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2024年8月2日
マイバッハ初のフル電動SUVが誕生|Mercedes Maybach
Mercedes Maybach EQS 680 SUV|メルセデス・マイバッハ EQS 680 SUV
極上の乗り心地を提供するマイバッハ初のフル電動SUV
メルセデス・ベンツ日本は、メルセデス・マイバッハブランド初のSUV電気自動車(BEV)「メルセデス・マイバッハEQS 680 SUV」の販売を開始した。
Text by YANAKA Tomomi
サスティナブルな素材や技法で高級感のある室内を創出
洗練されたラグジュアリーを体現するメルセデス・マイバッハ初のSUV電気自動車が誕生した。
「メルセデス・マイバッハEQS 680 SUV」のベースとなるのはメルセデス・ベンツの「EQS SUV」で、マイバッハならではのデザインや装備を与えることで一目でマイバッハとわかる高級感が与えられた。
エクステリアは、フロントバンパーのエアインテークフロントサイドスカートなどにマイバッハパターンをあしらい、ランニングボードにはマイバッハのエンブレムを配置して特別感を演出。さらに、サイドのDピラーにもエンブレムがあしらわれた。
リアは、LEDリアコンビネーションランプの内部が曲線的な螺旋構造となっており、立体的に映るような工夫も。フロントと同じく、リアにも連続したライトバンド(光の帯)が設けられ、印象的な光を放つ。
足元には、専用デザインの22インチホイールを装着。ハイグロスブラックのホイールハウスや、格納式シームレスドアハンドルなどでエモーショナルな存在感をアピールする。
インテリアは、上質かつサスティナブルな素材を融合させ、高級感のある空間を創出。インテリアトリムは3種類の内装色と3種類のウッドパネルから選択することも可能だ。
3枚の高精細ディスプレイ全体を1枚のガラスで覆うMUBXハイパースクリーンでは、マイバッハの文字と専用の配色によるグラフィックが有機ELメディアディスプレイに浮かび上がり、このディスプレイは複数のスタイルからカスタマイズもできるという。
特に騒音や振動などを抑えることに注力したという後席にもそれぞれに11.6インチモニターを備えたMUBXリアエンターテインメントシステムを標準装備。後席からも、ナビゲーションの目的地の設定や、サラウンドシステムの個別調整など、さまざまなコンテンツにアクセスできる。
軽い力で確実にドアを閉めることができるドアクロージングサポーターやディスプレイ操作でドアの開閉が可能な電動コンフォートドアなども設けられた。
また、オプションのファーストクラスパッケージを選択すると後席はさらに快適な空間に。独立した左右後席の間には専用シャンパングラス収納部と脱着可能な大型クーリングボックスを装備するほか、センターアームレストヒーターなども用意される。
環境にも配慮されており、コーヒー豆の殻をなめし材の原料として用いたり、床面のカーペットは漁網などのリサイクル繊維により得られた再生可能かつ高品質なナイロン糸を使用。リユーススチールやリサイクルアルミニウムなども活用された。
室内環境では、不快なにおいを低減するHEPAフィルターを標準装備。さらに、エアバランスパッケージも標準装備されており、木犀のフレッシュで心地よい香りが感じられるようにおいまでもが演出されるのだ。
パワーユニットは、前後アクスルに電動パワートレイン(eATS)を1基ずつ搭載。電気モーターにはローターに通電する必要がない、強力な永久磁石同期モーター(PSM)を採用し、最高出力484kW(658ps)、最大トルク955Nmを発生する。
118kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載しており、WLTCモードにおける一充電走行距離は640㎞におよぶ。
バッテリーからは車外へ電力を供給できる双方向充電も可能で、家庭の太陽光発電システムで発電した電気の貯蔵装置となったり、停電時などに電気を家庭に送る予備電源としても利用可能だ。
ボディカラーは標準の6色以外にもオプションとして5種類のツートーンペイントも用意。ステアリングは左右から選べ、価格は2,790万円となる。
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