日本
「日本」に関する記事
特集|食のみやこ鳥取県|「分とく山」の野﨑洋光が見据える、鳥取の食材の大いなる可能性
特集|食のみやこ鳥取県「分とく山」の野﨑洋光が見据える、鳥取の食材の大いなる可能性(1)鳥取には美味なる食材が数多くある。食通のあいだでも、まだまだ知れわたっていないこの事実。海と山に囲まれた自然環境は、ねばりっこや白ネギ、梨といった野菜・果物類、岩ガキやハタハタをはじめとする魚介類、そして鳥取和牛などの肉類を生む。「鳥取の食材とのつきあいは30年以上」という料理人の野﨑洋光さんは、最近その可能性にあらためて注目していると話す。Photographs (portrait) by JAMANDFIXText by OGAWA Fumio鳥取の食材は分とく山の“大事なパートナー”割烹「分とく山」(わけとくやま)の総料理長、野﨑洋光さんがいま注目している食材は、鳥取のものだ。「鳥取の食材とのつきあいは、私が(1970年代に)八芳園に勤めていたときからです。オーナーが鳥取出身で、おいしい食材を取り寄せていました。最近、あらためて料理に使わせていただくようになりましたが、漁業、農業、畜産業す...
Richard Mille|一夜かぎりのリシャール・ミル ミュージアム
Richard Mille|リシャール・ミル一夜かぎりのリシャール・ミル ミュージアム去る12月11日、明治神宮外苑の聖徳記念絵画館を会場にリシャール・ミルの特別イベントが開催された。一夜かぎりのリシャール・ミル ミュージアム「Musée RICHARD MILLE」には歴代コレクションが一堂に会し、話題の新作「RM056」の特別展示もおこなわれた。 Text by AKIZUKI Shinichiro(OPENERS)話題のサファイヤ時計「RM056」も展示いまや伝説のマスターピースとなった「RM001」とともに、2001年にデビューを飾ったリシャール・ミル。“時計のF1”をコンセプトとし、現時点で求めうる最高の時計づくりを追求しつづけるこの超個性派ブランドが、今年で日本上陸10周年を迎え、明治神宮外苑の聖徳記念絵画館を会場に特別イベントを開催した。一夜かぎりでおこなわれたリシャール・ミルのミュージアム「Musée RICHARD MILLE」には、独創的なコンセプトと徹底したこ...
shihara|アクセサリーブランド「シハラ」の限定ショップが伊勢丹新宿店にオープン
shihara|シハラ全コレクションがラインナップ伊勢丹新宿店に限定ショップがオープン日常になじむ、時代感を捉えたデザインが注目を集めるアクセサリーブランドshihara(シハラ)。その全コレクションをが揃う期間限定ショップが、4月10日(水)から16日(火)までのあいだ伊勢丹新宿店の1階にオープンする。Text by FUJITA Mayu(OPENERS)全コレクションが揃う、ブランドのあらたな魅力に出合える1週間「トゥモローランド」や「スーパーAマーケット」「インターナショナルギャラリー ビームス」をはじめ、感度の高いセレクトショップを中心に展開する新進ブランド、シハラ。2011年春夏シーズンよりスタートし、今期6シーズン目を迎える若いブランドながら、時代感を捉えたクリーンなデザインが注目を集めている。素材の無垢な表情を活かし、装飾を“足す”のではなく、たとえば機能的なパーツもデザインの一部として取り込むなど、シンプルさのなかにひねりを効かせたリングやネックレスなどが人気を博...
SEIKO|銀座・和光にてセイコー腕時計100周年を祝う
社長自身がプロデュースした特別限定モデルも登場銀座・和光にてセイコー腕時計100周年を祝う日本が世界に誇る時計ブランド「セイコーウオッチ」。1913年に国産第1号となる腕時計が製造されてから、今年で100年をむかえた。記念すべきこの日のために、セイコーは記念レセプションを開催。併せて、3種類4型の限定モデルの発表がおこなわれた。Text & Event Photographs by SHIBUYA Yasuhitoこれまでの100年への感謝と、次の100年への意欲をアピール1913年、国産第1号の腕時計、「ローレル」が精工舎で製造されてから、今年でちょうど100周年。6月6日夜、東京銀座のシンボルである時計台を頂く高級専門店「和光」で「セイコー腕時計100周年記念レセプション」が開催された。1897年(明治30年)頃の服部時計店。現在は和光が建つ銀座4丁目交差点付近の当時の写真1913年に精工舎でつくられた国産第1号の腕時計「ローレル」この一世紀の間に、技術でも生産量でも世...
SEIKO|セイコー腕時計100周年を記念したSHスペシャルモデル
湘南の”渚”を表現服部社長の名を冠したSHスペシャルモデルセイコーウオッチ社長、服部真二(Shinji Hattori)氏のイニシャルを取り「SHスペシャルモデル」と名付けられたセイコー腕時計100周年記念モデル。服部氏自身が愛する「湘南の海」から着想を得た渚の情景をコンセプトに、セイコーが擁する名工たちが技能を集結し、究極の時計をつくり上げた。Text by SHIBUYA Yasuhito現代の名工たちが贅沢な遊び心を表現セイコー腕時計100周年を記念し発表された「SH(Shinji Hattori)スペシャルモデル」は、服部真二社長の洗練されたセンスと洒脱な遊び心が存分に織り込まれた特別限定モデル。極薄メカニカルムーブメント、キャリバー6898を搭載。ムーブメントに彫り込まれた遊び心満点のデザインにも注目バンドの裏側には“渚”に関連するキーワードをプリントするマザー・オブ・パール製の美しい文字盤は、ブルーの濃淡で上半分を空、下半分を海に見立てたデザインがほどこされ、シンプルな...
MOVIE│構想15年、連載9年に及ぶ宮部みゆきの大作を成島出監督が映画化
MOVIE│構想15年、連載9年に及ぶ宮部みゆきの大作を成島出監督が映画化『ソロモンの偽証 前編・事件』『ソロモンの偽証 後編・裁判』ベストセラー作家、宮部みゆきが構想15年、執筆に9年を費やした超大作『ソロモンの偽証』が成島出監督により映画化。前後半にわけられ、『ソロモンの偽証 前篇・事件』は3月7日(土)から、『ソロモンの偽証 後篇・裁判』は4月11日(土)より、全国ロードショーされる。Text by YANAKA Tomomi1万人のオーディションで選ばれた33人の“14歳”男子生徒の不審死により、さまざまな思惑がうごめくなか、中学生自身が“学校内裁判”を開き、真実の犯人を探すミステリー超大作『ソロモンの偽証』。直木賞作家でもある宮部みゆきが2002年から2011年まで9年もの間連載し、総計2000ページ以上にも及ぶ集大成が満を持して映画化された。メガホンを取ったのは映画『八日目の蝉』で日本アカデミー賞など数かずの映画賞を総なめにした成島出。また『八日目の蝉』チームが再集結し...
INTERVIEW|中島哲也監督『渇き。』主演・小松菜奈 単独インタビュー
INTERVIEW|鬼才、中島哲也監督の心を捉えた新ミューズ!『渇き。』主演 小松菜奈 単独インタビュー(1)『下妻物語』『嫌われ松子の一生』『告白』など、個性と創造力がふんだんに駆使されたエンタテインメント作品で、日本映画界を牽引する中島哲也監督。これまでも、土屋アンナ、中谷美紀、松たか子らとともに、映画史に残る女性像を生み出してきた。最新作『渇き。』で迎えたのは、モデル出身の小松菜奈。頭脳明晰、容姿端麗という学園のカリスマでありながら突然失踪し、捜索に乗り出す父親を翻弄する女子高生を圧倒的な存在感で演じている。鬼才を唸らせた新たなるミューズに、デビュー作について聞いた。Text by MAKIGUCHI JuneStyling by KAWAKAMI KaoriHair & Makeup by OZAWA MaiPhotographs by JAMANDFIX「はじめての映画が中島監督の作品でよかった」──劇薬エンタテインメントとも称される衝撃作『渇き。』ですが、デ...
連載|気仙沼便り|3月「桜を待ち、次の再会を心に別れを告げる」
連載|気仙沼便り3月「桜を待ち、次の再会を心に別れを告げる」 2014年4月、トラベルジャーナリストの寺田直子さんは、宮城県・気仙沼市へ向かった。目的は20年ぶりに造られたという、あたらしい漁船の「乗船体験ツアー」に参加すること。震災で大きな被害を受けたこの地も、3年の月日を経て、少しずつ確実に未来へ向かって歩きはじめている。そんな気仙沼の、ひいては東北の“希望の光”といえるのが、この船なのだと寺田さんは言う。漁船に導かれるまま、寺田さんが見つめた気仙沼のいま、そしてこれからとは? 全8回にわたってお届けしてきた本連載も、ついにフィナーレのときがやってきた。充実したスケジュールを消化した一行は、いまの気仙沼を象徴する特別な一品を求めて「さかなの駅」へと向かった。Text & Photographs by TERADA Naoko一歩ずつ、あたらしい未来へ1泊2日の「気仙沼 うんめぇもんツアー」の日程がすべて終わった。民宿「つなかん」での若い漁師たちとの出会い、唐桑御殿での船...
連載|気仙沼便り|2月「伝説の大船頭・前川渡さんと俳優・渡辺謙さんの対談を聞く」
連載|気仙沼便り2月「伝説の大船頭・前川渡さんと俳優・渡辺謙さんの対談を聞く」2014年4月、トラベルジャーナリストの寺田直子さんは、宮城県・気仙沼市へ向かった。目的は20年ぶりに造られたという、あたらしい漁船の「乗船体験ツアー」に参加すること。震災で大きな被害を受けたこの地も、3年の月日を経て、少しずつ確実に未来へ向かって歩きはじめている。そんな気仙沼の、ひいては東北の“希望の光”といえるのが、この船なのだと寺田さんは言う。漁船に導かれるまま、寺田さんが見つめた気仙沼のいま、そしてこれからとは? いよいよ旅も大詰め。気仙沼の味覚を堪能した一行は、今回のツアーの最終ハイライト、俳優の渡辺謙さんと、伝説の大船頭、前川渡さんの対談がおこなわれる会場へと向かった。Text & Photographs by TERADA Naoko誰もがいつでも帰って来られる心の港気仙沼のマグロ漁船が獲ったマグロをお腹いっぱい味わった私たちは、今回のツアーの最終ハイライト、俳優の渡辺謙さんと、私た...
連載|気仙沼便り|1月「気仙沼・漁業組合直営レストランでマグロ尽くし」
連載|気仙沼便り1月「気仙沼・漁業組合直営レストランでマグロ尽くし」2014年4月、トラベルジャーナリストの寺田直子さんは、宮城県・気仙沼市へ向かった。目的は20年ぶりに造られたという、あたらしい漁船の「乗船体験ツアー」に参加すること。震災で大きな被害を受けたこの地も、3年の月日を経て、少しずつ確実に未来へ向かって歩きはじめている。そんな気仙沼の、ひいては東北の“希望の光”といえるのが、この船なのだと寺田さんは言う。漁船に導かれるまま、寺田さんが見つめた気仙沼のいま、そしてこれからとは? 今回の旅のハイライト「乗船体験」を終えた一行は一路、地元の人に愛される漁業組合直営レストランへと向かった。旅のもうひとつの目的、気仙沼の味覚を存分に堪能するために。Text & Photographs by TERADA Naoko気仙沼が誇る地元の名産とは?マグロはえ縄遠洋漁船に乗るという今回のツアー最大のハイライトが無事、終了した。わずか1時間ほどの乗船&気仙沼湾内航行だったが、この乗...
TRAVEL|東京の玄関口にレジデンシャルな心地よさを追求したホテルが誕生
TRAVEL|レジデンシャルな心地よさを追求したホテル東京の玄関口に「コートヤード・バイ・マリオット 東京ステーション」開業東京駅まで徒歩で約4分、銀座にも徒歩圏内という、都心でも有数の好立地にマリオットブランドのホテルが誕生。コートヤード・バイ・マリオット 東京ステーションが4月2日(水)にグランドオープンした。Text by KUROMIYA Yuzu東京駅まで徒歩4分の好立地、客室は全150室コートヤード・バイ・マリオット 東京ステーションは、今年2月に竣工した「京橋トラストタワー」内の1~4階に位置。客室インテリアは、4種類のライフスタイルコンセプトに基づく個性的なデザインを採用。宿泊ゲストはそれぞれの客室で、非日常感とレジデンシャルな安らぎを体験することができる。より快適に利用したい女性ゲストのために、女性専用客室も用意。さらに、インターネットサービスが整ったライブラリーバー、レストラン、カフェ、フィットネスルームそしてミーティングルームなども完備する。国内はもとより、海...
TRAVEL|サイクリストのためのホテルが尾道に誕生
TRAVEL|自転車に乗ったままチェックイン!サイクリストのためのユニークなホテルが尾道に誕生自転車に乗ったままチェックインし、宿泊できるその名も「HOTEL CYCLE(ホテル サイクル)」が広島県尾道市に誕生! このほかにもサイクリストに向けたユニークな施設が盛りだくさん。あらたな“サイクリストの聖地”となりそうだ。Text by YANAKA TomomiPhotographs by Tetsuya Ito/Coutesy of Discover Link Setouchi「サイクルスルー」ができるカフェやジャイアントのストアもオープン国内外で注目を集めるサイクリングロード「瀬戸内しまなみ海道」の本州側の起点である尾道。サイクリストに必要なサービスを提供する全国初の複合施設であり、瀬戸内の島々、貨物船が停泊するデッキなど絶景を臨む「ONOMICHI U2(オノミチ ユーツー)」のなかに「ホテル サイクル」はオープンした。その魅力はなんといっても愛車とずっと一緒にいられること。...
TRAVEL|週末、縄文杉に会いに行く
世界自然遺産20年目の屋久島週末、縄文杉に会いに行く(1)鹿児島から南へ約135km。九州最高峰の宮之浦岳(1936m)を中心にいくつもの高い山が聳つ、別名「洋上のアルプス」とも謳われる屋久島。周囲わずか100km、ハートの形をしたこの島には、豊かな生態系が何千年という時とともに営まれている。ひと足先に初夏を迎えた屋久島に、週末、東京から旅に出る。Photographs by MATSUI HiroText & Photographs by AKIZUKI Shinichiro(OPENERS)日本ではじめての世界自然遺産羽田を朝一便の飛行機に飛び乗り、鹿児島から高速フェリーで約2時間。ちょうど正午に差し掛かった頃、私は屋久島に着いた。港から吹くあたたかい風が、20年ぶりの大雪に見舞われた旅発つ前の東京とはまったく違う世界へ来たことを実感させてくれる。それでもまだ2月。シャツに短パンという組み合わせはさずがに早かったようだ。鹿児島市から南方約135km先の海上に位置する屋久島。飛行...
TRAVEL|初の都市型ホテル「アマン東京」オープン
TRAVEL|建築家ケリー・ヒルが手がけた6軒目のアマン都市型ホテル「アマン東京」オープンアマン初の都市型ホテル「アマン東京」のオープンが、いよいよあと1カ月後に迫った。これは世界で高級リゾートホテルを展開するアマンリゾーツにとって初の日本拠点。ブランド27軒目のホテルとして12月22日(月)に限定オープン、来春グランドオープンする。Text by KAJII Makoto(OPENERS)日本の伝統の意匠に現代性を融合させたアマン独自の空間「アマン東京」は、竣工間もない大手町タワーの33階から38階の6フロアを占め、スイートを含む全84室を展開。日本庭園をイメージしたロビーエリア「ガーデンレセプション」をはじめ、心身を癒やすアマン・スパや屋内プールを完備。客室からは、東京のパノラミックな眺望を楽しめる。建築家ケリー・ヒルが手がけた6軒目となる「アマン東京」は、これまでのアマンリゾーツ同様、その土地の環境を大切にし、伝統文化の継承を尊ぶアマンの姿勢を反映。陽の光を充分に採り入れ、楠...
TRAVEL│桜島を望む城山観光ホテルで、鹿児島の魅力を堪能する
TRAVEL│鹿児島の魅力を余すことなく堪能桜島を望む城山観光ホテル鹿児島県下、有数のビューポイントで知られる「城山観光ホテル」を舞台に、雄大な桜島を眺めながら、九州の食、温泉、景色を満喫する。Text by YANAKA Tomomi活火山桜島とともに生きる街、鹿児島の魅力九州新幹線の全線開業で関西方面からのアクセスもぐっと近くなり、旅先としての魅力が年々高まりつつある鹿児島。今年は、街のシンボル桜島の噴火から100年という節目の年でもあり、白煙たなびく壮大な風景が多くの旅人を魅了しつづけている。市街地を見わたす鹿児島の中心地にほど近い高台に建つ「城山観光ホテル」。鹿児島県下でも、有数のビューポイントで知られる展望露天温泉「さつま乃湯」では、桜島を眺めながらゆったりと落ち着いた空間でくつろぐことができる。ホテル自慢の夕食は、桜島近海や錦江湾で獲れた旬の食材を贅沢に使用し、四季折々の味覚を楽しめるのも魅力のひとつだ。また数々の賞を獲得し、ホテル内で製造される手作りのブルワリーも旅人...