インタビュー
「インタビュー」に関する記事
Secrets behind the Success|連載第1回 アルフレッドダンヒルCEO カルロ・ガリリオさん
ビジネスパーソンの舞台裏連載第1回|カルロ・ガリリオさん(アルフレッドダンヒルCEO)遊び心を忘れない“ダンヒル・マン”の人生謳歌術(1)ビジネスで成功を収めた者たちは、どう暮らし、どんな考えで日々の生活を送っているのだろう。新連載「Secrets behind the Success」では、インタビューをとおして、普段なかなか表に出ることのない、成功者たちの素顔の生活に迫ります。第1回目のゲストは、アルフレッドダンヒル(以下、ダンヒル)CEOのカルロ・ガリリオさん。イタリア人らしく、どんなに忙しくても「美味しいものと愛車との時間は欠かせない」と語るガリリオさんの“素顔の生活”とは。Photographs by NAKAMURA Toshikazu (BOIL)Interview & Text by TANAKA Junko (OPENERS)人生のあらゆる場面で男性に寄り添う存在。それがダンヒル――2年前に入社されたということですが、ダンヒルでの「これまで」を振りかえって...
Audi DESIGN|デザイナー 和田 智 インタビュー(後編)
Audi |アウディデザイナー 和田 智 インタビュー(後編)時代をブレークスルーするデザイナー1998年よりアウディのデザインスタジオに在籍し、在籍12年間で3台のプロダクトカーと2台のショーカーを手がけるという華々しい経歴をもつ日本人デザイナ-、和田 智氏。シニアデザイナー/クリエイティブマネージャーとしてアウディ・デザインのこれからをになう氏に話を聞いた。文=オウプナーズ写真=荒川正幸デザイナーとしてのターニングポイント「1990年代後半のアウディ・デザインは一般的にポストモダンと形容されるように、無機質でシンプルな造形を極めたところで高い評価を得てきました。その後、私が尊敬するイタリア人デザイナー、ワルダー・デ・シルバがアウディ・デザインのディレクターに就任し、現在のアウディが表現している、よりエモーショナルなデザインへとシフトしていった。その間、私はワルターと3台の生産車を手がけ、そのクリエーションを通してデザイナーとしてのポテンシャルを引き上げてもらいました」アウディ・...
INTERVIEW|うじきつよし、小町渉が語る『ロックにはまだやれることがあるんじゃないのか』
INTERVIEW|子供ばんど『ロックにはまだやれることがあるんじゃないのか』発売記念うじきつよし×小町渉、アーティスト対談(1)圧倒的なライブパフォーマンスと高い演奏力で1980年代のロックシーンを席巻し、多くのミュージシャンに影響をあたえた、うじきつよし率いる「子供ばんど」。彼らは2011年から活動を再開させ、復帰後2枚目となるアルバム『ロックにはまだやれることがあるんじゃないのか』を5月5日(火・祝)に発売する。さらに今回は、迫力のコラージュ作品を武器にパリやロンドンなどで世界的な活動をおこなうアーティスト・小町渉が、ジャケットのアートワークで参加。ふたりの出会いからこのアルバムの制作秘話まで、話をうかがった。Photographs by ASAKURA KeisukeText by TOMIYAMA Eizaburoファーストコンタクトは少年期、世田谷区祖師谷にて ――まずはおふたりの出会いから教えていただけますか?「子供ばんど」のヴォーカル、ギターのうじきつよしうじきつよ...
あなたのクルマ見せてください|岡部哲也 × ジープ グランドチェロキー
第6回 岡部哲也 × ジープ グランドチェロキー自分のおもいに近づく走りが出来るクルマ日本アルペンスキー界最大のスーパースターとして知られる岡部哲也氏。日本人ではじめてFIS ワールドカップの表彰台に上がり、3度のオリンピック出場を果たした活躍は、いまも記憶に残り、世界を目指すスキーヤーの憧れになっている。現在はTV解説やコメンテーターとして活動する傍ら、スキースクールを主宰し後進を育成、ジープのアンバサダーも務める。世界を舞台に戦った岡部氏に、現在の愛車である「ジープ グランドチェロキー リミテッド」と、自らのクルマとの関わりを語って頂いた。 Text by SAKURAI KenichiPhotographs by TSUKAHARA Takaakiジープのアンバサダー岡部哲也氏スキーのFISワールドカップにおいて日本人ではじめて表彰台に立ち、現在まで日本人最高位となる2位に入賞。カルガリー、アルベールビル、そしてリレハンメルと、3度のオリンピック出場を果たした輝かしい経歴を持...
あなたのクルマ 見せてください 第7回 檜井保孝 × アバルト
第7回 檜井保孝 × アバルト 595 コンペティツィオーネこれが“アバルトマジック”レーシングドライバーの檜井保孝(ひのいやすたか)選手は、昨シーズン、アバルト「595 コンペティツィオーネ」を愛車とし、日本中のサーキットを駆け回った。1988年にFJ1600でデビューして以来、英国F3、全日本F3000(現在のスーパーフォーミュラ)、そしてSUPER GTを舞台にモータースポーツシーン活躍してきた彼が、日常のアシとしてアバルトを選んだ訳とは。その魅力に迫った。 Text by TAKEDA Hiromiレーシングドライバーが乗る日常のクルマクルマにうるさいであろう現役のレーシングドライバーは、日頃どんなクルマに乗っているのか? それは、クルマ好きならば誰しも気になるところ。そんな好奇心を満たすべく、今回は一人のベテランレーサーに、「あなたのクルマ」を見せていただくことにしよう。レーシングドライバーの名は、檜井保孝(ひのいやすたか)選手。1988年にFJ1600でデビューののち、...
写真家・美術家の川久保ジョイさんと写真表現について語り合う(3)|谷尻誠対談
谷尻誠×川久保ジョイ対談写真家・美術家の川久保ジョイさんと写真表現について語り合う(3)コミュニケーションや個から生まれる表現の行き先インスタレーションや原子力発電所の作品「The New Clear Age」など、独自の活動で注目される気鋭の写真家で美術家の川久保ジョイ氏と建築家の谷尻誠氏の対談3回目。最終回は、写真と建築について語り合う。 Photographs by SUZUKI Shimpei Text by KAJII Makoto (OPENERS)孤独という状態はなにか谷尻誠 写真界とアート界では、ひとの感じや雰囲気も随分ちがうでしょうね。川久保ジョイ アート界には、化けモノのような感性をもったひとがごろごろいてショックを受けました。僕の写真はお話したようにひとりで耳栓して撮影現場に行って、帰ってプリントもひとりと、孤独な作業です。孤独は自分のなかでいろんなものを感じ取るので好きですが。谷尻 きっとそれは一番集中している状態なんでしょう。僕はひとと一緒にいるのは好きで...
INTERVIEW|『インヒアレント・ヴァイス』ポール・トーマス・アンダーソン監督 独占インタビュー
INTERVIEW|『インヒアレント・ヴァイス』天才覆面小説家で知られるトマス・ピンチョン作品初の映画化ポール・トーマス・アンダーソン監督 独占インタビューノーベル文学賞候補の常連であり、謎に満ちた覆面作家トマス・ピンチョン。彼が自身の小説で初の映画化を許した相手は、深い人間ドラマと独特の映像美で世界的に熱狂的なファンをもち、カンヌ、ベルリン、ベネチアの三大映画祭のすべてで監督賞に輝くという、こちらも天才と名高きポール・トーマス・アンダーソン監督だった――。『インヒアレント・ヴァイス』で実現した強力タッグの裏側を探るべく、OPENERSはアンダーソン監督の貴重な“生の声”を入手。ピンチョン作品への熱い思いから、映画化までの経緯を語ったインタビューを独占でお届けする。Edited by TANAKA Junko (OPENERS)『インヒアレント・ヴァイス』の作品紹介を先に読む久しぶりの群像劇は最高だった!ポール・トーマス・アンダーソン監督――原作を読んだときの感想は?トマス・ピンチ...
Secrets behind the Success|連載第5回 「アンリ・ルルー フランス」代表取締役 石井真己登さん
ビジネスパーソンの舞台裏第5回|石井真己登さん(「アンリ・ルルー フランス」代表取締役)意志あるところに道あり(1)ビジネスで成功を収めた成功者たちは、どう暮らし、どんな考えで日々の生活を送っているのだろう。連載「Secrets behind the Success」では、インタビューをとおして、普段なかなか表に出ることのない、成功者たちの素顔の生活に迫ります。創業37年目を迎えた、世界で唯一のキャラメルとショコラの専門店。どちらの世界からも第一人者と称えられる伝説の職人、アンリ・ルルーがフランス・ブルターニュ地方で旗揚げしたブランドだ。アンリ・ルルーの名が国境を越え、日本に伝わったのは2004年のこと。「サロン・デュ・ショコラ」の会場だった。その後も東京、パリへ出店するなど、快進撃をつづけている。うしろで舵を握るのは石井真己登さん。「意志あるところに道あり」とばかりに、あらたな目標に挑みつづける彼の素顔とは?Photographs (portrait) by JAMANDFIXT...
Secrets behind the Success|連載第6回 「USM」代表取締役 アレクサンダー・シェアラーさん
ビジネスパーソンの舞台裏第6回|アレクサンダー・シェアラーさん(「USM」代表取締役)時代を超越するモノづくり(1)ビジネスで成功を収めた成功者たちは、どう暮らし、どんな考えで日々の生活を送っているのだろう。連載「Secrets behind the Success」では、インタビューをとおして、普段なかなか表に出ることのない、成功者たちの素顔の生活に迫ります。基本的なパーツはボール、チューブ、パネルという、わずか3つのUSMモジュラーファニチャー。誕生は1965年のスイスで、いまから半世紀近くも前に遡る。6方向に接合用ホールを設けた点(=ボール)に線(=チューブ)を連結していき、面(=パネル)を嵌めて立方体を作る。それらを組み合わせていけば無限のバリエーションが生まれるという斬新な発想のシステム家具だ。今日では世界各国に愛用者がおり、日本をはじめ、ドイツ、フランス、アメリカにも直営会社を展開するUSMグループを率いるのがアレクサンダー・シェアラーさん。スイスから来日中だった彼に、...
Secrets behind the Success|連載第7回 「シーバスリーガル」マスターブレンダー コリン・スコットさん
ビジネスパーソンの舞台裏第7回|コリン・スコットさん(「シーバスリーガル」マスターブレンダー)過去と未来を繋ぐガーディアン(1)ビジネスで成功を収めた成功者たちは、どう暮らし、どんな考えで日々の生活を送っているのだろう。連載「Secrets behind the Success」では、インタビューをとおして、普段なかなか表に出ることのない、成功者たちの素顔の生活に迫ります。「ウイスキーというのは、自然界からの賜物なんです」。そう笑顔で語る男性が今回のゲスト。スコッチ・ウイスキーの代表格「シーバスリーガル」でマスターブレンダーを務めるコリン・スコットさんだ。麦と酵母、水を掛け合わせて、黄金色に輝くウイスキーを生み出すプロフェッショナルたち。なかでもおいしさを左右するのは、数十種類の原酒をブレンドして、原酒単体では表現できない複雑なアロマ、めくるめく味覚体験をもたらす最終工程を担うブレンダーだ。30年近くにわたって、その役を務めてきたスコットさんに、奥深いスコッチ・ウイスキーの世界へ案...
Secrets behind the Success|連載第8回 「スティーブンスミスティーメーカー」代表 スティーブン・スミスさん
ビジネスパーソンの舞台裏第8回|スティーブン・スミスさん(「スティーブンスミスティーメーカー」代表)ポートランドが育んだ“紅茶の神様”(1)ビジネスで成功を収めた成功者たちは、どう暮らし、どんな考えで日々の生活を送っているのだろう。連載「Secrets behind the Success」では、インタビューをとおして、普段なかなか表に出ることのない、成功者たちの素顔の生活に迫ります。ライフスタイルの発信地として、近年注目を集めるアメリカ・オレゴン州のポートランド。この街に世界各地の茶葉を知り尽くし、各種メディアに「数千年にひとりの逸材」と評される製茶のスペシャリストがいる。世界中のスターバックスで愛飲されている「Tazo Tea(タゾ・ティー)」の生みの親こと、スティーブン・スミスさんである。40年以上製茶業界に携わってきた彼が2011年、満を持してスタートさせたブランドが「STEVENSMITH TEAMAKER(スティーブンスミスティーメーカー)」。ショップを兼ねたアトリエで...
CD『花と水』発売記念 菊地成孔インタビュー(後編)
「ニューヨークの感じの“ジャズ ジャポネズム”」菊地成孔インタビュー(後編)音楽家、執筆家、コメンテーター、そして歌舞伎町の住人とさまざまな顔をもつジャズサックスプレーヤーの菊地成孔さんが、東京ミッドタウンとのコラボレーションCD『花と水』をリリース。作品には、ジャズピアニストの南博さんをフィーチャーし、サックスとピアノのデュオによるスロージャズなサウンドに仕上がっている。ひきつづき、『花と水』のお話を中心に、今年の予定などをうかがった。菊地成孔インタビュー(前編)はこちらText by OPENERSPhoto by Jamandfixストリングスを斉藤ネコさんにお願いしたワケ──前回のお話にも頻繁に出てきますが、“ジャズ ジャポネズム”とはどのようなものなのでしょうか?59年にリリースされた『Kind Of Blue』というマイルス(デイヴィス)のアルバムのライナーノートをビル・エヴァンスが書いていて──、彼はそのアルバムに参加したピアニストなのですが──、ビルは、そこで「ジャ...
INTERVIEW|パティ・スミス&セブリング監督 インタビュー 後編
パティ・スミス&セブリング監督 インタビュー 後編パティ・スミスの「言葉を描くという肉体的行為」とはパティ・スミス――。1970年代に頭角をあらわし、類まれな音楽性と怒りを表現した詩、そして独自のスタイルを貫くパフォーマンスでミュージックシーンを刺激しつづけてきた伝説のロッカーである。“パンクの女王”と敬われているパティは、同時に詩、映画、写真など多岐にわたる分野で活躍するアーティストであり、社会活動家であり、母であり、娘であり、ひとりの女性である。そんな「ひとりの人間、女性」としてのパティをみごとにとらえたドキュメンタリー映画『パティ・スミス:ドリーム・オブ・ライフ』が、ついに日本でもシアターN渋谷ほかにて全国順次ロードショウされている。パティ・スミスとスティーヴン・セブリング監督にインタビューを敢行した弊誌。後編では、アーティストとしてのパティ・スミスの顔に迫っていく。Text by OPENERSタイトル 『パティ・スミス:ドリーム・オブ・ライフ』 にこめられた想い『パティ・...
INTERVIEW|パティ・スミス&セブリング監督 インタビュー 前編
あのパティ・スミスのドキュメンタリー映画『パティ・スミス:ドリーム・オブ・ライフ』 公開!パティ・スミス&スティーヴン・セブリング監督 インタビュー 前編パティ・スミス&スティーヴン・セブリング監督 インタビュー 前編パティ・スミス――。1970年代に頭角をあらわし、類まれな音楽性と怒りを表現した詩、そして独自のスタイルを貫くパフォーマンスでミュージックシーンを刺激しつづけてきた伝説のロッカーである。“パンクの女王”と敬われているパティは、同時に詩、映画、写真など多岐にわたる分野で活躍するアーティストであり、社会活動家であり、母であり、娘であり、ひとりの女性である。そんな「ひとりの人間、女性」としてのパティをみごとにとらえたドキュメンタリー映画『パティ・スミス:ドリーム・オブ・ライフ』が、8月29日よりシアターN渋谷ほか全国順次ロードショウされる。弊誌はパティ・スミスとスティーヴン・セブリング監督にインタビューする機会に恵まれた。映画公開日の8月29日は1999年に他界したパティの...
CD『花と水』発売記念 菊地成孔インタビュー(前編)
「“ジャズ ジャポネズム”のいちばん新しい感じ」菊地成孔インタビュー(前編)音楽家、執筆家、コメンテーター、そして歌舞伎町の住人とさまざまな顔をもつジャズサックスプレーヤー、菊地成孔。2008年に東京ミッドタウンのガレリアBGMセレクションを担当し、そのコラボレーションCD『花と水』を先日リリース。作品には、ジャズピアニストの南博さんをフィーチャーし、スタンダードからインプロビゼーション(即興)、そしてJ.S.バッハなどのカヴァーまでを収録。サックスとピアノのデュオによるスロージャズなサウンドは、まさに茶室でも聴ける“ニュー ジャポネズム”の象徴的音楽ともいえる作品に仕上がっている。精力的に作品を出しつづけている菊地成孔さんに、今作『花と水』についてのお話を2回にわたってうかがった。Text by OPENERSPhoto by Jamandfix「茶室とかで演奏しているイメージで、さらに即興の感じにしませんか?」──今回、ミッドタウンのサウンドスケープを『花と水』というタイトルに...