MOVIE|麻薬の密輸犯容疑をかけられた主婦の異国での闘い『マルティニークからの祈り』

MOVIE|麻薬の密輸犯容疑をかけられた主婦の異国での闘い『マルティニークからの祈り』

MOVIE|麻薬の密輸犯容疑をかけられた主婦の2年以上にわたる異国での闘い韓国であった実話をもとにした『マルティニークからの祈り』平凡な主婦が麻薬の密輸犯人として投獄された実話をもとに描いた『マルティニークからの祈り』。8月29日(金)TOHOシネマズシャンテほか全国順次ロードショーされる。Text by YANAKA Tomomi韓国きっての実力派女優チョン・ドヨンがヒロインを熱演困窮した家族の危機を救おうとした主婦が麻薬の密輸容疑をかけられ、2年以上にわたり異国の地で投獄された事件を描いた衝撃作『マルティニークからの祈り』が韓国から到着した。2006年に韓国で放送された『追跡60分』というドキュメンタリー番組で紹介され、韓国国民に大きなショックを与えたこの事件に深い感銘を受けたという、気鋭の女性監督パン・ウンジン監督が映画化。もともと女優であったというウンジン監督ならではのエモーショナルな演出が生み出された。出演は、家族のもとに帰りたい一心で地獄の日々を抜け出そうとするヒロイン...
MOVIE|アカデミー賞外国語映画賞を受賞したイタリアの名匠の最新作『グレート・ビューティー/追憶のローマ』

MOVIE|アカデミー賞外国語映画賞を受賞したイタリアの名匠の最新作『グレート・ビューティー/追憶のローマ』

MOVIE|アカデミー賞外国語映画賞を受賞したイタリアの名匠の最新作パオロ・ソレンティーノ監督『グレート・ビューティー/追憶のローマ』あらゆる美の集積地ローマを舞台に優雅な生活を満喫してきた男性が“偉大な美”を求めてさまよう『グレート・ビューティー/追憶のローマ』。今年のアカデミー賞で外国語映画賞を受賞した話題作が8月23日(土)より、Bunkamuraル・シネマほかで全国公開される。Text by YANAKA Tomomi老年ならではの心の喪失をトニ・セルヴィッロが重厚感たっぷりに熱演カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した『イル・ディーヴォ-魔王と呼ばれた男-』や、ショーン・ペン主演の『きっと ここが帰る場所』などで知られ、いま、世界がもっとも注目する監督となったパオロ・ソレンティーノ監督。最新作の『グレート・ビューティー/追憶のローマ』もまた、彼の卓越した美学と深い感動で描き挙げる巨大な映像モニュメントとなり、イタリア映画では15年ぶりとなるアカデミー賞外国語映画賞に輝いている...
MOVIE|新聞記事から生まれた心温まる感動作『おみおくりの作法』

MOVIE|新聞記事から生まれた心温まる感動作『おみおくりの作法』

MOVIE|ある新聞記事から生まれた実力派人間ドラマ心温まる感動作『おみおくりの作法』『フル・モンティ』などの名作を生み出してきた名プロデューサー、ウベルト・パゾリーニ監督作が、孤独死した人の葬儀を執りおこなう公務員の姿を描く、心温まるヒューマンドラマ『おみおくりの作法』。1月24日(土)より、シネスイッチ銀座ほかで全国順次ロードショーされる。 Text by KUROMIYA Yuzu孤独死をとおして見つめ直す、人とのつながり几帳面で誠実な地方公務員ジョン・メイを主人公に描いた『おみおくりの作法』。「孤独死した人の葬儀をおこなう仕事」にかんする新聞記事のなかに、深く普遍的な要素を見出したウベルト・パゾリーニ監督が、自らロンドン市内の民生係に赴き、実在の人物や出来事について綿密に取材。ユーモアがありながらもちょっぴり切ない本作を誕生させた。ジョン・メイ役には、本作が初主演となるイギリスの実力派俳優エディ・マーサン。これまでマーティン・スコセッシ、スティーヴン・スピルバーグ、...
MOVIE|一世を風靡した作品のゴースト・ペインターの実話を描く ティム・バートン最新作『ビッグ・アイズ』

MOVIE|一世を風靡した作品のゴースト・ペインターの実話を描く ティム・バートン最新作『ビッグ・アイズ』

MOVIE|一世を風靡した作品のゴースト・ペインターの実話を描くティム・バートン監督最新作『ビッグ・アイズ』一世を風靡した画家の絵は、実は妻が描いていた――。独特の作品世界を生み出すティム・バートン監督が、1960年代に実際に起こった“ゴースト・ペインター”を巡る実話を描いた『ビッグ・アイズ』。1月23日(金)より、TOHOシネマズ有楽町ほかで全国順次ロードショーされる。 Text by YANAKA Tomomi“ビッグ・アイズ”のコレクターでもあるバートン監督の肝いりで製作『チャーリーとチョコレート工場』や『アリス・イン・ワンダーランド』などファンタジーの名作を世に送り出してきたフィルムメイカーとしてはもちろん、アーティストとしても注目されるティム・バートン監督。実話をもとにした作品はじつに20年ぶりとなるという彼の最新作『ビッグ・アイズ』が公開される。1960年代にアート界を席巻したポップアート“ビッグ・アイズ”。大きな目をした子どもを描いたこのシリーズは、アメリカを中...
MOVIE|クリント・イーストウッドが俳優としてスクリーンに復帰!『人生の特等席』

MOVIE|クリント・イーストウッドが俳優としてスクリーンに復帰!『人生の特等席』

MOVIE|試写会に10組20名様をご招待クリント・イーストウッドが俳優としてスクリーンに復帰!野球に生涯をささげた男の物語『人生の特等席』 映画人であるクリント・イーストウッドの、前作から4年ぶりとなる俳優としての復帰作『人生の特等席』が、11月23日(金)から、全国ロードショーされる。本作は、イーストウッドから映画作りを学んだ唯一の弟子、ロバート・ロレンツの記念すべき監督デビュー作となる。Text by IWANAGA Morito(OPENERS)父の窮地を救えるのは娘だけ大リーグの伝説的なスカウトとして腕をふるってきたガス(クリント・イーストウッド)は、視力が弱り、年齢による衰えをごまかしきれない。それでも引退するつもりのないガスに、チームのフロントは疑問をもちはじめる。そんな苦しい立場に追い込まれているガスを助けられる人物は、唯一の家族である娘のミッキー(エイミー・アダムス)。彼女がスカウトに同行し、ガスの目の代わりを務めるしかなかった。しかし、ふたりの関係は良好とはいえ...
MOVIE|ポール・トーマス・アンダーソン監督による5年ぶりの新作『ザ・マスター』

MOVIE|ポール・トーマス・アンダーソン監督による5年ぶりの新作『ザ・マスター』

MOVIE|ポール・トーマス・アンダーソン監督による5年ぶりの新作新興宗教を舞台に教祖と弟子の関係を描く『ザ・マスター』2007年以来となるポール・トーマス・アンダーソン監督の新作が上陸。新興宗教の教祖と弟子の関係を描く『ザ・マスター』が、3月22日(金)からTOHOシネマズ シャンテ、新宿バルト9ほかでロードショーされる。Text by YANAKA Tomomiベネチア国際映画祭では銀熊子賞と男優賞をダブル受賞!昨年9月に開催されたベネチア国際映画祭で、監督賞に当たる銀熊子賞を受賞するとともに、主演のホアキン・フェニックスとフィリップ・シーモア・ホフマンのふたりに男優賞がもたらされた『ザ・マスター』が、いよいよ日本でも公開される。ポール・トーマス・アンダーソン監督は、1996年に『ハードエイト』でデビューし、42歳にして世界三大映画祭であるカンヌ、ベルリン、ベネチアにおいてすべての監督賞に輝くという稀有な存在。そんな映画界のカリスマが5年の沈黙を破り、今回の舞台に据えたのは、1...
MOVIE|英国の至宝ケン・ローチ監督最新作『ジミー、野を駆ける伝説』 

MOVIE|英国の至宝ケン・ローチ監督最新作『ジミー、野を駆ける伝説』 

MOVIE|アイルランドで伝説となった実在の“名もなき英雄”を描く英国の至宝ケン・ローチ監督によるヒューマンドラマ『ジミー、野を駆ける伝説』イギリスを代表する巨匠ケン・ローチ監督の最新作『ジミー、野を駆ける伝説』が、1月17日(土)より、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかで全国公開される。激動の時代のアイルランドにおいて、人びとの心の灯りとなった実在の“名もなき英雄”を描いたヒューマンドラマだ。Text by YANAKA Tomomiアイルランド出身の実力派俳優が集結『麦の穂をゆらす風』で第59回カンヌ国際映画祭のパルムドールを受賞するなど、カンヌ、ベネチア、ベルリンの三大映画祭で受賞暦を誇る“英国の至宝”ケン・ローチ監督。1960年代末に劇画デビューして以来、労働者や移民たちにまつわる骨太の映画を撮りつづけてきたことでも知られる。また、スコッチウイスキーに一発逆転をかけたハートフルコメディ『天使の分け前』が2013年に日本で公開され、スマッシュヒットを飛ばしたこ...
MOVIE|是枝裕和監督が愛と家族を描く『そして父になる』

MOVIE|是枝裕和監督が愛と家族を描く『そして父になる』

MOVIE|カンヌで審査員賞を受賞した話題作が9月28日(土)より全国公開決定是枝裕和監督が愛や家族について問いかける『そして父になる』第66回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、審査員賞を受賞した是枝裕和監督による『そして父になる』の公開日が9月28日(土)に決定した。さらに、公開前の9月24日(火)から27日(金)の4日間は全国の劇場で先行公開もおこなわれる。Text by YANAKA Tomomi福山雅治をはじめ、尾野真千子、真木よう子、リリー・フランキーら個性派が集結『誰も知らない』(2004年)などで世界的に知られる是枝裕和監督が、子どもの取りちがえという出来事に遭遇した2組の家族を描いた『そして父になる』がいよいよ日本で公開される。順風満帆な生活を送っていたものの、子どもの取りちがえにより苦悩し、成長する主人公を、ミュージシャンとしても人気の高い福山雅治が演じ、是枝作品に初出演。共演にも尾野真千子やリリー・フランキー、真木よう子ら、実力派であり、個性豊...
MOVIE|全世界400万部突破のベストセラー小説、待望の映画化『リスボンに誘われて』

MOVIE|全世界400万部突破のベストセラー小説、待望の映画化『リスボンに誘われて』

MOVIE|全世界400万部突破のベストセラー小説、待望の映画化欧州豪華キャストが集結『リスボンに誘われて』2004年の刊行以来、全世界で400万部を突破し、世界31カ国で翻訳されている世界的ベストセラー小説『リスボンへの夜行列車』が映画化。ジェレミー・アイアンズ主演『リスボンに誘われて』が全国ロードショー中だ。Text by KUROMIYA Yuzu思わず旅したくなる西ヨーロッパ最古の美しい街並みも必見誰でも一度は「何もかも投げ出して、どこか遠くへ行き、別の人生を始めてみたい」と思ったことがあるだろう。『リスボンに誘われて』は、そんな“大人の夢”を実行した男の物語。監督は、『愛と精霊の家』(1994年)『マンデラの名もなき看守』(2007年)などの名作を送り出してきたビレ・アウグスト。ポルトガルの首都リスボンを舞台に、世界中で愛されているパスカル・メルシエの名著を映像の中で見事に蘇らせた。1冊の本に導かれるようにリスボンを訪れ、“本物の人生”を見つけていく主人公ライムント・グレ...
MOVIE|鬼才キム・ギドクがプロデュースするブラックユーモア満載の感動作

MOVIE|鬼才キム・ギドクがプロデュースするブラックユーモア満載の感動作

MOVIE|東京国際映画祭で観客賞を受賞!鬼才キム・ギドクが製作・脚本・編集を手がけて話題にブラックユーモア満載の異色の感動作『レッド・ファミリー』昨年の東京国際映画祭で客席から熱狂的な支持を集め、見事観客賞に輝いた映画『レッド・ファミリー』がいよいよ10月4日(土)から新宿武蔵野館ほかにて全国順次公開される。それぞれの事情を抱えた、人間味あふれる北朝鮮スパイたちを主人公に、鬼才キム・ギドクが製作・脚本・編集を担当した異色の感動作となっている。Text by WATANABE Reiko(OPENERS)ラストに待ち受ける衝撃の展開に涙がとまらない隣の家に引越してきた仲睦まじき4人家族は、なんと任務遂行のために偽物の家族を演じる北朝鮮スパイだった──。その斬新な設定と、予期せぬ笑いと驚きに襲われるまったく先の読めないストーリー、ラストに待つ衝撃の展開で、昨年開催された第26回東京国際映画祭で上映されるや圧倒的な支持を集め、見事観客賞に輝いた『レッド・ファミリー』が、いよいよ10月4...
MOVIE|夭逝の天才ミュージシャン、ジェフ・バックリィ誕生の軌跡『グッバイ・アンド・ハロー 父からの贈りもの』

MOVIE|夭逝の天才ミュージシャン、ジェフ・バックリィ誕生の軌跡『グッバイ・アンド・ハロー 父からの贈りもの』

MOVIE|夭逝の天才ミュージシャン、ジェフ・バックリィ誕生の軌跡ヒューマンドラマ『グッバイ・アンド・ハロー 父からの贈りもの』1990年代に彗星のごとくあらわれ、1997年に30歳でこの世を去った天才ミュージシャン、ジェフ・バックリィ。おなじくフォーク・ロックの伝説的ミュージシャンであったティム・バックリィを父にもつジェフのミュージシャンとしての誕生の軌跡を描いたヒューマンドラマ『グッバイ・アンド・ハロー 父からの贈りもの』。10月18日(土)より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショーされる。Text by YANAKA Tomomi『ゴシップガール』でブレイクしたペン・バッジリー主演1997年に、30歳の若さで不慮の死を遂げた天才ミュージシャン、ジェフ・バックリィはニルヴァーナのカート・コバーンと並び、“90年代の伝説”と称され、いまなお多くの人たちに影響を与えつづける存在だ。そんなジェフを捨て、亡くなるまで姿をあらわさなかった父でミュージシャンのティム・バック...
MOVIE|メキシコの新鋭女性監督、鮮烈デビュー作『マルタのことづけ』

MOVIE|メキシコの新鋭女性監督、鮮烈デビュー作『マルタのことづけ』

MOVIE|実体験をもとに運命的な出会いと別れを描いた珠玉の物語メキシコの新鋭女性監督、鮮烈デビュー作『マルタのことづけ』メキシコの新鋭女性監督による鮮烈デビュー作。実話をもとに人生の宝物ともいえる出会いと永遠の別れを描いたヒューマン・ドラマ『マルタのことづけ』。10月18日(土)より全国順次ロードショーされる。Text by KUROMIYA Yuzu孤独な女性が限られた時間を全力で生きる母マルタと出会う監督のクラウディア・サント=リュスが、自らの実体験をもとに“遺していく母”と“遺される子どもたち”を描いた本作。孤独なひとりの女性クラウディアに訪れた、余命わずかな母マルタとその子供たち4人との運命の出会い。偶然にも彼らとともに時間を過ごし、家族のなかに入っていくことで、愛を知らなかったクラウディアの人生が少しずつ変わりはじめていく。監督自身が投影された主役のクラウディアを演じるのは、ヒメナ・アヤラ。余命いくばくもない母マルタは、メキシコの人気女優、リサ・オーウェンが演じている。...
MOVIE|世界を挑発しつづける鬼才ラース・フォン・トリアー監督最新作『ニンフォマニアック』

MOVIE|世界を挑発しつづける鬼才ラース・フォン・トリアー監督最新作『ニンフォマニアック』

MOVIE|世界を挑発しつづける鬼才ラース・フォン・トリアー監督最新作女性のセクシュアリティを探求した全8章の長編『ニンフォマニアック』『アンチクライスト』『メランコリア』で世界中を騒然とさせてきた鬼才ラース・フォン・トリアー監督が、女性のセクシュアリティというテーマに取り組んだ2部作『ニンフォマニアック』。現在『Vol.1』が公開中。11月1日(土)より『Vol.2』がロードショーされる。Text by KUROMIYA Yuzu摩訶不思議で底知れない“性”を通して人間の“生”に迫る自らを「ニンフォマニアック=色情狂」と認める女性の半生を、ラース・フォン・トリアー監督が詩的かつ滑稽に綴っていく本作。物語は全8章・2部作で構成され、『Vol.1』ではヒロインの思春期から20代にかけての冒険を、『Vol.2』ではその後の堕落と苦悶の日々を映し出す。見どころのひとつは、これまでのトリアー作品とは一味異なり、ダイナミックなまでに娯楽性豊かに仕上がっていることだろう。ヒロインの波乱に満ちた...
MOVIE|レビューサイトで史上最高の評価を受けた映画『ショート・ターム』

MOVIE|レビューサイトで史上最高の評価を受けた映画『ショート・ターム』

MOVIE|保護施設を舞台に大切な人と生きる喜びを学ぶレビューサイトで史上最高の評価を受けた映画『ショート・ターム』「サウスバイサウスウェスト映画祭」でのワールドプレミアを皮切りに、世界中で映画賞を総なめにした『ショート・ターム』。日本では11月15日(土)から、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷、TOHOシネマズ梅田ほかで公開される。Text by OPENERS99パーセントの満足度──映画史に残る最高評価権威ある映画レビューサイトのひとつ「Rotten Tomatoes(ロッテントマト)」でも、史上最高の満足度99パーセントを記録。映画史に残る作品として評判を呼んだのが『ショート・ターム』だ。これまでに30もの映画賞を受賞しており、主演のブリー・ラーソンは本作でロカルノ国際映画祭の最優秀主演女優賞を受賞するなど、名実ともに最注目の女優リストに浮上した。大切な人と一緒にいることがこれほど幸せなことだったなんて心に色々な悩みを抱える10代。『ショート・ターム』は、そん...
MOVIE|ベルリン国際映画祭で銀熊賞に輝いたヒューマン・ドラマ『6才のボクが、大人になるまで。』

MOVIE|ベルリン国際映画祭で銀熊賞に輝いたヒューマン・ドラマ『6才のボクが、大人になるまで。』

MOVIE│リチャード・リンクレイター監督が12年間もの歳月をかけて撮影ベルリン国際映画祭で銀熊賞に輝いたヒューマン・ドラマ『6才のボクが、大人になるまで。』6歳だった主人公をはじめ、主要キャスト4人が12年間にわたりおなじ役を演じつづけるという斬新な手法で撮影されたリチャード・リンクレイター監督によるヒューマン・ドラマ『6才のボクが、大人になるまで。』。ベルリン国際映画祭で監督賞に当たる銀熊賞に輝いた作品が、11月14日(金)よりロードショーされる。Text by YANAKA Tomomi4人のキャストが家族を演じた12年間の軌跡『恋人までの距離(ディスタンス)』などで知られるリチャード・リンクレイター監督が、12年間もの歳月をかけて少年の成長、葛藤、そして家族の変遷を撮影した『6才のボクが、大人になるまで。』が日本でも公開される。主人公の少年メイソンとして白羽の矢が立ったのはミステリアスなグリーンの瞳が印象的なエラー・コルトレーン。あどけない少年からりりしい青年へと成長してい...
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