インタビュー
「インタビュー」に関する記事
パッチー ケーク イーターが、雑誌『ロフィシャル』ディレクターと共演|Patchy Cake Eater
Patchy Cake Eater|パッチー ケークイーター海外のファッションエディターを射止めた日本のブランドジャンルカ・カンターロ meets パッチー ケークイーター(1)昨年のピッティ・ウオモにて「Patchy Cake Eater(パッチー ケークイーター)」に一目ぼれした、雑誌『ロフィシャル』ディレクターのジャンルカ・カンターロ氏。その後、同ブランド・デザイナーの森野重紀氏との親交がはじまり、ふたりはすっかり意気投合。作品作りでコラボレーションすることに。ミラノで再会したふたりがそれぞれの思いを語ってくれた。Photographs by Giovanni SantarelliText by Miki TanakaABOUT Parchy Cake Eaterデザイナーの森野重紀氏が2012年に立ち上げたブランド「パッチー ケークイーター」。 “つぎはぎだらけのやさ男” を意味する名前はまさにブランドの特徴をあらわしていて、さまざまな職を経験したのちにデザイナーになった森...
INTERVIEW|新作『noon moon』を発表した原田知世にインタビュー
INTERVIEW|前作から5年の月日を経て誕生したニューアルバム原田知世にインタビュー“いまの姿”をありのままに反映した『noon moon』(1)ここ数年、『on-doc.(オンドク)』という歌と朗読の会を精力的に開き、アーティストとして表現の幅を広げている原田知世。この5月7日に前作『eyja』から5年ぶりとなるニューアルバム『noon moon』を発表した。プロデュースは『on-doc.』でも二人三脚で全国を巡ってきた伊藤ゴロー氏。「こうして音楽をずっとつづけてこられたのはとても幸せなこと」と語る彼女に、新作の魅力を聞く。Interview Photographs by JAMANDFIXStyling by TANIFUJI ChikakoHair & Makeup by KOGURE Moe(+nine)Text by TASHIRO Itaru『on-doc.』にて共演した伊藤ゴロー氏がプロデュース『noon moon』とは昼間の青い空に透けて見える月のこと。...
INTERVIEW|舞台『シレンシオ』原田知世さんインタビュー
INTERVIEW|女優・原田知世さんインタビュー『シレンシオ』で30年ぶりの舞台に挑戦「きっとだれかの心を動かせる作品になる」(1)2008年、いまや伝説ともなっている舞台が開かれた。『空白に落ちた男』がそれだ。主演は東京バレエ団出身で世界にその名を知られるダンサー、首藤康之。作・演出を手がけたのは、セルフユニット、カンパニーデラシネラなどの活動でパフォーマンスの新境地を開拓し続ける小野寺修二。それは、肉体を駆使することで生み出された、まったく新しい舞台だった。あれから5年。改めてふたりがタッグを組んで創られる新作が『シレンシオ』だ。スペイン語で沈黙・静寂といった意味のタイトルは、両者ともに今回が初共演となる女優・原田知世のイメージに触発されたものだという。意外にも舞台出演は30年ぶりで、「稽古中は筋肉痛で大変でした」と柔らかく笑う彼女に、『シレンシオ』について聞いた。Text by TASHIRO ItaruHair & Make by KOGURE MoePhotog...
INTERVIEW|発起人・平野友康氏インタビュー kizunaworldを振り返る
INTERVIEW|発起人・平野友康氏インタビューkizunaworldを振り返る(1)「音楽が持つ力を実感しました」メディアクリエイターの平野友康氏は、坂本龍一氏とともに、発起人として陰日向に「kizunaworld.org」を支えてきた人物である。未曾有の災害に見舞われた2011年が幕を閉じ、年が明けた2012年1月6日、あらためて平野氏を訪ねてみた。現在進行形で被災地の一日も早い復旧・復興を支援しつづけているプロジェクトの発起人は、あのときなにを考えていたのか。Text by KASE Tomoshige (OPENERS)Photographs by NISHIMURA Saiko(SELF:PSY'S)震災の緊張感漂う2作目東日本大震災の被害に対して、さまざまなアーティストの作品を購入することで寄付を募り、長期的支援をつづけていこうというプロジェクトが、「kizunaworld.org」である。随時発表されるその作品と最新の動向は、これまでOPENERSで継続して紹介して...
ART|クリスチャン・マークレー&巻上公一 ショートインタビュー
ART|現代音楽家とボイスパフォーマーの邂逅クリスチャン・マークレー&巻上公一 ショートインタビュー(1)昨年、東京・銀座にある「ギャラリー小柳」にて開催されたクリスチャン・マークレー氏の個展「Scrolls」。ヨコハマトリエンナーレ2011関連イベント「Manga Scroll」がそれに先駆けておこなわれたさい、来日を果たしたマークレー氏と、当日のパフォーマーである巻上公一氏にショートインタビューをおこなった。Text by OPENERSPhoto by TANAKA YuichiroCourtesy of Organizing Committee for Yokohama Triennaleヨコハマトリエンナーレ2011で話題を集めた作品「OUR MAGIC HOUR―世界はどこまで知ることができるか?」というタイトルのもと昨年8月から11月にわたって開催された、国際的な現代アートの祭典「ヨコハマトリエンナーレ2011」。「横浜美術館」と「日本郵船海岸通倉庫(BankART ...
JOHN LOBB|話題のネクタイが9月1日に世界同時発売
JOHN LOBB|ジョンロブジョンロブCEOルノー・ポール=ドーファンが語る“パーソナルスタイル”話題のネクタイが9月1日に世界同時発売(1)速報でお伝えしたジョンロブの“パーソナルスタイル”にラインナップするネクタイが9月1日(日)に世界同時発売されることが決定した。エレガントで繊細であたらしい、ジョンロブの靴から発想されたネクタイの魅力を、ジョンロブCEOルノー・ポール=ドーファン(Renaud Paul-Dauphin)氏が語る。Interview by SUZUKI FumihikoText by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by TAKADA Miduhoジョンロブのネクタイの剣先の角度が“120°”の理由とはネクタイの剣先は通常90°だが、ジョンロブ“パーソナルスタイル”のネクタイの剣先はなんと“120°”の仕立て。これはジョンロブのベルト「LA SCALA」のバックルからインスピレーションを受け、コーディネイト性を考えられたも...
JOHN LOBB|クリエイティブディレクターを現地で直撃!(前編)
JOHN LOBB|ジョンロブジョンロブを率いるクリエイティブディレクターアンドレス・ヘルナンデスが大いに語る(前編)今回のジョンロブ現地取材では、「デザインの進化を止めないジョンロブを探る」というテーマをもって臨んだ。高級紳士既製靴というカテゴリーのなかで、多くのブランドが定番やロングセラーモデルに甘んじてしまうところを、ジョンロブはイヤーモデルや日本限定モデルをはじめ、春夏・秋冬コレクションでもつねに技術の粋を尽くしたデザインを、最高の革とともに提示する。その果敢な挑戦の中核にいるクリエイティブディレクターのアンドレス・ヘルナンデス氏に話を訊いた。Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by ARAKI Ryujiチャレンジのための製造ライン増設英国靴産業の中心地として世界的にも名高いノーザンプトン。街の中心地のほどちかくにラグビー場があり、いかにも英国の田舎らしいレンガ造りの街並みがつづくオリバーストリートにジョンロブのファクトリー...
JOHN LOBB|クリエイティブディレクターを現地で直撃!(後編)
JOHN LOBB|ジョンロブジョンロブを率いるクリエイティブディレクターアンドレス・ヘルナンデスが大いに語る(後編)「愛と情熱を靴に捧げることが大事なのです」と熱く語るジョンロブのクリエイティブディレクター、アンドレス・ヘルナンデス氏。インタビュー後編では、「ジョンロブはなぜデザインの進化を止めないのか」についてさらに訊いた。Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by ARAKI Ryuji未来のためには、過去をよく理解することが大切話がデザインにおよぶと、ヘルナンデス氏は手もとにあった紙と鉛筆を持ち出してラインを描きはじめた。「私が考えるデザインとは、モノの“ラフなアウトライン”です。デザインの最初は完璧なものではありません。デザインとは商品になる第一歩で、ぼんやりと見えるスケッチ。シンプルな線から生まれるものもあります」と、ジョンロブの靴の特徴的な流線型のラインを、勢いよく一気に描く。「こうやってラインを引いてみたらキレイだなと感...
写真家・美術家の川久保ジョイさんと写真表現について語り合う(2)|谷尻誠対談
谷尻誠×川久保ジョイ対談写真家・美術家の川久保ジョイさんと写真表現について語り合う(2)川久保さんの写真に感じる「静謐ななかにある怖さ」について建築家の谷尻誠氏が、「作品を見て一度お会いしたかった」という、写真家・美術家の川久保ジョイ氏。スペイン生まれで、大判のバイテン(8×10インチ)のフィルムカメラをメインに、原子力の問題や東北の被災地に関連した写真を撮り、さらに独自のインスタレーション作品制作にも取り組んでいる。写真家・美術家の川久保ジョイさんと写真表現について語り合う Vol.1 はこちら Photographs by SUZUKI Shimpei Text by KAJII Makoto (OPENERS)自分は何をやりたいのだろう谷尻誠(以下、谷尻) 前回うかがった川久保さんのこれまでのプロフィールはとても面白かったです。ひとつ思ったのは、写真を売って生計を立てるのと、お金に関係なく純粋にやりたいことをやるバランスはどうとっているんですか。川久保ジョイ(以下、川久保) ...
『NO TRAVEL NO LIFE』VOL. 2
フォトグラファー 須田 誠 × 作家・自由人 高橋 歩『NO TRAVEL NO LIFE』VOL. 2旅のプロが語る旅術――OPENERSもイチオシのフォトグラファー 須田 誠による写真集『NO TRAVEL NO LIFE』のリリース・パーティより、須田氏と、自身の世界一周旅行の体験にした「ワールド・ジャーニー」などで知られる、冒険家であり作家、そして自由人 高橋 歩氏によるトークショウの模様を、12回にわたってお伝えするオウプナーズ人間交差点の第2弾!この2人に共通するキーワードは、まさに"旅"。いったい、どんなトークショウになるのか――。文=金子英史(本誌)写真=Hiroko Suzuki司会の西川たけし(以下司):そのときに、カメラを買おうと思ったキッカケは?これで世界を撮るんだとか思ったんでしょうか。須田 誠(以下M):ぜんぜん、なかったですね。フォトグラファーになろうなんて、これっぽっちも思っていませんでした。不思議な出会いというか、本当に"必然"としか、いいようがな...
デニス・モリスが語る、ロック時代のアイコンたち|BARNEYS NEW YORK
BARNEYS NEW YORK|バーニーズ ニューヨーク伝説のカメラマンにインタビューデニス・モリスが語る、ロック時代のアイコンたち(1)7月28日(日)まで、バーニーズ ニューヨーク新宿店 9階で開催中の写真展「DENNIS MORRIS PHOTO EXHIBITION」のオープニングに合わせて来日したフォトグラファーのデニス・モリス氏。「あなたはザ・ストーン・ローゼズは好きですか?」と、刷り上がったばかりの往年のザ・ストーン・ローゼズを撮り下ろした彼の最新写真集『Resurrection Dennis Morris The Stone Roses Documents』を誇らしげに見せてくれた。Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by SUZUKI Kenta彼らの時代、そしてそれを撮った自分自身のライフがここにある現在50歳代の往年のロックファンなら知らぬものなしの伝説のフォトグラファー、デニス・モリス氏。またロックT好きなら...
INTERVIEW|『ペーパーボーイ 真夏の引力』ザック・エフロンにインタビュー
INTERVIEW|全米ベストセラー小説の禁断の映画化!豪華俳優陣による強烈なミステリー『ペーパーボーイ 真夏の引力』主演・ザック・エフロンにインタビュー!(1)大ヒットした青春映画『ハイスクール・ミュージカル』で世界的に知られるイケメン俳優のザック・エフロン。彼はミステリー映画『ペーパーボーイ 真夏の引力』の主演を務め、殺人事件に巻き込まれたアイドルの青年役にチャレンジした。気鋭監督リー・ダニエルズが手かげた新作について、ザック・エフロンが語ってくれた。Edited by Winsome Li(OPENERS)『ペーパーボーイ 真夏の引力』の紹介記事はこちらへ!衝撃的なシーンに挑む、俳優としての新たな一面──原作を読んだ時はどのように感じましたか?とにかくすごく衝撃を受けて、強烈な作品だと思いました。青年の旅のようなもので、寄り道したり逆行したり暗闇に入ったりします。最後まで何が起こるのか、何についての物語なのか理解できなかった。でも映画の方は衝撃の始末で、完全に打ちのめされた。...
INTERVIEW|高橋幸宏 アルバム『LIFE ANEW』単独インタビュー
INTERVIEW|高橋幸宏 単独インタビュー4年ぶりのソロアルバム『LIFE ANEW』をリリース「未踏だった自身のルーツ」(1)前作『Page By Page』から数えて4年ぶり、ソロとしては23枚目となる高橋幸宏の新作が7月17日にリリース。タイトルは『LIFE ANEW』。昨年、還暦を迎え、アニバーサリーライブを成功させた後、「ひと区切りついた気持ちはあった」と語る高橋が、新作で貫いたのは「バンドサウンド」。その考えに、堀江博久(キーボード)、ゴンドウトモヒコ(管楽器)、高桑圭(ベース)、ジェームス・イハ(ギター)が賛同し、In Phase(インフェイズ)という名のバンドを結成。高橋自ら「ドラムを叩いて歌う」ことで、バンドが肉体で奏でたアルバムとして完成した。新作『LIFE ANEW』を、高橋が語る。Photographs by NISHIMURA TomoharuText by TASHIRO Itaru5人の個性が生んだ、正真正銘のバンドサウンド実に心地の良いサウンドだ...
MOVIE|1950年代、不朽のビート文学を完全映画化『オン・ザ・ロード』
MOVIE|試写会に5組10名をご招待!ビート・ジェネレーションの姿がスクリーン上に蘇る1950年代、不朽のビート文学を完全映画化した『オン・ザ・ロード』(1)1950年代ビート文学の代表作、ケルアックの『路上/オン・ザ・ロード』。何度も映画化の話が持ち上がっては、頓挫してきたという“幻の企画”が、ウォルター・サレス監督の手によってついに実現。OPENERSでは8月30日(金)のロードショーに先駆け、8月19日(月)18:30からおこなわれる試写会に、読者5組10名を招待する。Interview & Text by TANAKA Junko (OPENERS)青年から大人への道のり1957年に発表されたジャック・ケルアックの『路上/オン・ザ・ロード』。ボブ・ディランに「ぼくの人生を変えた本」と言わしめ、ジム・モリソンやジョン・レノン、デニス・ホッパー、ジム・ジャームッシュに多大な影響を与えた不朽のビート文学。その後のカウンターカルチャーの時代には、“ヒッピーの聖典”となった...
HYKE|新ブランド「HYKE」で再始動した二人
HYKE|ハイク4年ぶりのコレクションで再開!吉原秀明氏と大出由紀子さんに聞く(1)デビューコレクションの展示会を見た感想は、「これが女性のクローゼットに揃っていたら、なんと幸せなことだろう」──2009年春夏シーズンを最後にブランド「green(グリーン)」の活動を休止していた吉原秀明氏と大出由紀子さんが、ついに活動を再開。新ブランド「HYKE(ハイク)」が今シーズン立ち上がった。今シーズン一番のトピックスといっても過言ではないデビューコレクションについて迫った。Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by HARA Emiko3年間のインターバルの意味──いよいよ秋冬シーズンがはじまりますが、ブランドを再開された理由は?吉原秀明 greenの活動休止を決めたときに、2~3年で再開したいという思いがありました。今回、活動を再開するにあたって、大きな心境の変化がありました。greenは中途半端な状態ではつづけられないという気持ちで休止しま...