特集|BASEL2011
「特集|BASEL2011」に関する記事
CHOPARD|ドライバーズクロノからシンプルモデル ハイジュエリーと充実のコレクションを展開
CHOPARD|ショパールドライバーズクロノからシンプルモデルハイジュエリーと充実のコレクションを展開昨年ブランド創立150周年を迎え、圧巻のコレクションを披露したショパール。今年も、メンズの機械式コレクションとハイジュエリーコレクションに魅力的な新作が登場。本格時計ブランド、ハイジュエリーブランドとしてさらにその地位を揺るぎないものとした。取材・文=渋谷康人自社製ムーブメントのL.U.Cコレクションがさらに充実1860年に創業した老舗ショパール。そのマニュファクチュールとしての伝統を再興すべく、1990年代半ばからカール・フレドリッヒ・ショイフレ現社長の指揮ではじまった自社製ムーブメント「L.U.C」開発プロジェクトは、1997年のファーストモデルの発表から年を重ねるたびに発展し、今日ではコンプリケーションモデルをふくむメンズウォッチ「L.U.C」コレクションへと結実。昨年は創業150周年を記念して、永久カレンダー&トゥールビヨンを搭載したグランドコンプリケーションモデル「オール...
Hamilton|今年最大のトレンド、レトロクラシックで リーズナブルなモデルが続々!
Hamilton|ハミルトン今年最大のトレンド、レトロクラシックでリーズナブルなモデルが続ぞく!懐かしい味わい。でも最新モデルならではのしっかりした造り。それが、スウォッチ グループの中堅ブランド、ハミルトンの新作の魅力。テイストが好みに合えば、これほどお買い得なブランドはない。取材・文=渋谷康人1930年代から70年代まで、伝統を継承するモデル“モダン・タイムズ”をテーマに登場した今年2011年のハミルトンの新作は、時計界の一大トレンド「レトロクラシック」をどこよりも体現するもの。1930年代スタイルのレディスから1970年代初頭の伝説的なクロノグラフまで全部で7モデル。どれも内容から考えると“ビックリするほどお買い得”な価格設定で、購買意欲を大いにそそられる。どれをお薦めするか本当に悩んでしまう。ミリタリーテイストのパイロットウォッチや、1960年代のフレキシブルブレスのシンプルモデル、そして機械式クロノの歴史に残る伝説的なクロノグラフまで多彩なラインナップだ。なかでもお買い得...
hD3 NEXTGEN|スマートフォンならぬ“スマートウォッチ”!? カリスマデザイナーが創ったヴァーチャルな“複雑腕時計”
hD3 NEXTGEN|エイチ・ディー・スリー ネクスジェンスマートフォンならぬ“スマートウォッチ”!?カリスマデザイナーが創ったヴァーチャルな“複雑腕時計”腕時計と呼ぶべきか、それともリストコンピュータの一種なのか? 今年のバーゼルフェアにてジャーナリストのあいだで秘かに話題と注目を集めたのが、時計デザイナー界のカリスマのひとり、ヨルグ・イゼックが創ったこの「SLYDE(スライド)」。あなたは何だと思いますか?取材・文=渋谷康人メカニカルからデジタルへ一気にジャンプ!hD3(エイチ・ディー・スリー)というブランド名を見て「アレ!おかしいな。まちがっているのでは?」と思ったあなたはかなりの時計通。そう、独創的な機械式複雑機構を搭載したモデルを得意とするhD3ならぬ「HD3」は、巨匠ヨルグ・イゼックら3人のデザイナーにより2004年創業された、時計ブランド。じつはこのモデルは、そのブランドの歴史を継承する新ブランド「hD3 NEXGEN(エイチ・ディー・スリー ネクスジェン)」から今...
N.O.A|イタリアのセンスとスイスの時計技術が融合 新感覚ラグジュアリー・ウォッチ
N.O.A|ノアイタリアのセンスとスイスの時計技術が融合新感覚ラグジュアリー・ウォッチ伝統的なデザインの腕時計も、モダンで精悍なスポーツウォッチもすでに所有している。どこかに、ひと目で「あたらしい!」と思える斬新なデザインの腕時計はないものか。既存の高級時計に飽きてきた、そんなあなたにぜひ見てほしいのが2003年に誕生した「N.O.A(ノア)」。シンプルだが、見れば見るほど魅力が発見できる、オリジナリティ溢れる腕時計だ。取材・文=渋谷康人3Dインデックスの発明者が立ち上げた新進・注目ブランドここ数年、時計デザインの世界でスタンダードになったのが“3Dインデックス”。たんにインデックスを文字盤上に印刷するのではなく、立体的なパーツを文字盤に埋め込む手法は昔からあったが、3Dインデックスは文字盤そのものからインデックスのパーツまで、視覚的なインパクトと味わいを生むように設計することで、印象的なフェイスを実現する技術。「N.O.A」はこの3Dインデックスの発明者(2006年アメリカ特許)...
Ball Watch|創業120周年を記念して驚異のお買い得モデルが登場! ヘビーデューティな定番モデルも着実にスペックアップ
Ball Watch|ボール ウォッチ創業120周年を記念して驚異のお買い得モデルが登場!ヘビーデューティな定番モデルも着実にスペックアップ価格を超えた品質と価値で、ブランド認知度が毎年着実にアップしているボール ウォッチ。知名度以上にスペックアップが著しい良心的な製品づくりは時計業界でも高く評価されている。今年はブランド創立からちょうど120周年を迎えたことを記念して、驚異的な価格のゴールドケースモデルも発表された。取材・文=渋谷康人年を追うごとに大きく進化する製品のクオリティ時計の世界では1990年代から、機械式時計ブームの盛り上がりに伴い、歴史に名を残しながらも長い歴史のなかで事業が低迷・没落したり休眠してしまったりした老舗・名門ブランドに、あらたな命を吹き込む復活・再生プロジェクトが盛んにおこなわれてきた。そのなかにはただ名前だけで中身が伴わない残念なケースもあるが、携わる人びとの熱意とあたらしい技術で、年を追うごとに製品がグレードアップして魅力的になる時計ブランドもある。...
VERSACE|マットブラックケースに、名門のムーブメントを搭載 本格クロノグラフが登場
VERSACE|ヴェルサーチマットブラックケースに、名門のムーブメントを搭載本格クロノグラフが登場独自のラグジュアリー・テイストで世界中のセレブリティたちから支持を集めるヴェルサーチは、時計に本気なハイファッションブランドの代表格。今年はメンズコレクションに、精悍な外観と時計愛好家も認める名門ファクトリーのムーブメントを搭載した、本格クロノグラフが発表された。取材・文=渋谷康人今秋からはファッションの再上陸・再展開もファッションからウォッチ&ジュエリー、さらに携帯電話やホームウエア(食器やインテリアなど)まで展開するイタリアのヴェルサーチ。創設者ジャンニ・ヴェルサーチは、1990年代ミラノファッションの3大カリスマ「3G」のひとりとして君臨し、残念ながら1997年に逝去している。自身が時計好きだったこともあり、ウォッチコレクションがスタートしたのは1989年から。大胆だが時計愛好家も納得のデザインと内容で、ヨーロッパやアメリカを中心に高い人気を得ている。「ヴェルサーチ」ブランドの日...
JACOB & CO|ブランドアイコンの“5タイムゾーン”ウォッチに 革新的な新シリーズ 4コレクションが登場!
JACOB & CO|ジェイコブブランドアイコンの“5タイムゾーン”ウォッチに革新的な新シリーズ・4コレクションが登場!大胆不敵なデザイン、複雑メカニズムで、日本でも芸能人を中心にファンが着実に増えているニューヨーク発の時計ブランド、ジェイコブ。今年はブランドの名を一躍有名にした「ファイブ・タイムゾーン・コレクション」に、新世代シリーズが登場。バーゼルに集まった世界各国の時計関係者を魅了した。取材・文=渋谷康人今年からミラ・ジョヴォヴィッチがアンバサダーに1981年にジュエリーブランドとしてロシア出身のジュエリーデザイナー ジェイコブ・アラボ氏が設立したジェイコブは、ニューヨーク発のセレブ御用達ブランド。時計部門への進出は2002年からだが、世界を飛びまわるジェットセッターのための、5つのムーブメントを並べた大胆デザインの「ファイブ・タイムゾーン・コレクション」がバーゼルフェアでも評判になり、またたく間に時計界でも注目される存在となった。ここ数年は31日トゥールビヨンモデル...
FREDERIQUE CONSTANT|クラシックカー、ヴィンテージカー好きの心に響く レトロ感覚溢れる新クロノグラフが登場
FREDERIQUE CONSTANT|フレデリック・コンスタントクラシックカー、ヴィンテージカー好きの心に響くレトロ感覚溢れる新クロノグラフが登場伝統的なスイス時計の魅力を良心的な価格で提供するジュネーブの新進時計ブランドとして、世界で人気のフレデリック・コンスタント。今年はあらたにスポンサードを発表したクラシックカー、ヴィンテージカーによる長距離ラリーイベント「北京-パリ」を記念した新作クロノグラフが発表された。取材・文=渋谷康人ジュネーブの新進“マニュファクチュール”ブランド“適正価格で楽しめる高品質なスイス時計”として、ヨーロッパはもちろん日本でも評価の高いフレデリック・コンスタント。現在もCEOを務めるピーター・スタースとその妻アレッタ・バックスが1988年にジュネーブで設立した新進ブランドだ。時計の心臓部であるテンプ部分をシースルーにして、もっともアクティブなこのメカニズムの動きを目で楽しめるようにした「ハートビート機構」を搭載したモデルでブレイクした。その後、オランダ...
EBEL|創業100周年を記念 中3針モデルとクロノグラフが限定で登場
EBEL|エベル創業100周年を記念中3針モデルとクロノグラフが限定で登場スイス時計のデザインを一貫してリードし、1990年代にはスイス時計を代表する名門だったエベル。2003年から新体制で再建に取り組んだ結果、製品は全盛期の魅力を確実に取りもどしつつある。創業100周年を迎えた今年はこれを記念して、業界を驚かせる魅力的な限定モデルを発表した。取材・文=渋谷康人ブランド本来の魅力を取りもどした名門1911年創業のエベルは、スイス機械式時計の黄金時代といわれる50年代、さらに80年代から90年代末まで、世界的な高級時計ブームで史上空前の繁栄を見せる現在のスイス時計業界のリーダーとして君臨してきた有力時計ブランドだ。「時の建築家(THE ARCHITECT OF TIME)」というのがブランドのキャッチコピー。職人技から生み出された三次元フォルムのケースやサファイアクリスタル風防、緻密な設計と高い工作精度が実現した、流れるような美しいフォルム、抜群のフィット感を両立させたブレスレット、...
Cuervo y Sobrinos|スイスのハートにキューバのスピリット”今年も大人心をくすぐるユニークなモデルがぞくぞく
Cuervo y Sobrinos|クエルボ・イ・ソブリノス“スイスのハートにキューバのスピリット”今年も大人心をくすぐるユニークなモデルがぞくぞくキューバのハバナにルーツをもつ時計界でもユニークな存在であり、スイス時計にはないラテンテイストで人気のクエルボ・イ・ソブリノス。2011年もその勢いは止まらない。今年も個性的なモデルが続々と登場した。取材・文=渋谷康人レトロ&ラテンテイストで世界的な人気革新的なモデルももちろん数多く発表されたが、ブランドの歴史や規模を問わず2011年バーゼルフェアで最大のトレンドはまちがいなく、どこか懐かしくひとの心を和ませてくれる“レトロテイスト”。19世紀後半から1940年代、名だたるスイスの名門とのコラボレーションで栄華を極めたハバナの名門時計店として、独自の時計世界を築き上げてきたクエルボ・イ・ソブリノス。歴史のなかでいったん姿を消したが、2002年に約40年の休眠状態から醒めて劇的な復活を果たしたクエルボ・イ・ソブリノスにとって、“レトロテイ...
GRAHAM|ズシリと分厚い従来モデルとは一線を画す 薄型のGMTモデルが登場
GRAHAM|グラハムズシリと分厚い従来モデルとは一線を画す薄型のGMTモデルが登場グローブを着けたままでもクロノ機構のスタート&ストップができる独得なレバー機構搭載のクロノグラフ「クロノファイター」をアイコンに、男性的な大型モデルで熱烈なファンをもつグラハム。今年はこれまでになく薄型で着けやすいサイズのGMTモデルをリリースした。取材・文=渋谷康人メルセデスGPのオフィシャルタイムキーパーに1995年に設立された若いブランドながら、18世紀に活躍したイギリスが生んだ天才時計師でクロノグラフ開発者 ジョージ・グラハムの創造性を継承するスイスの時計ブランド グラハム。自動巻きクロノグラフトゥールビヨンやフライバッククロノグラフ、フドロワイヤント(1/8秒計測)機能つきクロノグラフなど、機能もデザインもスペシャルなクロノグラフを数多く発表し、一部の男性から圧倒的な支持を受けている。2011年バーゼルフェアでのトピックは“史上最強のF1ドライバー”マイケル・シューマッハがエースドライバー...
EDOX|“クラスワン”のアイコンモデルを筆頭に 人気モデルがマイナーチェンジで魅力アップ!
EDOX|エドックス“クラスワン”のアイコンモデルを筆頭に人気モデルがマイナーチェンジで魅力アップ!価格を超えた機能とつくりで人気が急速にアップしている注目のスポーツウォッチブランド エドックス。今年はアイコンの「クラスワン クロノグラフ」が新型に。また「グランドオーシャン」にもクロノや超薄型の新作が登場した。取材・文=渋谷康人いまもっとも気になるスポーツウォッチブランドエドックスは、ダイバーやヨットマンなどマリンスポーツを楽しむ男性にいまもっともお薦めしたいスポーツウォッチブランドのひとつ。最大の特徴は妥協のないつくり、高い性能ながら良心的な価格だ。1960年代から先進的な防水腕時計で知られていたブランドだが、ほかのスイスブランド同様にクオーツショックで1970年代から1980年代にかけて低迷を余儀なくされた。しかし1998年に、当時世界でもっとも薄いカレンダーつきのクオーツのドレスウォッチコレクション「レ・ベモン」を開発するなど、クオーツでも高い技術力を確立。時計ブームのなか、...
SWAROVSKI|ビジネスシーンでも着けられる! シックなメンズコレクションが遂に誕生
SWAROVSKI|スワロフスキービジネスシーンでも着けられる!シックなメンズコレクションが遂に誕生2009年のバーゼルフェア出展・ウォッチコレクションのデビューから3年目を迎えたスワロフスキー。今年はビジネスシーンでも着けられるシックなデザインの、初のメンズ専用コレクションがリーズナブルな価格で登場した。取材・文=渋谷康人3年目を迎えてコレクションがさらに充実世界最高のクリスタルの製造加工技術で世界を席巻するオーストリアのスワロフスキー。ガラス製のジュエリーやアクセサリー、フィギュリン、さらにシャンデリアや食器、ステーショナリー、光学機器まで展開する総合クリスタルガラスメーカーとして、また工業資材として、ジュエリーやアクセサリーなどのファッションアイテムはもちろん建築にまで使われるクリスタルガラス製パーツ「クリスタライズ-スワロフスキー・エレメント」、通称スワロフスキー・クリスタルの供給元としても知られる。同社が、自社ブランドのウォッチを華々しく発表し注目を集めたのはいまから3年...
バーゼルワールド2011特集|世界最大の腕時計フェアより注目の新作腕時計50選
BASEL WORLD 2011今年の注目モデルをいち早く紹介!文=渋谷康人フランスやドイツと国境を接するスイス北西部、ライン河に面したスイス第3の都市バーゼル。そこで開催されるバーゼルフェア、正式名称「バーゼルワールド」は、世界最大の時計・宝飾見本市だ。その起源は何と1917年に開催されたスイス工業博覧会に遡ることができるという長い歴史を誇る。出展者はスイスを中心とした世界中の時計および時計関連メーカー。老舗・名門時計ブランドから中堅、新進ブランド、部品メーカー、さらには個人の時計師までじつに多彩で、世界の時計メーカーの最新コレクションや最新トレンド、技術や時計の奥深い魅力に触れることができる。第39回目となった今年は、3月23 日から31日まで開催され、期間中に全世界45カ国から1892のブランドが出展、10 万3200人の来場者を記録した。さて、今回のバーゼルワールドで注目すべき時計とは? OPENERSでは厳選した50本をここでご紹介。奥深き時計の世界へ、ようこそ。Glas...
Glashütte ORIGINAL| 待望のシンプル&ブレスレットモデルが遂に登場
Glashütte ORIGINAL|グラスヒュッテ・オリジナルどこか懐かしくホッとする、1970年代テイスト待望のシンプル&ブレスレットモデルが遂に登場ドイツ・グラスヒュッテの伝統を継承するマニュファクチュールブランドとして時計愛好家から高く評価される名門は、好評の1960年代デザインにつづいて今年、1970年代テイストのシンプルモデルを発表した。しかも、毎日着けられるブレスレットモデルだ。取材・文=渋谷康人グラスヒュッテ時計の正統派ブランド現在はスウォッチ グループ傘下にあるグラスヒュッテ・オリジナルは、ザクセン王国の宮廷時計をルーツに、19世紀からドレスデン郊外の山間の村 グラスヒュッテで華開いたドイツ時計の栄光を継承する、貴重な時計ブランドのひとつ。第二次世界大戦後の1951年、共産主義政権の東ドイツでグラスヒュッテにあった7つの時計メーカーはひとつに統合・国有化され、国営グラスヒュッテ時計会社(通称GUB)となった。この会社は1990年のドイツ統一を機に民営化、株式会社に...