器と料理、双方に焦点をあてた鮮やかな写真集『LIVE 器と料理』| 51%
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“LIVE=ここにしかあらわれない、いま” を料理と器で表現
器と料理、双方に焦点をあてた鮮やかな写真集『LIVE 器と料理』
プロジェクトのテーマは、“to eat is to live.(生きることは食べること)” 。3名の器の作り手と、料理の作り手、写真家、デザイナー、プランナー、ギャラリストなど、同時代に生きる、作るひと・表現するひとが立ち上げたプロジェクト「LIVE器と料理」より、初の写真集『LIVE 器と料理 to eat is to live』が発売された。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
料理と器、それぞれの立場とそれぞれの想い
プロジェクト「LIVE器と料理」は、ふだんはそれぞれのフィールドを通じて、食や暮らしにかかわる仕事をしているプロたちが、2011年の東日本大震災後に集結。“LIVE=ここにしかあらわれない、いま”を大切にしながらプロジェクトは動き出した。
写真集『LIVE 器と料理』は、四季のある日本に生まれたことを誇りに、旬の野菜を丁寧に料理し、器に盛りつけ、2年の時間をかけて、6000枚を超える写真を撮影。これまでの器の本や料理の本とはちがい、器と料理の両方にしっかりと焦点をあてた作品集となっている。
器があり、料理がいきる
コミュニケーションディレクターの三浦哲生氏(五割一分)は、「このプロジェクトでは、既成の価値観に縛られることなく、LIVEの感覚を存分に活かした活動をおこなってきました。今回の本は、国内外に、“和食” というカテゴリーにあてはまらない器と料理の姿の美しさを通じて、“食べものをいただく” という食のありようを発信したいという想いがあります。書籍としては少し高額かもしれませんが、器などとおなじように、“モノ”として価値ある完成品を目指しました」と語る。
『LIVE 器と料理』
価格|5400円
器|亀田大介、吉田直嗣、吉村和美
料理|イチカワヨウスケ(なると屋+典座)
写真|木村文吾
アートディレクター|中川優(N/Y inc.)
コミュニケーションディレクター|三浦哲生(五割一分)
企画|祥見知生
青幻舎
http://www.seigensha.com/newbook/2015/03/09150008
51% 五割一分
http://www.5wari1bu.jp/