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2024年12月2日
“世界が白に目覚めた1本”を生んだワイナリーが40周年を迎える
CLOUDY BAY|クラウディー ベイ ソーヴィニヨン ブラン 2024
ニュージーランドのワイン業界において、名声と実力を誇る「クラウディー ベイ」は、2025年に創立40周年を迎える。これを記念して、同ワイナリーは“記憶に残る”夢のような新ヴィンテージ「クラウディー ベイ ソーヴィニヨン ブラン 2024」を発表した。創立のアニバーサリーイヤーにふさわしい1本だ。
Text by WASEDA Kosaku
世界にニュージーランドワインの魅力を知らしめたクラウディー ベイ
クラウディー ベイは、1985年にニュージーランドのワイン産業に革新をもたらしたワイナリーだ。創業者のデーヴィッド・ホーネンは、ニュージーランドのマールボロ地区のワイン作りに適した気候と土壌の可能性に着目し、クラウディー ベイを設立した。土地に最適なブドウ品種、特にソーヴィニヨン ブランを使ったワイン作りに力を入れ、その結果として世界的に有名なブランドに成長した。
クラウディー ベイのソーヴィニヨン ブランは、特にそのピュアな果実味と素晴らしい凝縮感で知られ、ワイン愛好家に広く支持されている。特に「世界が白に目覚めた1本」とも称され、ニュージーランドワインの地位を確立するアイコン的存在となった。また、クラウディー ベイは、ブドウ品種の特性を最大限に活かしたワイン造りにこだわり、その年ごとに最良のブドウを厳選して、常に最高の品質を追求している。
2024年のヴィンテージは、記録的な乾燥と高温が特徴的なだった。特にシャルドネやピノ・ノワールにとっては素晴らしい年だったが、ソーヴィニヨン・ブランにとっては一筋縄ではいかない年だったという。乾燥した気候は、このブドウ品種にとってデリケートな影響を与えるため、ワイナリーのワインメーカーたちは細心の注意を払い、手間をかけてブドウを育てる必要があった。結果として、収穫量は例年よりも少なめではあったが、ブドウは理想的なコンディションで成熟し、その風味が最大限に引き出された。
クラウディー ベイでは、ワインの醸造過程において非常に厳格な手法を取り入れている。収穫後、フリーラン果汁は低温で静置され、澱引きの後、厳選された酵母が加えられる。発酵は主にステンレスタンクで行われるが、一部の果汁(全体の1.5%)はオーク樽で発酵させることで、ワインに複雑な質感を与えている。酵母はクラウディー ベイが選定したものを使用し、また一部は天然酵母を使うことで、ワインにさらなる深みと風味を加えている。
加えてワインメーカーたちは、81種類の異なるワインを試飲し、その中から55種類を厳選してブレンド。最終的に、創立40周年を祝うにふさわしい「クラウディー ベイ ソーヴィニヨン ブラン 2024」が完成した。このワインのラベルには、「40TH VINTAGE」というゴールドの文字が刻まれ、特別感を引き立てている。
本作は、まさに“夢のようなヴィンテージ”と称されるにふさわしい味わいが特徴。香りは控えめで以前のヴィンテージよりもトロピカルフルーツのニュアンスが抑えられており、代わりに柑橘類やライムの葉、アプリコット、オレンジの花の香りが豊かに広がる。口に含むと、繊細ながらもみずみずしいパッションフルーツの風味が広がり、白桃やピンクグレープフルーツ、ピンクペッパー、ハイビスカスなどの複雑な風味が溶け合って、口いっぱいに広がる。
また、酸味と塩味がバランスよく調和し、長く続く余韻が印象的。特に、天ぷらや白身魚の塩味を活かした料理との相性が良く、食事とのペアリングでもその魅力を最大限に楽しめそうだ。
「クラウディー ベイ ソーヴィニヨン ブラン 2024」はワインメーカーたちの細心の手入れと情熱が凝縮され、クラウディー ベイの代表作として、そしてニュージーランドのワイン産業を牽引し続けてきたソーヴィニヨン ブランにとっても品種を代表するワインに仕上がっている。
クラウディー ベイ ソーヴィニヨン ブラン 2024
容量|750mL
品種|ソーヴィニヨン ブラン
アルコール度数|13.5%
価格|5,060円
容量|750mL
品種|ソーヴィニヨン ブラン
アルコール度数|13.5%
価格|5,060円
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Tel.03-5217-9777
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