MILANO SALONE
「MILANO SALONE」に関する記事
2014 ミラノサローネ 最新リポート|Roberto Cavalli
Roberto Cavalli|ロベルト カヴァリ特集|ミラノサローネ国際家具見本市 2014ロベルト カヴァリ ホームコレクション新作を発表ミラノサローネ期間中、今年2月にオープンしたばかりの、世界最大の規模を誇る「Roberto Cavalli(ロベルト カヴァリ)」ブティックにて、ロベルト カヴァリ ホームコレクションの新作を発表した。Text by KAJII Makoto (OPENERS)コレクションを代表する「Wings」に大胆なプリントロベルト カヴァリ ホームコレクションは、イタリアおよびヨーロッパに息づくデザインの伝統に敬意を表しながら、さまざまなテーマや文化を取り込んでいる。今回のコレクションでは、熱融合の技術などを取り入れ、色柄は原色やフローラルプリント、ストライプなどを使用。全体にプリントをほどこしたガラスに、ニッケル鋼やクロムを組み合わせたアイテムなども発表された。なかでも注目を集めたのは、新作のアームチェア「Wings」だ。ロベルト カヴァリらしい大胆...
2014 ミラノサローネ 最新リポート|ARMANI / CASA
ARMANI / CASA|アルマーニ / カーザ特集|ミラノサローネ国際家具見本市 2014ミラノサローネ2014で新作コレクション発表「ARMANI / CASA(アルマーニ / カーザ)」は、ミラノサローネで新作コレクション「ARMANI / CASA NEW COLLECTION 2014-2015」を発表した。なかでも、ブランド初となる壁面装飾材コレクション「Armani / Casa Exclusive Wallcoverings Collection」が、会場で大きな注目を集めた。Text by KAJII Makoto (OPENERS)最新のデジタルプリント技術から生まれた家具ミラノ・サンタンドレア通り9番地にある「アルマーニ / カーザ」ストアでは、ミラノサローネ2014のために設計されたディスプレイを展開。あたらしく登場した壁装材に、スポットが当てられている。店内の家具アイテムは、洗練された色づかいが引き立つように、デザインされた通路に沿って置かれているのが印...
2014 ミラノサローネ 最新リポート|Maruni
MARUNI WOOD INDUSTRY|マルニ木工特集|ミラノサローネ国際家具見本市 20147年目を迎える「MARUNI COLLECTION 2014」新作登場マルニ木工が、ミラノサローネ2014 フィエラ本会場で2度目の単独出展。7年目を迎える「MARUNI COLLECTION 2014」で、深澤直人、ジャスパー・モリソンによる上質な空間を演出するリビングアイテムを発表した。Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by KAWABE Yoneo国内でのお披露目は、都内で5月に開催ミラノサローネ2014で発表されたのは、マルニ木工が長年培ってきた精緻な技術を生かしたふたつの新作。ふっくらとしたかたちが印象的で、包み込まれる心地良さのある深澤直人デザインの「Roundishソファ」。そして、木工技術と構造の細部にまでこだわり、快適な座り心地を実現しているジャスパー・モリソンデザインの「Brunoソファ」だ。国内でのお披露目は、都内で...
2014 ミラノサローネ 最新リポート|OPINION CIATTI
OPINION CIATTI特集|ミラノサローネ国際家具見本市 2014二俣公一氏による「SHOE STOOL」あらたな仕様で登場二俣公一氏がデザインを担当し、昨年ファッションブランド「FUJITO」の10周年アニバーサリー限定アイテムとして発表された「SHOE STOOL」。今年の「Wallpaper* Design Award」にもノミネートされるなど注目を集めたこのスツールが、仕上げを一新してイタリアの「OPINION CIATTI」社より再リリースされる。Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by OTA Takumi金属箔を張り込むフィレンツェの手仕事「SHOE STOOL」は、靴専用スツール。幅250mmとスツールとしてはコンパクトながらも、脱ぎ履きの際の腰掛けとしてはもちろんのこと、靴を履いたままレースを結んだり、ブラシをかける際の足乗せ台としたり使える。さらに手入れのためのブラシやクロス、クリームやスプレー類、靴べらなど...
2014 ミラノサローネ 最新リポート|CITIZEN
CITIZEN|シチズン特集|ミラノサローネ国際家具見本市 2014シチズンがパリの建築家・田根剛氏とのコラボで初出展時とは、時計とは何かを求めつづけるシチズンの挑戦──「CITIZEN(シチズン)」がミラノサローネにグローバルブランディングの一環として、初出展した。建築家の田根剛氏(DGT)と、照明・音響演出の遠藤豊氏(LUFTZUG)を迎えて、時計のすべての部品を支えるパーツ“地板”を8万個使用し、音と光の演出によって、壮大かつ幻想的な空間を創り出した。Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by SHIMMURA Takuji“8万個”の時計パーツを使用したインスタレーションシチズンのデザインチームと、パリを拠点に活躍する建築家・田根剛氏(DGT)によるインスタレーションのテーマは、「LIGHT is TIME」。光に満たされたインスタレーションは、シチズンが1930年に創業以来、時計のあらたな分野へ挑戦しつづけ、76年に“光”を電...
2014 ミラノサローネ 最新リポート|Marble Across Time
Marble Across Time特集|ミラノサローネ国際家具見本市 2014吉岡徳仁による宇宙のテーブル「Agravic」発表ミラノサローネで3回目を迎える、マーブル(大理石)のあらたな可能性を探るエキシビション「MARBLE ACROSS TIME」。吉岡徳仁デザインの“宇宙のテーブル”「Agravic(アグラヴィック)」が発表される。Text by KAJII Makoto (OPENERS)完全に保たれているバランス未来へ、吉岡徳仁が抱く、宇宙への夢──まるで宇宙空間のなかで、重力から解放された巨大な石が空中に浮遊しているかのような作品、“宇宙のテーブル”「Agravic(アグラヴィック)」。この作品はミラノサローネ期間中の4月8日(火)~13日(日)まで、トルコ政府の支援により開催されるアートエキシビション「Marble Across Time」において、展示がおこなわれる。「Past - Present - Future : MARBLE ACROSS TIME」期間...
2014 ミラノサローネ 最新リポート|ICHIRO
ICHIRO|伊千呂特集|ミラノサローネ国際家具見本市 2014建築家・長坂常氏デザインのコンセプトモデルを発表化粧板メーカーの伊千呂は、スキーマ建築設計事務所代表の長坂常氏のデザインによる、あらたな発想の照明、テーブル、スツールのコンセプトモデルを発表。ミラノサローネ期間中、ロッサーナ・オルランディのスペースで展示をおこなう。Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by HASHIMOTO Hirotaka伝統素材と工業素材を組み合わせた家具伊千呂は、これまでの家具の概念をもう一度根本から見直し、生活の道具としての家具を生み出したいという思いから、空間とひととモノのあらたな関係を提案。ひとが自分らしく、生きられる未来が浮かび上がるようなプロダクトづくりに取り組む。今回、建築家・長坂常氏とともに、これまで言語化されてこなかった家具と空間の関係性に着目。伝統素材と工業素材との組み合わせにより、それぞれの用途に応じたスペックを生み出した「TA...
2014 ミラノサローネ 最新リポート|GLAS ITALIA
GLAS ITALIA|グラスイタリア特集|ミラノサローネ国際家具見本市 2014吉岡徳仁デザイン「PRISM glass chair」発表イタリアの歴史ある家具メーカーGLAS ITALIAより、吉岡徳仁デザインの高透過ガラスから生み出された椅子「PRISM glass chair」が、ミラノサローネにて発表される。Text by KAJII Makoto (OPENERS)輝きをまとう透明な彫刻吉岡徳仁氏のデザインと、GLAS ITALIAの革新的なカット技術によって、あらたなコラボレーションを実現した今年のミラノサローネ。「PRISM glass chair」は、厚みのある高透過ガラスから生み出された椅子で、ガラスに面カット加工をほどこすことで、プリズムのように透明感のある輝きを放つ。光の屈折によって不思議な表情を生み出し、輝きをまとう彫刻のような椅子。この作品は、新作「PRISM mirror table」とともに、PRISMシリーズとして発表される。吉岡徳仁氏は、この「P...
2014 ミラノサローネ 最新リポート|Kartell
Kartell|カルテル特集|ミラノサローネ国際家具見本市 2014吉岡徳仁デザイン「SPARKLE」発表昨年のミラノサローネ2013で発表され、大きな話題を呼んだ吉岡徳仁デザインのスツールとサイドテーブルのコレクション「SPARKLE」シリーズ。今年はカラーバリエーションが増えて展開する。Text by KAJII Makoto (OPENERS)クリスタルガラスのような輝き50年以上の歴史を有するイタリア最大のプラスチック家具メーカー「Kartell(カルテル)」。吉岡徳仁氏デザインの「SPARKLE」は、プリズム効果によって光が屈折する。まるでクリスタルガラスのような輝きを放つ、ツイストされたフォルムが特徴的な、スツールとサイドテーブルのコレクションだ。今年は明るいイエローやスモーキーグレーなど、カラーバリエーションが楽しめるラインナップで登場。さらに、今回のミラノサローネでは、Kartellスタンドで未公開作品の発表も予定している。Kartell(@Salone Inter...
2014 ミラノサローネ 最新リポート|Fritz Hansen
Fritz Hansen|フリッツ・ハンセン特集|ミラノサローネ国際家具見本市 2014ミラノショールームで新作発表「Fritz Hansen(フリッツ・ハンセン)」はミラノサローネで、世界的に活躍するスペイン人デザイナーのハイメ・アジョンによる新作テーブル「Analog™(アナログ)」と、アルネ・ヤコブセンのデザインアイコンの復刻版、新作チェア「Drop™(ドロップ)」の2製品を発表。どちらもミニマムにしてあたたかみのあるデザインが魅力だ。Text by KAJII Makoto (OPENERS)人と人の距離を縮めることで、時代の流れに挑む新作ハイメ・アジョンがフリッツ・ハンセンのためにデザインした新作テーブル「Analog™(アナログ)」(ページ上写真)。人と人との距離を縮め親交を深めるという、テーブルがもつ本来の存在意義にフォーカス。デジタルデバイスを介してのコミュニケーションが溢れる今の世の中に、この「アナログ」はデバイスを必要としない空間を提供、人がかつて共有していた真...
2014 ミラノサローネ 最新リポート|h220430
h220430特集|ミラノサローネ国際家具見本市 2014新作プロダクト「Balloon Chair」出展デザイナー・板坂諭氏による「h220430」が、ミラノサローネ期間中にランブラーテ地区で開催される、オランダのユトレヒトを拠点とするオーガナイザーがスタートさせた展示会「Ventura Lambrate(ベンチューラ・ランブラーテ)」にて、新作プロダクト「Balloon Chair」を出展する。Text by KAJII Makoto (OPENERS)しぼまない風船!?板坂諭氏が主宰する「h220430」は、デザインをモノの形状操作として捉えるのではなく、そのモノに込めたメッセージをもとに生まれる二次的なコミュニケーションをデザイン。地球環境の問題や、世界各地でつづく難題について行動するきっかけを提案したり、世の中の興味深いことに焦点を当てて、その魅力をデザインのちからで伝えるプロジェクトだ。ミラノサローネで発表される新作「Balloon Chair」は、1953年にフランス...
2014 ミラノサローネ 最新リポート|Cassina ixc.
Cassina ixc.|カッシーナ・イクスシー特集|ミラノサローネ国際家具見本市 2014ミラノサローネ2014 新作「LC5ソファ」発表カッシーナは、ミラノサローネ フィエラ会場:Pavilion 20にて、ル・コルビュジエ、ピエール・ジャンヌレ、シャルロット・ペリアンの共作である「LC5ソファ」の、最新作を発表する。Text by KAJII Makoto (OPENERS)新サイズで、フレームカラーもセレクトできる1934年、ル・コルビュジエは妻のイヴォンヌとともにパリのNungesser-et-Coli 24に引っ越した際、ピエール・ジャンヌレ、シャルロット・ペリアンとともにこの大きなソファを、自宅のリビングルーム用にデザインした。アパートメントは、ふたつのスペースに分けられ、一方は彼のアトリエとして、もう一方はプライベートエリアとして使用されていた。この「LC5ソファ」をカッシーナが最初に再編集したのは1974年だが、これまではクロームフレームを用いたワンサイズのみの展...
2014 ミラノサローネ 最新リポート|STUDIO BYCOLOR
STUDIO BYCOLOR|スタジオ バイカラー特集|ミラノサローネ国際家具見本市 2014「STUDIO BYCOLOR+kanaguya」新作発表STUDIO BYCOLORが、木々と深く向き合って実験を重ねた「MW:WW(More Work:With Wood)」が、年を経ることで深く味わいを醸し出す「かなぐや(kanaguya)」と協働して生まれた、「FK:WW(For Kurashi:With Wood)」。ミラノサローネのLambrate(ランブラーテエリア)で開催されるVENTURA LAMBRATE / VENTURA HIVEにて、発表される。Text by KAJII Makoto (OPENERS)日常の道具を通してメッセージを伝える色がひとにあたえる影響を追求し、物事が抱える課題に、色の力を用いた製品によってコミュニケーションデザインをおこなう、STUDIO BYCOLOR。今回は、STUDIO BYCOLORが木々と深く向き合ってデザインした素材で、20...
2014 ミラノサローネ 最新リポート|nendo
nendo|ネンド特集|ミラノサローネ国際家具見本市 2014「nendo」の新作をミラノ20カ所で発表東京とミラノに拠点をもち、建築、インテリア、プロダクト、グラフィックと幅広く活動をおこなう佐藤オオキ主宰のデザインオフィス「nendo(ネンド)」。4月8日(火)から開催されるミラノサローネの期間中、nendoソロエキシビション「works by nendo」など、メイン会場フィエラおよび市内の会場など20カ所にて、新作となるプロダクトを発表する。Text by KAJII Makoto (OPENERS)家具から生活用品まで、今年も多くの新作が誕生今年のミラノサローネでの個展「works by nendo」では、透明ガラスを裏面からブラシで塗装し、その上からさらに別の色で吹き付け塗装をすることで、木目や石のような自然な表情が生まれる、サイドテーブルやコンソールなど、8アイテムからなるコレクション「brushstroke」for Glasitaliaを発表。また、カンペールの「B...
2014 ミラノサローネ 最新リポート|SHARING DESIGN
SHARING DESIGN特集|ミラノサローネ国際家具見本市 2014「燕三条 工場の祭典」がミラノサローネに出展 決定昨年秋、新潟県燕三条地域にて、名だたる企業が一斉に工場を開放して、ものづくりの現場を見学・体験できるイベント「燕三条 工場の祭典」が開催された。このたび、ミラノ市が保有する元機関車工場跡地にて開催される「SHARING DESIGN」の招待により、「燕三条 工場の祭典」のミラノサローネ出展が決定した。Text by KAJII Makoto (OPENERS)国内でも10月に2回目の開催が決定今回ミラノサローネ期間中に開催される“Tsubame-Sanjo Factory Festival”exhibitionでは、日本が誇る金属加工の一大産地の燕三条地域の存在と、この地に工場を構える企業の技術力の高さを伝えるため、三条市と工場の職人が一丸となり「燕三条 工場の祭典」の取り組みを世界に向け発信する。昨年10月に開催された「燕三条 工場の祭典」では、燕三条地域の名...