本
「本」に関する記事
連載|体感する読書~THE READING EXPERIENCE~|第7回「はじめの第一歩」
連載|THE READING EXPERIENCE今月の3冊|Nov. 2013第7回「Baby Step~はじめの第一歩~」人生を左右する本との出合い。それは一瞬の出来事かも知れません。そんな特別な1冊を求めて世界を駆け巡るブックハンター、twelvebooksの濱中敦史さんがセレクトした写真集・作品集を3冊ご紹介します。見てよし、触ってよし、飾ってよし。ようこそ、体感する本の世界へ。最近“ファースト・ブック”に注目が集まっている。つまりアーティストにとってはじめての本、処女作が売れているというのだ。この場合、自費出版したものというよりも、出版社からはじめて出す作品を指すことが多いそうだが、出版社や写真財団が主催する賞にノミネートされるなど、箔(はく)がついた本に関しては、発売と同時に完売することもあるという。処女作のクオリティが上がってきているのか、はたまた明日のスター探しが熾烈になっているのか……。なかでも今回紹介する3人は、今後の活躍が大いに期待される若手アーティストばかり...
BOOK|レストラン「ロオジエ」の真髄を記した書籍『THE STORY OF L’OSIER』
BOOK|内装からカトラリーにいたるまで、ひとつひとつに込められた驚きの物語『THE STORY OF L’OSIER 最高のレストラン「ロオジエ」 最上のおもてなしの秘密』資生堂が経営するフレンチレストラン「ロオジエ」。そこにかかわる人びとのインタビューを通し、いかにしてロオジエという特別な存在が作られているのか、驚きの物語とともにその真髄を記した書籍『THE STORY OF L’OSIER 最高のレストラン「ロオジエ」 最上のおもてなしの秘密』が、マガジンハウスより発売中だ。Text by ENOMOTO Kozue (OPENERS)「ロオジエ」を形作る無形有形の物語1973年のオープン以来、40年もの長きにわたり王道のフレンチレストランという揺るぎないイメージを保ちつづけているロオジエ。本書では、レストランを構成する“もの”を通してロオジエがもつ固有の文化を検証。料理だけにとどまらず、エントランスや内装、インテリア、カトラリー、おもてなしの心にいたるまで、どのようにしてロ...
ブランド誕生25周年記念、レイチェル・アシュウェルが書籍発売|RACHEL ASHWELL SHABBY CHIC Couture
RACHEL ASHWELL SHABBY CHIC Couture「シャビーシック」のすべてを一冊に凝縮インテリアブランド「RACHEL ASHWELL SHABBY CHIC Couture」のオーナーであり、シャビーシックのパイオニアでもあるレイチェル・アシュウェルが9冊目となる著書「THE WORLD OF SHABBY CHIC Beautiful homes, My story & vision」を発売。Text by KUROMIYA Yuzuページをめくるたびに、多くの人びとを魅了するその理由を実感イギリス生まれのデザイナー、レイチェル・アシュウェルが掲げる「シャビーシック」。そのエッセンスは、開放的で居心地が良く、いつまでも飽きることのない上質なインテリアのこと。美しく年月を重ね、愛されてきたからこそ刻まれた痕跡や、白を基調とした柔らかなカラーリング、家に居ながらも自然を身近に感じることのできる花々などの要素で構成され、まるで包み込まれるような優しく贅沢な...
特集|カルチャーの達人に訊け! 冬の夜長をたのしくする音楽・本・映画Vol.3
達人たちがリコメンドするエンターテインメント Vol.3時代の先端を走りぬく、そんな先達たちが薦める音楽・本・映画とは──。 シンガーのJUJUさんや俳優の伊勢谷友介さんから、 OPENERS連載陣まで計25人の達人が、 本当は教えたくないとっておきの作品を、今回OPENERS読者のために大公開してくれた。 第3回目は、女優の市川実和子さん、建築家の谷尻誠さん、ファッション・ジャーナリストの生駒芳子さん、音楽家/文筆家/音楽講師の菊地成孔さん、トラベルジャーナリストの寺田直子さんが登場。この機会に、まだ出会ってないすてきな作品と出会ってみては。市川実和子|ICHIKAWA Miwako女優──2011年の抱負は?本をたくさん読もうと思います。(C)Maki OgasawaraMUSIC『WWII Transcriptions』Nat King Cole TrioMusic & Arts Program 今年のお正月に、わたしが聴きたいのは、こういう時代の、こういうロマンチッ...
BOOK|“出版社”というくくりで本を特集するブックショップ
BOOK|“出版社”というくくりで本を特集するブックショップ「ポスト」第11弾はアメリカの「ナツラエリ・プレス」をフィーチャー定期的に扱う本がすべて入れ替わり、出版社というくくりで本を特集するという、これまでにないスタイルで本を販売する恵比寿のブックショップ、「POST(ポスト)」。第11弾は、アメリカで写真集に特化した本づくりをおこなう出版社「ナツラエリ・プレス」がフィーチャーされ、8月中旬まで約50タイトルが展示、販売される。Text by YANAKA Tomomiビジュアルでみせる本、約50タイトルを展示・販売普段書店では見えにくい「出版社」のこだわりや世界観を感じながら本を楽しんでもらおうと、これまでに世界各地の内容はもちろん、装丁にもこだわった出版社を日本に紹介してきたポスト。今回は、アメリカ・ポートランドを拠点に、美的感覚を重視して選定されたアーティストの写真を、500~2000部程度の少部数で発行している「ナツラエリ・プレス」を取り上げる。「ナツラエリ・プレス」は、...
連載|体感する読書~THE READING EXPERIENCE~|第3回「オン・ザ・ビーチ」
連載|THE READING EXPERIENCE今月の3冊|Jul. 2013第3回「オン・ザ・ビーチ」人生を左右する本との出合い。それは一瞬の出来事かも知れません。そんな特別な1冊を求めて世界を駆け巡るブックハンター、twelvebooksの濱中敦史さんがセレクトした写真集・作品集を3冊ご紹介します。見てよし、触ってよし、飾ってよし。ようこそ、体感する本の世界へ。Selected by HAMANAKA Atsushi (twelvebooks)Photographs by JAMANDFIXText by TANAKA Junko (OPENERS) すべておなじで、すべてちがうホンマタカシが8年にわたって撮りつづけた、ハワイ・ノースショアの波。その断片を記録したものが『NEW WAVES』だ。ときに激しく、ときに穏やかに。次から次に表情を変える波との出合いは、まさに一期一会。その偶然性に魅せられた彼の視点は、私たちの心をも魅了する。『NEW WAVES』著者|ホンマタカシ(...
連載|体感する読書~THE READING EXPERIENCE~|第4回「Summer Days~過ぎ去りし夏~」
連載|THE READING EXPERIENCE今月の3冊|Aug. 2013第4回「Summer Days~過ぎ去りし夏~」人生を左右する本との出合い。それは一瞬の出来事かも知れません。そんな特別な1冊を求めて世界を駆け巡るブックハンター、twelvebooksの濱中敦史さんがセレクトした写真集・作品集を3冊ご紹介します。見てよし、触ってよし、飾ってよし。ようこそ、体感する本の世界へ。昔の写真を掘り起こして出版する。写真界でいま、密かにそんな動きが起きているのをご存じだろうか? 今月はそのなかから、夏の思い出をまとめた3冊をピックアップ。プライベート感溢れる写真から、彼らが過ごした夏に思いを馳せてみてほしい。Selected by HAMANAKA Atsushi (twelvebooks)Photographs by JAMANDFIXText by TANAKA Junko (OPENERS)「オークの木の巣」での日々オランダ生まれの写真家、ベルティアン・ファン・マネン。『...
BOOK|いま注目の写真家、永瀬沙世の最新写真集『PINK LEMONADE』
BOOK|スウェーデンの出版社「ライブラリーマン」から刊行永瀬沙世写真集『PINK LEMONADE』国内外で活躍する写真家、永瀬沙世(ながせ・さよ)さんによる写真集『PINK LEMONADE』。10月1日(火)にスウェーデンの出版社ライブラリーマン(LIBRARYMAN)から出版される。Text by YANAKA Tomomi出版を記念した写真展を恵比寿のALで開催1978年、兵庫県生まれの永瀬沙世さん。国内外問わず精力的に活動し、制作段階からカナダのアートマガジンに取りあげられるなど、海外での評価も高い。スウェーデン・ストックホルムの出版社、ライブラリーマンからは2011年に写真集『Asphalt & Chalk』を刊行。今回その第2弾となる写真集の発売が決定した。彼女にとって通算5冊目となる本作は、ハワイのワイキキや東京の郊外、そして都心を舞台に2年にわたって撮影を敢行。ひとりの女性をモデルに、フェイクとリアルを織り込みながら、さまざまなシチュエーションに見る人そ...
連載|体感する読書~THE READING EXPERIENCE~|第5回「ポップアート新時代」
連載|THE READING EXPERIENCE今月の3冊|Sep. 2013第5回「Play within Art~ポップアート新時代~」人生を左右する本との出合い。それは一瞬の出来事かも知れません。そんな特別な1冊を求めて世界を駆け巡るブックハンター、twelvebooksの濱中敦史さんがセレクトした写真集・作品集を3冊ご紹介します。見てよし、触ってよし、飾ってよし。ようこそ、体感する本の世界へ。これは写真か? イラストか? それとも……? スケーターのように、あらゆる境界線をいとも簡単に越えてみせる次世代のアーティストたち。そんな彼らが生み出す作品は大胆かつ繊細。なかにはピリッと風刺の効いたものも。ここでは、なかでもとびきりフレッシュで勢いのある3人を紹介。タブーを恐れない彼らの姿勢から、あたらしいポップアートの風を感じてほしい。Selected by HAMANAKA Atsushi (twelvebooks)Photographs by JAMANDFIXText by...
BOOK|元スーパーモデル、リナ・シェイニウスの最新写真集『05』
BOOK|リリースにあわせたストア・エキシビションも元スーパーモデル、リナ・シェイニウスの最新写真集『05』元スーパーモデルという異色の経歴をもつスウェーデン人フォトグラファー、リナ・シェイニウスによる5冊目の写真集『05』が1000部限定で自費出版された。またこの写真集の完成を記念し、ストアエキシビションが10月14日(月)まで、南青山のコテージ・パイ・オプティチュードで開かれている。Text by YANAKA Tomomi浮かび上がる何気ない日常とセルフポートレイト1981年に生まれ、スウェーデンを代表するスーパーモデルとしてかずかずのランウェイなどで活躍した後、フォトグラファーへと転身したリナ・シェイニウス。10代から独学で写真を学び、フォトグラファーとして雑誌での撮影や、ドイツの週刊新聞でのフォトコラムも担当するなど着実にキャリアを重ねている。そして、自身5冊目の写真集の『05』が完成。友人や恋人とのひとときなど、何気ない日常を捉えた作品とセルフポートレイトにより構成され...
BOOK|乾物を制すものは食卓を制す!? 南風食堂『乾物の本』
BOOK|乾物の世界にあらたな風を吹き込む南風食堂の最新レシピ集“KANBUTSU”にスポットを当てた『乾物の本』 食を楽しむ空間を提案する料理ユニット、南風食堂がお届けする最新レシピ本は、近年見直されている保存食“KANBUTSU”にスポットをあてた『乾物の本』。ドライフーズをテーマにひと工夫した、見た目にも栄養的にもうれしい一冊が誕生した。Text by KUROMIYA Yuzu 乾物を使いこなすと毎日の食卓が変わる!? 干し野菜、ドライフルーツ、干し魚、ひじき、豆、湯葉、油麩、乾燥こんにゃく、乾燥しょうが――。ちょっと使っただけで残ってしまっているいろいろな乾物が、きっとあなたのキッチンにもあるはず。このレシピ本では、保存性に優れ、あらゆるジャンルの料理に活用できるキッチンの名脇役“KANBUTSU”にスポットをあてた、とっておきの49レシピを紹介。定番メニューも良いけれど、いつも同じだとちょっぴり飽きてしまう。もっとバリエーションを広げたいそんな気持ちに応え、洋風やアジア...
BOOK|YOSHIROTTEN最新刊とエキシビション開催
BOOK|TOKYOを拠点に活動するグラフィックアーティストの最新刊YOSHIROTTEN 『GASBOOK 28 YOSHIROTTEN』ガスアズインターフェイスより、国内外を問わず、音楽やファッションシーンで数多くのグラフィック制作やアートディレクションをおこない注目を集めるアーティスト、YOSHIROTTEN(ヨシロットン)の作品集『GASBOOK 28 YOSHIROTTEN』が12月12日(木)に発売される。Text by KAJII Makoto (OPENERS)2年ぶりとなるソロエキシビションも開催グラフィックアーティストでアートディレクターのYOSHIROTTEN(ヨシロットン)は、1983年生まれで、東京を拠点にしながら、NYやベルリンなど世界中にクライアントをもち、NYのACEホテルの内装やBOYSNOIZE、DJ HELL、m-floなどのアーティストのジャケットデザイン、ZINE制作、OPENING CELEMONYのハロウィンコスチュームデザイン、JAX...
BOOK|アナ・ウィンターの右腕『グレース ファッションが教えてくれたこと』
BOOK|アナ・ウィンターの右腕、グレース・コディントン待望の回顧録『グレース ファッションが教えてくれたこと』『ヴォーグ』の編集長アナ・ウィンターの右腕的存在であり、イマジネーションあふれるスタイルを何十年もの間牽引してきた、グレース・コディントン。そんな彼女の回顧録『グレース ファッションが教えてくれたこと』が、スペースシャワーネットワークより刊行される。Text by YANAKA Tomomi初公開となる貴重なヴィジュアルや描きおろしのドローイングもグレース・コディントンは、アメリカ版『ヴォーグ』のクリエイティブディレクターとして25年以上にわたり活躍。『ヴォーグ』制作の裏側をとらえたドキュメンタリー映画『ファッションが教えてくれること』(2009年)で、注目した人も多いのではないだろうか。ファッションの第一線を歩んできたグレースは、イギリス生まれ。1959年に『ヴォーグ』主催のモデルコンテストで優勝し、パリとロンドンでモデルとして活躍。そして1968年には、イギリス版『ヴ...
BOOK|ケイト・モスをブレイクさせた写真家、コリーヌ・デイの作品集
BOOK|ケイト・モスをブレイクさせた写真家、コリーヌ・デイの作品集8月27日に1000部限定で国内リリース『THE FACE』で当時まだ無名だったケイト・モスをブレイクさせるなど、後続のファッションフォトの在り方へ多大なる影響を与えたイギリス人フォトグラファー、Corinne Day(コリーヌ・デイ)。2010年に45歳という若さで急逝してから初となる作品集が、約3年の構想期間を経て、命日の8月27日(水)に国内リリースされる。Text by WATANABE Reiko(OPENERS)日本流通分の特典は、デイへの愛が溢れるファンジン『KAZAK #5 - Corinne Day』1990年代初頭に写真家としてキャリアをスタートさせ、グラマラスでセクシーな女性像を常としていたファッション界の中で、被写体のありのままの姿を映し出すリアル・ドキュメントのファッションフォトを確立したコリーヌ・デイ。このたび、2010年の死去後初めての作品集『MAY THE CIRCLE REMAIN...
EVENT|「BUKATSUDO」が講座とワークショップを開催
EVENT|大人の部活が生まれる 街のシェアスペース「BUKATSUDO」が講座とワークショップを開催「大人の部活が生まれる 街のシェアスペース」をコンセプトにした施設「BUKATSUDO」。10 月のグランドオープンに先駆け、各界の著名人を講師に迎えた連続講座やワークショップを開催し、日常を豊かにする体験や「部活」が始まるきっかけを提供していく。Text by WATANABE Reiko(OPENERS)音楽や本、料理など、連続講座から1日限定のワークショップも「BUKATSUDO」 とは 、横浜・みなとみらいの造船ドック跡地「横浜ランドマークタワー ドックヤードガーデン(国重要文化財)」に、「大人の部活が生まれる、街のシェアスペース」をコンセプトに誕生したシェアスペース。株式会社リビタが事業主として企画・プロデュース・運営し、公益財団法人横浜市芸術文化振興財団が推進する「ドックヤードガーデン活用事業」として、横浜市の文化芸術創造都市施策の具現化に寄与する、公民連携プロジェクト...