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「本」に関する記事
UTRECHT|MUJI新宿にて加藤郁美「どうぶつ帖」展開催
MUJI新宿 MUJI BOOKS生きものの魅力が光るめずらしいものが集結加藤郁美「どうぶつ帖」展開催子どもたちに愛され、子どもたちを支えてきたアンティークぬいぐるみのコレクションを写した写真集『どうぶつ帖』(倉敷意匠刊)の刊行を記念して、「生きもの」をテーマにした展示をMUJI BOOKSにて5月23日(月)まで開催しています。文=與田寛子(UTRECHT)愛情の跡が見られるからこそのかわいらしさ『どうぶつ帖』は、職人の手でひとつひとつかたちづくられたぬいぐるみの、穏やかな愛らしさが際立つ一冊。ページを繰るごとにあらわれるぬいぐるみには、もとの持ち主であった子どもの注いだ愛情の跡が見られるからか、なお一層のかわいらしさに心惹かれます。本展では、月兎社発行人である加藤郁美が選ぶ、諸外国で使用されていた動物をモチーフにしたコインセットのほか、販売されていた時代背景を物語るシガレット・ケースなど、興味深いアイテムもあわせて展示・販売しています。ユカワアツコの飛び出す鳥カード動物モチーフ...
BOOK|エネルギーシフトに向けて『節電・省エネの知恵123』
3・11後の暮らしを考えるエネルギーシフトに向けて『節電・省エネの知恵123』(1)東日本大震災を契機に、エネルギーについての関心が高まっています。石油や石炭のほとんどを輸入に頼り、地震多発地帯に数多くの原子力発電所をかかえる日本。豊かさも、危うさの上に成り立ってきたのです。無駄なく、そして効率よくエネルギーを使っていく術を知ることは現代人の知恵ともいえます。本書では、節電、省エネしながらも快適に豊かに暮らすための術、そして自然の力を暮らしのなかで使っていく方法を豊富に紹介しています。文=箕輪弥生「節電所」になろう私たちが暮らしのなかでできる節電、省エネは大きな発電所を建てるのと同様の大きな効果があります。節電が叫ばれていたこの7月、実際東京電力管内では平日は昨年と比べて2~3割、もっとも多い日には4割以上の節電の成果をあげています。これは、100万キロワット規模の原発15~25基分に相当するほどです。いまだ終息しない福島第一原発の事故は、私たちが普段使っているエネルギーについて考...
edition nord|新潟発のブックレーベルから平山昌尚の新作登場
edition nord|エディション・ノルト「HIMAA」から「平山昌尚」へ名前を変更新潟発のブックレーベルから新作登場スイスの「Nieves」やハンガリーの「innen」など海外の出版社から作品をリリースし、先日の「TOKYO ART BOOK FAIR」にも參加するなど、国内外で高い評価を得ているアーティスト HIMAA。このたび「平山昌尚」に名前を変え、あらたなスタートを切った。改名第一弾として、新潟を拠点にワールドワイドな展開をみせるブックレーベル「edition nord」から新作『3444』をリリースした。Text by OPENERS実用新案を取得した「ENバインディング」を採用し、見開きの絵も眺めがいいHIMAAから平山昌尚となって第一弾となる本作『3444』は、500点を超えるドローイング集。どっしりとした一冊のなかに、狂気的ともいえるペンの動き、ミニマリストを彷彿とさせる余白、そしてほのぼのとしたユーモアが凝縮。個々の絵も大きな魅力を放っているが、560ページ...
CHRISTIAN LOUBOUTIN|ルブタンのインスピレーションに迫る20周年のアニバーサリーブック
CHRISTIAN LOUBOUTIN│クリスチャン ルブタンルブタンのインスピレーションに迫るアートブック20周年のアニバーサリーブックを発売“レッドソール”をはじめとする数かずのシューズでわたしたちを魅了しつづけるクリスチャン ルブタン。ブランド創立20周年を記念したアニバーサリーブック『CHRISTIAN LOUBOUTIN―20th Anniversary Book―』が誕生する。文=谷中朋未こだわりが詰め込まれた豪華な1冊美しいラインを描くヒールや独創的なデザインで女性の足もとをよりエレガントにセクシーに彩るルブタンのシューズ。履くだけで女性に夢とファンタジーをもたらすシューズのクリエイションを紐解くアニバーサリーブックが登場する。この本を発表するにあたり、クリスチャン・ルブタン氏はインテリア誌やファッション誌で活躍するフィリップ・ガルシア氏をフォトグラファーに招聘。ルブタンの世界観を写真に収めた。また、巨匠デヴィット・リンチ氏により撮影された特別なイメージも登場する。小...
BOOK|『死ぬまでに行きたい!世界の絶景』から絶景を楽しめるホテル編が登場
BOOK|世界中から反響を集める人気シリーズ『死ぬまでに行きたい!世界の絶景』から絶景を楽しめるホテル編が登場フェイスブックで70万人の「いいね!」を集める人気ページが原作の『死ぬまでに行きたい!世界の絶景』シリーズから、待望の新作が登場。第3弾は絶景を堪能できるホテルにフォーカスした内容となっている。Text by BUN Risa(OPENERS)一生に一度は訪れたい、絶景に寄り添うホテルたち“絶景ブーム”を牽引する『死ぬまでに行きたい!世界の絶景』シリーズ。これまでに出版された「世界編」「日本編」で変わらずコンセプトに掲げてきたのは「妄想旅行をしよう!」ということ。しかし、著者である詩歩さんがそのあと実際に絶景を訪れたとき、自分が妄想していたよりもはるかに大きいスケールのストーリーを秘めていたことに気づき、「妄想だけでなく、実際に足を運んでほしい」と感じたそうだ。著者の詩歩さんそこで今回、より訪れやすさを考え提案するのは“泊まれる絶景”。絶景に触れることのできる、おもしろいス...
BOOK|現代病の一因は、ビタミンDの欠乏にあり
BOOK|『サーファーに花粉症はいない』現代病の一因は、ビタミンDの欠乏にあり日本における花粉症(アレルギー性鼻炎)の有病者数は約2200万人とも言われており、じつに国民の5人に1人という数字だ。これからの季節が毎年鬼門、という方は本当に多いのである。花粉症をはじめとする現代病に大きくかかわっているのは、「ビタミンDの欠乏」とする著者。予防と改善を説く啓蒙本である。Text by KASE Tomoshige(OPENERS)著者自身がビタミンDを自己投与ビタミンDは、本来は日光にあたることで自分でつくり出すことができるもの。カルシウム代謝には欠かせないビタミンであり、欠乏すれば骨の病気になることなどはよく知られている。このビタミンDこそ、花粉症をはじめとする現代病に有効である、と著者の斎藤糧三医師は説いている。欧米ではすでに、現代病にビタミンDの欠乏が大きく影響しているとのデータがある。また日本国内でも、ビタミンDの経口摂取によるインフルエンザワクチンを上回るインフルエンザ予防効...
器と料理、双方に焦点をあてた鮮やかな写真集『LIVE 器と料理』| 51%
51%|五割一分“LIVE=ここにしかあらわれない、いま” を料理と器で表現器と料理、双方に焦点をあてた鮮やかな写真集『LIVE 器と料理』プロジェクトのテーマは、“to eat is to live.(生きることは食べること)” 。3名の器の作り手と、料理の作り手、写真家、デザイナー、プランナー、ギャラリストなど、同時代に生きる、作るひと・表現するひとが立ち上げたプロジェクト「LIVE器と料理」より、初の写真集『LIVE 器と料理 to eat is to live』が発売された。Text by KAJII Makoto (OPENERS)料理と器、それぞれの立場とそれぞれの想いプロジェクト「LIVE器と料理」は、ふだんはそれぞれのフィールドを通じて、食や暮らしにかかわる仕事をしているプロたちが、2011年の東日本大震災後に集結。“LIVE=ここにしかあらわれない、いま”を大切にしながらプロジェクトは動き出した。写真集『LIVE 器と料理』は、四季のある日本に生まれたことを誇りに...
『ソーシャルメディアの夜明け』著者・平野友康氏インタビュー
『ソーシャルメディアの夜明け』著者・平野友康氏インタビュー(1)「ビジネスとIT」ジャンルでAmazon 1位獲得「ITといえど“ラブ度”なんですよ」メディアクリエイターである平野友康氏は、2010年からTwitterやfacebook、Ustreamなどの「ソーシャルメディア」を駆使したメディアデザインを行う活動を展開している。そして昨年末には、『ソーシャルメディアの夜明け』という一冊の本を上梓するにいたった。ソーシャルメディアとはいったいなにか。その答えは、万人が解するだろう平易な内容で整えられたこの本を読めばわかる。そうではなく、平野氏がなぜそこまでソーシャルメディアに惚れ込んだのかを、訊きたかったのだ。Text by KASE Tomoshige(OPENERS)Photographs by NISHIMURA Saiko(SELF:PSY'S)それぞれの幸せがあるはずこの『ソーシャルメディアの夜明け』はたしかにITの本である。ソーシャルメディアを実践してきた著者によるビジ...
BOOK|スティーブ・ジョブズの“禅”漫画?
BOOK|『ゼン・オブ・スティーブ・ジョブズ』ジョブズを支えた“禅”を描くアメコミ1970年代初頭、若きジョブズは日本から布教に訪れていた禅宗の僧侶に出会う──大成功と失敗を続けながら、革新的な製品を開発していったジョブズは、どのようにして「禅」の精神をそのアイデアに取り入れていったのだろうか? 死してなお世界中の人びとに多大なる影響を与え続けるジョブズの、知られざる一面にせまるアメリカンコミック。訳者・柳田由紀子氏による書評をお届けする。Text by YANAGIDA YukikoPhotographs by JAMANDFIX桂離宮のようなアップルストア新iPadを発表し、株価も創業以来最高値を更新中のアップル。スティーブ・ジョブズ、巨星墜ちてなお隆盛の感がある。話は少し飛ぶけれど、日本には両極端のふたつの美があると思う。ひとつは、桂離宮に代表される「侘び寂び」の渋い美。もうひとつは、日光東照宮のように豊麗豪奢な「ニッポン・バロック」ともいえる美だ。戦前日本に亡命したドイツ人...
NEW SHOP|原宿の交差点に「Tokyo's Tokyo」オープン
マンガとアニメにあたらしく出合うエディトリアル・ショップ原宿の交差点に「Tokyo's Tokyo」オープン原宿の交差点から、またあたらしい東京カルチャーが発信される──4月18日(水)にオープンする「東急プラザ表参道原宿」5階に、マンガとアニメをテーマとした編集型ショップ「Tokyo's Tokyo(トーキョーズ トーキョー)」がオープンする。Text by KAJII Makoto (OPENERS)誰もが愉しめる雑貨と本を厳選羽田空港第2ターミナル3階に“東京発の旅のみやげ”をテーマとした編集型ショップ「Tokyo's Tokyo」がオープンして約3年。「東急プラザ表参道原宿」5階に誕生するTokyo's Tokyoは、コンセプトと装いを一新したショップとしてオープンする。プロデュースおよび本びセレクトを担当したBACH主宰の幅 允孝氏と、グッズのセレクトを担当したmethod主宰の山田 遊氏は「ここはマンガとアニメにあたらしく出合う編集型のお店です。かつては子どもや秋葉原の...
写真人生|『RESET BEYOND FUKUSHIMA 福島の彼方に』
『RESET BEYOND FUKUSHIMA 福島の彼方に』“深い感銘”を感じる一冊の写真集との出会い……フォトジャーナリスト、小沢一真が3・11に東日本を襲った大震災直後から被災地に入り、被災地のかたがた、そして福島第一原子力発電所で働く人たちを取材し、写真に撮り納めた非常に深い感銘を受ける写真集と出会った。Text by IIZUKA Hidemi“記録写真”が持つすばらしさとは?被災地のかたがたの声をテレビやインターネットなどでよく耳にする事があるが、そのなかで“いま、なにが必要ですか?”と言う問い掛けに、“津波で流された家族写真が欲しいです!”と言う言葉がすごく印象にある。普段では単なる記念写真とされている家族写真が、住む場所も食料もない状況のなかで、一番必要なものになっていた事に写真のすごさを大いに感じさせられた。写真とは、人の目に見えるものや感じるものを、写真機で写し出した言わば記録である。その記録写真には言葉で言いあらわすことのできない“真実”と“事実”が共存してお...
EVENT|多彩なプリントカルチャーと出合える10日間、「マガジンライブラリー 10」開催
EVENT|最先端の雑誌、アートブックなど多彩なプリントカルチャーと出合う「マガジンライブラリー 10」開催世界各国の雑誌やアートブックなどのプリントカルチャーをジャンルを問わず集めて展示する、a Zillion ideasによる「マガジンライブラリー」。その第10回目は、5月3日(木・祝)より13日(日)まで、代官山のヒルサイドテラスで開催される。Text by KAJII Makoto (OPENERS)日本では手に入らない雑誌も多数ラインナップ第10回目となる今回は、従来どおり、世界各国で発行される、日本ではなかなか手に入らない貴重なタイトルの展示が多数。さらにクリエイターたちが自分の作品を自由に紹介できるワークショップやインスタレーション、マーケットなど、さまざまなイベントも同時に開催する。5月3日から6日のオープニングウィークでは、出版物の展示紹介のみをフィーチャー。その翌週からは、クリエイターたちが自分の作品や好きな雑誌を紹介できる「ペチャクチャセッション」や、『TOO...
EVENT|“グッドデザインな書籍”が集結「代官山ブックデザイン展 2015」
EVENT|世界中の“グッドデザインな書籍”が集結「代官山ブックデザイン展 2015」開催5月14日(木)から6月11日(木)まで、代官山 蔦屋書店で独創的なアイデアが光る書籍を集めた展覧会「代官山ブックデザイン展 2015」が開催される。Text by BUN Risa (OPENERS)手に取って、あらためて感じる書籍の魅力前回、好評を博した「世界のブックデザイン展」。第2回目となる今回は、2014年に刊行された国内外の書籍のなかから、「大人のライフスタイル提案」をおこなう代官山 蔦屋書店のコンシェルジュの目で厳選されたラインナップが揃う。展示されるのは、上質紙に写真を貼ったアルバムのような製本のアートブックや、人の肌の色で表現し、色面の裏にはその人物の写真がレイアウトされた色見本帖など、紙の書籍だけが表現できるデザインばかり。電子書籍が大きく普及しつつある現代にフィジカルな魅力を呼び戻してくれる。また、展示されている書籍はすべて購入可能。細部までこだわりぬかれた“グッドデザイ...
アクネ ストゥディオズ、芸術的なパジャマコレクション発表|Acne Studios
Acne Studios|アクネ ストゥディオズピーター・シュレッシンガーをフィーチャー、アート本も同時出版アクネ ストゥディオズ、アートなパジャマコレクション発表アクネ ストゥディオズが、彫刻アーティストPeter Schlesinger(ピーター・シュレッシンガー)のアートブックを出版。これに合わせて彼の作品からインスパイアされたシルクパジャマカプセルコレクションも発売。世界6店舗のみの限定発売、日本では青山の旗艦店にて展開される。Text by KUROMIYA Yuzu極上シルクを使用、アーティスティックかつ贅沢なパジャマPeter Schlesingerは1948年ロサンゼルス生まれ。ペインターとしてのキャリアを経て陶芸彫刻家へと転身。28年間にわたりオーガニック形状の彫刻制作を手がけており、ペインティング バックグラウンドから影響を受けたアブストラクトなシェイプとパターンの作品が特徴だ。今回は、彼とアクネストゥディオズのアートディレクター ジョニー・ヨハンソン、そしてピ...
BOOK|世界限定1000部、すべてサイン入り、マリオ・テスティーノ最新作『Mario Testino: SIR』
BOOK|世界限定1000部、すべてサイン入りマリオ・テスティーノ、男性に焦点を当てた写真集を発売イギリス在住のフォトグラファー、マリオ・テスティーノが男性のポートレートだけを集めた作品集『Mario Testino: SIR』を発表。すべて本人のサイン入りで世界限定1000部のみ。価格は10万8000円だ。Text by KUROMIYA Yuzu有名人から通行人まで、さまざまな男性の魅力を切り取る最先端のファッション雑誌や、有名ブランドの広告キャンペーンなどを数多く手がけてきたフォトグラファー、マリオ・テスティーノ。ペルー生まれの彼は、ほぼ独学で写真を学び1990年代以降にブレイク。現在はマドンナやジャネット・ジャクソン、ケイト・モスはじめとする多くのセレブリティに指名されるなど、世界的に活躍している。約30年に渡るキャリアのなかで撮影された膨大な写真の数々。そのなかから、男性のポートレートだけに焦点を当てて編集された本作は、300カット以上を収録した大ボリューム。版型も32....