さんをお迎えしてお送りします...
特集|BLUE NOTE NOW!|老舗ジャズレーベル「ブルーノート」のすべて
特集|BLUE NOTE NOW!創立75周年を控えた老舗レーベル「ブルーノート」の魅力に迫る1939年、ニューヨークで誕生したジャズレーベル「ブルーノート」。来年75周年を迎えるこの老舗レーベルが、いまあらたに注目を浴びている。ノラ・ジョーンズやロバート・グラスパー、ホセ・ジェイムズなど、これからのジャズを担う若手ミュージシャンが、次々に登場してきているのだ。衰退していくレーベルも多いなか、なにがブルーノートを特別な存在にしているのか? その答えを探るべく、OPENERSでは今回、日本にジャズを浸透させた立役者、“Mr. Blue Note”こと行方均(なめかた・ひとし)さんに協力を依頼。若さと伝統が息づくレーベルの魅力に迫ろうとおもう。 Edited by TANAKA Junko (OPENERS)第1章|“ミスター・ブルーノート”に訊け!「ブルーノートが30分でわかるQ&A」ブルーノートはなぜ生まれたのか。レーベル名の由来は。ほかのレーベルとのちがいは。そしてどんな...
特集|目利きたちが選ぶ、朝に聴きたいジャズ55選 SPICE No.2
1日のはじまりにジャズのスパイスを特集|目利きたちが選ぶ、朝に聴きたいジャズ55選!風のひんやり冷たい朝、目覚めを楽しい時間に変えてくれる1曲。ちょっと時間に余裕のある朝、ゆっくり取る朝食の時間をさわやかに演出してくれる1曲。通勤途中の足どりを軽やかにしてくれる1曲……。この秋、そんな1日のはじまりを楽しくしてくれる“朝ジャズ”を試してみてはどうだろう。あなたの朝にも、ジャズのスパイスを。SPICE No.1/第1弾の17曲はこちらSPICE No.3/第3弾の21曲はこちら第2弾では、DJの大塚広子さん、GQ編集長の鈴木正文さん、EMIミュージック・ジャパン ジャズ&洋楽ディレクターの花村路津子さん、DJ敷島さんこと安治川親方、トランペット奏者の類家心平さん、そして音楽ライターの島田奈央子さんが選んだ、朝に聴きたいジャズ17選を紹介。SPICE No.2/第2弾の17曲!DJ/音楽ライター、大塚広子が選ぶファイト一発! 朝こそ“ハード”にエネルギーチャージ『God』に収録Rip ...
MUSIC|ステージ&スクリーンで楽しむ「ルグラン・ジャズ2013」
MUSIC|3度のアカデミー賞と5度のグラミー賞に輝く“マエストロ”ブルーノート東京に登場!ステージとスクリーンで楽しむ「ルグラン・ジャズ2013」 3度のアカデミー賞と5度のグラミー賞に輝くマエストロ、作曲家のミシェル・ルグランがジャズ・ミュージシャンとして来日。11月21日(木)と22日(金)のブルーノート東京公演にくわえ、11月23日(土・祝)に開催される「モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン・イン・かわさき 2013」でも、公演が予定されている。さらに来日期間の前後に、ミシェル・ルグランが音楽を担当した歴史的名作映画の上映も決定した。Text by KAJII Makoto (OPENERS)ルグランの円熟のジャズ数々の映画音楽で不滅の功績を打ち立てたミシェル・ルグランのルーツには、じつはジャズがある。1950年代初頭、パリを訪れていたディジー・ガレスピーに作品を提供したことが、プロアーティストとしての本格的な活動につながった。58年のアルバム『ルグラン・ジャズ』で...
MUSIC|上原ひろみのデビュー10周年記念BOXが発売
MUSIC|デビュー作から5年のうちにリリースされた音源、映像を全収録上原ひろみ10周年記念BOX『ファースト・ファイヴ・イヤーズ』ジャズピアニスト・上原ひろみがデビュー10周年を迎える。これを記念し、デビュー作『アナザー・マインド』から2008年の『ビヨンド・スタンダード』まで、5年間に発表した音源・映像などが収められたボックス『ファースト・ファイヴ・イヤーズ』が、11月20日(水)にリリースされる。Text by YANAKA Tomomi年末年始にはブルーノート東京でのライブも決定!2003年の『アナザー・マインド』で鮮烈なる世界デビューを果たした上原ひろみは、1979年静岡県浜松市生まれ。6歳からピアノと作曲を学び始め、弱冠17歳でチック・コリアと共演を果たす。ボストンのバークリー音楽院在学中に、ジャズの名門「TELARC(テラーク)」と契約し、2011年には参加作品がグラミー賞に輝くなど、世界的な実績をもつ日本を代表する音楽家だ。「ジャズ」という、ただでさえ広義に解釈され...
MUSIC|“現在の日本のジャズ”を収録したコンピレーションアルバム、大塚広子『PIECE THE NEXT』
MUSIC|DJ 大塚広子が手がけるコンピレーションアルバム国内ジャズシーンのゆくえを示す『PIECE THE NEXT』ロバート・グラスパー、ホセ・ジェイムズなど、新世代のアーティストの活躍が目覚ましいジャズシーン。その潮流にシンクロするように、日本のジャズミュージシャンたちもあらたなムーブメントを巻き起こしている。昨年末、DJ 大塚広子のプロデュースのもとリリースされたコンピレーションアルバム『PIECE THE NEXT』は、国内のジャズシーンがあらたな局面を迎えていることを知らせてくれた。Text by IWANAGA Morito(OPENERS)“現在の日本のジャズ”を収録日本のジャズはどこへ向かうのか? この問いへの回答となる1枚のコンピレーションアルバム『PIECE THE NEXT』が発表された。監修・選曲をおこなったのは、DJの大塚広子。アナログ・レコードの音源を徹底して追求することで磨き上げられたセンス、繊細かつ大胆な展開によりグルーブを生むプレイスタイルが、...
MUSIC|チック・コリア新ユニット「THE VIGIL」ライブに3組6名ご招待
MUSIC|「ブルーノート東京」でのライブに3組6名ご招待!チック・コリアの新ユニットは、メンバーに注目 天才ピアニスト、チック・コリアが新ユニット「THE VIGIL(ザ・ヴィジル)」とともにブルーノート東京に登場!――これまでアコースティックなジャズのステージが多かったチック・コリア公演だが、今回は、若手ミュージシャンを多く起用し、サウンド的にもエレクトロニック色がより強くなった、とても興味深いプロジェクトのライブに、OPENERS読者3組6名をご招待!Text by KAJII Makoto (OPENERS)天才ピアニストが若手実力派メンバーとともに、ニューアルバムを携えて来日チック・コリアが年齢や経験に関係なくメンバーを選び、あらたな技術、新鮮なインプロヴィゼーションを盛り込んだサウンドを指向する“既成概念を打ち破るユニット”ザ・ヴィジルとともに、ブルーノート東京に戻ってくる!メンバーは、ロイ・ヘインズの孫としても知られるマーカス・ギルモアはじめ、“ライジング・サン”こと...
MUSIC│akiko真骨頂のエッジィでキュートなジャズアルバム
MUSIC|往年の名曲カバーを収録したジャズアルバムakiko『Rockin' Jivin' Swingin'』ジャズシンガーのakikoが1940年代、50年代のスウィングやジャイブの名曲を集め、セルフプロデュースしたアルバム『Rockin' Jivin' Swingin'』を2月4日にリリースした。Text by YANAKA Tomomiさまざまなミュージシャンと共演して作り上げた世界観ジャズシンガーとしてのみならず、ファッションやライフスタイルをリードし、女性たちの支持を集めてきたakiko。そんな彼女が、昨年8月にリリースされた『JAZZ ME NY』以来となる21枚目のアルバムを発売した。本作では、彼女が往年の名作をみずからセレクト。演奏陣には21人編成のビッグバンド「ジェントル・フォレスト・ジャズバンド」や、国内ヴィンテージ・ミュージックのシーンを代表する「ブルームーン・カルテット」など、さまざまなミュージシャンと共演し、楽曲を作り上げた。また、女性コーラスグループ「...
INTERVIEW|松浦俊夫 presents HEX|世界基準のミニマルジャズ(前編)
INTERVIEW|東京から世界へ老舗レーベル「ブルーノート」が送り出す、プロジェクト“HEX”とは?世界基準のミニマルジャズ(前編・1)2014年に創立75周年を迎えるジャズ・レーベルのブルーノートが、プロジェクト「松浦俊夫 presents HEX」を立ち上げた。その中核は、U.F.O.、そしてDJとして世界で活躍してきた松浦俊夫。そこに打ち込みから、生演奏までこなす気鋭の鍵盤奏者、佐野観。SOIL&"PIMP"SESSIONSのドラマー、みどりん。ジャズピアニスト、伊藤志宏。職人ベーシスト、小泉P克人が参加し、さらにzAkがエンジニアを務めると言う豪華布陣で、東京から世界へ向けて、ブルーノートとしてのあらたなサウンドを提示する。そのプロジェクトについて、サウンドについて、松浦俊夫が語ってくれた。Interview & Text by NAGIRA MitsutakaPhotographs by Mari Amita――HEX誕生の瞬間いまの先にある音を探して(...
MUSIC|「松浦俊夫 presents HEX」がデビュー
MUSIC|東京発の“現在進行形ジャズ”で世界を魅了「松浦俊夫 presents HEX」がブルーノートからデビューOPENERSでもおなじみの、DJ松浦俊夫がプロデューサーとなり、4人のミュージシャンとともに贈る新プロジェクト「HEX(ヘックス)」のデビューアルバム『HEX』が、ジャズの名門レーベル、ブルーノートからリリースされた。著名ミュージシャンも大きな賛辞を贈る、東京発の“現在進行形ジャズ”のサウンドとは――。Text by YANAKA Tomomi中納良恵(EGO-WRAPPIN')をはじめとするヴォーカリストが国内外から参加1990年代から日本のクラブシーンを牽引し、“ジャズ”を踊る音楽として日本から発信しつづけてきた松浦俊夫。彼が指揮し、来年、創立75周年を迎えるジャズ・レーベル、ブルーノートからデビューしたのがHEXだ。六角形(ヘキサゴン)の略称であると同時に「魔法をかける」という意味をもつ新プロジェクトには、ソングライター/キーボーディストの佐野観、SOIL &...
MUSIC|ジャズの動画コンテスト『ダイナース・クラブ ソーシャル ジャズ セッション2013-14』
MUSIC|優秀者にはブルーノート東京でリー・リトナーら豪華アーティストとの夢の共演も!ジャズの動画コンテスト『ダイナース・クラブ ソーシャル ジャズ セッション2013-14』ダイナースクラブカードを発行するシティカードジャパンは、ジャズの動画コンテスト『ダイナース・クラブ ソーシャル ジャズ セッション2013-14』を4年ぶりに開催。2月11日(火・祝)まで、ジャズの演奏する動画を受け付ける。 Text by YANAKA Tomomi専用サイトでは投稿された動画の視聴、投票も2009年から2010年に開催され、好評を博した動画コンテストが『ダイナース・クラブ ソーシャル ジャズ セッション2013-14』が4年ぶりにかえってきた。今回は「PLAY YOUR NOTE あなたの JAZZが響き渡る場所。」をテーマに開催される。ジャズプレイヤーは、楽器を演奏した動画を投稿。視聴者投票をはじめ、雑誌『スイングジャーナル』の元編集長で現在『JAZZ JAPAN』の編集長を務め...