VERSACE|マットブラックケースに、名門のムーブメントを搭載 本格クロノグラフが登場
VERSACE|ヴェルサーチ
マットブラックケースに、名門のムーブメントを搭載
本格クロノグラフが登場
独自のラグジュアリー・テイストで世界中のセレブリティたちから支持を集めるヴェルサーチは、時計に本気なハイファッションブランドの代表格。今年はメンズコレクションに、精悍な外観と時計愛好家も認める名門ファクトリーのムーブメントを搭載した、本格クロノグラフが発表された。
取材・文=渋谷康人
今秋からはファッションの再上陸・再展開も
ファッションからウォッチ&ジュエリー、さらに携帯電話やホームウエア(食器やインテリアなど)まで展開するイタリアのヴェルサーチ。創設者ジャンニ・ヴェルサーチは、1990年代ミラノファッションの3大カリスマ「3G」のひとりとして君臨し、残念ながら1997年に逝去している。自身が時計好きだったこともあり、ウォッチコレクションがスタートしたのは1989年から。大胆だが時計愛好家も納得のデザインと内容で、ヨーロッパやアメリカを中心に高い人気を得ている。「ヴェルサーチ」ブランドの日本での事業展開は2009年春から一時的に休止しているが、この秋シーズンから再スタートすることが発表されている。
イチ押しは、精悍な2カウンタークロノグラフ!
最高級の天然素材と美しいカッティングにこだわって製作されたヴェルサーチのファッションには華やかさとともにどこか伝統的な落ち着き、クラシックテイストがわずかだがふくまれていて、それが絶妙なアクセントになっている。メンズ&レディスの腕時計コレクションも、その点はおなじ。ケースやブレスレット文字盤などディテールのしっかりした造り。それが時計のプロからも支持される理由だろう。
2011年のバーゼフェアでも、メンズ&レディスともにブランドの個性と時計界のトレンドを見事に融合させた魅力的なモデルが多数発表された。
そのなかでもOPENERS読者の男性にぜひお薦めしたいのが、いまのトレンドをヴェルサーチ流に洗練させた精悍なブラックセラミックケースの機械式クロノグラフ「DV ONE(ディーヴィ ワン)」だ。3つ目(インダイヤルが3つ)ではなく、あえてインダイヤルをレトロな横2つ目(インダイヤルが2つ)にし、6時位置にブランドのアイコンであるメデューサを、12時位置にデイト表示を配置。オールブラック仕様もあるが、とくにレコメンドしたいのが、ベゼルとリュウズ、プッシュボタンのロックスクリューに、やはりトレンドのブルーのIPブレーティングをほどこしたブラックネイビーのタイプだ。メカニズムの中身もディテールの仕上がりも申し分ない。
DV ONE(ディーヴィ ワン)
知るひとぞ知る名門のクロノムーブメントを搭載!
半世紀以上も前からスイス名門ブランドに複雑メカニズム、とくに複雑クロノグラフを搭載したムーブメントを供給してきたデュボワ・デプラ製の機械式クロノグラフムーブメントを、シックなマット仕上げのブラックセラミックケースに搭載した本格クロノグラフモデル。やはりセラミック製のベゼルには、ドライバーズクロノならではの機能のひとつ、タキメーター目盛りが刻まれている。魅力のひとつであるムーブメントを視覚的に楽しめるように、ケース裏をシースルー仕様にしてあるのもうれしい。
自動巻き、直径43.5mmのマットブラックのセラミックケース、ブラックラバーストラップ、シースルーバック、5気圧防水、37万8000円(予価)。8月発売予定。
ヴェルサーチ(ウォッチ)/ムラキ
Tel.03-3273-0321