MOVIE|ブラット・ピット主演、製作『ワールド・ウォー Z』
MOVIE|人間を凶暴化させる未知のウィルスにブラット・ピットが立ち向かう!
パニック・エンターテインメント『ワールド・ウォー Z』(1)
人間を凶暴化させる未知のウィルスの謎に果敢に立ち向かう──ブラット・ピットが、そんな勇気ある元国連捜査官に扮したパニック・エンターテインメント『ワールド・ウォー Z』が、8月10(土)から公開される。
Text by YANAKA Tomomi
スペクタクルと人間ドラマの融合
俳優としてはもちろんのこと、有能なプロデューサーとしても知られるブラット・ピット。そんな彼が最新作として選んだのは、マックス・ブルックスのベストセラー小説だった。
本作でブラット・ピットとタッグを組むのは、マーク・フォースター監督。『ネバーランド』(2004年)などの重厚なドラマを手がけるいっぽう、『007/慰めの報酬』(2008年)では、アクション映画を演出する手腕も証明してみせた彼。今回もスリリングなスペクタクルと、見ごたえのある人間ドラマを絶妙に融合した演出となっている。
出演は、ウィルスの謎に迫る元国連調査官ジェリー役のブラット・ピットのほか、ジェリーの妻カリン・レインに実力派ミレイユ・イーノス、イスラエル軍人のセガン役には新鋭ダニエラ・ケルテスという布陣。
MOVIE|ブラット・ピットが人間を凶暴化する未知のウィルスに立ち向かう!
パニック・エンターテインメント『ワールド・ウォー Z』(2)
脅威に屈さず、懸命の調査をつづけるジェリー
人間を凶暴化する未知のウィルスが全世界で流行。それはやがて、大都市にも壊滅的な被害を与える。アメリカ・フィラデルフィアに住む元国連捜査官のジェリーも、ついにウィルスに侵され凶暴化してしまった集団に遭遇。妻とふたりの娘たちを守りながら、必至に安全な場所を探していた。
そんな彼にかつて務めていた国連からミッションが下る。それは「感染を断つためのワクチン開発への協力」というもの。家族と離れることを懸念しながらも、家族をかくまってもらうことを条件に、ジェリーは人類を救うために行動することを決意する。
大西洋沖から韓国、イスラエル、そしてイギリスへ。行くさきざきで感染者“Z”の群れの猛襲にあいながらも、ジェリーは諦めず、懸命の調査をつづける──。