中田英寿、パリのビスポークアトリエを訪れる(トライオン・1)|JOHN LOBB

中田英寿、パリのビスポークアトリエを訪れる(トライオン・1)|JOHN LOBB

JOHN LOBB|ジョンロブ中田英寿、ジョンロブのビスポークとともに、職人と世界を巡る旅パリのビスポークアトリエで“トライオン”(1)舞台は東京からパリへ ―― パリの中心部、モガドー32番地にあるジョンロブのビスポークアトリエで、中田英寿さんのビスポークの“トライオンシューズ”のフィッティング(仮縫い)が行われた。日本でのメジャーメントから約2カ月。通常のビスポークよりかなり早いタイミングだが、中田さんの「ぜひ、パリのビスポークアトリエが見てみたい」という希望とスケジュールを調整することで実現した。中田英寿がトライオンで訪れたパリのアトリエ(2)Text by MATSUNAGA MaikoPhotographs by MATSUNAGA Manabu立っている状態と歩いた状態を丹念にチェックする日本でのビスポークのオーダーは紐靴(レースアップ)がほぼ9割だという。それは、高い靴=レースアップという固定観念がまだ強いからだが、今回、中田さんは独自の視点でローファーを選んだ。「紐...
中田英寿がトライオンで訪れたパリのアトリエ(2)|JOHN LOBB

中田英寿がトライオンで訪れたパリのアトリエ(2)|JOHN LOBB

JOHN LOBB|ジョンロブパリ・モガドー通り32番地にあるジョンロブ ビスポークの聖地中田英寿がトライオンで訪れたパリのアトリエ(2)150年以上にわたってビスポークの靴を作りつづけているジョンロブ。ジョンロブの伝統的な技術は、今日にいたるまでビスポークにはもちろん、既製靴(レディーメイド)にも脈々と受け継がれている。とくにビスポークは、1足の靴を作るのに、高い技術をもったパリのモガドー通り32番地にあるアトリエの職人たちが約50時間をかけて創り出していく。中田英寿がトライオンで訪れたパリのアトリエ(1)Text by MATSUNAGA MaikoPhotographs by MATSUNAGA Manabuこれ以上の環境はないといえるパリのアトリエアトリエ1階の木型(ラスト)が保存されている部屋のさらに奥には、貴重な皮革が保管された小部屋がある。ジョンロブは1976年にエルメスグループに加わったことで、世界中からセレクトされた最高級の皮革やエキゾチックレザーなど珍しい素材を...
中田英寿がトライオンで訪れたパリのアトリエ(1)|JOHN LOBB

中田英寿がトライオンで訪れたパリのアトリエ(1)|JOHN LOBB

JOHN LOBB|ジョンロブパリ・モガドー通り32番地にあるジョンロブ ビスポークの聖地中田英寿がトライオンで訪れたパリのアトリエ(1)1863年にプリンス・オブ・ウェールズのために靴を製作し、1866年にロンドンに店をオープン。そして1902年にパリに進出し、1976年にエルメスグループに入ったジョンロブ。既製靴(レディーメイド)の工場はイギリス・ノーサンプトンにあるが、誂え(ビスポーク)はすべて、このパリのアトリエで製作される。中田英寿、ジョンロブの職人と対峙する(メジャーメント・4)Text by MATSUNAGA MaikoPhotographs by MATSUNAGA Manabu写真からも機械の音が聞こえてこないパリの中心部、モガドー通りにあるビスポークアトリエの2階は、天井が高く自然光の差し込む美しいスペースだ。そんななかでジョンロブの有能な職人たちは、靴づくりの行程のすべてを分業で、手作業で進めている。アトリエに入ると、ひとつ目の部屋で、フランソワ・マドニーニ...
中田英寿、ジョンロブの職人と対峙する(メジャーメント・3)|JOHN LOBB

中田英寿、ジョンロブの職人と対峙する(メジャーメント・3)|JOHN LOBB

JOHN LOBB|ジョンロブ中田英寿がジョンロブのビスポークとともに世界を旅する中田英寿、ジョンロブの職人と対峙する(メジャーメント・3)ジョンロブ・パリのビスポークアトリエにいる約20名の職人のなかでも、3人のみがもつ“マスターラストメーカー”をあたえられたフランソワ・マドニーニ氏は、日本で年3回おこなわれる「ビスポークオーダー会」のために来日する。世界各国をオーダー会のために旅するうちに彼が気づいたのは、日本人の好きなものにたいするこだわりや、職人にたいする敬意だった。中田英寿、ジョンロブの職人と対峙する(メジャーメント・2)Photographs by JAMANDFIXText by KAJII Makoto (OPENERS)フランソワが語る、中田英寿さんの足「強い足をしていますね。一流のフットボールプレイヤーだったことがわかります。人差し指が長い、いわゆる“グリークフット(ギリシャ人の足)”で、アジア人には多くないカタチです。親指の骨が当たるというお悩みをおもちで、じ...
中田英寿、ジョンロブの職人と対峙する(メジャーメント・2)|JOHN LOBB

中田英寿、ジョンロブの職人と対峙する(メジャーメント・2)|JOHN LOBB

JOHN LOBB|ジョンロブ中田英寿がジョンロブのビスポークとともに世界を旅する中田英寿、ジョンロブの職人と対峙する(メジャーメント・2)中田英寿さんの左足の親指の骨の特徴も、ジョンロブの“マスターラストメーカー”であるフランソワ・マドニーニ氏もおなじ悩みをもっていたことで理解も早く、採寸は終了。つぎのステップはデザインの決定だ。今回のビスポークに臨むにあたって、「ジーンズに合うきれいなローファー」が欲しいと語る。中田英寿、ジョンロブの職人と対峙する(メジャーメント・1)Photographs by JAMANDFIXText by KAJII Makoto (OPENERS)究極を求めるとシンプルになる「ジョンロブでのビスポークは今回がはじめてですが、これまでスーツや帽子などはオーダーしたことがあります。スーツを作って感じたのは、着やすいものが必ずしもカッコイイとは限らないこと。靴も、足型そのままに作ったら、とくに僕の足に合わせたら、すごくいびつなものになってしまうでしょう。オ...
中田英寿、ジョンロブの職人と対峙する(メジャーメント・1)|JOHN LOBB

中田英寿、ジョンロブの職人と対峙する(メジャーメント・1)|JOHN LOBB

JOHN LOBB|ジョンロブ中田英寿がジョンロブのビスポークとともに世界を旅する中田英寿、職人と対峙する(メジャーメント・1)中田英寿さんは、現役を引退後、“旅”にこだわり、世界約90カ国、150以上の都市を3年間かけて巡った。そしてそれ以降、彼は自分の旅を“ReVALUE NIPPON”と称して、2009年春から日本全国47都道府県をめぐる旅をスタートさせた。旅を通じて、職人の手仕事を目の当たりにし、大きな感銘を受けたという。日本には世界に誇れる技術や文化があることを再発見したという中田さんが、「場所はちがえど、職人のものづくり精神の根底にあるものはおなじ」と、前々から興味を抱いていたジョンロブのビスポーク(フルオーダーシューズ)に挑む。現在パリのビスポークアトリエにいる約20名の職人のなかでも、3人のみがもつ“マスターラストメーカー”をあたえられた職人のひとり、フランソワ・マドニーニ氏の“技”を自ら体感するために、フランソワが待つジョンロブ丸の内店を訪れた。Photograp...
今夏発売予定の「NIKECOURT AIR TRAINER 1 MID × FRAGMENT」|NikeLab

今夏発売予定の「NIKECOURT AIR TRAINER 1 MID × FRAGMENT」|NikeLab

NikeLab|ナイキラボNIKECOURT AIR TRAINER 1 MID × FRAGMENTフラグメントデザインの藤原ヒロシとのコラボレーションモデルテニスのクレーコートから着想を得た「NIKECOURT AIR TRAINER 1 MID × FRAGMENT」の第1弾が、パリのNikeLab P75で限定発売。日本ではNIKE.COM/NikeLabをはじめ、NikeLab DSM GINZA、the Pool aoyamaでの展開が予定されている。Text by KAJII Makoto (OPENERS)パリのクレーコートをモチーフにした2色を展開2015年初夏のパリでのテニス大会を記念して、フラグメントデザインの藤原ヒロシ氏とコラボレーションして生まれた「NIKECOURT AIR TRAINER 1 MID × FRAGMENT」。テニスのライフスタイルを表現するNikeCourtから、オフコート向けに仕上げたシューズが登場した。最初にテニスコートで履いたのは...
スタイリスト二村毅が手がけた最新コレクションのルックブック|AUTHENTIC SHOE & Co.

スタイリスト二村毅が手がけた最新コレクションのルックブック|AUTHENTIC SHOE & Co.

AUTHENTIC SHOE & Co.|オーセンティック シュー&コージェントルマンスタイルにカントリーの要素を取り入れたスタイリングに注目スタイリスト二村毅が手がけた最新コレクションのルックブックシューズデザイナー竹ヶ原敏之介氏が手がけ、古き良き時代の製靴技法を踏襲しつつ、時代を横断するようなデザインで “メイド・イン・ジャパンのドレスシューズ” を追求するブランド「AUTHENTIC SHOE & Co.(オーセンティック シュー&コー)」。このブランドの2015年春夏コレクションのルックブックが到着した。Text by KAJII Makoto (OPENERS)テーマは「GENTRY KOUNTRYMANN」今シーズンのルックブックは、「GENTRY KOUNTRYMANN」をテーマに、スタイリスト二村毅氏がスタイリングを手がけた。ジェントルマンスタイルにカントリーの要素を取り入れたビジュアルに仕上がっている。「foot the coacher」をメインに...
「MHL.×コンバース」第5弾は、キャンバス オールスター ハイカットの復刻&新色|MARGARET HOWELL

「MHL.×コンバース」第5弾は、キャンバス オールスター ハイカットの復刻&新色|MARGARET HOWELL

MARGARET HOWELL|マーガレット・ハウエルモノクロのロゴパッチと製品洗いをかけた独自の風合いが特徴「MHL.×コンバース」第5弾は、キャンバス オールスターのハイカット「MHL.×コンバース」のコラボレーションシリーズ第5弾の発売日が6月3日(水)に決定! ―― 2011年に発売され大きな話題となったキャンバス オールスターのハイカットがリクエストに応えて復刻。ホワイトと新色のグレーの2色展開で、モノクロのロゴパッチがクールな雰囲気を醸し出す。 Photographs by JAMANDFIXText by KAJII Makoto (OPENERS)夏でも履きやすいキャンバス素材のハイカットスニーカー2011年のオールスター・ハイカットから始まり、ジャック・パーセル、オールスター・ローカット、レザー オールスター・ハイカットにつづく第5弾のコラボレーションは、オールスター・ハイカットを復刻。第1弾で好評だったホワイトのほか、MHL.のキーカラーともいえるクリーンな印象...
梅雨が待ち遠しくなる、「リーガル」のレインシューズがパワーアップ|ISETAN MEN’S

梅雨が待ち遠しくなる、「リーガル」のレインシューズがパワーアップ|ISETAN MEN’S

ISETAN MEN’S|イセタンメンズ今シーズンはレースアップのタイプも登場梅雨が待ち遠しくなる「リーガル」のレインシューズがパワーアップ昨年の5月頃、伊勢丹新宿店メンズ館地下1階=紳士靴売場で販売されたカラフルなサイドゴアブーツが大好評だった「REGAL(リーガル)」のレインシューズ。今年も5月20日(水)より、あらたにジップ付きのレースアップブーツが新登場し、サイドゴアブーツとともに展開される。カモフラージュ柄のソールにも注目だ。 Photographs by SUZUKI Shimpei Text by KAJII Makoto (OPENERS)2年目のレインシューズは、バリエーション豊富に登場「リーガル」のレインシューズは、一見、革に見える合成樹脂をアッパーに用いることで、防水性に優れている。実用性とファッション性を両立させたシューズとして昨年は大きな話題を集めた。リーガルの靴のなかでも人気のベーシックなラスト(木型)を使用しているため、つま先あたりのフォルムが、上品な...
特集|2011-12年秋冬シューズはこれ! 3大トレンドキーワードをチェック

特集|2011-12年秋冬シューズはこれ! 3大トレンドキーワードをチェック

特集|コーディネイトを今年顔に仕上げてくれる靴とは?2011-12年秋冬トレンドシューズはこれ!書店に並ぶ雑誌も、街を彩るショーウィンドウも、あたらしい季節の到来を告げている。そう、いよいよ秋冬シーズンがスタート! 定番、だけど新鮮なチェックパターンを主役にしたブリティッシュテイストや、メンズライクなアイテムを投入したボーイッシュなリラックススタイル、1960年代のトレンドを彷彿とさせるレトロ&クラシックなスタイルに、フェミニンなアイテムで描く女優スタイルなど、トレンドキーワードが飛び交うなか、忘れてはいけないのがファッション小物の存在。とりわけコーディネイトをたちまち旬な表情にブラッシュアップしてくれるシューズは、真っ先にアップデイトしたいところ。ここでは、ショッピングリストにぜひくわえてほしいアイテムを、3つのトレンドキーワードからご紹介!Text by OPENERSChapter 01:Men’s Like今シーズン、まず押えておくべきはメンズライクなシューズだろう。とくに...
G-Star RAW|フラッグシップショップ『G-Star Store Ginza』オープン

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G-Star RAW|ジースター ロゥ日本デビューのフットウェアラインが他店に先駆けてリリース!『G-Star Store Ginza』オープンデニムエンジニアによるラグジュアリーなストリートウェア「G-Star RAW」。都内3店舗目となる旗艦店『G-Star Store Ginza』が、銀座並木通りに9月15日(木)にオープンする。Text by OPENERS1階がウィメンズ、地階がメンズのフロア構成は、世界中のG-Starストアで初の試み!ラフでスタイリッシュ、純粋で実用的──Raw素材へのこだわりと、デニムそして建築学的アプローチを用いたテイラーリングへの深い情熱から生まれるG-Starブランド。世界中のデニムファンがつねに注目するG-Star RAWコレクションを扱う『G-Star Store』も世界中で出店が加速している。今シーズンからあたらしい広告キャンペーンモデルに起用されたのは、ヴィンセント・ギャロ。モデル、俳優、音楽、映画監督、そしてアートと、さまざまな才能に...
100%天然ゴムを使用したビーチサンダル「サラクス」がデビュー|SALACS

100%天然ゴムを使用したビーチサンダル「サラクス」がデビュー|SALACS

SALACS|サラクストング×デッキで好みのオリジナルを作れるワークショップも開催できる100%天然ゴムを使用したビーチサンダルが日本デビュートング(鼻緒)、デッキ(ソール)ともに、バンコク郊外のゴム園から採取された樹液・天然ゴムを使用するビーチサンダルのブランド「SALACS(サラクス)」がデビュー。全国のアダム エ ロペ各店などで購入できる。Text by KAJII Makoto (OPENERS)フットベッドの凹凸が足裏に気持ちいい樹皮から直接採取した天然ゴムを使用することで、木を伐採することがない環境にやさしいサンダルをリリースする「サラクス」。柔軟性に富んでいるため、アスファルトの道路を歩いても疲れにくい頑丈なデッキを実現。フットベッドの凹凸が足裏に心地良い刺激を与えながら、快適に歩くことができる。程よい弾力と絶妙なフィット感が味わえ、コストパフォーマンスにも優れている。ワークショップの開催がHPから申し込める好きな色のトングとデッキを組み合わせて、簡単にオリジナルのビ...
Timberland|2011年秋冬ウィメンズ最新ブーツ

Timberland|2011年秋冬ウィメンズ最新ブーツ

Timberland|ティンバーランドリサイクル&環境に配慮した素材を取り入れたブーツコレクション2011年秋冬ウィメンズ最新作が到着!リサイクルラバーを使用したアウトソールや、リサイクルPETのライニングなど、自然環境に配慮した素材を取り入れた「アースキーパーズ™」コレクションに、ウィメンズ・ブーツコレクションがラインナップ。Text by OPENERSPhoto by Timberland女性らしい印象を支える、最新のリサイクル技術「アースキーパーズ™」コレクションは、リサイクル素材の使用以外にも、厳しい環境基準をクリアしたタンナリー(皮なめし工場)で生産されたレザーを使用するなど、自然環境に配慮した素材を積極的に取り入れている人気のシリーズ。今秋冬シーズンよりあらたにラインナップする、「ラドストン ウォータープルーフ プルオン ブーツ」は、創業当時から受け継がれてきた防水加工技術はそのままに、6.5センチのレザー巻きヒールを採用して女性らしい印象。また、ティンバーラ...
Corthay|スイスの職人をめぐる旅

Corthay|スイスの職人をめぐる旅

Corthay|コルテシューズメゾン「コルテ」とロスチャイルドグループがクラシックカーラリー開催スイスの職人をめぐる旅フランスのシューズメゾン「Corthay(コルテ)」は創立21周年を記念し、ヨーロッパの名門ロスチャイルドグループとともに、世界各国から21人のゲストを招いてスイスの熟練した職人のアトリエをめぐる第1回「エクセレンスラン」を開催した。 文=谷中朋未往年の名車に乗り、1日約300キロをラリー伝統的な技法を活かしながらも、アーティスティックなシューズを生み出すフランスのシューズメゾン「コルテ」。創設したピエール・コルテ氏はフランスの伝統的な職人養成ギルドである「レ・コンパニオン・ドゥ・ボワール」やジョンロブ、ベルルッティなどで経験を積み、1990年に「コルテ」をスタートさせた。その確かな技とモダンでエレガントなシューズが人びとを魅了、現在ではパリや東京など世界各国にブティックを構える。最高級チーズ「グリュイエール」の工房へ。クラシックカーでアルチザンの工房をまわった。今...
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