ドラマ
「ドラマ」に関する記事
MOVIE|ブラット・ピット主演、製作『ワールド・ウォー Z』
MOVIE|人間を凶暴化させる未知のウィルスにブラット・ピットが立ち向かう!パニック・エンターテインメント『ワールド・ウォー Z』(1)人間を凶暴化させる未知のウィルスの謎に果敢に立ち向かう──ブラット・ピットが、そんな勇気ある元国連捜査官に扮したパニック・エンターテインメント『ワールド・ウォー Z』が、8月10(土)から公開される。Text by YANAKA Tomomiスペクタクルと人間ドラマの融合俳優としてはもちろんのこと、有能なプロデューサーとしても知られるブラット・ピット。そんな彼が最新作として選んだのは、マックス・ブルックスのベストセラー小説だった。本作でブラット・ピットとタッグを組むのは、マーク・フォースター監督。『ネバーランド』(2004年)などの重厚なドラマを手がけるいっぽう、『007/慰めの報酬』(2008年)では、アクション映画を演出する手腕も証明してみせた彼。今回もスリリングなスペクタクルと、見ごたえのある人間ドラマを絶妙に融合した演出となっている。出演は...
MOVIE|シングルマザーの電話交換手が世界有数の歌姫になるまで『ストックホルムでワルツを』
MOVIE|シングルマザーの電話交換手が世界有数の歌姫になるまで心温まるリアル・サクセスストーリー『ストックホルムでワルツを』スウェーデンのアカデミー賞にあたるゴールデン・ビートル賞で11部門にノミネートされ、監督賞、主演女優賞など4部門を受賞した『ストックホルムでワルツを』 。シングルマザーの電話交換手から、世界有数の歌姫にまで上り詰めた実在のジャズシンガー、モニカ・ゼタールンドの波瀾万丈の半生を描いた本作が、11月29日(土)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかで全国順次ロードショー公開される。Text by WATANABE Reiko(OPENERS)ドラマを彩るジャズの名曲と1960年代北欧デザインに注目モダンジャズ全盛期の1961年、スウェーデン語でジャズを歌うという画期的な試みでスターダムにのし上がり、巨匠ビル・エヴァンスとの共演をきっかけに国際的な名声を築いた、世界有数の歌姫、モニカ・ゼタールンド。スウェーデンの田舎町で両親と5歳の娘と暮らしていたシ...
MOVIE|シンガポールの家庭像を描く『イロイロ ぬくもりの記憶』
MOVIE|第66回カンヌ国際映画祭カメラドール受賞作シンガポールの家庭像を誠実に描く『イロイロ ぬくもりの記憶』昨年のカンヌ国際映画祭でカメラドール(新人監督賞)に輝き、東京フィルメックスでも観客賞を受賞したアンソニー・チェン監督作品『イロイロ ぬくもりの記憶』。12月13日(土)より、新宿K’s cinemaほかで全国順次公開される。Text by WATANABE Reiko(OPENERS)描かれるのは核家族で育つ息子とメイドの心の交流物語の舞台は1997年のシンガポール。共働きで多忙な両親をもつひとりっ子のジャールーは、わがままな振る舞いから小学校でも周囲の人びとを困らせてばかりいる問題児。そんな息子にすっかり手を焼いた母親は、フィリピン人のメイド、テレサを住み込みで雇うことに。戸惑いを見せるジャールーだったが、仕送り先の息子への想いを抑えて必死で働くテレサにいつしか自分の抱える孤独を重ね、次第に心を開いていく。だがそんな折、父親がアジア通貨危機による不況で失業に追い込ま...
MOVIE|キム・ギドクが挑む壮絶なヒューマンドラマ『メビウス』
MOVIE|人間の欲と業を描いた壮絶なヒューマンドラマキム・ギドク監督史上最大の衝撃作『メビウス』『サマリア』、『うつせみ』、『絶対の愛』など、時代を風刺しつつも偏愛に満ちた唯一無二の作風を持ち、『嘆きのピエタ』でヴェネチア国際映画祭金獅子賞を受賞したキム・ギドク監督。監督自身の歴史でも類をみない領域へと足を踏み入れた衝撃作『メビウス』が、12月6日より新宿シネマカリテほかで公開中だ。 Text by WATANABE Reiko(OPENERS)キム・ギドクが生み出した“壮絶なヒューマンドラマ”人間のもつ根源的な「痛み」と常に向き合い、これまでにも数かずの問題作を社会に投げかけてきたキム・ギドク監督。本作『メビウス』は、韓国では上映制限が敷かれ、過激といわれるギドク作品のなかでも、特にいわくつきの1本だ。物語の舞台は、冷え切った関係にある3人暮らしの上流家庭。夫の不貞に気づき嫉妬に狂った妻が、その怒りの矛先を息子に向け、前代未聞の凶行に出る。母親に性器を切り取られ絶望の淵に立つ息...
MOVIE|『最強のふたり』の監督×主演が贈る最新作『サンバ』
MOVIE|『最強のふたり』の監督×主演が贈る、待望の最新作!どんな状況でも明るく前向きに生きる移民の青年を描いた『サンバ』本国フランスをはじめ全世界でヒットを記録した映画『最強のふたり』の監督、エリック・トレダノ&オリヴィエ・ナカシュ、そして主演オマール・シーが再タッグ。心温まるコメディドラマ『サンバ』が、12月26日(金)より全国順次公開される。Text by KUROMIYA Yuzu見るものを魅了するあのキラースマイル、再び国外退去を命じられた移民の青年が、屈託のない笑顔で人びとと心を通わせていく姿を描く『サンバ』。“移民問題”と“燃え尽き症候群”というふたつをテーマに、明るくユーモラスシーンと切ない瞬間とを丁寧につなぎ、心温まるストーリーを作り上げた。主人公サンバを演じるのは、セザール賞主演男優賞を獲得した映画『最強のふたり』で大ブレイクしたオマール・シー。どんな境遇にいても笑顔を絶やすことのない青年を好演。キレやすい元キャリアウーマンのアリスを演じるのは、シャル...
MOVIE│アンドレイ・ズビャギンツェフ監督『エレナの惑い』『ヴェラの祈り』
MOVIE|ベネチア映画祭金獅子賞監督による2作を同時公開アンドレイ・ズビャギンツェフ監督『エレナの惑い』『ヴェラの祈り』 2003年の長編デビュー作『父、帰る』でベネチア国際映画祭の金獅子賞を獲得したアンドレイ・ズビャギンツェフ監督。受賞後に製作され、いずれもカンヌ国際映画祭で賞に輝いた『エレナの惑い』と『ヴェラの祈り』が12月20日(土)より、ユーロスペースほか全国順次ロードショーされる。Text by YANAKA Tomomiロシアを代表するフィルムメイカーの最新作とは?アンドレイ・ズビャギンツェフ監督は、1964年、ロシア・ノヴォシビルスク生まれ。俳優ののち、テレビのコマーシャルやテレビシリーズの演出などを手がけてきた。そして2003年に長編デビュー作『父、帰る』がカンヌ国際映画祭でグランプリとなる金獅子賞を受賞。一躍ロシアを代表するフィルムメイカーとして名乗りをあげた。そんな彼の作品が10年ぶりに日本で公開。2007年に完成させた長編2作目となる『ヴェラの祈り』と、20...
MOVIE│デプレシャン最新作『ジミーとジョルジュ 心の欠片(かけら)を探して』
MOVIE│ネイティブ・アメリカンと流浪の精神分析医の心の交流を描く人間ドラマアルノー・デプレシャン監督『ジミーとジョルジュ 心の欠片(かけら)を探して』心に傷を負うネイティブ・アメリカンの男性と、流浪の精神分析医の心の交流を描いたアルノー・デプレシャン監督の『ジミーとジョルジュ 心の欠片(かけら)を探して』。1月10日(土)より、シアター・イメージフォーラムほかで全国順次ロードショーされる。 Text by YANAKA Tomomi実話に基づいたふたりの男の友情を描くアルノー・デプレシャン監督にとって、カンヌ国際映画祭のコンペティション部門への5回目の出品となった『ジミーとジョルジュ 心の欠片(かけら)を探して』が日本に上陸。デプレシャン監督がかねてから映画化を考えていたというジョルジュ・ドゥヴルーによる『夢の分析』を原案に、実話に基づくふたりの男の友愛が描かれている。アカデミー賞助演男優賞やカンヌ国際映画祭の男優賞を受賞している実力派ベニチオ・デル・トロが、心に傷を負...
MOVIE│ロバート・ダウニーJr.主演最新作『ジャッジ 裁かれる判事』
MOVIE│殺人容疑のかかる判事の父を、絶縁した息子が弁護する法廷サスペンスロバート・ダウニーJr.主演の最新作『ジャッジ 裁かれる判事』ロバート・ダウニーJr.がやり手の弁護士を演じる法廷サスペンス『ジャッジ 裁かれる判事』が、1月17日(土)より、新宿ピカデリーほかでロードショーされる。Text by YANAKA Tomomiベテランオスカー俳優ロバート・デュバルとの“Wロバート”演技対決『アイアンマン』や『アベンジャーズ』などで不動の地位を確立した、ロバート・ダウニーJr.の最新作『ジャッジ 裁かれる判事』。世界で一番早い賞レースといわれるトロント国際映画祭のオープニングを飾るなど、アカデミー賞受賞の呼び声も高い作品が日本でもついに公開される。メガホンを取ったのは、映画監督としてはもちろん、ソニック・ユースやエルトン・ジョンらのミュージックビデオ、CMなどでも活躍するデイビッド・ドブキン。また、主演を務めるロバート・ダウニーJr.は今回、製作総指揮も担当している。そんな彼の...
MOVIE|希望に輝く少年たちの物語 『トラッシュ!-この街が輝く日まで-』
MOVIE|イギリスを代表する二大トップフィルムメーカーが初タッグ希望に輝く少年たちの物語『トラッシュ!-この街が輝く日まで-』『リトル・ダンサー』のスティーヴン・ダルドリーが監督、『ラブ・アクチュアリー』のリチャード・カーティスが脚本を手がけた希望溢れる感動作。『トラッシュ!-この街が輝く日まで-』が、1月9日(金)より全国ロードショーされる。Text by KUROMIYA Yuzu無名の少年たちのリアリティある演技にも注目第1作目となる『リトル・ダンサー』から一貫して、力強く成長する少年を繊細な演出によって描きつづけてきたスティーヴン・ダルドリー監督待望の最新作。脚本を担当したのは、『ラブ・アクチュアリー』などの監督としても知られるリチャード・カーティス。このイギリスを代表する二大トップフィルムメーカーが初タッグを組み、絶望の街でみつけた“小さな希望”を頼りに、街全体に奇跡を起こす少年たちの物語を生み出した。真実を追い求める3人の主人公を演じたのはオーディションで選ばれた無名...