3年目を迎えてコレクションがさらに充実

世界最高のクリスタルの製造加工技術で世界を席巻するオーストリアのスワロフスキー。ガラス製のジュエリーやアクセサリー、フィギュリン、さらにシャンデリアや食器、ステーショナリー、光学機器まで展開する総合クリスタルガラスメーカーとして、また工業資材として、ジュエリーやアクセサリーなどのファッションアイテムはもちろん建築にまで使われるクリスタルガラス製パーツ「クリスタライズ-スワロフスキー・エレメント」、通称スワロフスキー・クリスタルの供給元としても知られる。同社が、自社ブランドのウォッチを華々しく発表し注目を集めたのはいまから3年前、2009年のバーゼルフェアでのこと。以降、独自のクリスタルガラス技術を活かした特別な輝きをもつスポーツウォッチとジュエリーウォッチの分野で、ユニセックスに楽しめるコレクションを展開。とくに女性にとっては絶対に見逃せないウォッチブランドとなった。

コレクションスタートから3年目を迎えた2011年も、ベゼルそしてラバーストラップにもクリスタル素材を活かした華やかでスポーティな「オクテア スポーツ」を筆頭に、魅力的な新作モデルが多数発表された。とくに、同コレクションのクロノグラフや、あたらしいカラーのファセット加工したクリスタル、セラミック素材をベゼルに使った3針モデル、好評のアヴァンギャルドなスクエア型モデル「ロックンライト」待望のミニサイズは見逃せない。

初のメンズ＆機械式コレクションを発表

そして今年、OPENERS読者にとってもっともうれしいニュースが、初のメンズモデルコレクション「ピアッツァ グランデ」の登場だ。日本、中国、香港、台湾、マカオ、中東諸国で今年9月から先行発売されるこの3針のカレンダーつき丸型ウォッチは、直径43mmケースの自動巻きモデルと直径42mmケースのクォーツモデルの2ライン、全部で6バージョン。

これまでのユニセックスモデルに見られる、クリスタルの輝きを前面に押し出したデザインとはちがい、ビジネスシーンにピッタリの、落ち着きと適度な華やかさがミックスされた外観が特徴。スワロフスキーの腕時計であることをさりげなく、だがはっきりと主張するファセットカットのセラミックを使ったリュウズと、やはりファセットカットされたリュウズガードも目を引く。

文字盤はいずれもサンレイパターンの細かな彫刻加工がほどこされたもので、クォーツモデルはスワロフスキー・クリスタルを使ったバーインデックスとシンプルな針の組み合わせ。自動巻きモデルは夜光素材を半分セットした太めのスケルトン針にアラビア数字とバー2種類のインデックスの組み合わせ。もちろん、そのなかには、クリアクリスタルをセットしたインデックスを使ったタイプもある。また自動巻きモデルでは、ブラック文字盤の場合に秒針のみブルーに、シルバー文字盤にはブルーインデックスのタイプを用意するなど、時計界のトレンドカラーであるブルーをデザインに巧みに採り入れている点もすばらしい。

価格も10万円台とお手ごろなので、ビジネスからパーティシーン、さらにオフタイムまで幅広く使い回しができる、これまでにないスタンダードウォッチとしてぜひ1本、手もとに置きたいウォッチである。

ピアッツァ グランデ オートマティック
スワロフスキー初のメンズ＆機械式モデル

ウォッチ市場参入3年目の今年、満を持して登場する初のメンズコレクションの頂点に位置する機械式（自動巻き）モデル。ケース右サイドの、スワロフスキー独自の技術でファセットカットされたリュウズとリュウズガードによるアシンメトリックな外観デザインは一見普通だが、見れば見るほど奥深く魅力的。搭載ムーブメントはカレンダーつき3針自動巻きムーブメントとして現在もっとも広く使われているスイスETA社製の「キャリバー2824-2」。シースルーバックのケース裏から見えるローターはコート・ド・ジュネーブ加工とスワロフスキーの刻印がほどこされる。またサファイアガラス風防にはキズ防止加工と視認性を高めるための無反射コーティング済み。バリエーションは全部で6タイプ。

自動巻き、直径43mmのステンレススティールケース、ステンレススティールブレスレットまたはクロコダイル型押しのカーフスキンストラップ、シースルーバック、10気圧防水、19万50円（ステンレススティールブレスレット仕様）、16万9050円（カーフスキンストラップ仕様）。9月発売予定。

スワロフスキー・ジャパン コンシューマー・グッズ事業部
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