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2022年8月24日
伝説のアーティストSTASHが語るメディコム・トイとの思い出とこれから | MEDICOM TOY
MEDICOM TOY|メディコム・トイ
BE@RBRICK STASH "MEDICOM TOY" 100% & 400% / 1000%
グラフィティ界の伝説であるSTASHの最新BE@RBRICKが発売決定! それを記念して、STASH本人へのメールインタビューをおこなった。これまでのメディコム・トイとの取り組みを振り返りながら、現在、そして新しいプロジェクトへの展望を語ってくれた。
Text by SHINNO Kunihiko|Edit by TOMIYAMA Eizaburo
『MEDICOM TOY EXHIBITION '22』で発表したBE@RBRICKが発売決定
伝説的なグラフィティアーティスト“STASH”。1980年代より地元ニューヨークでグラフィティ活動を始め、有名ブランドとのコラボや自身の立ち上げたアパレルブランドSUBWAREでグラフィティとストリートファッションを交差させた立役者のひとりである。
メディコム・トイとSTASHはこれまで20年にわたってフィギュアなど数々のアイテムを生み出してきた。その絆から2022年7月に開催された『MEDICOM TOY EXHIBITION '22』ではイベントロゴをデザインを担当。これから海外巡回予定の『BE@RBRICK WORLD WIDE TOUR 3』にも参加している。
今回は『MEDICOM TOY EXHIBITION '22』にて発表された「BE@RBRICK STASH "MEDICOM TOY" 100% & 400% / 1000%」の発売決定を記念して、メールインタビューにてメディコム・トイとの思い出を振り返りながら、進行中のプロジェクトなど近況を伝えていただいた。
STASH(スタッシュ)
1967年ニューヨーク州ロングアイランド生まれ。1980年代初頭のイーストビレッジのシーンにおいて、わずか17歳でポップアートのパイオニアであるキース・ヘリングやジャン=ミシェル・バスキアとともに最初のキャンバスを展示。同時代のアーティストがポップアートに傾倒する中、STASHは地下鉄にこだわり続け、1987年にZephyrと共に最後のアンダーグラウンド作品を制作するまで、列車を舞台に制作を続けた。
1967年ニューヨーク州ロングアイランド生まれ。1980年代初頭のイーストビレッジのシーンにおいて、わずか17歳でポップアートのパイオニアであるキース・ヘリングやジャン=ミシェル・バスキアとともに最初のキャンバスを展示。同時代のアーティストがポップアートに傾倒する中、STASHは地下鉄にこだわり続け、1987年にZephyrと共に最後のアンダーグラウンド作品を制作するまで、列車を舞台に制作を続けた。
初期のキャンバス作品は、地下鉄の地図コラージュ、特徴的な大胆なアウトラインとクリーンなシェイプを使用。1990年代後半には、Nike、Burton、MEDICOM TOY、A Bathing Apeといった企業とのコラボレーションを通じて、ストリートウェアにグラフィティの要素を取り入れた先駆的な存在となる。これによりギャラリーを訪れる人たちだけでなく、より多くの人たちに届くようになり、グラフィティが一般に受け入れられるようになる上で重要な役割を果たした。現在はアーバンデザインの世界における革新者として広く認知されており、STASHの都市環境に対する情熱は、都市のモチーフを最新のプリント技術と組み合わせて完璧に表現した写実的な作品に顕著に表れている。
実験し、アイデアを出し合い、新しい友人を作っていた、あの頃
──「MEDICOM TOY EXHIBITION '22」メインビジュアルのテーマについて教えてください。
STASH ビジュアル制作の依頼を受けたとき、ブルックリンをイメージしているとのことだったので、その感覚を視覚的に味わえるような手書きのイメージにしました。
──メディコム・トイと最初にアイテムを製作したのは今から20年前の2002年、透明の小さなスプレーケースに入った「SPRAY KUBRICK」でした。当時のメディコム・トイとので印象に残っていることがあれば教えてください。
STASH それらすべての思い出は、私にとても強い印象を残しました。あの頃は、実験し、危険を冒し、新しい技術を学び、アイデアを出し合い、創造性を共有し、そして何よりも新しい友人を作っていた初期の頃です。
──コロナ禍の2年半についての質問です。ステイホーム期間中はどんなことをされていましたか?
STASH 私はほとんどの時間を、パンデミックの数ヶ月前に引っ越したばかりの新しいスタジオで過ごしました。私はこの時間を使ってアーカイブを整理し、シンガポール在住の親友であるアーティストのJahan Lohと彼の妻のTingによって企画、出版、および編集された最初の自費出版の本「SUBBLUEMINAL」に取り組みました。
──「BE@RBRICK WORLD WIDE TOUR 3」に参加された感想はいかがですか? 今回製作したBE@RBRICKはどのようなコンセプトだったのでしょうか?
STASH 私はツアーに参加するのが大好きです。3回連続です! なんて名誉なことでしょう。今年の私のBE@RBRICKはStudio assistantというBE@RBRICKになります。
──最近手がけたものや現在進行中のプロジェクトなど、近況についてお聞かせください。
STASH 主に絵画に焦点を当ててきましたが、私の初期の衣料品レーベルで、スローに再展開しているSubwareを除いては、親友のAlbino Pretoと一緒に仕事をしており、現在我々はModernicaの友人と共にロサンゼルスでの本の発売を計画しています。
──近く日本に来られる予定はありますか?
STASH コロナの1年前に始まった特別なプロジェクトのリリースのために、8月中旬に東京に行く予定です。東京でリリースすることができてとてもうれしいです! 製品の発売をサポートするために、フォトショーと夜のイベントを開催します。現時点(※メールインタビュー時)では情報を公開することが許可されていないので、詳細についてはもうしばらくお待ちください。ただし、これは見逃せないものであることはお約束できます。
──最後にメディコム・トイ、および日本のファンにメッセージをお願いします。
STASH Best from Brooklyn.
BE@RBRICK STASH "MEDICOM TOY" 100% & 400% / 1000%
- サイズ|各全高約70mm/280mm/700mm
- 価格|[100% & 400%]1万6500円(税込)/[1000%]7万4800円(税込)
- 販売方法|メディコム・トイ直営各店舗及びオンラインストア各店、他一部店舗にて数量限定発売。2022年8月24日(水)00:00~2022年9月10日(土)23:59、MCT TOKYOhttp://mct.tokyoにて受注を承ります。詳細はメディコム・トイ公式サイト(www.medicomtoy.co.jp) をご覧ください。
- 発売日|2023年3月発売・発送予定
- ※監修中のサンプルを撮影しております。発売商品とは一部異なる場合がございます。
- ©️ STASH
- BE@RBRICK TM & ©️ 2001-2022 MEDICOM TOY CORPORATION. All rights reserved.
問い合わせ先
メディコム・トイ ユーザーサポート
Tel.03-3460-7555