新生ジャガーの姿勢を示す大胆なビジュアルのBEVコンセプト「Type 00」を世界初公開
CAR / NEWS
2024年12月4日

新生ジャガーの姿勢を示す大胆なビジュアルのBEVコンセプト「Type 00」を世界初公開

Jaguar Type 00|ジャガー タイプ ゼロゼロ

ジャガーは、アメリカ・マイアミで開催されているマイアミ・アートウィークで、変革するジャガーの姿を見せるべくBEVコンセプトモデル「Type 00」をワールドプレミアした。

Text by YANAKA Tomomi

2025年後半に発表予定のBEV4ドアGTに反映

2025年11月、ブランドの完全な再構築を発表したジャガーが、アメリカ・マイアミで開催されているマイアミ・アートウィークにおいて、生まれ変わった姿を見せるべくBEVコンセプトモデル「Type 00」をワールドプレミアした。
11月19日、ジャガーは創業者ウィリアム・ライオンズ卿の信念「Copy Nothing(模倣しない)」に立ち返り、新たな時代の幕開けを宣言。「Exuberant Modernism(活気あふれるモダニズム)」を新生ジャガーのクリエイティブフィロソフィーとして採用し、大胆なデザイン、意外性、独創的な考え方を取り入れることを表明していた。
その決意を体現するかのように、マイアミ・アートウィークでデビューした「Type 00」は、これまでのジャガーとは大きく異なるビジュアルのBEVコンセプトモデルとなった。
ジャガーでは、「Copy Nothing」と「Exuberant Modernism」という2つのキーワードのもと、「Type 00」にほかに類を見ないユニークな個性を与えることに成功したと謳う。その名称にも強い覚悟が込められており、「00」のひとつ目のゼロはEVによる「排気ガスゼロ」、そしてふたつ目のゼロは新生ジャガーにとってのゼロ号車であることを示している。
未来のジャガーの姿を示す「Type 00」のエクステリアから見てみよう。長いボンネットや流れるようなルーフラインなど、大胆なフォルムのボディにくわえ、切り落とされたようなフロントフェイス、ガラスのないリアルテールゲートといった印象的なデザインエレメントが与えられているのも特徴だ。
また、ジャガーのロゴやアイコン「リーパー」も一新。ロゴは丸みを帯び、「リーパー」は左向きから右向きに変わるなど、ジャガーがBEVメーカーとして大きく変わっていくことを表したものとなった。
ボディカラーは2色用意。マイアミのアイコニックなアール・デコの雰囲気を反映した「マイアミピンク」と、英国の伝統を表現した「ロンドンブルー」がお披露目された。
このデザインコンセプトが生かされるのは2025年後半に発表予定のBEV4ドアGTになるといい、専用のシャシー「JEA(Jaguar Electric Architecture)」を採用。WLTPモードで770㎞の最大航続距離と15分間で321㎞分急速充電できることをターゲットに開発しているという。
新たな出発も迎えたジャガーの今後のデザインとともに、新型4ドアGTについても続報を待ちたい。
問い合わせ先

ジャガーコール
Tel.0120-050-689(9:00-18:00、土日祝日を除く)
https://www.jaguar.co.jp/

                      
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