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2024年11月7日
予言。日本酒はさらに世界で評価され、その需要は瀑上がりする――。SAKE HUNDRED「百光」が書き換えるプレミアム酒の世界地図
SponsoredSAKE HUNDRED|サケハンドレッド
「百光」(びゃっこう)。その名を聞くだけで好事家の心は踊る。SAKE HUNDREDが世に送り出したこの逸品は、高級日本酒の枠を超え、世界のプレミアム飲料市場に新たな風を送り込もうとしている。そのために、「百光」はさらなる進化を遂げた。なぜ「百光」は人々を魅了するのか? 酒質設計の改変に、今、なぜ踏み切ったのか? その秘密に迫る。
Text by TSUCHIDA Takashi
人々の心を鷲掴みにする「百光」という名の魔法
今の日本酒市場における「百光」の状況は、時計史で例えるならば、1960年代のロレックスだ。ロレックスがコスモグラフ・デイトナを世に送り出したのが1963年。すでに多くの人気クロノグラフがあるなかで、後にデイトナがこれほどまでに価値を持つとは、当時、いったいどれほどの人々が気づいていただろうか。そのワードを、ぜひ「百光」に置き換えてみてほしい。
2018年にSAKE HUNDREDの主軸銘柄として誕生した「百光」。そのもともとのコンセプトは、純米大吟醸酒としての磨かれた完成度だった。ブランドオーナーの生駒龍史氏は「万人が美味しいと思う、純米大吟醸酒の頂点を目指す」というテーマを掲げ、日本酒特有の旨味を中心に、甘味、酸味、苦味のバランスを絶妙に調整した。それは日本酒醸造における多様性を余すことなく表現しつつ、体験としては“シンプルに旨い!”という、相反する価値体験を同時に満たす、日本酒史上最もアクロバティックな命題への挑戦だった。
その「百光」を、山形県酒田市の老舗酒蔵、楯の川酒造に醸造委託した理由は明確だ。生駒氏は「高級酒市場を作ろうという意思のある蔵でないと、反りが合わなかった」と振り返る。楯の川酒造は、すでに「光明」という1本10万円の日本酒を生み出しており、高級酒市場を開拓するという志を明らかにしていた。さらに楯の川酒造が純米大吟醸のみを手掛けている専門性の高さ、さらなる成長を目指す蔵元の目線が、SAKE HUNDREDのビジョンと共鳴したのだ。
世界が注目する日本酒コンクール「Kura Master(仏)」「International Wine Challenge(英)」などで、「百光」が毎年入賞し続けていることは周知の事実。抽選販売で製造分がすべて売り切れてしまう人気ぶりだ(※)。その「百光」が今、大きな転換点を迎えている。SAKE HUNDREDは、さらなる高みを目指し、酒質改定を決断したのだ。その背景には、世界市場を見据えた生駒氏の戦略的判断もある。
※2024年は冬、春、夏、(秋は会員のみ)の3回抽選販売を行い、合計1万本(2024年度製造分:2023冬〜2024年夏までの製造分)に対し7万人が応募、7月で完売した。
※2024年は冬、春、夏、(秋は会員のみ)の3回抽選販売を行い、合計1万本(2024年度製造分:2023冬〜2024年夏までの製造分)に対し7万人が応募、7月で完売した。
変更の骨子は以下3点だ。
1. 原料米の変更:有機栽培米「出羽燦々」から特別栽培米「雪女神」へ
2. 味わいの調整:よりスレンダーな味わいを目指し、甘味を抑える
3. 製造量の増加:より多くの人々に「百光」を届ける
1. 原料米の変更:有機栽培米「出羽燦々」から特別栽培米「雪女神」へ
2. 味わいの調整:よりスレンダーな味わいを目指し、甘味を抑える
3. 製造量の増加:より多くの人々に「百光」を届ける
「雪女神」とは、山形県で直近に開発された酒造好適米である。大吟醸酒向けに開発された酒米であることから、精密な発酵管理を必要とする「百光」には非常に適した原料米だ。
スレンダーな味わいを意図した理由について、生駒氏は「万人が美味しいと思える日本酒のイメージが、いま少しだけ変わった」と語る。後半の甘みが膨らむ曲線をあと少し抑えることで、一段と洗練された味わいがもたらされるのだ。それはシャンパーニュのブラン・ド・ブランのような儚さを愛でる美意識である。同時に、白ワイン市場に日本酒が食い込んでいく際にも、ワイン愛好家への訴求力になると考えられた。
また今回の改定で、原料米の仕入れ見込み量がさらに増加。これまで以上に「百光」は多くの人々の手に届くようになる。生駒氏は「高級酒市場そのものを醸成させることによって日本酒産業の市場規模そのものを大きくしていく」という壮大なビジョンを掲げている。もちろん、単なるSAKE HUNDREDの事業拡大策ではない。「百光」の世界市場での成功が、日本酒業界全体の発展に必ずやつながると確信しているのだ。
SAKE HUNDREDというブランド戦略の革新性
SAKE HUNDREDは、従来の日本酒メーカーとは一線を画している。彼らは、製品そのものにこだわるだけでなく、顧客とのコミュニケーションを重視する。
特筆すべきは、“体験に責任を持つ”という姿勢だ。単に製品を提供するだけでなく、最高の飲み方、楽しみ方を顧客にもたらそうと努力しているのだ。これにより「百光」は単なるアルコール飲料から、特別な瞬間を演出する媒体へと昇華する。
それは冒頭に示したロレックスのデイトナとも似ている。その存在に憧れ、焦がれるようにして入手した時計を腕にした喜び。その感動はひと言では収まらない重層的な感動である。そうした体験をプロデュースするためのトータルサービスをSAKE HUNDREDは日本酒業界で唯一、実践しているのだ。製品を売って終わり、ではなく、そこからのコミュニケーションに意味がある。
その価値創造活動に特化するために、彼らは意図して自社蔵を持たない。酒造りは信頼する既存蔵と協業する一方で、彼らは彼らにしかできない活動に注力する。その先に切り開かれた世界は、おそらく実際にサービスを受けることで実感できるだろう。
「おいしい日本酒」の詳細な定義
「百光」は、“旨い!”の定義を書き換えた。さらに新生「百光」の味わいは、これまで以上に洗練されたものになる。適度な距離感を持つ上品な香りから始まり、清冽な湧き水のような爽やかさが口中に広がる。そして、控えめになった甘みと旨味が溶け出し、最後に柑橘系の酸味が全体を引き締める。
この絶妙なバランスこそ、新生「百光」の真骨頂だ。
しかし、“旨い!”は味わいだけでは完結しない。生駒氏は「人間の感性はもっと繊細で、すべての知覚が、ひと口を彩る」と、語る。つまり飲む場所、一緒に飲む人、飲む目的、さらにはブランドイメージなど、あらゆる情報が脳に“旨い!”という信号を送るのだ。
「百光」は、その境地に近づくべく、飲む人の人生に寄り添う存在となることを目指す。単なる嗜好品としての日本酒の存在を超え、特別な瞬間を色鮮やかに演出するムードメーカーとしての役割を果たすのだ。だから「百光」は“旨い!”。製品の存在目的からして、感動を呼び起こすことに特化しているのである。
生駒氏は「10年後も『百光』が支持され続ける理由は、最も付加価値を追求し続けているから」と断言する。そのSAKE HUNDREDの挑戦は、日本酒業界全体の発展を牽引し、ひいては日本文化の世界への浸透にも影響を与えるだろう。
「百光」の酒質改定は、その壮大なビジョンに対する、さらなる一歩だ。SAKE HUNDREDは、新たな「百光」を通じて、世界市場への進出を加速させる思惑だ。現在すでに世界8エリアで展開中だが、この先10年後には「百光」が世界各所で大ブレイクするだろう。その時、「百光」は、世界の美食家に羨望される高級日本酒のパイオニアとなっている。
したがってプロパー価格で購入できるうちに、いまこの銘柄を手に取ることを強く勧めたい。
■原料米を変え、進化した「百光」の抽選応募が11月6日から受付開始
SAKE HUNDREDは、主軸銘柄「百光」の酒質を一新し、2024年11月6日(水)から抽選販売の応募受付を開始。今回の変更は、2018年の発売以来初となる原料米からの見直しとなる。
新しい「百光」は、山形県が大吟醸酒向けに開発した酒造好適米「雪女神」を採用。心白が安定し高精米に適した特性を持つ「雪女神」により、より精密な発酵管理が可能となった。これにより、一切の雑味のないクリアな味わい、ユリの花を思わせるエレガントな香り、美しく伸びていく余韻という、従来の「百光」の特徴を継承しながら、さらに研ぎ澄まされた透明感を実現。甘味のボリュームを絶妙に抑制することで、世界を舞台により多くの人々に受け入れられる味わいとなっている。
今回のファーストロットは2024年秋に収穫された新米を用いて10月から醸造を開始しており、2024年内に出荷される予定だ。価格は3万8500円(税込・送料別)。
商品名|百光 BYAKKO
製造者|楯の川酒造(⼭形県)
内容量|720ml
価格|3万8500円(税込・送料別)
商品詳細|https://jp.sake100.com/products/byakko
⼀般抽選販売応募期間|2024年11⽉6⽇〜12⽉16⽇
製造者|楯の川酒造(⼭形県)
内容量|720ml
価格|3万8500円(税込・送料別)
商品詳細|https://jp.sake100.com/products/byakko
⼀般抽選販売応募期間|2024年11⽉6⽇〜12⽉16⽇
問い合わせ先
SAKE HUNDRED
https://jp.sake100.com/