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2014年12月15日
アウディ、年次報告で中国での販売増計画を発表|AUDI
Audi|アウディ
アウディ、年次報告で中国での販売増計画を発表
アウディの堅調な販売増の背景には、中国市場での好調ぶりがある。インゴルシュタットで3月1日におこなわれた年次報告会の席上において、さらなる販売増計画が発表された。
Text by OGAWA Fumio
アウディの目標は中国で70万台
アウディは現在、FAWという中国第一汽車とフォルクスワーゲングループの合弁会社の長春工場で、A6を中心としたモデルを現地生産している。販売は好調で、2011年はドイツの25.4万台を上回る31.3万台を記録している。
マーケティングおよびセールス担当役員、ペーター・シュワルツェンバウアーは、「2015年までにこの数字を倍に。2015年までに中国での生産能力を70万台にまで引き上げる」と野心的とも思える計画を発表した。
その内容は、Q3の輸入と、それにつぐ現地生産、A6のロングホイールベース版A6Lという中国専用モデルを、新型A6と置き換えることなどが盛り込まれている。
「新型A6Lにかんしては、(アウディ コネクトを使えるように)北京にインフォテイメント テックセンターを設立にすることと、装備されるMMI(マルチ メディア インフォテイメント)のタッチパッドに漢字識別機能をもたせるなどして、中国市場のためのテイラーメイドとします」。シュワルツェンバウアーは教えてくれた。
やはり2011年は前年比2ケタの伸びをみせた米国でも工場設立を計画しており、同国内のプレミアムセグメントでの販売増を目指すとする。拡大計画の理由を聞かれて、ルパート・シュタードラー監査役会会長は、「なんらかの理由でひとつの市場の販売が影響を受けても、ほかでカバーすることが大事。いってみればリスクヘッジの要素も大きい」と述べた。