音楽
「音楽」に関する記事
MUSIC|沖野修也が新プロジェクト「KYOTO JAZZ SEXTET」をスタート
MUSIC|沖野修也の新プロジェクトKYOTO JAZZ SEXTET『MISSION』「KYOTO JAZZ SEXTET(キョウト ジャズ セクステット)」は、DJ/音楽プロデューサー・ユニット、「Kyoto Jazz Massive(キョウト ジャズ マッシブ)」が結成20周年を機に始動させた新プロジェクトだ。1960年代のブルーノートの新主流派モード・ジャズをモチーフに “ジャズの現在”を表現するアコースティック・ジャズ・ユニット。4月15日にデビューアルバム『MISSION』をリリースした。Text by IWANAGA Morito(OPENERS)過去と現在を繋ぎ、その延長線上にあるジャズの明日を照らし出すメンバーは、「quasimode(クオシモード)」の平戸祐介、「DCPRG」や「菊地成孔ダブ・セプテット」などに参加する類家心平、「Mountain Mocha Kilimanjaro(マウンテン モカ キリマンジャロ)」の栗原健、「松浦俊夫 presents HE...
伊藤嶺花×尾花大輔|スピリチュアル対談(後編)
スピリチュアル対談 vol.11|N.ハリウッド 尾花大輔伊藤嶺花が“視た”ゲストの肖像「希望とよろこびの光をもたらすために今世を生きる王者」(後編)スピリチュアル ヒーラーの伊藤嶺花さんの連載第11回目。ゲストに迎えたのはN.ハリウッドの尾花大輔さん。「メジャーになるべく生まれてきた」との伊藤さんの発言からつづく後編、いったい話はどの方向へ?仲間と一緒に作り上げていくプロセスを楽しむひと尾花 でもね、僕、利害関係がないひとたちと話すのは平気なんだけれども、ひとを束ねるのがすごく苦手なんですよ。伊藤 そんなことはないですけどね。束ねようと思わなければいいです。勝手についてくるから(笑)。もともと尾花さんは、ビジネスになってくるとひとと深く付き合っていくことが苦手なひと。お友達って呼べるようになるまでに、結構時間がかかると思うんですよ。でも1対1で向き合っていけるひとを、とにかくたくさん作っていくといいと思いますよ。そうすればコミュニケーションが簡単にとれるようになって、自然にまとま...
伊藤嶺花×N.ハリウッド 尾花大輔|スピリチュアル対談(前編)
スピリチュアル対談 vol.11|N.ハリウッド 尾花大輔伊藤嶺花が“視た”ゲストの肖像「希望とよろこびの光をもたらすために今世を生きる王者」(前編)さまざまなステージで活躍するクリエイターをゲストに迎え、スピリチュアル ヒーラーの伊藤嶺花さんが、ひとが発するエネルギーを読み解くリーディングと複数の占星術を組み合わせ、クリエイターの創造力の源を鑑定。現世に直結する過去生や、秘められた可能性を解き明かし、普段は作品の陰に隠れがちでなかなか表に出ることのない、クリエイター“自身”の魅力に迫ります。文=オウプナーズ写真=KADOI Tomo第11回めのゲストは、メンズファッションブランド、N.ハリウッドのデザイナーである尾花大輔さん。古着屋からキャリアをスタートさせ、2000年に自身のブランド「N.HOOLYWOOD(N.ハリウッド)」を設立、今や活動を海外にまで拡げている。対談前編では、まず自身の創作についてを中心に聞いた。伊藤・尾花 よろしくお願いします。伊藤 ふたりとも、名前に「花...
著者 伊藤嶺花が解説する、小説『シンクロニシティー』
現代人の幸せのヒントがここにある!著者 伊藤嶺花が解説する、小説『シンクロニシティー』著者 伊藤嶺花が解説する、小説『シンクロニシティー』現代人の幸せのヒントがここにある! 著者の伊藤嶺花が自ら解説する、小説『シンクロニシティー』とは。文=伊藤嶺花Photo by Jamandfixシンクロニシティー“意味ある偶然の一致”ユングが提唱する共時性のことメールやパソコンの発達によって情報摂取が便利になる一方で、人間本来の心をキャッチボールするコミュニケーションが少なくなってしまったように思います。人間は本来、他人との触れ合いによって、自分という存在を認識していく孤独な生き物。誰しも生まれた瞬間からちがう経験をし、さまざまな感情を抱き、異なる価値観を形成していく。それぞれが唯一無二の色と音を発している。十人十色だからこそ、多くのひとたちと分かち合い融合することで、新しく素晴らしい色になり、美しいハーモニーが生まれていく。誰に頼まれたわけでもなく、おなじ時代を生きるために自らが望んで選び、...
MOVIE|28歳の新鋭デイミアン・チャゼル監督が描く才能と狂気『セッション』
MOVIE|助演男優賞などオスカー3部門、サンダンス映画祭グランプリを受賞28歳の新鋭デイミアン・チャゼル監督が描く才能と狂気『セッション』名門音楽大学を舞台に鬼教師とドラマーとの狂気に満ちた師弟関係を描いた、28歳の新鋭デイミアン・チャゼル監督による『セッション』。今年のアカデミー賞で助演男優賞など3部門、さらに2014年のサンダンス映画祭のグランプリ、観客賞などに輝いた話題作が4月17日(金)より、TOHOシネマズ新宿ほかで全国順次公開される。Text by YANAKA Tomomi監督のトラウマが生み出した“音楽×心理スリラー”という新ジャンル撮影当時ほぼ無名だった28歳の映画監督デイミアン・チャゼルが、長編2作目でありながら、サンダンス映画祭で作品賞、観客賞のダブル受賞、さらにはアカデミー賞3部門という金字塔を打ち立てた『セッション』がついに日本上陸。じつは本作は、デイミアン・チャゼルの自伝的な物語。音楽の才能に恵まれた彼は、高校の名門バンドでジャズドラマーとして活躍して...
INTERVIEW|うじきつよし、小町渉が語る『ロックにはまだやれることがあるんじゃないのか』
INTERVIEW|子供ばんど『ロックにはまだやれることがあるんじゃないのか』発売記念うじきつよし×小町渉、アーティスト対談(1)圧倒的なライブパフォーマンスと高い演奏力で1980年代のロックシーンを席巻し、多くのミュージシャンに影響をあたえた、うじきつよし率いる「子供ばんど」。彼らは2011年から活動を再開させ、復帰後2枚目となるアルバム『ロックにはまだやれることがあるんじゃないのか』を5月5日(火・祝)に発売する。さらに今回は、迫力のコラージュ作品を武器にパリやロンドンなどで世界的な活動をおこなうアーティスト・小町渉が、ジャケットのアートワークで参加。ふたりの出会いからこのアルバムの制作秘話まで、話をうかがった。Photographs by ASAKURA KeisukeText by TOMIYAMA Eizaburoファーストコンタクトは少年期、世田谷区祖師谷にて ――まずはおふたりの出会いから教えていただけますか?「子供ばんど」のヴォーカル、ギターのうじきつよしうじきつよ...
MOVIE|天才ギタリスト、ジミ・ヘンドリックスの真実がいま明らかに『JIMI:栄光への軌跡』
MOVIE|天才ギタリスト、ジミ・ヘンドリックスの真実がいま明らかに伝記映画を超えた濃厚な人間ドラマ『JIMI:栄光への軌跡』ロックの歴史に〈最も偉大なギタリスト〉として名を残した男、ジミ・ヘンドリックス。彼の伝説の黄金期を描いた映画『JIMI:栄光への軌跡』が4月11日(土)より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国ロードショーされる。Text by KUROMIYA Yuzu駆け上がるスターダムへの道、その裏側の人間関係にも迫る音楽通ならずとも一度は耳にしたことのある伝説のギタリスト、ジミ・ヘンドリックス。無名のバックミュージシャンが如何にしてスターダムへと駆け上っていったのか。彼にとって人生最大の転機となった1966年〜67年、イギリスデビューを果たした2年間を描き出す。メガホンをとったのは『それでも夜は明ける』でアカデミー賞脚色賞を受賞したジョン・リドリー。本作が彼にとって長編2作目となり、脚本も手がけている。本作で焦点を当てたのは、ジミの才能を見出したローリング・スト...
INTERVIEW|新作『noon moon』を発表した原田知世にインタビュー
INTERVIEW|前作から5年の月日を経て誕生したニューアルバム原田知世にインタビュー“いまの姿”をありのままに反映した『noon moon』(1)ここ数年、『on-doc.(オンドク)』という歌と朗読の会を精力的に開き、アーティストとして表現の幅を広げている原田知世。この5月7日に前作『eyja』から5年ぶりとなるニューアルバム『noon moon』を発表した。プロデュースは『on-doc.』でも二人三脚で全国を巡ってきた伊藤ゴロー氏。「こうして音楽をずっとつづけてこられたのはとても幸せなこと」と語る彼女に、新作の魅力を聞く。Interview Photographs by JAMANDFIXStyling by TANIFUJI ChikakoHair & Makeup by KOGURE Moe(+nine)Text by TASHIRO Itaru『on-doc.』にて共演した伊藤ゴロー氏がプロデュース『noon moon』とは昼間の青い空に透けて見える月のこと。...
INTERVIEW|発起人・平野友康氏インタビュー kizunaworldを振り返る
INTERVIEW|発起人・平野友康氏インタビューkizunaworldを振り返る(1)「音楽が持つ力を実感しました」メディアクリエイターの平野友康氏は、坂本龍一氏とともに、発起人として陰日向に「kizunaworld.org」を支えてきた人物である。未曾有の災害に見舞われた2011年が幕を閉じ、年が明けた2012年1月6日、あらためて平野氏を訪ねてみた。現在進行形で被災地の一日も早い復旧・復興を支援しつづけているプロジェクトの発起人は、あのときなにを考えていたのか。Text by KASE Tomoshige (OPENERS)Photographs by NISHIMURA Saiko(SELF:PSY'S)震災の緊張感漂う2作目東日本大震災の被害に対して、さまざまなアーティストの作品を購入することで寄付を募り、長期的支援をつづけていこうというプロジェクトが、「kizunaworld.org」である。随時発表されるその作品と最新の動向は、これまでOPENERSで継続して紹介して...
特集|カルチャーの達人に訊け! 冬の夜長をたのしくする音楽・本・映画Vol.3
達人たちがリコメンドするエンターテインメント Vol.3時代の先端を走りぬく、そんな先達たちが薦める音楽・本・映画とは──。 シンガーのJUJUさんや俳優の伊勢谷友介さんから、 OPENERS連載陣まで計25人の達人が、 本当は教えたくないとっておきの作品を、今回OPENERS読者のために大公開してくれた。 第3回目は、女優の市川実和子さん、建築家の谷尻誠さん、ファッション・ジャーナリストの生駒芳子さん、音楽家/文筆家/音楽講師の菊地成孔さん、トラベルジャーナリストの寺田直子さんが登場。この機会に、まだ出会ってないすてきな作品と出会ってみては。市川実和子|ICHIKAWA Miwako女優──2011年の抱負は?本をたくさん読もうと思います。(C)Maki OgasawaraMUSIC『WWII Transcriptions』Nat King Cole TrioMusic & Arts Program 今年のお正月に、わたしが聴きたいのは、こういう時代の、こういうロマンチッ...
EVENT|ミュージック×アートの融合フェス『SNIFF OUT 2013』
EVENT|ミュージシャンや現代アーティストが登場ミュージック×アートの融合フェス『SNIFF OUT 2013』音楽フェスとアートフェスが融合したイベント『SNIFF OUT 2013』が7月20日(土)、21日(日)に大阪市住之江区のインテックス大阪5号館で開かれる。Text by YANAKA Tomomiゲリラ的に繰り広げられるパフォーマンスやライブイベント音楽と現代アートがコラボレーションするというあらたな発想で繰り広げられる『SNIFF OUT 2013』が開幕。アーティスティックな雰囲気の会場にはライブエリアやアートエリア、イベントエリア、さらにはフードエリアに分けられ、多彩なコンテンツが展開されるというこれまでにない祭典だ。7月20日(土)17時からと、21日(日)16時から開演する音楽イベントでは、石井竜也や大塚愛、かりゆし58ら、実力派ミュージシャンが集結。アートと音楽の化学反応を楽しむことができる。そして、初日20日の16時から17時まで会場内イベントエリアに...
MUSIC|レーベル設立10周年『アーツ・アンド・クラフツ 2003-2013』
MUSIC|カナダを代表するインディペンデント・レーベル10周年ディスク2の収録楽曲をすべて公開!『アーツ・アンド・クラフツ 2003-2013』ブロークン・ソーシャル・シーン、ロス・キャンペシーノス!、ファイスト、フェニックスなど、数多の良質なアーティストを擁するカナダのレーベル「ARTS & CRAFTS(アーツ・アンド・クラフツ)」。7月17日(水)に、設立10周年を記念した、2枚組みの豪華コンピレーションアルバムをリリースした。現在、ディスク2の全曲試聴といったコンテンツやプレゼントキャンペーンなどを含む特設サイトが開設されている。Text by IWANAGA Morito(OPENERS)設立以来の怒涛の10年をコンパイルカナダ・オンタリオ州トロントを拠点とするレーベル「アーツ・アンド・クラフツ」は、2003年に「ブロークン・ソーシャル・シーン」のリーダーであるケヴィン・ドリューと、その友人、ジェフリー・レメディオスによって設立された。家族や友人のような親密な関...
INTERVIEW|高橋幸宏 アルバム『LIFE ANEW』単独インタビュー
INTERVIEW|高橋幸宏 単独インタビュー4年ぶりのソロアルバム『LIFE ANEW』をリリース「未踏だった自身のルーツ」(1)前作『Page By Page』から数えて4年ぶり、ソロとしては23枚目となる高橋幸宏の新作が7月17日にリリース。タイトルは『LIFE ANEW』。昨年、還暦を迎え、アニバーサリーライブを成功させた後、「ひと区切りついた気持ちはあった」と語る高橋が、新作で貫いたのは「バンドサウンド」。その考えに、堀江博久(キーボード)、ゴンドウトモヒコ(管楽器)、高桑圭(ベース)、ジェームス・イハ(ギター)が賛同し、In Phase(インフェイズ)という名のバンドを結成。高橋自ら「ドラムを叩いて歌う」ことで、バンドが肉体で奏でたアルバムとして完成した。新作『LIFE ANEW』を、高橋が語る。Photographs by NISHIMURA TomoharuText by TASHIRO Itaru5人の個性が生んだ、正真正銘のバンドサウンド実に心地の良いサウンドだ...
MUSIC|ジョン・メイヤー最新アルバム『パラダイス・バレー』
MUSIC|最新アルバムが到着失われた声、土地――喪失と再生の物語ジョン・メイヤー『パラダイス・バレー』現代の“世界3大ギタリスト”のひとり、ジョン・メイヤー。メロウでスモーキーな歌声で、シンガーとしても確固たる地位を築いている。これまでもB.B.キング、エリック・クラプトンからアリシア・キーズ、ジェイ・Zまで、ジャンル、国境、世代を超えて多くのアーティストと共演してきた。待望の新作『パラダイス・バレー』が8月21日(水)にリリースされる。Text by IWANAGA Morito(OPENERS)2度にわたる喉の手術を乗り越え復活前作『ボーン・アンド・レイズド』から、およそ1年ぶりとなる新作のリリース。しかしそれは、過酷な試練を乗り越えたジョンの「喪失と再生の物語」だったのである。収録曲「ワイルドファイア」のオフィシャルリリックビデオ2011年秋に、声帯の近くにできた肉芽腫(にくがしゅ)の手術を受けたジョンは、同年のツアーをキャンセルしていたが、2012年に入って5枚目のスタジ...
松浦俊夫|ベテラン勢の活発な動きに注目!
松浦俊夫|from TOKYO MOON 8月18日 オンエアベテラン勢の活発な動きに注目!DJ松浦俊夫による、大人のための音楽番組『TOKYO MOON』。日曜の夜23:30から、InterFM 76.1MHzにてオンエア中です。世界中から選りすぐった“フレッシュ”な音楽や、大人の知的好奇心を刺激するトピックスをご紹介。ここではオンエアされたばかりの内容を振り返ります。アーティストについて深く掘り下げたり、関連した楽曲を紹介したり、さらにはその曲が購入できたりと、『TOKYO MOON』を目と耳で楽しむ連載です。今週はベテラン勢の活発な動きにスポットを当ててお届けします。Text by MATSUURA Toshioリバイバル・ブーム到来?前回、最近のニュー・アーティストたちのめざましい活躍ぶりを紹介しましたが、ここにきてベテラン勢の活動も活発になってきています。1990年代に活躍したザ・ブラン・ニュー・へヴィーズ、ブルーイ(インコグニート)、ウイリアム・アダムソン(ロブ・ギャラ...