藤原美智子|2010年4月エッセイ「庭づくりの一歩は、イメージづくりから」

藤原美智子|2010年4月エッセイ「庭づくりの一歩は、イメージづくりから」

「庭づくりの一歩は、イメージづくりから」 その1静岡県下田市の海の近くに別荘を構えて、一年数ヵ月になる。建った当初は、遊びに来た友人に「全部真っ白だし、物が少なくてガラーンとしていて、なんだかハウススタジオみたいで気持ち良いねー」と、褒め言葉なのかどうかビミョーな評価を得ていた。でも昨年いっぱい、家の中のインテリアを調えることに全精力(?)を注いだおかげで、なんとか“我が家ふう”の雰囲気が漂うくらいまでに整ってきた。そして家の中が居心地良くなってきて、周りを見まわす余裕ができてきたら今度は外側、つまり庭がガラーンとしているのが気になってきた。写真と文=藤原美智子庭づくり……、考えあぐねた末に名案が湧いたなにも植えてないわけではない。垣根代わりにカイズカイブキの木をグルリと植え込んでいるし、芝生の庭にしている。もとからあったクリや桃の老木、背の高いイチョウ、アオキ、そしてあらたにオリーブやレモン、ライム、月桂樹の木も植えた。花も気に入った苗を買ってきては、庭のあちらこちらに植えた。ハ...
連載・藤原美智子 2012年12月|美容に効く“かっさ”で、初心に帰る

連載・藤原美智子 2012年12月|美容に効く“かっさ”で、初心に帰る

2012年12月|リフトアップするし、むくみが取れてスッキリとするし、肌に透明感もでる!「“かっさ”で、初心に帰る」上の写真を見て「なに、これ?」というひとも、「あら、私も使っているわ」というひともいるのではないかしら。これは“かっさ”という中国に伝わる民間療法をするときに使う道具。天然石や陶器、水牛の角などの素材で作られていて、かどがなく、大小の山のある独特な形をしている板状のヘラである。これを使って顔や身体の経絡の流れを意識しながらマッサージして、老廃物を促したり体調を整えたりする療法を“かっさ”というのだが、「美容に効く!」と巷で人気が高まっているのである。Photographs&Text by FUJIWARA MichikoYouTubeを見て、“目からウロコ”の実践法が満載!私がこれを知ったのは、つい最近のこと。しかも全然“かっさ”とは関係のない、ある整体師(と呼んでいいのかどうか。ちなみに杉本錬堂さんという方です)の方のYouTubeを偶然に見たことから。そのひとの身...
連載・藤原美智子 2013年1月|人生は『う・た・し』を目標に!

連載・藤原美智子 2013年1月|人生は『う・た・し』を目標に!

2013年1月|何かを習っていく過程と人生の歩みは似ている人生は『う・た・し』を目標に!あけまして、おめでとうございます。本年も、よろしくお願いします。2013年が皆さまにとって、すてきな一年となりますように!さて、新年の最初の連載は、今月の7日に出版した『大人のキレイのつくり方』(PHP文庫)という私の新著のお知らせから! これは2002年に出版した本、『「きれい」への77のレッスン』(PHP研究所)を大幅に訂正、そしてあらたに書き下ろしの原稿を23項目くわえて再編集、改題した文庫本です。Photographs&Text by FUJIWARA Michiko6のパートに分けた100の格言どういった内容のものかというと、右ページに格言的な言葉を。そして左ページに、それを“話し言葉風”に補足した文章を載せた見開き構成になっているもの。たとえば、右ページには「プライド  仕事で大切なことはプライドをもつこと。それは他人に向けるものではなく自分自身に対してのプライド」。この左ページには...
藤原美智子が語る「私の好奇心と行動力の源にあるもの」|INTERVIEW(1)

藤原美智子が語る「私の好奇心と行動力の源にあるもの」|INTERVIEW(1)

BEAUTY INTERVIEW (1)藤原美智子が語る「私の好奇心と行動力の源にあるもの」OPENERSのBEAUTYカテゴリーで毎月エッセイを連載中の藤原美智子さん。多忙な毎日のなかで「いかに快適に人生を過ごせるか」を積極的に実践しながら、多くの女性の共感を得ている。今回から4回にわたって、「藤原美智子の今」を語ってもらった。Photographs by HARA EmikoText by KAJII Makoto (OPENERS)“これ面白そう”が、どんどん広がっていく私の行動の基本は、興味のおもむくまま。私の辞書に「面倒くさい」という言葉はないんです。お寿司を食べるとき、真っ先にすきなものから食べるように、面倒くさいと感じる前に先にやっちゃうんです。そういう意味で、私は“重くない”人間かもしれませんね。とにかく自分の好奇心を満たしたいという思いが強く、たとえば「太りたくないから食べるのを我慢する」のではなく、この食事法はどうだろう? とまず思う。「痩せたい」というより、ゆ...
連載・藤原美智子 2013年2月|ビタミンAの力で若返る!

連載・藤原美智子 2013年2月|ビタミンAの力で若返る!

2013年2月|ツヤッ・ツヤッと光ってきて、何だか、若いころの肌にもどってきているような感じ「ビタミンAの力で若返る!」最近、「ビタミンAの力って、すごーい!」と、その威力に感嘆している。それは何かというと、人参とふたつの化粧品である。Photographs&Text by FUJIWARA Michiko身体や肝臓の浄化を活発にするすばらしい飲みもの!まず、人参のおいしさと効果を改めて感じたのは、去年、ファステイングをしたとき。ジューサーを購入して、はじめて人参ジュースを作って飲んでみたのだが、そのおいしいことと言ったら! こんなにも作りたての人参ジュースが甘くておいしかったなんて知らなかった。それ以来、週3回くらい人参だけで、あるいはセロリをくわえたジュースを飲んでいる。ちなみに、ジュースを作るときに大量に出る人参の搾りかすには塩麹を少しかけて食べている。これまた美味で、私の好物となった。なぜ、ファステイングのときに人参ジュースを作ってみたのかというと、“ナチュラル・ハイジーン...
藤原美智子|2010年5月エッセイ「ファイリング帳は、人生の舵取り帳」

藤原美智子|2010年5月エッセイ「ファイリング帳は、人生の舵取り帳」

「ファイリング帳は、人生の舵取り帳」 その1先月のこの連載で、私の“ガーデニング・ファイル”を紹介したが、やはり先月、あるテレビ番組でもファイルを紹介する機会があった。番組の内容は視聴者の人生相談に答えるというようなもので、その事前打ち合わせのときに「そういう悩みだったら、ファイリングすると思考がスッキリしていいかも」と言ったところ、「それはおもしろい。ぜひ、番組のなかで藤原さんの実際のファイリングを見せてほしい」ということで紹介することになったのである。写真と文= 藤原美智子ファイリングすれば、願望や思いがスッキリ・ハッキリあぶりだされるそのときに紹介したのは、私が30代のころにファイリングしていた“スタイルファイル”。スタイルといっても、いわゆる好きな服のコーディネートというだけでなく、それを通して“こんな雰囲気の女性になりたいな”とか“こんな装いが似合う女性になりたいな”、あるいは“こんなふうな生き方をしたいな”といった類のものである。そして、それらの写真の切り抜きにキーワー...
藤原美智子|2010年6月エッセイ「“叩く”美容法で肌が目覚めた!」

藤原美智子|2010年6月エッセイ「“叩く”美容法で肌が目覚めた!」

「“叩く”美容法で肌が目覚めた!」ちょうど2週間前、「とりあえず2週間、試してみて。絶対に肌が変わるから」と教えてもらった美容法がある。それは“叩く”というものであり、某女優のマネージャーのひとに教えてもらった美容法である。文=藤原美智子写真=原恵美子鍛える論を唱えるマネージャーと女優の肌はたしかに変わった数ヵ月ぶりにその女優と撮影でご一緒したときのこと。彼女の肌が見た目も触った感じもすごく変わっていたので、「すごく肌の調子いいですね。エステ効果ですか?」となんとはなしに件のマネージャーに聞くと、「それもあると思うけど……。でもね、一番は肌を叩いているからだと思うの!」という返事。うん? なになに? 肌を“叩く”とは。それは文字どおり、手の平全体を使って肌を叩くということらしい。もちろん、ただ叩くのではなく、そのときに肌に水分を入れ込むつもりでパン! パン! と叩くのだそうだ。たとえば、顔を洗ったらタオルで拭きとらずに水分がなくなるまで顔をパンパン! 化粧水をつけたら同様に浸透する...
連載・藤原美智子|2010年7月エッセイ「ガーデニングから教わることはたくさんある」

連載・藤原美智子|2010年7月エッセイ「ガーデニングから教わることはたくさんある」

「ガーデニングから教わることはたくさんある」ガーデニング雑誌『BISES』(ビズ出版)の協力を得て、我が家のウィークエンドハウスの本格的な庭造りを施工してから(詳細は4月22日公開の連載「庭づくりの一歩は、イメージづくりから」にて)、はや4ヵ月。作製してもらった庭の入り口の扉やアーチにバラやクレマティスが絡まり、敷かれたレンガの小路もいい感じになじんできて、植え込まれた100本を超す花の苗や木もだいぶ成長してきた。写真と文=藤原美智子どんどんと成長していく植物たちのおもしろいこと、感心することそんな庭のようすが連載3回目として、『BISES 盛夏号 VOL67号』に掲載されている。施工前のようすも載っているのだが、見比べると我ながら「へぇー、こんなに変わったんだー」と、その変身には驚かされる。人間というのは目の前の風景に馴れると、以前の姿というのはすぐに忘れるものだとつくづくと思う。それに、“考えて→行動したら→現実が変わる”という真理(大げさ、かな!?)をわかりやすく見せられてい...
連載・藤原美智子|2010年8月エッセイ「習慣を変えて、低体温の体質から脱出!」

連載・藤原美智子|2010年8月エッセイ「習慣を変えて、低体温の体質から脱出!」

「習慣を変えて、低体温の体質から脱出!」(1)──暑い。こんなにも暑い日がつづくと冷たいものばかりほしくなる。飲みものはもちろんのこと、食べるものもソーメンや冷や奴、冷やしトマトやきゅうり、スイカなど冷たいものばかり。これじゃー、いくら暑いからといっても身体が冷えて具合悪くなっちゃうと思った瞬間、昔はそんなことには無頓着で、冷たいものばかり摂っていたことを思い出した。文=藤原美智子写真=高田みづほ「体温が低いと免疫力が下がるし、肌の新陳代謝も悪くなるんですよ」3年ほど前に少しのあいだ、針灸院に通っていたことがある。その初診のときに、「内臓が冷えていますねー。冷たいものの摂り過ぎですよ。身体をあたためるようにすると体調がグンと良くなりますよ」と言われたことがあった。たしかに私はうーんと冷えているシャンパンや白ワインが大好きだし、冷凍庫で凍らせたジンでつくるジントニックも好き。冷蔵庫で冷やしているミネラルウォーターを朝一番に飲むのも好きな日課のひとつだった。いくら体調が良くなるといわれ...
連載・藤原美智子|2010年9月エッセイ「13年前と変わったこと、変わらないこと」

連載・藤原美智子|2010年9月エッセイ「13年前と変わったこと、変わらないこと」

「13年前と変わったこと、変わらないこと」 (1)12年前に出版した自著、『藤原美智子のパーフェクトヘアー&メイク』(講談社)を改訂したものが先日、発売された。この本は題名どおり、ヘアとメイクのHOW TO本である。が、普通の(?)それとはちょっとちがう(!!)。なにしろ、「一般のひとだけでなく、プロを目指すひとの教科書となるような本にしたい!」という意気込みでつくったものなので、とーっても細かいのだ。文=藤原美智子写真=高田みづほ今回の改訂にあたり、いろいろな箇所を“いま”に合わせて書き変えたメイクやヘアの順番やテクニックはもちろん、ヘア道具や化粧品の種類とその説明、メイクの色の選び方やどんな色が適しているか──。たとえば、一重瞼(まぶた)のひとにはどんな色のシャドウがOKで、どんな色はNGなのか。色白の肌のひとにはこんなチークの色が似合うなどなど。または、ちょっとしたコツを一般とプロ向けに分けて説明したり、フェミニンやクールなどのイメージでメイクするときに適した化粧品や色、テク...
連載・藤原美智子|2010年10月エッセイ「自然遊びがマイブーム」

連載・藤原美智子|2010年10月エッセイ「自然遊びがマイブーム」

「自然遊びがマイブーム」 (1)最近、自然のなかで遊ぶことが多くなった。静岡 下田市の海辺に週末の家を構えたことが発端なので、海はもちろんのこと、今年の夏は川辺でピクニックをするというのが我が家のお気に入りの遊びだった。それというのも夫がフライフィッシングをするようになり、よく釣りをする川の近くにピクニック用のテーブルやイスを広げたり涼んだりするのにピッタリの場所を見つけたからだ。文・写真=藤原美智子気分を盛り上げるために欠かせない小道具ピクニックに行く日の朝は大忙しである。なにしろ“かたちから入る”のがわが家流なので、用意をするものがたくさんあるのだ。まずはオープンサンドイッチ用の具材の野菜やチーズ、ピクルス、カリカリに焼いたベーコンや目玉焼き、デザート用の果物をそれぞれタッパーに詰め込み(ときには夏野菜たっぷりのラタトゥイユも)、粒マスタードやケチャップ、マヨネーズ、ウスターソース、塩、こしょうなどを専用のかごにセット。トーストにしたパンはバターを塗って布ナプキンで包み、そして...
藤原美智子|ふじわらみちこ|連載|2010年11月エッセイ|定期的な超整理魔からの脱却

藤原美智子|ふじわらみちこ|連載|2010年11月エッセイ|定期的な超整理魔からの脱却

「定期的な超整理魔からの脱却」 (1)いままで私は、整理整頓は好きだし得意なほうだと思っていた。日常的にも、そして十数年前からは、最低でも1年に2回は大整理整頓をするのが習慣だったのだ。洋服や下着の一枚一枚を「いる? いらない?」と取捨選択。本の一冊一冊、資料の一枚一枚、ペンの一本一本、靴、食器、果ては割り箸にいたるまで、それこそ家中のモノを「いる? いらない?」と電光石火のごとく素早く判断して整理していく。こうしてやり終えたときのスッキリ感は、やったことがあるひとならばわかると思うが、それはそれは病みつきになるほどである。だからこそ習慣になったのであるが……。文・写真=藤原美智子“服はいっぱいあるのに、着るものがない”という状態とおなじ!さて、どんなときに、この仕分け作業をしたくなるかというと、無駄なものが身のまわりに溢れてきたと感じたときだ。こうした状態になっていることに気づいた途端、“気”が停滞しているようでイヤーな気持ちにおちいる。それこそ雑多に生きているような気がしてくる...
藤原美智子|ふじわらみちこ|連載|2010年12月エッセイ|今年のお気に入り、“ツルン・ツヤ”にグランプリ決定!

藤原美智子|ふじわらみちこ|連載|2010年12月エッセイ|今年のお気に入り、“ツルン・ツヤ”にグランプリ決定!

「今年のお気に入り、“ツルン・ツヤ”にグランプリ決定!」私たちヘア・メイクアップアーティストをふくめ、美容業界の年末の恒例行事といえば、各雑誌社で企画されるコスメティック大賞の選出である。この連載でも去年の12月、「気に入っているのに、当てはまる部門がない!」という個人的な不満を解消するために、“番外編ベストコスメ”として何点か商品を紹介させてもらった。文=藤原美智子来年は社会全般も“ツルン・ツヤ”の発光美のように輝く年になりますように!今年はさらに絞り込んで、この一年間、私のお気に入りテーマだった“ツルン・ツヤ肌”にしてくれる化粧品をグランプリ商品として紹介したいと思う。ツヤというのは美肌には欠かせない要素だが、さらに今年は“ツルン”という要素がくわわった。なにしろ肌がツルンと見えると、若々しく元気な印象になる。それに鼻筋やCゾーン、Tゾーンがスッときれいに見える。つまり骨格が際立つので、垢ぬけてシャープ感のある印象になるのだ。つまり、元気でナチュラルだけれども、垢ぬけてシャープ...
連載|藤原美智子|去年、成し遂げたこと。今年、やり遂げたいこと

連載|藤原美智子|去年、成し遂げたこと。今年、やり遂げたいこと

「去年、成し遂げたこと。今年、やり遂げたいこと」 (1)遅ればせながら、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします!文・写真=藤原美智子三日坊主を返上できるポイントは?さて、昨年の1月のこのエッセイの内容を覚えてくれているひとはいるだろうか。それは「今年(去年)は三日坊主の性格を返上して、コツコツと継続できる自分になる!」という一年の目標について触れたもの。結果報告をすると目標は無事、クリア! なにを継続したかというとストレッチ、ランニング、語学の勉強、そしてあたらしくはじめたアシュタンガヨガである。とにかく進歩の度合いよりも“つづける”ことに重点を置いた結果、目標を達成できたというわけである。どんなふうに実行したかというと、それぞれ週に何回やるかを決めて、それを手帳に書き出し、実行したらチェックマークをつけるという方法だ。別にどうということもないと思うひともいるかもしれないが、私にとってはこれこそが三日坊主を返上できるドンピシャな方法となったのである。この方法には...
連載|藤原美智子|あたらしい美容機器で、肌も気持ちもリフレッシュ!

連載|藤原美智子|あたらしい美容機器で、肌も気持ちもリフレッシュ!

「あたらしい美容機器で、肌も気持ちもリフレッシュ!」(1)最近、“コロコロ”と“シューシュー”美容機器にハマっている。コロコロというのは「MTGプラチナ電子ローラー」(ReFa PRO)というマイクロカレント(微弱電流)効果のあるローラーのことで、シューシューというのは「炭酸ミストケア Plosion」という高濃度な炭酸水をつくることができる機器のことである。文=藤原美智子「藤原さん、どうしたんですか!?」と驚かれて電子ローラーは半年くらい前から使用しているのだが、この存在を教えてくれたのは、じつは男性カメラマン。撮影の合間に「これ、美容用みたいだけど、肩こりにもすごく効くよ」と言われて試してみると、あら、ほんと! 肌に吸いつくような密着感があり、グイグイとマッサージできるではないですか。その気持ちよさに私も即、購入することに。手に入れた初日、まずはガイドブックに書いている手順通りに顔をマッサージしてみたのだが、やはりなんと気持ちいいことだろう。でも本当の効果は翌朝にあらわれた。「...
184 件