ドイツ車
「ドイツ車」に関する記事

アウディ R18 e-tronでル・マン出走|Audi
Audi|アウディアウディ、R18 e-tronでル・マン参戦2012年ル・マン24時間レースに、アウディはハイブリッドエンジンで出走。2012年2月29日、ミュンヘンで、報道陣を前に、2012年のル・マン計画の概要が発表された。Text by OGAWA Fumio注目のル・マンカーアウディが、世界中から報道陣を招いておこなった2012年のル・マン24時間レースの参戦計画は、会場をどよめかせるものだった。それは、まず、4台という大布陣でのエントリーになること。そしてうち2台は「e-tron(イートロン)」と呼ばれるハイブリッドシステム搭載マシンだったからだ。ル・マンプロトタイプで出走するのは、「アウディR18 e-tron クワトロ」と呼ばれる注目のル・マンカー。2001年のガソリン直噴TFSIエンジン搭載車、2006年のディーゼルエンジン搭載車(しかもこの年に総合優勝)に継ぐ、画期的な内容だ。なにしろ3.7リッターV6ディーゼルエンジンに、組み合わせた電気モーターで前輪を駆動す...

MINI ロードスターにポルトガルで試乗
MINI ROADSTER|ミニ・ロードスターMINI シリーズ第二のオープンモデルMINI ロードスターにポルトガルで試乗MINIシリーズの6番目のモデルとしてデトロイトモーターショーでデビューしたMINI ロードスター。既存のMINI コンバーチブルとは一線を画すMINIシリーズ第二のオープンモデルに、モータージャーナリスト、渡辺敏史氏が試乗した。Text by WATANABE ToshifumiPhtographs by BMW JapanMINI コンバーチブルとの差異は!?ベースモデルである3ドアハッチバックの多様なユーティリティをバッサリと切り捨てて2ドア・2シータークーペに仕立てたMINI クーペ。拡大するMINIのバリエーションがことごとく日常性にこだわりつづけてきたことを思うと、その異端ぶりは際立ってみえる。それはスタイリングにしても然り。ルーフを別色で仕立てられることがデザインの前提となっているMINIのファミリーにおいても、クーペのそれはことさらに違和感が強...

ゴルフ カブリオレにGTI登場!|Volkswagen
Golf Cabriolet GTI|ゴルフ カブリオレGTIゴルフ カブリオレにGTI登場!昨年のジュネーブ国際モーターショーでデビューしたゴルフ カブリオレだが、今年はGTIが発表される。Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)デリバリーは夏からゴルフ カブリオレ史上初のGTIとなるゴルフ カブリオレGTIは、その名前のとおりゴルフ カブリオレにゴルフGTIの性能を与えたモデルだ。基本性能はゴルフGTIを踏襲しており、2リッター直列4気筒ターボエンジンは、155kW(210ps)の最高出力と1700回転から280Nmの最大トルクを発生。0-100km/hが7.2秒、最高速度237km/h(DSG版は235km/h)という駿足を誇る。ESPと一体となった電子制御式ディファレンシャルロック(EDS)や左右輪差動システム(XDS)も標準装備され、トランスミッションは6段MTをベースに、6段DSGをオプションで選択することができる。ファブリックのソフトト...

アウディ、年次報告で中国での販売増計画を発表|AUDI
Audi|アウディアウディ、年次報告で中国での販売増計画を発表アウディの堅調な販売増の背景には、中国市場での好調ぶりがある。インゴルシュタットで3月1日におこなわれた年次報告会の席上において、さらなる販売増計画が発表された。Text by OGAWA Fumioアウディの目標は中国で70万台アウディは現在、FAWという中国第一汽車とフォルクスワーゲングループの合弁会社の長春工場で、A6を中心としたモデルを現地生産している。販売は好調で、2011年はドイツの25.4万台を上回る31.3万台を記録している。マーケティングおよびセールス担当役員、ペーター・シュワルツェンバウアーは、「2015年までにこの数字を倍に。2015年までに中国での生産能力を70万台にまで引き上げる」と野心的とも思える計画を発表した。その内容は、Q3の輸入と、それにつぐ現地生産、A6のロングホイールベース版A6Lという中国専用モデルを、新型A6と置き換えることなどが盛り込まれている。「新型A6Lにかんしては、(アウ...

新型Aクラス出撃準備完了|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz|メルセデス・ベンツ新型Aクラス出撃準備完了メルセデス・ベンツはジュネーブモーターショーで8種の新モデルを4つのクラスで発表。焦点となったのは、あたらしい「Aクラス」のワールドプレミアだ。くわえて、SL63 AMGが、同時にワールドプレミアとなったほか、新SLクラス、およびE300ブルーテックハイブリッドがヨーロッパプレミアを果たした。Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)Aクラス大変身メルセデス・ベンツからついに新型Aクラスが公開された。従来の「サンドイッチコンセプト」をすて、AMGメンバーが開発初期から参加、先代より18cm低くなった車高で、スポーティなデザインへと大転換を果たすと同時に、cd値0.26を達成した。この新型Aクラスは、エンジンちがいでガソリン3種類、ディーゼル3種類、計6種類のバリエーションが用意され、アーバン、スタイル、AMGスポーツと、3つのラインに区切られるようだが、うち、最高出力155kWの能力をもつ、...

ポロに気筒休止システムを搭載し、22.2km/ℓを実現|Volkswagen
Volkswagen Polo BlueGT|フォルクスワーゲン ポロ ブルーGTポロに気筒休止システムを搭載し、22.2km/ℓを実現フォルクスワーゲンAGはポロにACT(アクティブシリンダーテクノロジー)と呼ばれる気筒休止システムを搭載したポロ ブルーGTをジュネーブ国際モーターショーにて発表した。Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)1.4リッターTSIエンジンに気筒休止を追加ポロ ブルーGTに搭載されるEA211シリーズ1.4リッター直列4気筒エンジンは、小型エンジンとしてははじめて気筒休止機能を搭載し、欧州計測値で4.7ℓ/100km、CO2排出量が108g/kmと高い環境性能を実現している。オプションになる7段DSGであればさらに燃費が向上し、4.5ℓ/100km(≒22.2km/ℓ)、CO2排出量は105g/kmとなる。これだけの高い環境性能を達成しつつも、最高出力103kW、最大トルク140Nmを発し、最高速度は210km/h、0-...

ジュネーブ現地リポート|Porsche
Porsche|ポルシェジュネーブモーターショー現地リポートニューボクスターがワールドプレミアポルシェのワールドプレミアは新型ボクスター、およびボクスターS。現地に飛んだサトータケシ氏から、そのプレスカンファレンスのリポートが到着した。Text by SATO TakeshiPhotographs by MOCHIZUKI Hirohiko大きくなって小さくなった新型ボクスターのポイントは、大きくなっているのに小さくなっていること。まず、ボディが大型化したのに重量は軽くなっている。全長で32mm、ホイールベースで60mmと、ひとまわりボディが拡大しているのに、モデルチェンジ前より最大で約35kgの軽量化を果たしているのだ。そしてもうひとつ、エンジン出力が10ps増えて265psになっているのに、エンジン排気量は2706ccと187cc縮小されている。スペックから想像するに、「ホイールベース延長で安定性はプラス」「軽量化で敏捷性はプラス」「出力アップで加速性能はプラス」と想像できるが...

PORSCHE Cayenne turbo|SUV最強のパフォーマンス
PORSCHE Cayenne turbo|ポルシェ カイエン ターボSUV最強のパフォーマンスポルシェ カイエン ターボに試乗マセラティやベントレーがこぞってコンセプトカーを発表するなど、高級ハイパフォーマンスSUVがにわかに注目を集めている。その元祖ともいえる1台であり、現在のところSUV最強のパフォーマンスをほこるポルシェ カイエン ターボ。デビュー1年半を経たいま、あらためてその真価をたしかめた。Text by OGAWA FumioPhtographs by ARAKAWA Masayukiモンスター的なSUV500馬力エンジン搭載の、シリーズ中最強のポルシェ カイエン ターボ。スポーツカーメーカーが、SUVという範疇で限界を追求した超ド級モデルだ。ポルシェ カイエン ターボは、2010年にフルモデルチェンジを受けた2代目。先代と比較するとホイールベースで40mm、全長で48mm延長されたいっぽう、車体の軽量化がはかられている。ターボで比較すると、先代が2480kgであっ...

アウディ A6アバントに試乗|Audi A6 Avant
Audi A6 Avant|アウディA6アバント2.8FSIクワトロおよび3.0TFSIクワトロに試乗軽くてスポーティを謳う、アウディA6アバントに試乗した。プレミアムアッパークラスに属するステーションワゴンで、印象は実際に軽やかで、運転が楽しめるクルマだった。Text by OGAWA FumioPhotographs by ARAKAWA Masayuki「美しくなければアバントと呼ばない」「アウディ A6 アバント」は、2012年2月に日本市場に導入されたモデル。先行発売されている「A6」をベースに、荷室容量を拡大してテールゲートを設けているのが特徴だ。アバントの名称は、アウディにとって伝統的なもので、1976年の「100」から市場に登場している。ステーションワゴンといわずあえて「アバント」と独自のネーミングにこだわる理由はなにか。「美しくなければアバントと呼ばない」とアウディ自身のコメントがあるように、あえてテールゲートの傾斜を強くすることで、荷室容量は多少犠牲にしてもスタ...

新SLクラス 日本登場|Mecedes-Benz
Mercedes-Benz SL Class|メルセデス・ベンツ SLクラス新SLクラス 日本登場ラグジュアリーロードスターの代表格、メルセデス・ベンツ 「SLクラス」。その6代目となる新SLクラスがついに日本登場。六本木、メルセデス・ベンツ コネクションにて発表会がおこなわれた。Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)Photographs by ARAKAWA Masayuki& Mercedes-BenzSporty and Light東京ミッドタウンで2012年3月18日から24日まで開催される「メルセデス・ベンツ ファッションウイーク東京2012-13 A/W」。その開幕をつげるイベントで、ついに新SLクラスが日本登場を果たした。発表会の壇上にあがった、メルセデス・ベンツ日本株式会社、ニコラス・スピークス社長は、1952年に登場した「300SL」からはじまる、SLクラス60年の歴史を受け継ぎ、新SLクラスは「スポーティで目を惹き、オープント...

X3に2リッターターボエンジンを搭載したX3 xDrive20iを設定|BMW
BMW X3 xDrive20i|ビー・エム・ダブリュー X3 xDrive20iX3に2リッターターボエンジンを搭載したX3 xDrive20iを設定ビー・エム・ダブリューは、昨年フルモデルチェンジした小型SUV、X3に2リッター ツインスクロール ターボエンジンを搭載した、「X3 xDrive 20i」を追加した。Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)走行性能と環境性能を両立X3 xDrive 20iに搭載されるエンジンは、筒内直接噴射、吸気側バルブのリフト量を無段階に可変制御するバルブトロニック、吸気と排気のバルブタイミングを最適に調整するダブルVANOS(バリアブル・カムシャフト・コントロール)、ツインスクロールターボチャージャーを組み合わせた、「BMWツインパワーターボテクノロジー」を搭載。最高出力135kW (184ps) / 5,000rpm、最大トルク270Nm / 1,250-4,500rpmを発生し、8段のATを介して4輪を駆動...