GRAHAM|ズシリと分厚い従来モデルとは一線を画す 薄型のGMTモデルが登場
GRAHAM|グラハム
ズシリと分厚い従来モデルとは一線を画す
薄型のGMTモデルが登場
グローブを着けたままでもクロノ機構のスタート&ストップができる独得なレバー機構搭載のクロノグラフ「クロノファイター」をアイコンに、男性的な大型モデルで熱烈なファンをもつグラハム。今年はこれまでになく薄型で着けやすいサイズのGMTモデルをリリースした。
取材・文=渋谷康人
メルセデスGPのオフィシャルタイムキーパーに
1995年に設立された若いブランドながら、18世紀に活躍したイギリスが生んだ天才時計師でクロノグラフ開発者 ジョージ・グラハムの創造性を継承するスイスの時計ブランド グラハム。自動巻きクロノグラフトゥールビヨンやフライバッククロノグラフ、フドロワイヤント(1/8秒計測)機能つきクロノグラフなど、機能もデザインもスペシャルなクロノグラフを数多く発表し、一部の男性から圧倒的な支持を受けている。
2011年バーゼルフェアでのトピックは“史上最強のF1ドライバー”マイケル・シューマッハがエースドライバーを務めるF1のトップチーム「メルセデスGP」のオフィシャルタイムキーパーになったこと。これを記念してバーゼルフェアの近くのレストランを借しきっておこなわれた展示会では「メルセデスGP タイムゾーン」と名づけられた新作モデルも披露された。
注目は日本人の腕にピッタリのGMTモデル
グラハムの代名詞はなんといっても、パイロットや爆撃手がグローブを着けたままでも操作できるようにする独得のレバー機構がついた、分厚く大きなクロノグラフ「クロノファイター」。例年さまざまな趣向のバリエーションが登場しているが、今年は第二次世界大戦で活躍し“空飛ぶ要塞(フライング・フォートレス)”の名で怖れられた大型高速爆撃機B17をモチーフにした、マット加工のブラックカラー文字盤の精悍なモデルが登場した。
しかし今回OPNENERS読者にご紹介したいのは、前述した「メルセデスGP タイムゾーン」とサイズや基本機能をおなじくするGMT機構つきの新作「シルバーストーン・タイムゾーン」。グラハムの腕時計といえば“大型で分厚いクロノグラフ”がすべてだったが、このモデルはおそらくはじめてとなる、薄型で着けやすいGMTウォッチ。ひと目でグラハムとわかる個性的なルックスを備えながら40万円弱という、これまでにない価格も大きな魅力。これまで「グラハムはほしかったが、大きくて重い腕時計はちょっと……」と敬遠していた方に、ぜひお薦めしたい。
シルバーストーン・タイムゾーン
レーシングスピリットが香るシンプルフェイスのGMTモデル
“グラハムの腕時計=デカ厚クロノ”という常識を破る、24時間で文字盤を1周する第2時間帯表示用のGMT針つきの自動巻きウォッチ。大型のアラビア数字インデックスと、スーパールミノバをコーティングした太い針で視認性は抜群だ。またケースサイズも日本人男性の腕にピッタリの直径42mm。ブラックカーボンダイヤルにオレンジのインデックス、レーシングブルーの24時間ベゼルをセットしたタイプをはじめ、全部で3種類のカラーバリエーションが用意されているのもうれしい。
自動巻き、直径42mmのステンレススティールケース、ステッチ入りのブラックカーフストラップ、シースルーバック、50m防水、39万9000円。
DKSHジャパン グラハム
Tel.03-5441-4513