ノモスのウオッチに宿る「ベロ藍」と浮世絵の美
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2025年4月2日

ノモスのウオッチに宿る「ベロ藍」と浮世絵の美

NOMOS|ノモス グラスヒュッテ タンジェント ジャパン ブラウ

ウオッチブランド「NOMOS GLASHÜTTE(ノモス グラスヒュッテ)」から、日本限定モデル「Tangente Japan Blau(タンジェント ジャパン ブラウ)」がリリースされた。本モデルは、浮世絵にインスパイアされた美しいデザインが特徴で、特に日本の伝統的な色である「ベロ藍」が取り入れられている。

Text by WASEDA Kosaku

北斎も魅了した「ベロ藍」

18世紀初頭、ベルリンで発見された染料「ベロ藍」は、浮世絵の名作を生み出した葛飾北斎や歌川広重が愛した青として知られている。この青は、発見地のベルリンにちなんで「ベルリン藍」または「ベロ藍」と呼ばれ、浮世絵においては空や波に深みと広がりを与える重要な色となった。この美しい青は、後にヨーロッパの多くの画家にも影響を与え、日本の伝統芸術においても重要な役割を果たしている。
ノモスは、1990年にドイツの時計産業の中心地であるグラスヒュッテで創業。創業以来、ムーブメントの研究開発および製造・組立をグラスヒュッテで行い、デザインはベルリンのデザインスタジオで手掛けている。ドイツ工作連盟やバウハウスの理念を反映したデザインは、世界的に評価され、150以上のデザイン賞を受賞している。
1992年に発表された「タンジェント」は、ノモスを代表するアイコニックなモデルであり、常に人気を誇るベストセラーアイテムだ。これに「ベロ藍」が取り入れられ、日本限定モデルとして展開されるのはノモスの粋が感じられるポイントだ。
「Tangente Japan Blau」の文字盤は、浮世絵に見られる淡い雲を思わせる乳白色で、インデックスには浮世絵の中で見られる鮮やかな青色が使われている。さらに、ドイツ伝統の青焼き針がセットされ、全体として日本の美とドイツの時計技術が見事に融合したデザインとなっている。このモデルは、浮世絵の青が日本人の精神性や美意識を象徴する色であることを反映しており、ノモスのシンプルで洗練された哲学を体現している。
日本限定モデルであることを証明するため、裏面には「TANGENTE SONDERMODEL JAPAN」の文字とシリアル番号が刻印されている。また、ストラップには、青い文字盤と相性の良いホーウィン社製のブラウンのコードバンが使用され、ディプロイメントバックルが搭載されている。これにより、腕元に華やかさと上品さを加えることができる。
ムーブメントには、グラスヒュッテで生産された手巻きの自社製アルファムーブメントが搭載されており、精度と信頼性において高い評価を得ている。ムーブメントの精緻な作りは、ノモスの高品質な製品の証であり、正確に時を刻む。
さらに、この限定モデルには、葛飾北斎の名画「冨嶽三十六景《神奈川沖浪裏》」をモチーフにした特製スリーブと、トラベル用にも使えるレザーケースが付属しており、コレクターにとって魅力的な一品となっている。
「タンジェント ジャパン ブラウ」は、ノモスの時計が持つシンプルで洗練されたデザインに、日本の伝統美が見事に融合したモデルであり、浮世絵に込められた青の精神を感じさせる美しい仕上がりとなっている。バウハウス、そして日本的美意識を取り入れた繊細ながらも芯の通ったルックスは、老若男女問わずに受け入れられるだろう。
ノモス グラスヒュッテ タンジェント ジャパン ブラウ
ケース径|35mm
ケース厚|6.6mm
風防|サファイヤクリスタル
防水|3 気圧防水
文字盤|パーリーホワイト仕上げ、 ブルーインデックス
ケース|ステンレススチール、シースルーバック、日本限定とシリアルナンバーの刻印
針|青焼き(長針・短針)
ムーブメント|手巻きアルファ
ストラップ|ホーウィン社製ヘリ返しシェルコードバン ブラウン
尾錠|ステンレススチール ディプロイメントバックル
NM139.S53B
ブルー一色で描き切る技法 「藍絵」をイメージ。
ノモスブティック 限定15本販売
秒針|青焼き
価格|38万2800円 (税込)


NM139.S53R
浮世絵の作品を華やかにし、 全体を引き締める「紅」をスモールセコンドに。
正規販売店 限定35本販売
秒針|赤染め
価格|38万2800円 (税込)

問い合わせ先

ノモス
https://nomos-glashuette.com/ja

                      
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