BOOK|世界最高峰のネイチャー写真賞50周年記念、受賞作品でたどるネイチャーフォト『世界一の動物写真』
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2015年2月12日

BOOK|世界最高峰のネイチャー写真賞50周年記念、受賞作品でたどるネイチャーフォト『世界一の動物写真』

BOOK|「ワイルドライフ・フォトグラファー・オブ・ザ・イヤー」の50周年を記念

受賞作品でたどるネイチャーフォト『世界一の動物写真』

世界最高峰のネイチャー写真賞「ワイルドライフ・フォトグラファー・オブ・ザ・イヤー」の50周年を記念し、受賞作を中心に厳選された写真を収めた『世界一の動物写真』が日経ナショナル ジオグラフィック社より刊行された。

Text by YANAKA Tomomi

動物写真の進化、変遷も丁寧に解説

野生の生き物を被写体に、私たちの知らない厳しい動物の世界やドラマを伝えてくれ、ときにほっこりさせてくれる動物写真。そんなアニマル・フォトの決定版ともいうべき1冊の本『世界一の動物写真』が登場した。

収められているのは、イギリスで半世紀つづく、世界最高峰のネイチャー写真賞「ワイルドライフ・フォトグラファー・オブ・ザ・イヤー」の歴代の受賞作品を中心にした163点。一流のプロ写真家からアマチュア写真家の作品まで、経験と知識、忍耐、芸術的直感により生み出された決定的な瞬間が掲載された。

BOOK|受賞作品でたどるネイチャーフォト『世界一の動物写真』

ライオンを見張って(写真=チャーリー・ハミルトン・ジェームズ)

BOOK|受賞作品でたどるネイチャーフォト『世界一の動物写真』

ブラザー・ウルフ(写真=ジム・ブランデンバーグ)

BOOK|受賞作品でたどるネイチャーフォト『世界一の動物写真』

夕暮れどきの皇帝たち(写真=フランス・ランティング)

そこにあるのは、ドラマチックなチーターのモノクロ写真から、数カ月もかけてユキヒョウに肉薄した貴重なもの、そして鏡を一生懸命覗き込むサルの姿など、どれも美と驚きと感動に満ちた迫力ある作品ばかり。

また、それぞれの時代を画した偉大な写真に焦点を当て、ネイチャー写真がどのように生まれたのか。カメラの進化や撮影技術の発展にともない、どのように進化したのかなど、その過程もくわしく解説。さらに、写真家のビジョンと情熱、撮影技術までもがつまびらかにされていく。

「この写真をみんながマネした」といわれる、ネイチャー写真の未来を変えた作品の数々。ページを開くと、大迫力の野生動物の世界がそこに待っている。

『世界一の動物写真』
著者・編集│ロザムンド・キッドマン・コックス
発行│日経ナショナル ジオグラフィック社
仕様│228×228mm、252ページ、オールカラー
価格│3888円
発売中

           
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