音楽
「音楽」に関する記事

野宮真貴『世界は愛を求めてる。~野宮真貴、渋谷系を歌う。~ What The World Needs Now Is Love』|MUSIC
MUSIC|3年目を迎える「渋谷系スタンダード計画」野宮真貴が歌う“渋谷系”オールタイムベスト カバーアルバム1990年代に一世を風靡し、日本から世界への影響力を発揮した“渋谷系”の進化系アルバムが発売される。歌い上げるのは、「Pizzicato Five(ピチカート・ファイヴ)」のボーカリストであり、渋谷系の女王・野宮真貴。バカラック研究家/音楽プロデューサーである坂口修の監修による21世紀の“渋谷系スタンダード・ナンバー”を収録したアルバム『世界は愛を求めてる。~野宮真貴、渋谷系を歌う。~ What The World Needs Now Is Love』は、11月11日(水)に発売だ。Text by IWANAGA Moritoバート・バカラックから小沢健二まで、後世に遺したい12曲のポップス2013年よりビルボードライブ東京・大阪でスタートしたライブプログラム「野宮真貴、渋谷系を歌う。」。渋谷系サウンドを日本から世界へ発信する試み「渋谷系スタンダード計画」として、バート・バ...

坂本龍一、始動。幕開けは沖縄民謡「うないぐみ」との共演!|INTERVIEW
INTERVIEW|『NEO GEO』から30年近く、坂本龍一が再び沖縄へ「うないぐみ」古謝美佐子に訊く坂本龍一が還ってきた。復帰第一弾は沖縄民謡グループ「うないぐみ」との共演シングル「弥勒世果報(みるくゆがふ)」。「うないぐみ」は、沖縄を代表するシンガー・古謝美佐子のグループである。そして坂本と古謝は、坂本が世界に旅立った『NEO GEO (1987)』以来の縁となる。この共演、そして沖縄の「いま」を、古謝美佐子が語った。Photographs by JAMANDFIXText by KUMAGAI Tomoya(SLOGAN)「ずっと、坂本さんのこの曲を歌いたいとおもっていたんです」「童神」のヒットでも知られる古謝美佐子は、文字どおりに現在の沖縄を代表するシンガーである。ネーネーズでの活動とともに、坂本龍一のファンにはアルバム『NEO GEO』『BEAUTY』での活躍、オキナワチャンズの活動が知られているだろう。「うないぐみ」は、彼女があらたに結成したグループ。坂本龍一の復帰第...

「融解する境界」をテーマに演劇やダンス、美術、音楽などを上演「フェスティバル/トーキョー15」|THEATER
THEATER|「融解する境界」をテーマに演劇やダンス、美術、音楽などを上演国際的な舞台芸術フェスティバル「フェスティバル/トーキョー15」国際的な舞台芸術フェスティバル「フェスティバル/トーキョー15」が、10月31日(土)に開幕。今年は「融解する境界」をテーマに12月6日(日)まで、国内外の多彩な舞台はもちろん、シンポジウムやトーク、講座などさまざまなプログラムが展開される。Text by YANAKA Tomomi過激で美しい表現でヨーロッパを席巻する鬼才アンジェリカ・リデルが初来日演劇やダンス、美術、音楽など、多彩なアートに出合うことができる「フェスティバル/トーキョー」が8回目の開催を迎える。今年もまた、国内外の注目のカンパニーやアーティストが招聘(しょうへい)され、「融解する境界」をテーマに主催12演目をはじめ、多彩なプログラムが用意された。主催プログラムでは、オープニングを飾る「フェスティバルFUKUSHIMA!@池袋西口公園」を10月31日(土)、11月1日(日)に...

「音楽実験室 新世界」5周年を記念し、5日間にわたり多彩なゲストが出演|MUSIC
MUSIC|5周年を記念し、5日間にわたり多彩なゲストが出演音楽実験室 新世界がイベント「宇宙旅行meetsミラーボーラー」を開催西麻布にある「音楽実験室 新世界」が5周年を迎えた。このアニバーサリーを記念した5日間にわたる“パーティー”『宇宙旅行meetsミラーボーラー』が、10月12日(月・祝)から16日(金)まで開催される。Text by YANAKA Tomomi音楽と空間が織り成す5日間の華やかなセッション音楽を中心に演劇や映画、ダンス、ファッションなどさまざまな“実験”をとおし、あらたなケミストリーを生み出す場として多くのひとに親しまれてきた音楽実験室 新世界。そんな新世界の5周年を記念し、5日間にわたり「宇宙旅行meetsミラーボーラー」を開催する。共催は音楽企画「宇宙旅行」を主催するシノキユウコ、空間を手がけるのは光と反射のアート集団「ミラーボーラー」。日替わりでさまざまなアーティストが出演し、5日間かぎりの異空間とセッションを重ねていく。「旅のはじまり月面着陸」と...

『ブラジル・バン・バン・バン:ザ・ストーリー・オブ・ソンゼイラ』|MOVIE
MOVIE|ジャイルス・ピーターソン、サンバの国ブラジルを旅する『ブラジル・バン・バン・バン:ザ・ストーリー・オブ・ソンゼイラ~ジャイルス・ピーターソンとパーフェクトビートを探しもとめて~』世界でもっとも影響のあるDJとして知られるジャイルス・ピーターソンが、サンバの国ブラジルを旅しながら、“いまのブラジルを象徴する音楽”に挑むドキュメンタリー。『ブラジル・バン・バン・バン:ザ・ストーリー・オブ・ソンゼイラ~ジャイルス・ピーターソンとパーフェクトビートを探しもとめて~』が、10月9日(金)より渋谷アップリンクで公開される。Text by YANAKA Tomomiアルバム制作の傍ら、街に飛び出し歴史と文化の理解を深めるジャイルスこれまで多くのクラブミュージックを紹介し、親日家としても知られるジャイルス・ピーターソン。彼が10代のころから愛してやまない“音楽の楽園”、ブラジル・リオデジャネイロを旅するドキュメンタリーが上陸した。出演するのは、ジャイルスはもちろんのこと、ブラジルのサン...

連載|Bar OPENERS 第7回「お馬鹿さん」
連載|Bar OPENERS「お馬鹿さん」(1)ここは、ウェブ上にのみ存在する、架空のバー「Bar OPENERS」。酒と音楽、そしてバーという空間を楽しむ大人がくつろぎを得られる稀有な場所。その店主を務めるのは実際に自身でバーを経営する小林弘行。OPENERS的な肩肘の張らない、バーの楽しみ方と、今宵使えるウイットに富んだ酒と音楽にまつわるうんちくを連載でお届けする。Text by KOBAYASHI HiroyukiPhotographs by ITO Yuji (OPENERS)いらっしゃいませ、ご機嫌いかがですか?職業柄、さまざまなタイプの方とお会いします。お酒の作用で本心が出てしまうひとや、逆に別人になってしまったり。まったく十人十色なわけですが。まれに、その時々で色々なキャラクターを演じて楽しんでいる方もちらほら。意外とバーテンダーは見ているものです。そのなかでも、「あいつは天然だ」「あの娘は天然だ」という話をよく聞きますが、本当に天然のひとにお会いしたことがありますか...

新連載|Bar OPENERS 第1回 「辛口のバーボンには、スイートなデューク・エリントンを」
新連載|Bar OPENERS「辛口のバーボンには、スイートなデューク・エリントンを」(1)ここは、ウェブ上にのみ存在する、架空のバー「Bar OPENERS」。酒と音楽、そしてバーという空間を楽しむ大人がくつろぎを得られる稀有な場所。その店主を務めるのは実際に自身でバーを経営する小林弘行。OPENERS的な肩肘の張らない、バーの楽しみ方と、今宵使えるウイットに富んだ酒と音楽にまつわるうんちくを連載でお届けする。Text by KOBAYASHI HiroyukiPhotographs by ITO Yuji (OPENERS)酒と音楽、そのふたつの要素が交わる場所はじめまして。このたび「Bar OPENERS」の店主を務めることになった、小林と申します。最初に申し上げておきますが、僕は酒が嫌いでした。別に両親が酒乱だったとか、バーテンダーに大切な恋人を奪われた、といったトラウマがあるわけではありません。単純に酒というものの味覚が苦手だったのです。そのくせ、当時の僕はただ女性に恰好...

連載|Bar OPENERS 第2回 「お花が恥ずかしいのなら、リキュールの花束を贈ればいいじゃない」
連載|Bar OPENERS「お花が恥ずかしいのなら、リキュールの花束を贈ればいいじゃない」(1)ここは、ウェブ上にのみ存在する、架空のバー「Bar OPENERS」。酒と音楽、そしてバーという空間を楽しむ大人がくつろぎを得られる稀有な場所。その店主を務めるのは実際に自身でバーを経営する小林弘行。OPENERS的な肩肘の張らない、バーの楽しみ方と、今宵使えるウイットに富んだ酒と音楽にまつわるうんちくを連載でお届けする。Text by KOBAYASHI HiroyukiPhotographs by ITO Yuji (OPENERS)いらっしゃいませ。ご機嫌いかがですか?このところ、草食系男子とか肉食系女子なんて言葉をよく耳にします(ちょっと古いですか?)。僕は最近までビーガンな男子が増えたとか、新橋辺りの立ち飲み屋さんで、串に刺さったお肉やら煮込んだ臓物なんかを貪り食らうワイルドな女子、などの新人類(もっと古いですよね?)が増えたなんてお話かと思っていたところ「まったくもって大き...

連載|Bar OPENERS 第4回「早すぎたギムレット」
連載|Bar OPENERS「早すぎたギムレット」(1)ここは、ウェブ上にのみ存在する、架空のバー「Bar OPENERS」。酒と音楽、そしてバーという空間を楽しむ大人がくつろぎを得られる稀有な場所。その店主を務めるのは実際に自身でバーを経営する小林弘行。OPENERS的な肩肘の張らない、バーの楽しみ方と、今宵使えるウイットに富んだ酒と音楽にまつわるうんちくを連載でお届けする。Text by KOBAYASHI HiroyukiPhotographs by ITO Yuji (OPENERS)いらっしゃいませ。ご機嫌いかがですか?当店のお客様に清水さん(仮名)という男性がいらっしゃいます。この方、誤解を恐れずに申し上げますと、ちょっと面倒なのですがとても愛らしい酔っ払いです。初見で店内の床に大の字で寝てしまい、まぁ裏を返せば、文字通りうつ伏せで大の字で爆睡。完全に“困ったお客様の殿堂入り”祝・出禁って感じなのですが、このひとだけはなぜか憎めないのです。普段、こういったほかのお客様に...

連載|Bar OPENERS 第5回「スイカ売りは来なかった」
連載|Bar OPENERS「スイカ売りは来なかった」(1)ここは、ウェブ上にのみ存在する、架空のバー「Bar OPENERS」。酒と音楽、そしてバーという空間を楽しむ大人がくつろぎを得られる稀有な場所。その店主を務めるのは実際に自身でバーを経営する小林弘行。OPENERS的な肩肘の張らない、バーの楽しみ方と、今宵使えるウイットに富んだ酒と音楽にまつわるうんちくを連載でお届けする。Text by KOBAYASHI HiroyukiPhotographs by ITO Yuji (OPENERS)いらっしゃいませ、ご機嫌いかがですか?しかし今年の夏は暑いですね。猛暑との予報も大当たりで、いまごろは気象庁および関係各所では、臨時ボーナスでも出ているんじゃないでしょうか。通常の3カ月予想も大切ですが、日本における気象協会の二大行事といえば、開花予想と梅雨明け宣言。しかし、当たっても誰からも褒められず、外れれば日本全国でブーイングの雨あられ。まぁ、なんとも切ないご職業ですね。暑中お見舞い...

連載|Bar OPENERS 第6回「チラリ、気づけば大きなキラリ」
連載|Bar OPENERS「チラリ、気づけば大きなキラリ」(1)ここは、ウェブ上にのみ存在する、架空のバー「Bar OPENERS」。酒と音楽、そしてバーという空間を楽しむ大人がくつろぎを得られる稀有な場所。その店主を務めるのは実際に自身でバーを経営する小林弘行。OPENERS的な肩肘の張らない、バーの楽しみ方と、今宵使えるウイットに富んだ酒と音楽にまつわるうんちくを連載でお届けする。Text by KOBAYASHI HiroyukiPhotographs by ITO Yuji (OPENERS)いらっしゃいませ、ご機嫌いかがですか?さっそくですが男性のみなさん、甘いお菓子はお好きですか? 今日的には“スイーツ”といったほうがよいのでしょうか。あらためまして、こんばんは。スイーツな男を目指すバーテンダーの小林です。昔は男がケーキやチョコレートを好きだというと恰好悪い、子どもっぽいなんて言われていた時代もありましたが、時は移ろいゆくもので、最近ではスイーツ男子なる言葉も社会権を...

シシド・カフカ登場!|対談「音楽が与えてくれるもの」|Levi's® Made & Crafted™
Levi's® Made & Crafted™|リーバイス® メイド アンド クラフテッド™スペシャル対談シシド・カフカ「音楽が与えてくれるもの」(1)リーバイス®の歴史を踏まえたデザインに、現代の革新的な高品質素材と縫製技術を取り入れたモダンライン――それが「リーバイス® メイド アンド クラフテッド™」(以下、LMC)だ。今季2015年FWは1970年代のパンクムーブメントにインスピレーションを受けたコレクションを展開している。今回、2015年春のリーバイス®のグローバルキャンペーンに、日本人として唯一起用されたアーティストであるシシド・カフカさんと、LMCの日本や中東、アフリカにおけるディレクターであり、音楽への造詣も深い大坪洋介さんとの対談が実現。ふたりの人生における音楽の役割、そして音楽が与えてくれるものについて語り合った。Photographs by JAMANDFIXText by HASEGAWA Junya(america)Edit by KASE Tom...

JAPANやYMOのふとした瞬間を切り取った貴重な写真約170点を収録|BOOK
BOOK|JAPANやYMOのふとした瞬間を切り取った貴重な写真約170点を収録元JAPANのドラマー、スティーブ・ジャンセンによる初の写真集『Through A Quiet Window』1980年代前半に活躍したJAPANのドラマー、スティーブ・ジャンセンによる初の写真集『Through A Quiet Window』が完成。9月28日(月)から4つのオンラインショップ限定で先行発売され、10月23日(金)から一般発売される。Text by YANAKA Tomomi当時から交流があった高橋幸宏がプロデュースし、特別寄稿も1959年ロンドン生まれのスティーブ・ジャンセン。10代のころから、実兄で現在もミュージシャンとして活躍するデヴィッド・シルヴィアンとともに音楽活動をスタート。そして、同級生だったベースのミック・カーン、キーボードのリチャード・ハルビエリとともにバンド、JAPANを結成する。独自のサウンドを奏でたJAPANは、ヨーロッパや日本で高い評価を受け、活動のピークであ...

ライブはもちろん、前衛演劇や実験映画などジャンルを横断するアートフェス|EVENT
EVENT|ライブはもちろん、前衛演劇や実験映画などジャンルを横断するアートフェス「サウンド・ライブ・トーキョー」が今年も開幕ジャンルを横断するアートフェスティバル「サウンド・ライブ・トーキョー」が10月2日(金)に開幕。12月23日(水・祝)までのおよそ2カ月半にわたり、草月ホールやスパイラルホールなどでコンサートや演劇、現代美術などが繰り広げられる。Text by YANAKA Tomomi音と音楽へ「反時代的」にアプローチする作品やアーティストを紹介2012年から芸術文化の振興と国際交流を目的とした、国際舞台芸術交流センター「PARC」。同団体が開催する「サウンド・ライブ・トーキョー」。4回目となる今回は、音と音楽へ「反時代的」にアプローチする作品や、アーティストを紹介するコンセプチュアルなプログラムが特色だ。参加するのはミュージシャンのみならず、国内外の前衛演劇や実験映画、現代美術で活躍する新人から80代のベテランまで、多彩なアーティストが集結。オープニングには、灰野敬二が...

FPM、活動20周年を記念した3枚45曲のベストアルバム『Moments』|MUSIC
MUSIC|FPM、活動20周年を記念した3枚45曲のベストアルバム3つのシーンにあわせて選曲した“究極のベスト”『Moments』(1)世界的に活躍するDJ、プロデューサーのFPMこと田中知之氏がデビュー20周年目に突入する9月30日(水)に3枚組のベストアルバム『Moments』をリリース。FPMが楽曲をそれぞれのシーンごとに選曲、コンパイルし聴くひとの人生に寄り添うようなあたらしい試みのベストアルバムだ。Text by YANAKA Tomomi (Page 01) & TANAKA Junko (OPENERS / Page 02)豪華アーティストが参加した楽曲も余すことなく収録田中知之氏が自身の3枚組のベストアルバム『Moments』が誕生。泣きのベスト『Alone』、ダンスナンバーを集めた『Rapture』、そして“ベスト オブ ベスト”ともいえる『Lust』にそれぞれ15曲が収録され、シーンにあわせた3枚組み45曲で構成。また3組が1つとなった初回限定盤特殊パ...