ART TOKYO Tips
「ART TOKYO Tips」に関する記事
面出薫が主宰する「Lighting Planners Associates」による光の巡回展|EXHIBITION
“2050年、 私たちはどのような光に遭遇しているのでしょうか” がテーマ「Nightscape 2050 - 未来の 街 - 光 - 人」開催2050年の光について、その在り方やクオリティを問う展覧会が月島のアートギャラリーTEMPORARY CONTEMPORARYで巡回される。「Nightscape 2050 - 未来の 街 - 光 - 人」と題されたこの展覧会は、照明デザイナー・面出薫氏を中心に6名の照明デザイナーによって設立された「ライティング プランナーズ アソシエーツ(Lighting Planners Associates 以下 LPA)」によるもの。昨年8月にベルリンで始まり、シンガポール、香港に続いて6月10日まで東京での巡回展が開催中だ。光が⼈々にもたらすであろう多種多様な事象を探究、 提案していく。Photograph by KANEKO ToshioText by WAKABAYASHI Satsukiこれからの光のクオリティや在り方を体感できるエキシビシ...
森山大道と荒木経惟の作品をまとうグランドセイコーのアートピースを展示|SEIKO
SEIKO|セイコー写真家との出会いが生んだスペシャルピースグランドセイコーと二人の鬼才2016年の「バーゼルワールド」で発表された、写真家・森山大道氏と荒木経惟氏とグランドセイコーがコラボレーションしたアートプロジェクト「Grand Seiko Avant-garde」。そのアートピースが2016年5月28日より開催される両氏の個展で展示される。Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)アートプロジェクト 「Grand Seiko Avant-garde」「Grand Seiko Avant-garde(グランドセイコー アヴァンギャルド)」は、グランドセイコーが森山大道氏と荒木経惟氏の両氏に呼びかけて実現したアートプロジェクト。その作品は2016年3月にスイスで開催された「BASELWORLD(バーゼルワールド) 2016」で初めて公開された。このアートプロジェクトは、セイコーの1960年に生まれたフラッグシップブランド「グランドセイコー」がラインナップする「...
フォンダシオン ルイ・ヴィトン 『Observatory of Light (光の観測所)』|LOUIS VUITTON
LOUIS VUITTON|ルイ・ヴィトンダニエル・ビュランによる インスタレーションフォンダシオン ルイ・ヴィトン『Observatory of Light』を披露5月11日(水)よりフランスのフォンダシオン ルイ・ヴィトンにて、ダニエル・ビュランによる期間限定のアート作品『Observatory of Light (光の観測所)』を展示中。フランク・ゲーリーが設計した3,600 枚ものガラスで構成された12枚の「帆」の内側、外側両面から、色彩や投 影、反射、透明性、コントラストなど一連の動きを通して、新しい光の中でこの建築物が見ることができる。Text by OPENERS12枚の「帆」が奏でる色彩のフォルムフランスのフォンダシオン ルイ・ヴィトンでは、現代アートのクリエーションに貢献し、その建築物と今までにない新しいかたちとの出逢いをもたらすため、ダニエル・ビュランによる期間限定のアート作品『Observatory of Light (光の観測所)』を展示中だ。フランク・ゲー...
「ディオールをまとった女性たち」展覧会に合わせ書籍を出版|DIOR
DIOR|ディオール「ディオールをまとった女性たち」展覧会にあわせ書籍を出版DIOR(ディオール)は、5月5日よりグランヴィルにあるクリスチャン ディオール美術館で展覧会「Women in Dior – Portraits of Elegance(ディオールをまとった女性たち―ポートレートに見る至高のエレガンス)」を開催。同時に書籍『Women in Dior – Portraits of Elegance(ディオールをまとった女性たち―エレガンスの肖像)』を出版する。展覧会と書籍では、メゾンディオールのすばらしい作品に身を包んだ華々しい女性たちが数多く登場する。Text by OPENERS洋服は本人の個性を雄弁に物語り、その人となりを読み解く暗黙の手がかりディオールは、ノルマンディー地方グランヴィルにあるクリスチャン ディオール美術館にて展覧会「Women in Dior – Portraits of Elegance(ディオールをまとった女性たち―ポートレートに見る至高のエレ...
八雲茶寮サロン企画展「拈華(ねんげ)」が開催|ART
独自の美意識で応えた作品の数々プラントアーティストの技を味わうSIMPLICITY代表、緒方慎一郎氏が食、空間、器のすべてを手掛ける和食料理店「八雲茶寮(やくもさりょう)」にて定期的に開催しているサロン企画展で、プラントアーティストの川本諭氏による展示「拈華(ねんげ)」が2016年4月11日(月)から開催される。Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)まっすぐな心で自然と向き合う企画展「拈華(ねんげ)」とは花をひねるという意で、華は「草木花」の総称を指す。草木花を介して心から心へと伝えるものを感じて欲しいという緒方氏の想いから、以心伝心で法を体得する妙を示す禅語「拈華微笑(ねんげびしょう)」よりこの企画展名がついた。八雲茶寮という「場」に草木花をどのようにしつらえるか、という緒方氏の問いかけに対して、川本氏が伝統的な型にはまることなく独自の美意識で応えた。この拈華ではそのようにしてつくられた作品の数々を鑑賞できるという。草木花を「たてる」「いれる」「いける」を表...
フォトエキシビション「どこへ行っても猫と犬」が開催|ART
安彦幸枝による作品展第二弾「どこへ行っても猫と犬」が開催安彦幸枝氏によるフォトエキシビション「どこへ行っても猫と犬」が、東京・神田のテラススクエアにて開催される。オープン初日の3月18日(金)には、安彦氏に、森岡督行氏、加藤孝司氏を交えたトークイベントも開催されるという。Text by OPENERS書籍・雑誌、広告の分野で活躍する写真家の安彦幸枝氏の作品を紹介するフォトエキシビション第二弾、「どこへ行っても猫と犬」が東京・神田錦町のテラススクエアビルで2016年3月18日(金)より開催される。四季折々の草花が生い茂る、緑豊かな実家の庭に訪れる白猫の日常をとらえた代表作「庭猫」を中心に、同時期に旅先などで撮影された作品が展示・販売されるという。イベント初日には、作家で森岡書店店主の森岡督行氏、フリーランスエディターの加藤孝司氏を迎え、トークイベントとレセプションパーティーを開催。サイン会も実施される。会期は5月20日(金)までで、入場は無料だ。暖かくなり、足取りが軽くなる季節、少し...
ルネサンスの巨匠、「ボッティチェリ展」がスタート!|ART
ボッティチェリの作品20点以上が一堂に!「ヴィーナスの誕生」で知られる、ボッティチェリの回顧展が開幕イタリア・ルネサンス期を代表する巨匠、サンドロ・ボッティチェリに焦点をあてた「ボッティチェリ展」が、2016年1月16日(土)からスタート。日本では初となる本格的な大回顧展には、初来日となる「書物の聖母」など、ボッティチェリの作品20点以上が集結する。Text by Aya MIZUHARAイタリア・ルネサンス期を代表する大画家の画業を一望東京・上野の東京都美術館で、2016年1月16日(土)から「ボッティチェリ展」がスタートする。同展は、「春」と「ヴィーナスの誕生」などの代表作で知られる、イタリア・ルネサンス期を代表する巨匠、サンドロ・ボッティチェリ(1444~1510)にフィーチャーした展覧会。日本では初の本格的な大回顧展となる。板に描かれた作品が多く、非常に繊細なため、ボッティチェリの作品はこれまでまとまった数の来日が叶わなかったが、日伊国交樹立150周年を記念して開催される同...
エトロが広げるアートの輪。新たなプロジェクトが始動|ETRO
ETRO|エトロキーン・エトロが考案した現代のボヘミアンエトロの新たな試み「ザ・サークル・オブ・ポエッツ」が始動エトロの新たなアートプロジェクト、「ザ・サークル・オブ・ポエッツ(The Circle of Poets)」がオンライン上で始動。19世紀のボヘミアンアーティスト集団を現代的にアップデートしていくというこの試みには、映像、音楽、建築、タトゥーといったさまざまな分野で活躍する若手アーティストが参加している。Text by UENO Koheiエトロのブランドフィロソフィーを体現するアート・プロジェクトエトロの新たなアートプロジェクト、「ザ・サークル・オブ・ポエッツ(The Circle of Poets)」がオンライン上で始動した。メンズコレクションのクリエイティブディレクターでもあるキーン・エトロが考案したもので、「ポエット(Poet)」とは才能豊かなアーティストのことを指すという。19世紀のボヘミアンアーティスト集団を現代的にアップデートしていくこの試みには、映像ディレ...
植物画を愛でる「イングリッシュ・ガーデン」展が開催|ART
植物画を愛でる「イングリッシュ・ガーデン」展がスタート!世界遺産「キュー王立植物園」の名品が集結2016年1月16日(土)から、「世界遺産キュー王立植物園所蔵 イングリッシュ・ガーデン 英国に集う花々」がスタート! 2003年にユネスコ世界遺産にも登録された「キュー王立植物園」のコレクションのなかから選りすぐりのボタニカル・アートや17世紀黎明期から現代までの絵画やデザイン画、工芸品を約150点を紹介する。Text by Aya MIZUHARA英国式庭園の歴史に沿ってボタニカル・アートの変遷を辿る2016年1月16日(土)から、ボタニカル・アート(植物画)をフィーチャーした展覧会「世界遺産キュー王立植物園所蔵 イングリッシュ・ガーデン 英国に集う花々」がスタートする。18世紀半ばに英国王の私的な庭園として始まった「キュー王立植物園」では、現在までに約22万点のボタニカル・アートを収集。壮大な庭園はロンドンの人々の憩いの場としても親しまれており、2003年にはユネスコ世界遺産(文化...
ロエベ マイアミ店で、アートエキシビションを開催|LOEWE
LOEWE|ロエベロエベのディレクターみずからが厳選ロエベ マイアミ店で、アートエキシビションを開催会期は2016年1月17日(日)までで、米国マイアミのデザイン地区にあるロエベ ブティックでアートエキシビション『CHANCE ENCOUNTERS』が開催中。世代を超えた4名のイギリス人アーティストにフォーカスし、約40点もの作品を展示、さらにルーシー・リーの陶芸作品も並ぶ。Text by UENO Kohei過去と現在の出合い、その破壊的な美しさ12月2日(水)から2016年1月17日(日)にかけて、マイアミ・デザイン地区にあるロエベ ブティックで初のアートエキシビション『CHANCE ENCOUNTERS』が開催中だ。ロエベ財団のクリエイティブ・ディレクターであるジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)氏がキュレーターを務めているとあって、各方面で大きな話題となっている。「いま現在のアブストラクトなポートレートを表現するイメージの集合」として考案されたこの...
世界が注目するアーティスト、JRの個展『24fps - JRの映像』|WATARI-UM, The Watari Museum of Contemporary Art
WATARI-UM, The Watari Museum of Contemporary Art|ワタリウム美術館世界が注目するストリート出身のアーティストJRの最新作品を展示する『24fps - JRの映像』フランス出身のアーティスト、JRによる最新映像作品3本を中心に作品を展示する展覧会『24fps - JRの映像』展が東京・神宮前の「ワタリウム美術館」で開催中。11月29日(日)まで開かれている。Text by YANAKA Tomomi写真から映像へと切り拓いたJRの新境地JRは1983年生まれで、ストリート出身のアーティスト。屋外の建物や通りに巨大な写真を貼るというグラフティで注目を集め、特に貧困や弾圧、差別のもとで暮らすひとを撮影し、それを現地のひとたちと壁に貼る活動で知られる。そんなJRが近年ちからを入れているのが映像作品。本展では去年から今年にかけて発表された映像作品を中心に作品が展示される。なかでも「エリス」は、ニューヨークの自由の女神の隣にあり、かつて移民たちの...
いかにして“オノ・ヨーコ”は誕生したのか?|MUSEUM OF CONTEMPORARY ART TOKYO
MUSEUM OF CONTEMPORARY ART TOKYO|東京都現代美術館いかにして“オノ・ヨーコ”は誕生したのか?活動の原点を出身地・東京から紐解く『オノ・ヨーコ|私の窓から』アーティストとして、ジョン・レノンの妻としてさまざまなことを世界に発信してきたオノ・ヨーコの活動を、出身地である東京という都市の文脈から再考する展覧会『オノ・ヨーコ|私の窓から』。11月8日(日)から2016年2月14日(日)まで、東京都現代美術館で開かれる。Text by YANAKA Tomomi社会のシリアスな課題をユーモアにあふれたアプローチで発信1933年に東京で生まれ、幼いころから東京、ニューヨーク、サンフランシスコなどで過ごしてきたオノ・ヨーコ。大学で学んだ詩や音楽、そしてアートの世界でも大きな足跡を残してきた。そんな彼女の原点ともいえるのが、戦前、戦中とすごした東京の地。1930年代、オノは自由学園で音楽教育を受け、時計の音など、日常のなかで触れる音をもとに作曲するなど、アートと身近...