MOVIE|クリント・イーストウッドが俳優としてスクリーンに復帰!『人生の特等席』
MOVIE|試写会に10組20名様をご招待
クリント・イーストウッドが俳優としてスクリーンに復帰!
野球に生涯をささげた男の物語『人生の特等席』
映画人であるクリント・イーストウッドの、前作から4年ぶりとなる俳優としての復帰作『人生の特等席』が、11月23日(金)から、全国ロードショーされる。本作は、イーストウッドから映画作りを学んだ唯一の弟子、ロバート・ロレンツの記念すべき監督デビュー作となる。
Text by IWANAGA Morito(OPENERS)
父の窮地を救えるのは娘だけ
大リーグの伝説的なスカウトとして腕をふるってきたガス(クリント・イーストウッド)は、視力が弱り、年齢による衰えをごまかしきれない。それでも引退するつもりのないガスに、チームのフロントは疑問をもちはじめる。そんな苦しい立場に追い込まれているガスを助けられる人物は、唯一の家族である娘のミッキー(エイミー・アダムス)。彼女がスカウトに同行し、ガスの目の代わりを務めるしかなかった。
しかし、ふたりの関係は良好とはいえない。ガスは妻を亡くしたとき、シングル・ファーザーとして子育てをする心構えができておらず、ふたりは短いあいだしか、いっしょに生活することができなかった。幼いミッキーにとって、父は常に遠い存在だった。そして、いまでもその関係は変わっていない。
だが、不本意ながらも、そして、ガスの抵抗を受けながらも、ミッキーはスカウトのため、ガスに付き添うことになる。仕方なくいっしょに過ごすうちに、お互いを見つめなおし、いままでガスが語らなかった真実が明らかになっていく――。
師匠から弟子へ、映画の魂を引き継ぐ
監督のロバート・ロレンツは、イーストウッドから唯一“弟子入り”を認められた。「監督という仕事を学ぶのに彼以上の師匠はいないよ。クリントはいい意味でとても昔かたぎで、映画のことをほかの誰よりも理解している」と師匠について語るロレンツ。
イーストウッドは撮影中、見守るようにモニターを見つめていたという。ロレンツは「とにかく完璧に準備した。一瞬でも迷いは見せられなかった。撮影がはじまって、ある時点まで彼は私を観察していて、力を見極めようとしているのを感じたよ」と緊張感のある現場だったことを振り返る。
映画の魂をロレンツへと引き継ぐために、カメラの前に戻ったイーストウッド。前作から4年ぶり、自身の監督作以外では、じつに19年ぶりの俳優業への復帰となる。
「ガスは、これまで私が演じてきたいろいろなキャラクターの要素をもっている。『ミリオンダラー・ベイビー』のフランキー・ダンに通ずるところがあるし、『グラン・トリノ』のウォルト・コワルスキーには多くの点で似ている。私は、自分の年齢層のキャラクターを演じているかぎりはそこに変化を付けられるし、その性格づけはある程度、自然に伴ってくるものだ」とイーストウッドは、今回の役柄について語る。
今年で82歳の“映画に生涯を捧げる男 クリント・イーストウッド”が選んだ役は“野球に生涯を捧げる男 ガス”。愛弟子の初メガホンに、みずからの人生を投影した演技でこたえる。
『人生の特等席』試写会に10組20名様をご招待
日程|11月16日(金)
時間|18:00開場 18:30開映(予定)
会場|一ツ橋ホール
東京都千代田区一ツ橋2-6-2
応募締切|11月9日(金/午前10時まで)
応募は終了しました。
たくさんのご応募ありがとうございました。
※当選された方には当選通知メールをお送りします。
当選された方は、件名はそのまま、必要事項を明記のうえご返信ください。
なお、ご返信期限が過ぎた場合、無効となりますのでご注意ください。
『人生の特等席』
11月23日(金)全国ロードショー
監督|ロバート・ロレンツ
脚本|ランディ・ブラウン
製作|クリント・イーストウッド、ロバート・ロレンツ、ミシェル・ワイズラー
製作総指揮|ティム・ムーア
出演|クリント・イーストウッド、エイミー・アダムス、ジャスティン・ティンバーレイク
配給|ワーナー・ブラザース映画
©2012 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.