ダイバーズウォッチ
「ダイバーズウォッチ」に関する記事
ピエール・クンツ|フランク・ミュラーグループ、その多彩なる世界
PIERRE KUNZ|ピエール・クンツText by OPENERS「レトログラードの魔術師」と呼ばれるピエール・クンツは、レトログラードに独自のセンスを反映させた、モダンなデザイン力が評価されている。フランク・ミュラーの技術者であったが、2003年にフランク・ミュラーグループからデビュー。瞬く間にグループの“顔”となった。今年注目の的となったダイバーズウォッチも、近々フランク・ミュラー ウォッチランド東京への入荷が予定されている創始者ピエール・クンツは1959年、スイスのベルンに生まれ、20年以上にわたり、時計製作に従事してきた。最初に、時計の聖地であるヴァレ・ド・ジューの学校で正確なウォッチメイキングを学び、優秀な職人になるべく高度な技術を修得することに力を傾けた。卓越した技術を身につけた彼はその後、数年間、名高いヴィクトリアン・ピゲの工房で働き、グランド・コンプリケーションのあらゆる技術を構築しました。その後、アンティーク・クロックを修復するビジネスを一旦は始めましたが、ま...
OMEGA|オメガ|シーマスター プロダイバーズ 300m
OMEGA|オメガシーマスター プロダイバーズ 300mText by OPENERSシーマスターは、オメガの“水”との闘いを象徴する、ブランドの代表シリーズである。1948年に、英国海軍の要請を受けて開発された軍用モデルをベースにして、一般向け本格ダイバーズウォッチとして誕生。以来、デザインや機能を進化させつつ現在にいたるが、なかでも1993年に登場した「プロダイバーズ 300m」は、ひとつの完成形として圧倒的な支持を得ている。300m防水というダイバーズに必要な条件を満たした屈強なSSケースに、飽和潜水用のヘリウムガス・エスケープバルブを搭載。さらに、オメガの独自機構である“コークアクシャル脱進機”を装備した、高精度なクロノメーターモデルであり、信頼性の高さは申し分ないといえる。このようなスペックの高さだけでなく、見た目においてもシーマスター プロダイバーズ 300mのアドバンテージは高い。文字盤には波目模様のウェーブがほどこされていて、いやがおうでもマリーンなイメージを喚起さ...
ROLEX|オイスター パーペチュアル デイト サブマリーナー
ROLEX|ロレックスオイスター パーペチュアル デイト サブマリーナーText by OPENERS世界初の本格ダイバーズ「サブマリーナー」1953年に誕生し、当時としては画期的な100m防水を備えたダイバーズウオッチ。現在において300m防水に進化し、「全ダイバーズの標準形」と言わしめるほどの高い認知度を誇っている。そもそもロレックスは、創業時より究極の実用時計の完成を目指し、懐中時計が当たり前だった時代に、より実用的な腕時計を主力に製造していた。腕につける道具には、何より水や汗に対する耐久性が必要なため、1926年に完全防水ケースの“オイスター”の特許を取得する。この同社独自の防水ケースをより堅牢にし、さらに潜水時間の計測が可能な回転ベゼルを装備することで、世界初の本格ダイバーズ「サブマリーナー」が生まれたのだ。SS×18KYGとのコンビネーションモデル 90万3000円また、誕生の翌年には200m防水に進化するなど、常に進化を続けてきたサブマリーナー。潜水時間の計測に用いら...
SEIKO|プロスペックス マリーンマスター プロフェッショナル 1000m
プロスペックス マリーンマスター プロフェッショナル 1000mダイバーズウォッチのパイオニアによる驚異のディープシ―モデルセイコーは、日本におけるダイバーズウォッチ開発のパイオニア的存在。当時の防水性能は150mだったが、現在は1000mの飽和潜水防水を実現したハイスペックモデルとなっている。Text by OPENERSダイバーズの開発史を象徴するマスターピースセイコーは、1965年に日本ではじめてダイバーズウォッチを開発したパイオニア的存在。当時の防水性能は150mだったが、現在のセイコーには1000mの飽和潜水防水を実現したハイスペックモデルがラインナップしている。それが、今回ご紹介する「プロスペックス マリーンマスター プロフェッショナル 1000m」だ。この驚異のディープシーモデルは、まさしく同社のダイバーズの開発史を象徴するマスターピースといえる。1965年に発売された国産初のダイバーズは、1966年からは第8次南極観測越冬隊にも使用され、極低温下でも性能を維持するこ...
BLANCPAIN|LEMAN AQUA LUNG LARGE DATE|レマン アクアラング ラージデイト
BLANCPAIN|ブランパンLEMAN AQUA LUNG LARGE DATEレマン アクアラング ラージデイトText by OPENERS1953年に開発された軍用潜水時計「フィフティ ファゾムス」につづく、ブランパンのダイバーズシリーズ。「アクアラング」も、そのなかにふくまれるブランパンを代表するスポーツウオッチであった。その後、アクアラングは、1999年にリデザインされて、ブランパンのスポーツシリーズである「レマン」コレクションに編入される。オリジナルモデル特有の回転べゼルはあえて装備せず、サテン仕上げのSSケースをまとった洗練された姿での再デビューだった。そして、2005年に、ブランパンの創業270周年の記念モデルとして、現行モデルの「レマン アクアラング ラージデイト」が登場。ケースサイズを直径40mmに拡大し、なおかつ6時位置に「ラージデイト」を装備することで、実用性を大幅にアップさせた。シースルーバックからは、70時間のパワーリザーブを誇るCal.6950が見わ...
Richard Mille|RM025 トゥールビヨン クロノグラフ ダイバーズ
Richard Mille|リシャール・ミルRM025 トゥールビヨン クロノグラフ ダイバーズText by OPENERS陸地や海洋の困難に立ち向かい、F1レースのGフォースにすら敢然と挑む時計の創作を進めてきたリシャール・ミル。今回、開発された「RM025」のテーマは“深海”だ。ダイバーウォッチのISO基準である、30気圧(300m防水)に堪えるべく、リシャール・ミルとしては異例のラウンドケースを採用している点が、まず目新しい。独自の3重構造ケースにはトルクネジが採用されている。このネジに個別に必要に応じた最適の張力をかけると、ケースの外周が均等な圧力で完全に密閉されるため、長期間にわたり高い防水機能が確保されるというわけだ。ケースのトルクネジで固定されたラグ、ねじ込み式リューズ、新たに考案された完全防水型プッシュボタンによって、防水性はさらに高められている。ベゼルも従来とは異なる3層構造で、24個のネジで結合されている。ISO6425基準に従い、ベゼルはダイビング時間の誤算...
G-SHOCK|NEW FROGMAN
G-SHOCK 「NEW FROGMAN」「フロッグマン」がマルチバンド6をついに搭載!男の腕を屈強に彩る最新鋭黒時計、あらわるタフで多機能なダイバーズウォッチとして知られる、「カシオ」G-SHOCKシリーズのフロッグマン。その黒く輝く名機がこのたび、世界主要都市をカバーする高機能電波時計となって注目を浴びている。現代をアクティブに生きる男の腕には、本格スペックをもつ実用時計こそふさわしい。Photo by Eiichi Okuyama@CUVA CUVAText by Tsuyoshi Hasegawa@04次世代紳士を目指す、“超”実用時計ゼンマイ駆動による繊細な機械式時計の美しさもよいが、少々手荒に扱ってもビクともしないタフな実用時計も確かに魅力的だ。過酷な状況やスポーツなどに没頭するシーンで遠慮なく使える屈強時計といえば、本邦発のG-SHOCKが最右翼。なかでもより過酷な環境下での使用を想定し、機能に特化した「マスター オブGシリーズ」は、プロのアスリートたちも愛用する本格...
Richard Mille|最新作のトゥールビヨンをはじめ、注目モデルが銀座におめみえ
Richard Mille|リシャール・ミル最新作のトゥールビヨンをはじめ、注目モデルが銀座におめみえリシャール・ミルの最新作がこのたび、「リシャール・ミル GINZA」に来日した。Text by OPENERS「RM021 トゥールビヨン『エアロダイン』」が登場入荷したばかりの注目モデルは、「RM021 トゥールビヨン『エアロダイン』」。同モデルの名である「RM021」は、リシャール・ミルの初期モデル「RM001」と「RM002」に敬意を払って付けられたものだ。いまから8年前に行ったこれらのモデルから名をとることで、リシャール・ミルはブランドの礎である“革新性”への固い信念を新たに表明している。これまで車などの陸地や海洋の世界から製作の想を得てきたリシャール・ミルだが、今作では「航空」の世界をイメージしたトゥールビヨンを発表。2001年からアイディアの源となってきた「大気-宇宙空間-超音速機」のテーマを反映させたモデルである。新素材へとつねに積極的な姿勢を見せるリシャール・ミルは...
特集|ダイバーズ ウォッチ進化論
年々進化を遂げるダイバーズウォッチ。海中での使用を念頭に置いたスペックの強化からシティユースにも最適なデザインの美しさまで――ダイバーズウォッチの最新形を紹介します。写真=JAMANDFIX文・構成=野上亜紀Rolex|ロレックスオイスター パーペチュアル サブマリーナー デイト1953年の誕生以来、ロレックスが誇るダイバーズウォッチとして成長を遂げてきた「サブマリーナー」。2010年の今年もその進化はとどまることなく、あらたにリニューアルモデル「オイスター パーペチュアル サブマリーナー デイト」が登場した。・・・つづきを読むJaeger-LeCoultre|ジャガー・ルクルトマスター・コンプレッサー・ダイビング・アラーム・ネイビー・シールズ今年もあらたにアメリカ海軍特殊部隊とのコラボレーションウォッチ「ネイビー・シールズ」のオートマティックモデルが登場し、同コレクションに注目が寄せられているジャガー・ルクルト。写真は昨年はじめてネイビー・シールズとコラボレーションを果たした記念...
特集|ダイバーズウォッチ進化論 ROLEX
Rolex|ロレックスOyster Perpetual Submariner Dateオイスター パーペチュアル サブマリーナー デイト2010年の今年、ロレックスを代表する「サブマリーナー」からステンレススティールモデルの「オイスター パーペチュアル サブマリーナー デイト」が登場。スペック強化による、最高の使用感を約束してくれた。写真=JAMANDFIX文・校正=野上亜紀さらなるスペックアップで雄姿に磨きをかける1953年の誕生以来、ロレックスを代表するダイバーズウォッチとして成長を遂げてきた「サブマリーナー」。その進化はとどまることなく、2010年の今年は、あらたにリニューアルされたステンレススティール製の「オイスター パーペチュアル サブマリーナー デイト」が登場。安定性と防水性、耐食性を誇り、40mm径のステンレススティールケースはラグなどのディテールをはじめ、より頑強なデザインとなった。もっとも注目すべきところは、回転ベゼルに傷がつきにくい素材であるセラクロムを採用し、...
特集|ダイバーズウォッチ進化論 Jaeger-LeCoultre
Jaeger-LeCoultre|ジャガー・ルクルトMaster Compressor Diving Alarm Navy Sealsマスター・コンプレッサー・ダイビング・アラーム・ネイビー・シールズアメリカ海軍特殊部隊「ネイビー・シールズ」とはじめてコラボレーションを結んだ記念すべき時計は、機械式アラーム機構搭載のダイバーズウォッチであった。写真=JAMANDFIX文・校正=野上亜紀ブランドが誇るアラーム機能を搭載したコラボレーションウォッチ今年もあらたにアメリカ海軍特殊部隊とのコラボレーションウォッチ「ネイビー・シールズ」のオートマティックモデルが登場し、同コレクションに注目が寄せられているジャガー・ルクルト。写真は昨年はじめてネイビー・シールズとコラボレーションを果たした記念すべきモデル「マスター・コンプレッサー・ダイビング・アラーム・ネイビー・シールズ」だ。ジャガー・ルクルトが誇るアラーム機能に初めてのチタン素材を用いたモデルは直径44mmながらも身に着けても軽く、これまで...
特集|ダイバーズウォッチ進化論 IWC
IWC|アイダブリューシーAquatimer Automatic 2000アクアタイマー・オートマティック 2000やむことない進化を見せるダイバーズウォッチコレクション「アクアタイマー」。インナーからアウターの回転ベゼルへとリニューアルチェンジした、注目のモデルが到着した。写真=JAMANDFIX文・校正=野上亜紀細部に工夫をほどこしたリニューアルモデル昨年大幅なリニューアルを受け話題を呼んだダイバーズウォッチ・コレクション「アクアタイマー」が2010年のいま、ぞくぞくと日本に入荷中だ。なかでもぜひ手に取りたいのが、写真の「アクアタイマー・オートマティック 2000」。これまでのインナーベゼルをアウター回転ベゼルへと変更した、2000メートルの防水を誇るモデルだ。ダイバーズモデルにはヘリウムガス排出バルブを搭載することでケースの破損を防いでいるものが多いが、このモデルはケース自体を強固にすることで故障の可能性があるバルブを用いていない。サテン仕上げのケースにくわえて、ベゼルのサイ...
特集|ダイバーズウォッチ進化論2 BVLGARI
BVLGARI|ブルガリDIAGONO X-PRO|ディアゴノ X-PROデイリーユースに最適なスポーツアクテビティウォッチデイリーなファッションスタイルにも最適なスポーツウォッチ「ディアゴノ X-PRO」。昨今のブルガリの時計づくりを反映したディテールづかいにも注目したい。文・構成=野上亜紀写真=JAMANDFIX精緻なウォッチメイキングが反映された「ディアゴノ」ブルガリのスポーツライン「ディアゴノ」から登場した最新作、「ディアゴノ X-PRO」。100m防水のこのモデルは純正たるダイバーズウォッチではないが、昨今のダイバーズに求められているのは、シティユースにも対応できる“スポーツアクティビティウォッチ”としての一面。今秋入荷の最新作もデイリーに用いるウォッチとして、ぜひ手に取ってみたい一本だ。特筆すべきは、104のパーツから形成されたケースの美しい質感。このモデルは垂直統合化によりあらたなるウォッチメイキングへと歩みを進めてきたブルガリの、複雑なケース製作を踏襲する。ブルガリ...
OMEGA|名作がリニューアル「シーマスター プロダイバーズ300M」
OMEGA|オメガ2011年バーゼル発表モデル「シーマスター プロダイバーズ300M」オメガの名作が鮮やかにリニューアル!オメガのコレクションのなかでも屈指の知名度を誇る300M防水のプロフェッショナルダイバーズウォッチ「オメガ シーマスター プロダイバーズ 300M」がリニューアル。全国の特約店(有名百貨店および専門店)で発売された。Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by OMEGAシーホースのレリーフは大きくなって、より迫力あるルックスにリニューアルに際して大きな変更は、ベゼル素材に、ブルーとブラックのセラミックを使用。耐傷性が高まっただけでなく、光沢感あるダイアルとの相性も抜群で、より美しく、ラグジュアリーなスポーツウォッチの印象が深くなった。さらに、夜光塗料にも変更をくわえ、ベゼル上のドット表示と分針にはグリーン発光の、インデックスと時針にはブルー発光の、ホワイトスーパールミノヴァを採用。暗闇や深海で、ブルーとグリーンに色分...
LONGINES|ダイビングウォッチ「ハイドロコンクェスト」の新作
LONGINES│ロンジンHydroConquest│ハイドロコンクェスト水のなかの世界にもたらす色彩豊かなパフォーマンスダイビングウォッチ「ハイドロコンクェスト」に新モデル誕生創業180年以上の歴史をもつ老舗の時計メゾン、ロンジンのスポーツコレクションからダイビングウォッチ「ハイドロコンクェスト」の新作が誕生した。Text by YANAKA Tomomiクロノグラフと3針モデルの2タイプを展開「エレガンスと革新の融合」をテーマに、1832年の創業以来、スイスを拠点に時計をつくりつづけてきたロンジン。2007年のモデルをリファインした新作の「ハイドロコンクェスト」は、ウォータースポーツに情熱を傾けるひとびとやダイバーにふさわしいコレクションとして、ダイビングの世界に色彩豊かなパフォーマンスをもたらすものとなった。新モデルでは、クロノグラフと3針モデルの2タイプが登場。ともにケースはステンレススティール製の直径39ミリと41ミリの2種類が用意され、クロノグラフではETAがロンジンの...