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「本」に関する記事
BOOK|才能豊かな女性写真家11人が捉えた地球上のいま
BOOK|才能豊かな女性写真家11人が捉えた地球上のいまドキュメンタリー写真の最前線『ウーマン・オブ・ビジョン』ドキュメンタリー写真の最前線で活躍する、ナショナル ジオグラフィックの女性写真家11人がとらえた“地球上でおきている出来事のいま”を記録。永遠に語られるべき事実を世界に伝える写真集『ウーマン・オブ・ビジョン』が発売された。Text by KUROMIYA Yuzu熱い情熱と女性ならではの共感力をもって被写体に迫る戦争、貧困、性、そして人びとの生活や都市の移り変わりなど、女性写真家が世界に伝えるべき出来事の数々。本書では、勇敢で才能豊かなナショナル ジオグラフィックの女性写真家たちが撮影した地球上のいまを、写真とそのエピソードとともに収録している。取材中に暗殺リストに載り何度も命を狙われたマギー・スティーバー、取材相手と3年間生活をともにしたエリカ・ラーセン、女性であることを生かして男性の入れない場所を取材するジョディ・コッブ、取材中に二度も誘拐されたリンジー・アダリオ、野...
BOOK|アーバンリサーチのコンセプトブック第9弾
BOOK|コンセプトブック最新第9弾北欧の玄関口「コペンハーゲン」がテーマ『URBAN RESEARCH : COPENHAGEN』完成 世界中にある都市をさまざまなテーマで考察する、アーバンリサーチのコンセプトブック。その最新刊となる第9弾『URBAN RESEARCH : COPENHAGEN』が、12月上旬よりアーバンリサーチ各店ほか、全国主要書店にて発売される。Text by KAJII Makoto (OPENERS)コペンハーゲンの“ライフサイズ”をひも解く「幸福の都市」「コンパクトシティ」など、さまざまに形容されるデンマークの首都、コペンハーゲン。実際にその都市に暮している人々はの生活観とはいかなるものか。今回は“ライフサイズ”をテーマに、場所・人・モノの、3つの異なる視点で取材したという。現地のフォトグラファーによる美しいランドスケープ写真を織り交ぜながら、世界中の注目を集めるコンセプトパークの「Superkilen(スーパーキーレン)」と、最先端の開発地区「Øre...
BOOK|パリのカラフルな日常が1冊のフォトブックに
BOOK|パリのカラフルな日常が1冊のフォトブックに“ショコラパパ”こと松永学が写す毎日の風景『CARNET D'IMAGES』OPENERSでの連載『carnet de jardin』が好評のパリ在住のプロカメラマン松永学さん。彼が毎日1枚の写真を撮りつづけてきたなかから22枚の写真をセレクトしたフォトブック『CARNET D'IMAGES』が刊行された。 Text by YANAKA Tomomiアイディア次第で多彩に楽しめるペーパーノートブックパリに移住し、雑誌を中心にルポタージュやポートレイトなどで幅広く活躍している松永学さん。パリ発のウェブマガジン『ショコラマグ(chocolatmag)』内のコーナー『ショコラパパ365』で毎日撮りつづけてきた写真を発表するとともに、ビジュアルも担当している。2010年11月からスタートし、4年目に突入した『ショコラパパ365』。フランスの街角の風景や松永さんの子どもたちの愛らしい表情といった何気ない、それでいてカラフルな日常を写し...
連載|体感する読書~THE READING EXPERIENCE~|第8回「21世紀、宇宙の旅」
連載|THE READING EXPERIENCE今月の3冊|Dec. 2013第8回「Space Odyssey~21世紀、宇宙の旅~」人生を左右する本との出合い。それは一瞬の出来事かも知れません。そんな特別な1冊を求めて世界を駆け巡るブックハンター、twelvebooksの濱中敦史さんがセレクトした写真集・作品集を3冊ご紹介します。見てよし、触ってよし、飾ってよし。ようこそ、体感する本の世界へ。宇宙、それはまだ見ぬ未知の世界。科学技術の進化によって、宇宙との距離はかつてないほど縮まったように思える。が、ほとんどの人にとって宇宙旅行など夢のまた夢。宇宙飛行士の持ち帰ってくる“土産話”が唯一の便りだ。だからこそ、私たちは想像力をかき立てられるのだろう。あの空の上にはどんな世界が広がっているのだろうと。ここでは、そんな未知の世界をつまびらかにする3冊をご覧に入れよう。Selected by HAMANAKA Atsushi (twelvebooks)Photographs by JA...
BOOK|世界最高峰のネイチャー写真賞50周年記念、受賞作品でたどるネイチャーフォト『世界一の動物写真』
BOOK|「ワイルドライフ・フォトグラファー・オブ・ザ・イヤー」の50周年を記念受賞作品でたどるネイチャーフォト『世界一の動物写真』世界最高峰のネイチャー写真賞「ワイルドライフ・フォトグラファー・オブ・ザ・イヤー」の50周年を記念し、受賞作を中心に厳選された写真を収めた『世界一の動物写真』が日経ナショナル ジオグラフィック社より刊行された。Text by YANAKA Tomomi動物写真の進化、変遷も丁寧に解説野生の生き物を被写体に、私たちの知らない厳しい動物の世界やドラマを伝えてくれ、ときにほっこりさせてくれる動物写真。そんなアニマル・フォトの決定版ともいうべき1冊の本『世界一の動物写真』が登場した。収められているのは、イギリスで半世紀つづく、世界最高峰のネイチャー写真賞「ワイルドライフ・フォトグラファー・オブ・ザ・イヤー」の歴代の受賞作品を中心にした163点。一流のプロ写真家からアマチュア写真家の作品まで、経験と知識、忍耐、芸術的直感により生み出された決定的な瞬間が掲載された...
BOOK|山崎万里子著『仕事の不安を一つひとつツブしていくやり方』
BOOK|UA最年少・女性初の執行役員がクリエイティブ&マネジメントの極意を伝授『仕事の不安を一つひとつツブしていくやり方』若いビジネスマン・ビジネスウーマンが、挫折や課題(壁)にどう柔軟に対処し、目標を成し遂げるか、この本が少しでもそのきっかけやヒントになれば――と著者の山崎万里子さんが語る新刊、『仕事の不安を一つひとつツブしていくやり方 ~5つの壁の乗り越え方~』が12月6日に発売された。Text by KAJII Makoto (OPENERS)壁を乗り越え、自分を磨き輝かせ、バージョンアップさせてきた著者の体験か自分はできるという思い込みの壁、分からないという壁、リーダーシップという壁、人間関係という壁、目標という壁。自分の目前に壁が存在したとき、いかに自分をバージョンアップさせつづけるか。ユナイテッドアローズ最年少・女性初の執行役員であり、著者の山崎万里子さんは、「“壁”は成長のチャンス。どう越えたかが、そのひとのスキルになり、その人の個性、哲学になる」と説く。・正面突破...
BOOK|四半世紀前の未公開作品で構成された、森山大道『Marrakech』
BOOK|海外からも注目を集める出版社スーパーラボから刊行四半世紀前の未公開作品で構成された、森山大道『Marrakech』写真家森山大道が1989年に旅したモロッコ・マラケシュでのスナップを収めた写真集『Marrakech』が、写真専門の出版社「スーパーラボ」から刊行された。Text by YANAKA Tomomi横13.8×縦30センチの2冊組みというユニークなデザイン森山大道が東京を離れ、パリのアパルトマンに居を構えていた1989年。彼がマラケシュを旅した際の未発表作品で構成された『Marrakech』が、四半世紀の時を経てスーパーラボから誕生した。スーパーラボは、2009年にディレクターのホウキヤスノリが、あたらしいスタイルのアート写真集を生み出すべく誕生させた出版社。これまでに森山大道やホンマタカシら日本の写真家をはじめ、ジョエル・マイロウィッツやトッド・ハイドなど、世界的写真家の作品集をつぎつぎに出版。今年のパリフォトでも書き下ろしの小説を“お題”に、10人の写真家が...
BOOK|森山大道やホンマタカシら著名写真家による競演『LOST HOME』
BOOK|森山大道やホンマタカシら著名写真家による競演フォトグラファー10人が物語を紡ぐ写真集『LOST HOME』書き下ろされた小説を“お題”に、森山大道やホンマタカシら国内外で活躍する写真家10人が物語を写真で綴るという、これまでにない写真集『LOST HOME』。1000部限定で出版された。Text by YANAKA Tomomiコアとなる小説は脚本家・一色伸幸の書き下ろし作品 日本から参加したのは、森山大道やホンマタカシという、意欲的な作品を生みつづけている2人。さらにスウェーデン出身のJH・エングストローム、いま最も注目されるひとりクリスチャン・パターソンら、アメリカやヨーロッパ、ニュージーランドで活動する著名写真家、計10人にのぼる。そして、写真集のコアとなる小説を手がけたのは、2度の日本アカデミー賞優秀脚本賞の受賞歴があり、日本を代表する脚本家のひとりとして知られる一色伸幸。このプロジェクトのために特別な物語を書き下ろした。一色の小説1冊と10人による写真集10冊...
連載|体感する読書~THE READING EXPERIENCE~|第9回「人生の1ページ」
連載|THE READING EXPERIENCE今月の3冊|Jan. 2014第9回「Life before Camera〜人生の1ページ〜」人生を左右する本との出合い。それは一瞬の出来事かも知れません。そんな特別な1冊を求めて世界を駆け巡るブックハンター、twelvebooksの濱中敦史さんがセレクトした写真集・作品集を3冊ご紹介します。見てよし、触ってよし、飾ってよし。ようこそ、体感する本の世界へ。カメラの前に立って「はい、ポーズ」。これがポートレートの基本姿勢。いまなら、すぐにパソコンで仕上がりを確認して、見つけた粗をマウスで取り除くこともできる。今回はそうした模範的なポートレートとは一線を画す3冊を紹介する。世にも不思議なポートレートの世界、とくとご覧あれ。Selected by HAMANAKA Atsushi (twelvebooks)Photographs by JAMANDFIXText by TANAKA Junko (OPENERS) 不気味さが笑いに変わる?...
BOOK|動物が築いた神秘的な形状の数々 写真集「建築する動物」
BOOK|動物が築いた神秘的な形状の数々驚きの写真集「建築する動物」世界トップクラスの自然写真家、インゴ・アルント氏が2年間の世界一周取材を通してレンズに収めた、動物たちによる美しい建築の数々。それらを一冊にまとめた驚きの写真集「建築する動物」が、7月31日(木)にスペースシャワーネットワークより発売される。Text by WATANABE Reiko(OPENERS)美しいビジュアルとともに明かされる、動物たちの未知なる世界世界トップクラスの自然写真家・インゴ・アルント氏が、2年間の世界一周取材を通して出会った、動物たちによる美しい建築の数々を一冊にまとめた写真集「建築する動物」。ハチドリの小さな巣から、動物が生み出す最も大きな建築物といわれるサンゴ礁まで、生き物たちの風変わりな建築術や見事な美意識をフルカラーで紹介する、驚きの写真集だ。動物行動学者のユルゲン・タウツ氏による、人間の建築原理にも応用されてきた、動物の建築術にまつわる話もふんだんに掲載。動物たちが築いた神秘的な形状...
連載|『JAPANESE DANDY』の系譜(前編)
特別連載|時代を超える日本の男たちの肖像『JAPANESE DANDY』の系譜前編「スタイルをもつ男を切り口とした日本人のポートレート」10代から90代まで、130人の日本人男性を「ダンディズム」をテーマに撮り下ろし、一冊に集約。2015年1月中旬、『JAPANESE DANDY』が万来舎より発行される。制作の舞台裏を、プロデュースとディレクションを担当した、河合正人氏が全3回にわたって語る。Text by KAWAI Masato自身の生き方を投影するように、そのスタイルをもつ“男たち”昨今の過度なカジュアル化、ドレスダウンされたファッション、とくに男性においては本来の伝統的なスーツスタイルの基本なども欠落したまま、ただ着崩したファッションが時代のスタイルになろうとしています。「信濃屋」顧問・白井俊夫それはある種の時代の要請なのかもしれませんが、テーラードというスタイルは長い年月をかけて育まれてきたものであり、その伝統を無視した着こなしがすべてになってしまうようなことがあれば、そ...
EVENT|川島小鳥らの作品世界をスープで表現するイベントが2月10日(火)、14日(土)開催
EVENT|川島小鳥と立花文穂の作品世界をスープで表現するイベント「写真とスープの日」をIMA CONCEPT STOREで2月10日(火)、14日(土)に開催「山フーズ」「HORO kitchen」の二組の料理家が、写真家の川島小鳥氏とアーティストの立花文穂氏の作品世界をスープで表現するPOP UP SOUP STORE「写真とスープの日」。六本木のIMA CONCEPT STOREで、2 月10 日(火)、14 日(土)の2日間限定で開催される。Text by WATANABE Reiko(OPENERS)写真×スープで生まれるあたらしいコラボレーション第一回目となる2月10日(火)は、川島小鳥氏の新作写真集『明星』と、さまざまな角度から‟食とそのまわり"の提案をおこなう山フーズによるコラボレーション。川島氏が台湾で出会ったみずみずしい風景と、写真集の大胆な製本からインスパイアされたイメージをもとに、山フーズがその日だけのオリジナルスープを作る。また同日20時からは、関連イベン...
EVENT|今年で7回目、本好きのためのブックフェア「BOOK MARKET」開催
EVENT|今年で7回目、本好きのためのブックフェア“本当におもしろい本”だけを集めた「BOOK MARKET」開催「本当におもしろい本」だけを集めた本好きのためのブックフェア「BOOK MARKET」が、2月7日(土)・8日(日)の2日間、「Cielo y Rio」にて開催。本の販売はもちろん、本をテーマにしたイベントや著者サイン会などもおこなわれる。Text by KUROMIYA Yuzu過去最多の出版社・書店が参加しフェアを盛り上げる7回目を迎える今年は、アノニマ・スタジオ、古本ricca、北書店、リトルモアなど、過去最多となる21の個性的な出版社・書店が参加。バラエティ豊かな“本当におもしろい本”だけを取り揃える。また、会場では本をテーマにした多彩なトークイベントも開催。「本なんて読まなくたっていいのだけれど、」では、ブックディレクター・幅允孝さんが北書店の佐藤店長といっしょに、ちょっとアングラな本などいろいろな本を紹介しつつ、面白い本の見つけ方・楽しみ方など気さくかつ濃...
EVENT|札幌国際芸術際2014に参加したアーティストが集結
EVENT|都市と自然との共生について、あらためて考察する『人と自然が響きあう都市のかたち 札幌国際芸術祭2014ドキュメント』出版記念トークを開催音楽家の坂本龍一氏をゲストディレクターに迎えて、2014年に開催された「札幌国際芸術祭2014(SIAF2014)」。72日間にわたる会期を記録した書籍『人と自然が響きあう都市のかたち 札幌国際芸術祭2014ドキュメント』の発売を記念したトークイベントが2月6日(金)、東京・荻窪の6次元でおこなわれる。Text by IWANAGA Morito(OPENERS)札幌国際芸術際2014に参加したアーティストが集結北海道・札幌市を舞台に、坂本龍一氏が掲げる「都市と自然」をテーマに昨年の7月から9月にかけて開催された「札幌国際芸術祭2014」。札幌の自然や街並、公園、歴史的建造物、地下歩行空間、美術館など、あらたなアイデアと視点で芸術祭全体を構成。「地域」を展示スペースとして、札幌の歴史、風土、インフラ、産業、食をはじめとするライフスタイル...
BOOK|「日本について、職業について、フランス語で学び、伝える」教科書
BOOK|「日本について、職業について、フランス語で学び、伝える」世界に向けた教科書『CHOSES QUI FONT BATTRE LE CŒUR(心ときめきするもの)』人はなんのために言葉を学ぶのか。いろいろな目的がありますが、ひとつは、自分自身について、そして自分の活動について、伝えることだと思います。フランス語教科書『CHOSES QUI FONT BATTRE LE CŒUR(心ときめきするもの)』(※)は、「日本について、職業について、フランス語で学び、伝える」ために誕生しました。※タイトルの『CHOSES QUI FONT BATTRE LE CŒUR』は、フランス人映画監督クリス・マルケルの『サン・ソレイユ』(1983年)の中で、主人公が『枕草子』「心ときめきするもの」について語られる部分から取りました。 Text by YOSHINO MaiPhotographs by JAMANDFIX監修者の芳野まい氏自ら、本書に込めた思いを綴る「フランス語の購読教科書を...