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MOTOR SHOW
2014年12月15日
ジュネーブ現地リポート|Porsche
Porsche|ポルシェ
ジュネーブモーターショー現地リポート
ニューボクスターがワールドプレミア
ポルシェのワールドプレミアは新型ボクスター、およびボクスターS。現地に飛んだサトータケシ氏から、そのプレスカンファレンスのリポートが到着した。
Text by SATO Takeshi
Photographs by MOCHIZUKI Hirohiko
大きくなって小さくなった
新型ボクスターのポイントは、大きくなっているのに小さくなっていること。
まず、ボディが大型化したのに重量は軽くなっている。全長で32mm、ホイールベースで60mmと、ひとまわりボディが拡大しているのに、モデルチェンジ前より最大で約35kgの軽量化を果たしているのだ。
そしてもうひとつ、エンジン出力が10ps増えて265psになっているのに、エンジン排気量は2706ccと187cc縮小されている。
スペックから想像するに、「ホイールベース延長で安定性はプラス」「軽量化で敏捷性はプラス」「出力アップで加速性能はプラス」と想像できるが、はたしてその仕上がりはいかに?
なお、ボクスターSのエンジン排気量は従来型をおなじ3436ccで、パワーは310psと5ps増えている。おもしろかったのは、ニュルブルクリンクサーキットでボクスターSが12秒速くなり、8分を切った(7分58秒を記録)ことを盛んにアピールしていた点。ポルシェってこんなにニュルのタイムに敏感だったけ、と不思議に思う。そうか、日産GT-Rをガチンコのライバルとして意識しているということか。