ROLEX|オイスター パーペチュアル デイト サブマリーナー
Watch & Jewelry
2015年3月31日

ROLEX|オイスター パーペチュアル デイト サブマリーナー

ROLEX|ロレックス

オイスター パーペチュアル デイト サブマリーナー

Text by OPENERS

世界初の本格ダイバーズ「サブマリーナー」

1953年に誕生し、当時としては画期的な100m防水を備えたダイバーズウオッチ。現在において300m防水に進化し、「全ダイバーズの標準形」と言わしめるほどの高い認知度を誇っている。

そもそもロレックスは、創業時より究極の実用時計の完成を目指し、懐中時計が当たり前だった時代に、より実用的な腕時計を主力に製造していた。腕につける道具には、何より水や汗に対する耐久性が必要なため、1926年に完全防水ケースの“オイスター”の特許を取得する。この同社独自の防水ケースをより堅牢にし、さらに潜水時間の計測が可能な回転ベゼルを装備することで、世界初の本格ダイバーズ「サブマリーナー」が生まれたのだ。

SS×18KYGとのコンビネーションモデル 90万3000円

また、誕生の翌年には200m防水に進化するなど、常に進化を続けてきたサブマリーナー。潜水時間の計測に用いられる回転ベゼルも、誤作動によるダイビングの危険性を回避するために、一方向しか回らない逆回転防止機構を装備。1950年代後半にはリューズの破損事故を防ぐためのリューズガードも装備されるなど、徐々に進化を続けながら現行モデルに通じる基本スタイルが確立されたのだ。

現在も世界中のダイバーが愛用する定番モデルだが、ベゼルのカラーバリエーションや、デイト表示の有無、SS×18KYGとのコンビネーションモデル(写真左、90万3000円)など、様々なバリエーションが用意されている点も魅力である。

ROLEX Perpetual Date SUB MARINA|
ロレックス オイスター パーペチュアル デイト サブマリーナー(写真上)

自動巻き
毎時2万8800振動
ケース径40.0mm
Sケース&ブレス
生活防水300m防水
価格|58万8000円

BRAND HISTORY

20世紀初頭、まだ腕時計が誕生して間もない頃に創業し、以後100年以上も腕時計とともに歩み続け、飛躍的な進化を遂げていったロレックス。

1905年、イギリス・ロンドンにブランドの前身となる「ウイルスドルフ・アンド・デイビス社」を設立したことから、ロレックスの歴史は始まる。創業者のハンス・ウイルスドルフは、当時まだ懐中時計が主流だった時代に、腕時計に先見の明を感じ取った天才的な実業家であった。1907年には本格的な時計製造に着手するため、早くも事務所機能をスイスに移転。その翌年には、ブランド名「ROLEX」を考案し、商標登録を行っている。

1910年には腕時計としては初の、公的精度検定であるクロノメーターの公式証明書を獲得し、ロレックス製品の高精度を証づけた。1926年には、完全防水・防塵構造のケース「オイスター」を発明し、常に水や埃にさらされている腕時計の弱点を克服。

その後も、錘(おもり)の回転で駆動ゼンマイを巻き上げる自動巻きシステム「パーペチュアル」や、3時位置にデジタルディスプレイを設け、午前零時になると自動的に日付が切り替わる「デイトジャスト」を開発。ロレックスが腕時計の進化に果たした役割は、あまりに大きいといえる。

1950年代に入ると、ラインナップの多様化が図られ、史上初の潜水時計「サブマリーナー」や、冒険家用の腕時計「エクスプローラー」など、特殊任務に着手するプロフェッショナルのための時計製造が行われる。もちろん極限状況を想定した時計造りは、一般ユーザーに対するロレックス製品の信頼性を高めることにもつながった。

こうした意欲的な開発精神は現代にも受け継がれ、2000年にはクロノグラフの自社一貫生産に成功。2007年には耐磁時計「ミルガウス」の次世代モデルや、新しいレガッタ用のクロノグラフを発表。常に時計界の話題の渦中にありながら、実用性に根差した時計造りを今も着実に行っている。

【創業年】1905年
【創業地】イギリス、ロンドン
【主なシリーズ名】オイスター パーペチュアル、チェリーニ
【問い合わせ先】日本ロレックス 広報課 03-3216-5671

公式サイト:http://www.rolex.com/ja/

           
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