LEXUS HS250h(前篇)|プリウスとはまったく別もの

LEXUS HS250h(前篇)|プリウスとはまったく別もの

LEXUS HS250h|レクサス HS250hプリウスとはまったく別ものレクサス初のハイブリッド専用モデル、HS250h。電気モーターを最大限利用しての燃費のよさにくわえ、コンパクトなボディと、前輪駆動方式によるスペース効率のよさも特徴。小さな高級車だ。文=小川フミオ写真=荒川正幸アクセルペダルの踏みはじめからスムーズ2009年7月14日に発売されたレクサスHS250hは、全長4700mmのレクサスとしてはコンパクトな車体に、エンジンと電気モーター、リダクションギアを組み合わせたトヨタハイブリッドシステム「THSⅡ」を搭載。エンジンは2.4リッター4気筒DOHC。吸気バルブを閉じるタイミングを遅らせ、圧縮比より膨張比を大きくして熱効率を向上させた(要するに燃費も向上させた)アトキンソンサイクルであることが特記事項。レクサスRX450hのV型6気筒についでのアトキンソンサイクルの採用となる。エンジン出力は150馬力、電気モーターは143kW、システム全体の最高出力は190馬力。「H...
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レクサス初のハイブリッド専用車、HSがデビュー

レクサス初のハイブリッド専用車、HSがデビュー

LEXUS HS250h|レクサス HS250hレクサス初のハイブリッド専用車、HSがデビューデトロイトで開催されている北米国際自動車ショーにおいて、レクサスから初のハイブリッド専用モデル「HS250h」が世界初公開された。文=ジラフテーマはHarmonious Sedan搭載されるパワートレインは、2.4リッター直列4気筒ガソリンエンジンにモーターを組み合わせた最新のハイブリッドシステム。エンジンそのものの最高出力は147ps/6000rpm、最大トルクは187Nm/4400rpm。エンジンとモーターを合わせた最大出力は187psを記録するという。また「排気熱再循環システム」を採用することなどによって、暖機運転を短くし、SULEV基準を満たす排ガス性能を達成。また室内トリムに植物由来のエコプラスチックを世界に先駆けて採用したことからもわかるように、このニューモデルは、HSというモデル名が意味する「Harmonious Sedan」をテーマに、「地球と人との調和、LEXUSブランド...
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LEXUS HS250h|レクサス HS250h

LEXUS HS250h|レクサス HS250h

LEXUS HS250h|レクサス HS250hワクワク感と環境との調和レクサスブランドとして初のハイブリッド専用モデル「レクサスHS250h」(395万円~)が2009年7月14日に発表・発売された。比較的小ぶりな車体に、2.4リッター4気筒エンジン+電気モーターを搭載する前輪駆動車だ。文=小川フミオ2.4リッター直4+電気モーター「HSとはハーモニアス・セダンの略。クルマのワクワク感とともに、これからは環境との調和が大事と考えた」とは発表会場でのトヨタの豊田章男社長の弁。現在レクサスの牽引力となっているのがハイブリッドである事実を踏まえて、HSにかける意気込みは盛んだ。HSの2.4リッター4気筒エンジンは、圧縮比よりも膨張比を大きくすることで熱効率を向上させたアトキンソンサイクルが採用された。これはRX450hにつぐ採用で、燃費のよさを目指してのこと。アトキンソンサイクルはその一方でややパワー感が不足するが、それを電気モーターが補う。それによって、低速から高速まで幅広い領域で燃...
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LEXUS HS250h(後編)|新しい時代を象徴する高級セダン

LEXUS HS250h(後編)|新しい時代を象徴する高級セダン

LEXUS HS250h|レクサス HS250h(後編)新しい時代を象徴する高級セダン日本のみならず、欧米でもハイブリッドカーが注目を集める昨今。レクサス初のハイブリッド専用モデルとしてHS250hが満を持してデビューした。さっそく同車に試乗、その真価をたしかめた。文=小川フミオ写真=荒川正幸ソフトでもなくハードでもない、独自の乗り味レクサスHS250hはトヨタ・プリウスと同様、通常走行モードにくわえ、エンジン回転を抑える「ECOモード」、加速力が必要なときの「パワーモード」、そして電気モーターの力だけで走行する「EVモード」が選べるようになっている。EVモードだけでも、一定の速度域で、バッテリー残量が一定の水準を超えて下がるまでは走行可能。これもプリウスに通じるが、静かで、かつトルキーで、独特の走行感覚であることもおもしろい。静かという点では、HS250hの車内静粛性は特筆もの。風切り音、エンジンルームからの透過音、さらに路面やタイヤハウスからのノイズ、すべてがごく低レベルで抑え...
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ゴルフにプラグインハイブリッドモデルを追加|Volkswagen

ゴルフにプラグインハイブリッドモデルを追加|Volkswagen

Volkswagen Golf GTE|フォルクスワーゲン ゴルフ GTE939kmの航続距離をもつ、ゴルフのプラグインハイブリッドフォルクスワーゲンは、ジュネーブ モータショーで「ゴルフ」のプラグインハイブリッドモデルを発表する。これによってフォルクスワーゲンは単一車種で、ガソリン、ディーゼル、天然ガス、EVおよびプラグインハイブリッドという5つのソリューションを持つ世界初の自動車メーカーとなる。Text by SAKURAI Kenichi多様化するゴルフのパワートレーンもっか自走車メーカーの目指す先には、エネルギーダイバシティ(燃料の多様化)への対応が重要なファクターとして掲げられている。これはグローバル化とも密接な関係をもっており、たとえば各地域のエネルギー事情によっては、ガソリン車が適切なソリューションとなる場合もあるが、いっぽうでEVやハイブリッドが歓迎される国や地域もある。もっとわかりやすくいえば、都市部のユーザーにはEVやハイブリッドが最適なクルマとして歓迎されても...
ポルシェがル・マンに帰ってきた、その訳とは|Porsche

ポルシェがル・マンに帰ってきた、その訳とは|Porsche

Porsche 919|ポルシェ 919Porsche 911 RSR|ポルシェ 911 RSRワールドプレミアは、919 ハイブリッドポルシェがル・マンに帰ってきた、その訳とはポルシェは、現在開催中のジュネーブ モーターショーで2つのレーシングカーを発表した。「919 ハイブリッド」、そして「911 RSR」は、ともに今年ル・マン24時間に参戦を予定するマシーンであり、今後のポルシェのモータースポーツ活動を牽引するあらたなシンボルとなるモデルだ。Text by TAKAGI NoboruレーシングはポルシェのDNAポルシェ ブースの主役は、今年ル・マン24時間に打って出る「919 ハイブリッド」と「911 RSR」という、2台のレーシングカーだった。プレゼンテーションでステージに上ったポルシェのマティアス・ミューラー社長は、次のように語ってモータースポーツの重要性を説いた。「レーシングはポルシェのDNAです。すべてのポルシェ車はレーシングカーの要素がそなわっており、すべてのポルシ...
スピンドルグリルにフェイスリフトしたCT、日本でも発売|Lexus

スピンドルグリルにフェイスリフトしたCT、日本でも発売|Lexus

LEXUS CT200h│レクサス CT200hスピンドルグリルにフェイスリフトしたCT、日本でも発売レクサスは、ハイブリッド専用コンパクト「CT200h」をマイナーチェンジし、16日より販売を開始。あらたにレクサスのデザインアイコン、スピンドルグリルがとりいれられた。Text by YANAKA Tomomiインテリアの組み合わせは約80通りにバリエーションを拡大昨年11月に開催された中国の広州国際モーターショーで発表され、東京モーターショーにも展示されていたCT200hのマイナーチェンジモデルが日本で発売を開始。もっとも目立つ特徴は、レクサスが導入を進めている大型のスピンドルグリルにフェイスリフトしたことだろう。ちから強いスピンドルグリルにあわせるべく、ワイド感を強調したフロントバンパーの採用にくわえ、リアバンパーをより低重心で踏ん張り感のある意匠にするなど、デザインが一新された。ボディ剛性の向上や吸・遮音材の改良などにより、静粛性や乗り心地が向上。スポット溶接打点の追加ととも...
ポルシェのPHEVセダン、パナメーラ S E-ハイブリッドの燃費を計る|Porsche

ポルシェのPHEVセダン、パナメーラ S E-ハイブリッドの燃費を計る|Porsche

Porsche Panamera S E-Hybrid|ポルシェ パナメーラS E-ハイブリッドポルシェのPHEVセダンパナメーラ S E-ハイブリッドの燃費を計るポルシェの4ドアセダン「パナメーラ」のプラグインハイブリッドモデル、「パナメーラS E-ハイブリッド」。日本で実際の使用状況に近いと想定される、都心から郊外の千葉県幕張のオフィス街までを往復し、気になる“燃費”を中心にテストした。大谷達也氏が報告する。Text by OTANI TatsuyaPhotographs by ARAKAWA Masayukiポルシェハイブリッドの実力ポルシェ・ジャパン本社がある目黒のビルを出発したとき、「パナメーラS E-ハイブリッド」は電気モーターだけの力で音もなく走り始めた。システム立ち上げ時はバッテリーの電力を優先的に用いるEパワー モードが自動的に選択されることと、借用する際に車載のバッテリーが100パーセント充電されていたことが、その主な理由である。この状態でもフルスロットルにすれ...
レクサスの新コンパクトSUV「NX」を試乗する|Lexus

レクサスの新コンパクトSUV「NX」を試乗する|Lexus

LEXUS NX200t│レクサス NX200tLEXUS NX300h│レクサス NX300hデザインとエンジンで攻めるプレミアムブランドレクサスの新コンパクトSUV「NX」を試乗するコンセプトモデル「LF-NX」譲りの躍動感に溢れるデザインをまとい、今年4月、レクサス初のコンパクトSUVとして北京でワールドデビューを飾った「NX」。「RX」よりもひとまわりサイズを落とし、新開発の2リッター ターボエンジンを組み合わせるなど、これまでとはちがうあたらしいレクサスを具現化した、いま注目の一台にモータージャーナリストの河村康彦氏が試乗した。 Text by KAWAMURA YasuhikoPhotographs by HANAMURA Hidenoriあらたなるマーケティングへのチャレンジ日本唯一のプレミアムブランド、レクサスが放った最新のモデル「NX」。例によってアルファベット2文字で表されるその車名は、「動きが速い」あるいは「鋭敏な」という意を示す英語“nimble”の頭文字“...
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BMW ACTIVE HYBRID 7|レクサス LS600hの好敵手

BMW ACTIVE HYBRID 7|レクサス LS600hの好敵手

BMW ACTIVE HYBRID 7|ビー・エム・ダブリュー アクティブハイブリッド 7レクサス LS600hの好敵手BMWは、7シリーズにハイブリッドモデル「アクティブハイブリッド7」を設定することを発表した。文=ジラフ4.4リッターV8ツインターボ+電気モーターBMW アクティブハイブリッド7搭載されるシステムはマイルドハイブリッドと呼ばれるもので、エンジンとトルクコンバーター間に内蔵されるモーターが、走行中にエンジンをアシストするというものだ。エンジンには4.4リッターV8ツインターボが採用され、ここに最高出力15kW(20hp)、最大トルク210Nm(21.4kgm)のモーターが組み込まれる。バッテリーは、リチウムイオン電池を採用。これにより、システム全体で最高出力465ps、最大トルク71.4kgmを発生、8速ATの組み合わせで、0-100km/h加速で4.9秒を記録するという。約15%の燃費向上また回生ブレーキやアイドリングストップ機能を採用することで、さらなる燃費走...
パナメーラ S E-ハイブリッドを日本導入|Porsche

パナメーラ S E-ハイブリッドを日本導入|Porsche

Porsche Panamera S E-Hybrid|ポルシェ パナメーラ S E-ハイブリッドラグジュアリークラスで世界初のプラグインハイブリッドカーパナメーラ S E-ハイブリッドを日本導入ポルシェの4ドアセダン「パナメーラ」のプラグインハイブリッドモデルとして、昨年4月の上海モーターショーでデビューを飾った「パナメーラ S E-ハイブリッド」。東京モーターショーにも展示され、日本での発売が期待されていたモデルが、ついに正式導入の発表をおこなった。 Text by OTANI Tatsuyaニッケル水素式からリチウムイオン式に変更4月2日、ポルシェ・ジャパンはニューモデル「パナメーラ S E-ハイブリッド」の導入説明会をおこなった。ポルシェは2011年に「パナメーラ S ハイブリッド」を発売したが、 あらたに導入されるパナメーラ S E-ハイブリッドはバッテリーとモーターを大型化し、外部充電装置を追加してプラグインハイブリッドとしたモデル。このため燃費は従来型の14.7km/...
レーシングカー譲りの次世代スーパーハイブリッドスポーツ|TOYOTA

レーシングカー譲りの次世代スーパーハイブリッドスポーツ|TOYOTA

TOYOTA Hybrid-R concept|ハイブリッド-R コンセプトレーシングカー譲りの次世代スーパーハイブリッドスポーツ9月にドイツで開催されるフランクフルトモーターショーで、トヨタが発表する次世代スーパーハイブリッドスポーツの「ハイブリッド-R コンセプト」に、あらたなティザーフォトが公開された。Text by AKIZUKI Shinichiro(OPENERS)ル・マンで鍛え上げられたハイブリッドシステム去る8月7日、トヨタは9月に開幕するフランクフルトモーターショーにおいて、「ハイブリッド-R コンセプト」を出展するとこを発表。同時にティザーとしてエンブレムの写真を公開していたが、今回あらたに2枚の画像を公開した。発表されたリリースによれば、このクルマはトヨタがモータースポーツで培ったハイブリッドレーシングテクノロジーを反映させた、ロードカーでありながらサーキット走行も可能なコンセプトカーになるという。今年のル・マン24時間レースに参戦し、2位のポディウムを獲得し...
1リッターで33.3km走るSクラス|Mercedes-Benz

1リッターで33.3km走るSクラス|Mercedes-Benz

Mercedes-Benz S 500 Plug-in Hybrid|メルセデス・ベンツ S 500 プラグインハイブリッドプラグイン ハイブリッドの採用で燃費もフラッグシップ1リッターで33.3km走る、SクラスSクラスに「S 400 ハイブリッド」、「S 300 ブルーテック ハイブリッド」につづく第3のハイブリッドモデルとして、メルセデス初となる外部電源から充電可能なプラグイン ハイブリッド モデルを追加設定。歴代トップの燃費を誇る「S 500 プラグインハイブリッド」を、フランクフルトモーターショーで公開する。Text by SAKURAI KenichiSクラスなのにリッター33.3kmという低燃費今年5月にドイツ本国で発表された新型Sクラスに、第3のハイブリッドモデルとして「S 500 プラグインハイブリッド」が追加設定された。これは、「S 400 ハイブリッド」、「S 300 ブルーテックハイブリッド」につづくもので、新型Sクラス発表時に「4リッター/100km以下(...
X5をベースにした プラグイン ハイブリッド コンセプトを発表|BMW

X5をベースにした プラグイン ハイブリッド コンセプトを発表|BMW

BMW Concept X5 eDrive|ビー・エム・ダブリュー コンセプト X5 eドライブX5をベースにした プラグイン ハイブリッド コンセプトを発表BMWのプラグイン ハイブリッドは、バッテリーだけのEVゼロエミッション走行で、約30km(19マイル)の航続距離と、120km/h(74mph)の最高速度を披露する。誰もが知る世界有数のエンジンメーカーとしての、第2世代ハイブリッド戦略をチェックしてみよう。Text by SAKURAI KenichiBMWのハイブリッドがプラグインに進化BMWは、今年9月に開催されるフランクフルト モーターショー 2013で、「X5」をベースにしたプラグイン ハイブリッドモデル、BMW「コンセプト X5 eドライブ」を発表する。これは、2012年に発表したBMW コンセプト アクティブツアラーにつづく2番目のプラグイン ハイブリッド車で、「i」シリーズの登場などでも分かるように、BMWが推し進めるゼロ~ローエミッションをテーマにしたサステ...
フルモデルチェンジした「Sクラス」が日本で正式発表|Mercedes-Benz

フルモデルチェンジした「Sクラス」が日本で正式発表|Mercedes-Benz

Mercedes-Benz S-Class|メルセデス・ベンツ SクラスLセグメントのあらたなるメートル原器新型Sクラス、日本上陸8年ぶりのフルモデルチェンジをおこなった「Sクラス」が、早くも日本上陸を果たした。時代の先端を行く安全性と環境適応性の、8年分となる進化はいったいどのようなものなのか。同時に発表されたAMGモデルの存在も、見逃せないポイントである。Text by SAKURAI KeiichiEvent Photographs by AKIZUKI Shinichiro(OPENERS)エントリーグレードが、いきなりハイブリッドモデル5月に本国で発表されたばかりのメルセデス・ベンツのフラッグシップモデル、「Sクラス」が早くも日本で発表された。日本でのお披露目は、過去に例のない東京湾に浮かぶ「にっぽん丸」の船上で実施。これだけでも、「Sクラス」の8年ぶりとなるフルモデルチェンジに、どれほど力を入れているのかが理解できるが、今回はAMGモデルも同時に発表し、存在感を強烈にア...
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