テクノロジー
「テクノロジー」に関する記事
BMW、本格的なテレマチックサービスを開始|BMW
BMW|ビー・エム・ダブリューBMW、本格的なテレマチックサービスを開始ビー・エム・ダブリューは10月8日より、これまでの「BMWコネクテッド・ドライブ」を拡張した「BMW コネクテッド・ドライブ・プラス」をサービスとして開始する。これにより、スマートフォンとクルマを融合し安全、利便性、快適性を向上させる本格的なテレマチックサービスが提供される。 Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)ITを通じてクルマとヒトを繋げ、より安全、便利、快適にビー・エム・ダブリューが9月よりつぎつぎと車両に搭載してきた、3G回線をつかったテレマチックサービスが「BMWコネクテッド・ドライブ」だ。これは、事故発生時に自動的に発信し状況や位置などを伝えたり、車両の消耗品の状況をディーラーにオンラインで結び必要なときに素早くメンテナンスが受けられるようにするという、安全性向上が先行したサービスであった。今回開始される「BMW コネクテッド・ドライブ・プラス」は、この通信...
最新スタッドレスタイヤを北の大地で試す|BRIDGESTONE
BRIDGESTONE BLIZZAK VRX|ブリヂストン ブリザック VRXブリザック誕生から25年最新スタッドレスタイヤを北の大地で試す立冬が過ぎ今年も冬がやってきた。タイヤはそろそろ衣替えの時期。購入で悩んでいるユーザーも多いことだろう。今シーズン、ブリヂストンはスタッドレスタイヤ「ブリザック」の最新モデル「ブリザック VRX」の発売を開始した。1988年に誕生以来、史上最高性能を実現したというこのタイヤ。一体これまでと何がちがうのか。北海道の大地で櫻井健一がその実力を試す。 Text by SAKURAI Kenichi史上最高のブリザックブリヂストンは、ブリザックの誕生から四半世紀の歴史において、史上最高性能を実現したと自らがいう「ブリザック VRX」を発売した。日本のスタッドレスタイヤブランドを代表する「ブリザック」誕生からすでに25年間。その進化とは、いかなるものなのか。北海道のテストコースからレポートをお届けしよう。「ブリザック VRX」に投入された新技術は...
技術と文化の両面からF1を支えるピレリ|PIRELLI
PIRELLI|ピレリF1黎明期からつづくパートナーシップ技術と文化の両面からF1を支えるピレリ初戦オーストラリアGPから最終戦ブラジルGPまで、今シーズンも全19戦に渡り開催された世界最高峰のモータースポーツ「Formula One」。F1を純然たる競技として、またテクノロジーの発展の場として黎明期から支えつづけてきたピレリは、そのいっぽうで、エンターテイメントとしての魅力も高めてきた。1950年からつづく長いF1の歴史の中で、ピレリが果たしてきたその役割とは──。 Text by AKIZUKI Shinichiro(OPENERS)1950年からつづくピレリとF1の関係世界最高峰のモータースポーツ「Formula One」。1950年にスタートし半世紀以上もの歴史を持つこのグランプリは、今シーズンも全19戦を開催。初戦オーストラリアGPを皮切りに最終戦ブラジルGPまで、約9カ月間に及ぶ熾烈な争いが繰り広げられた。日本へは第15戦として、10月11日~13日の3日間にわた...
シューマッハーが新型Cクラスをリポート|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz C Class|メルセデス・ベンツ C クラスミハエル・シューマッハーが新型Cクラスに先行試乗リポート次期Cクラスを元F1王者のミハエル・シューマッハーがテストドライブ。その目的とは?Text by AKIZUKI Shincihiro(OPENERS)次期Cクラスのアゴはぶつからない1月に開催されるデトロイトショーでワールドプレミアを迎えるとおもわれる次期「Cクラス」。メルセデス・ベンツはその発表を目前に、開発中の模様を収録した動画を公開した。そのテストドライバーを務めるのは、ワールドチャンピオンに7度輝き、メルセデスGPでの活躍を最後に2012年に引退したF1ドライバー、ミハエル・シューマッハー。氏はブランドアンバサダーだけでなく、同社が「インテリジェントドライブ」と呼ぶ運転支援システムの監修も務めており、さまざまなテストを繰り返しながら、基幹技術の成熟を推し進めている。今回公開され動画にも、長距離・短距離の各レーダーセンサーによって先行車を認識し、...
Audi A8|アウディ A8 モバイルシステム導入のプロトタイプ
Audi A8|アウディ A8モバイルシステム導入のプロトタイプを発表アウディは、A8に新世代のモバイルシステムを導入したプロトタイプのデモンストレーションをおこなった。Text by OPENERSLTEシステムの導入でクルマがモバイル化する2011年1月、アウディはラスベガスにて開催されたConsumer Electronics Show 2011でプレゼンテーションをおこなった。国際的な家電ショーにおいては、アウディにとってこれが初の試みとなる。そのさいにアウディの最高経営責任者 ルパート・シュタートラーによって発表されたのが、2011年内のはやい段階で“LTE(ロング・ターム・エヴォリューション)テクノロジー”を導入したクルマをつくるということだった。現在、日本でももっとも普及しているモバイル通信システムが「第三世代通信システム(3G)」であるが、それをさらに高度化したものがLTEシステムで、俗に「Super 3G」と言われていた。 このショーがおこなわれた数週間後、...
Volkswagen Golf Variant Twindrive
Volkswagen Golf Variant Twindrive|フォルクスワーゲン ゴルフ ヴァリアント ツインドライブプラグインハイブリッド車20台を用いた実証実験(1)フォルクスワーゲンは、6つのプロジェクトパートナー(「電力会社E.ON」、バッテリーシステム、バッテリー素材開発の「フラウンホーファー ゲゼルシャフトISIT」、エネルギー、環境リサーチをおこなう「ハイデルベルグ研究所」、分析、交通シナリオづくりをする「ドイツ エアロスペース センター」、バッテリーセルの実験研究を担う「ウェストファリアン ヴィルヘルム大学」)およびドイツの環境省と共同で、2008年7月から進めていた「エレクトリックモビリティの実証実験」の中間報告をおこなった。Text by OPENERSドイツ、2020年までにEV目標保有台数を100万台に設定「エレクトリックモビリティの共同研究」は、東日本大震災および原子力発電所で起きた事故をきっかけとしたドイツ政府の脱原発への転換という事態をうけて、さ...
次世代デザインをもとめて コンセプトデザインスタジオへ|Audi
Audi Concept Design Studio|アウディ コンセプト デザイン スタジオ次世代のアウディデザインは?アウディ コンセプトデザイン スタジオへ先のパリモーターショー2012にて発表された、アウディのコンセプトモデル「クロスレーン クーペ」は、フレームと一体になった外装のデザインに、この先にあるアウディのデザインを予感させた。先日、そんなコンセプトモデルを生み出すデザインスタジオが、おなじみ、小川フミオ氏をふくむ、少数のジャーナリストに公開された。Text by OGAWA Fumioアウディの隠れ家へクルマ開発のもっとも重要な場所のひとつが、デザインセンターだ。アウディではさきごろ、ミュンヘンの隠れ家ともいえるコンセプトデザイン スタジオを、限られた数のジャーナリストに公開した。アウディのコンセプトデザイン スタジオは、1984年9月、ドイツはミュンヘンの街中にこっそりオープンした。看板はなく、住所を知らなければ見つけることは出来ない。そこで、2000年に公開さ...
日産、新世代車両設計技術を発表|Nissan
Nissan CMF|日産コモン・モジュール・ファミリー新世代車両設計技術「日産CMF(コモン・モジュール・ファミリー)」を発表日産は、モジュール化されたあたらしい車両設計技術を発表した。Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)車両開発の期間短縮、低コスト化を実現「日産CMF」(4+1 Big module concept)は、従来の「プラットフォームを共有化して複数の車種を開発する」という発想をさらにすすめ、プラットフォーム自体を分割し、開発したい車種ごとにふさわしいパーツ(モジュール)を組合せる技術である。日産CMFでは、4+1という添え書きのとおり、大まかに全体を「エンジンコンパートメント」「フロントアンダーボディ」「コックピット」「リアアンダーボディ」の4つと「電子系」1つにわけ、合計5つのパーツにより構成される。この技術により、開発期間の短縮や部品共有化促進によるコストダウンを実現するとともに車両の個性化をはかるという、従来であれば相反する...
アウディの未来エンジン|Audi
Audi future lab|アウディ フューチャー ラボアウディが描く未来の社会 前篇アウディ フューチャー エンジンプレミアムブランドがプレミアムブランドたるゆえんは、ただ、クルマが高級なだけでなく、そのブランドが将来実現したい社会へと行き着くための道筋に、クルマが位置づけられていることにも求められはしないだろうか? プレミアムブランドのクルマに我々が憧れるとすれば、それは、そのクルマが予告する未来が、我々にとって好ましいからではないだろうか? クルマにとどまらず、インフラをふくめ、サステイナブルな社会をめざして研究をつづける“Audi future lab”は、そんなことをおもわせる。今回は、前後編にわたって、このAudi future labからうまれた研究成果を、大谷達也氏がリポート。まずは未来のエンジンについて。Text by OTANI Tatsuya“技術による先進”の先端それはそれは盛りだくさんな内容だった。アウディが開催するテクノロジー ワークショップ、その名...
電動ポルシェがはじまる|Porsche
Porsche Panamera S e-hybrid|ポルシェ パナメーラ S eハイブリッド電動ポルシェがはじまる上海モーターショーにてポルシェ「パナメーラ」が初のモデルチェンジを果たした。注目をあつめるのは、よりエコ性能をたかめ、プラグインハイブリッド化という道をとった「パナメーラ S e-hybrid」だ。今回はその「パナメーラ S e-hybrid」ついて、これを解説するワークショップに出席した河村康彦氏のリポートをお届けする。ポルシェがかんがえる、あるべきエコカーとは何か?Text by KAWAMURA Yasuhikoただのプラグイン化であるはずがない4月に開催された上海モーターショーで初公開された、マイナーチェンジを受けた「パナメーラ」。成長をつづける中国市場を強く意識しての全長とホイールベースを拡大した「エグゼクティブ」グレードの追加、および、従来の自然吸気4.8リッター8気筒エンジンに代えて開発されたツインターボ付き3.0リッター6気筒エンジンのS / 4Sグ...
ジウジアーロに聞く クルマをデザインすること|Volkswagen
Giorgetto GIUGIARO|ジョルジェット・ジウジアーロイル・マエストロジョルジェット・ジウジアーロに聞くクルマをデザインすることイル・マエストロ。尊敬の念をこめて「巨匠」と呼ばれる自動車デザイナーが、ジョルジェット ジウジアーロ氏だ。さきごろ、7世代めにモデルチェンジした新型フォクルスワーゲン「ゴルフ」の日本での発表会のタイミングに合わせて、イタリアから来日した。自動車史に燦然と輝く、初代ゴルフをはじめ、数かずの名作を生み出した際のエピソード、フォルクスワーゲン グループ下で活躍する現在の活動、そして自動車デザインの未来について、特別なインタビューに応えてもらった。Text by OGAWA FumioPortraits by OKADA Kazuyukiデザイナーとはどんな仕事なのか──好きなデザイナーはいますかジョルジェット・ジウジアーロ たくさんいます。ひとり? 困りましたね。日本にもヨーロッパにもイタリアにも、好きなデザイナーがいます。そのひとしかできないデザイ...
アウディ フューチャー ラボ|Audi
Audi future lab|アウディ フューチャー ラボアウディが描く未来の社会Audi future lab tron-experienceアウディは無公害のクルマ社会実現に向けて舵を切った。フォルクスワーゲングループという巨大グループのなかにあって、先進技術のショーケースたるクルマを生み出すアウディは、環境に負担をかけずにクルマを楽しむための技術的可能性を、ただの夢物語に終わらせることなく、その実現に向けて一歩、また一歩と歩を進めている。前編―アウディの未来体験Audi future lab: mobilityで提案されたさまざまなアイデアは、いよいよ現実味を増してきている。まずは、電気をガスとして保存する「g-tron」、そして、Audiならではのハイブリッド「e-tron」の現在をリポート。 後編―アウディ R8 e-tron に試乗アウディ フューチャーラボ トロン エクスペリエンスのもうひとつの目玉は、アウディが誇る電動スーパーカー「Audi R8 e-tron」の...
BMW初のEV - BMW i3 ができるまで|BMW
BMW i3|ビー・エム・ダブリュー i3BMW初のEVBMW i3 ができるまでBMW初の市販電気乗車となる「BMW i3」がいよいよ、登場間近だ。BMWはなぜ、このクルマをつくるのか、そしてどうやって? ライプツィヒのBMW i工場から、渡辺敏史氏のリポート。Text by WATANABE ToshifumiEV時代で異業種がクルマをつくる説についてEVの時代になると部品点数は劇的に減り、既存の重厚長大な生産技術を要することもなくなり、結果として異業種からの自動車ビジネスへの参入が容易になる──という見解を耳にしたことのあるかたは多いとおもう。 もしそれが、完成車の開発から生産を含めた総合メーカーの仕事を指しているとすれば、これはまったく的を射ない話だ。 この業種が背負う莫大な社会的リスク、それにたいしての利益率の低さ……と勘定ベースだけでみても、いかに非効率な投資かが即座に理解できる。地場に猛烈な需要がある国ならいざ知らず、これほど労多くして実伴わない産業に今から賭そうなん...
最新技術のヘッドライトを得たスポーツクワトロ|Audi
Audi Sport quattro laserlight conceptアウディ スポーツ クワトロ レーザーライト コンセプト最新技術のヘッドライトを得たスポーツクワトロアウディは、アメリカで開催されているCES(コンシューマー エレクトロニクス ショー)において、「スポーツ クワトロ レーザーライト コンセプト」を出展している。Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)レーザーライトテクノロジーで最良の視界を確保2013年のフランクフルトモーターショーにおいて、アウディが発表した2台のコンセプトカーのうちのひとつ「スポーツ クワトロ コンセプト」がさらに進化した。今回は、お披露目の場が世界最大規模のエレクトロニクス ショーということもあり、クルマの動力性能よりも、電装部品、とくにヘッドライトに最先端技術を採用したのがポイントとされる。アウディ スポーツクワトロ コンセプトは1983年に発表された「スポーツ クワトロ」にヒントを得た懐古的なデザイン...
フォードが取り組む持続可能なモビリティ|Ford
L.A. Autoshow Special InterviewFord Fusion Energi|フォード フュージョン エナジーフォードが取り組む持続可能なモビリティ「L.A.オートーショー」に出展されたフォードの研究車両「フュージョン エナジー」は、コカコーラのペットボトルを製造するリサイクル可能な原料から、シート表皮やドアトリムなどの内装材がつくられる「プラントボトル テクノロジー」を採用した1号車だ。フォードとコカコーラが参画する共同研究プラントボトル テクノロジーとはいったいどんなものなのか。フォードのマーケティングマネージャーとして、フォード「フュージョン エナジー」の開発に携わったサマンサ・ホイトさんに話をうかがった。Text by SAKURAI KenichiPhotographs by WATANABE Shinsuke & Ford Motor Company米国の2大アイコンが環境技術でコラボフォードは異業種とのコラボレーションに積極的だ。過去には...