フランス
「フランス」に関する記事
ニキと日本とのつながりに光を当てる大回顧展|THE NATIONAL ART CENTER, TOKYO
THE NATIONAL ART CENTER, TOKYO|国立新美術館ニキと日本とのつながりに光を当てる大回顧展“射撃絵画”を生み出した女流アーティスト『ニキ・ド・サンファル展』“射撃絵画”や立体作品などで知られる女流アーティスト、ニキ・ド・サンファルの大回顧展『ニキ・ド・サンファル展』が国立新美術館で開催。12月14日(月)まで開かれている。Text by YANAKA Tomomi初期から晩年までの作品150点以上を網羅ニキ・ド・サンファル(ポートレート) 1983年Yoko増田静江コレクション/撮影:黒岩雅志/© 2015 NCAF, All rights reserved.1930年にフランスで生まれ、アメリカで幼少期を過ごしたニキ・ド・サンファル。少女時代はモデルとしても活躍し、雑誌『LIFE(ライフ)』や『VOGUE(ヴォーグ)』などの表紙を飾ってきた。そして、彼女の名を一躍世に知らしめたのが、1961年に発表された「射撃絵画」。絵画と彫刻の両方の要素を兼ね備え、作...
豪華参加陣にも注目! アニエスベーが本名で監督デビュー『わたしの名前は…』|MOVIE
MOVIE|豪華参加陣にも注目! アニエスベーが本名で監督デビュー奇妙なロードムービー『わたしの名前は…』ファッションデザイナーのアニエスベーが、アニエス・トゥルブレという本名で監督デビューを果たした珠玉作。12歳の少女とトラック運転手の奇妙なロードムービー『わたしの名前は…』が、10月31日(土)より渋谷アップリンク、角川シネマ有楽町ほかにて順次ロードショーされる。Text by KUROMIYA Yuzuアニエス自身が監督、脚本、撮影、美術を担当ファッション界で活躍しながら、数々の劇場作品で衣装デザインを手がけるなど、映画にも情熱を注いできたアニエスベーが本名で映画監督に初挑戦。フランス・ボルドー地方付近を舞台に、家を飛び出した少女とトラック運転手をめぐる奇妙なふたりのロードムービーが完成した。主人公の12歳の少女は父親から虐待を受けていた。ある日、学校の遠足で出かけた海辺で偶然停まっていたトラックに乗り込んだ彼女は、スコットランド人のトラック運転手とともに逃避行に出る。フラン...
エスパス ルイ・ヴィトン東京がひとつのインスタレーション空間に|ESPACE LOUIS VUITTON TOKYO
ESPACE LOUIS VUITTON TOKYO|エスパス ルイ・ヴィトン東京エスパス ルイ・ヴィトン東京がひとつのインスタレーション空間に『フランク・ゲーリー/Frank Gehry パリ-フォンダシオン ルイ・ヴィトン 建築展』昨年10月フランスにオープンした現代美術館「フォンダシオン ルイ・ヴィトン」。設計を担当したアメリカ人建築家フランク・ゲーリーが、どのようにして同館を完成に導いたのかを紹介するエキシビション『フランク・ゲーリー/Frank Gehry パリ-フォンダシオン ルイ・ヴィトン 建築展』が、2016年1月31日(日)まで、神宮前のエスパス ルイ・ヴィトン東京で開かれている。Text by YANAKA Tomomi建築界の大御所はどのように現代美術館を完成させていったのか?透明感のあるガラスパネルがランダムに組み合わされた「フランスの深い文化的使命感を象徴する壮大なガラスの船」として、昨年誕生した「フォンダシオン ルイ・ヴィトン」。この独創的な建物を手がけ...
ユニフランス・フィルムズ代表に訊く「フランス映画祭2015」にまつわる5つの話|INTERVIEW
INTERVIEW|ユニフランス・フィルムズ代表、イザベル・ジョルダーノに訊く「フランス映画祭2015」にまつわる5つの話最新のフランス映画がいち早く上映されるとともに、フランスから多くの映画人も来日する「フランス映画祭2015」が今年も華やかに開幕。6月26日(金)から29日(月)にかけて12作品の上映のほか、さまざまなイベントが繰り広げられる。OPENERSでは開幕に先駆けて、映画祭を主催するユニフランス・フィルムズの代表、イザベル・ジョルダーノ氏を直撃。どんな基準で作品を選んでいるのか、今年注目のニューフェイスはだれなのか、映画祭にまつわる5つの話を訊いた。Text by TANAKA Junko (OPENERS)「フランス映画祭2015」の概要を先に読む1. ズバリ、フランス映画の魅力とは?ひとことであらわすなら「ユニーク」ということになるでしょうか。おいしいワインといっしょで定義することは不可能です。映画の制作国別に見ても、フランスほど議論の対象になり、評価され、批判を...
世界一のステーキを求めて食べ歩くドキュメンタリー『ステーキ・レボリューション』|MOVIE
MOVIE|世界一のステーキを求めて世界20カ国を食べ歩く! ドキュメンタリー『ステーキ・レボリューション』 この世で一番おいしいステーキを探すために、世界20カ国、200を超えるステーキハウスをめぐるドキュメンタリー『ステーキ・レボリューション』が上陸。10月17日(土)より、YEBISU GARDEN CINEMA、109シネマズ二子玉川ほかで全国順次公開される。Text by YANAKA Tomomi「パリで最高の精肉店」が決める世界のステーキトップ10肉をただ焼くというシンプルな調理法でありながら、その肉質や手法によりその味を大きく変えるステーキ。“パリ一番の精肉店”の店主を案内人に、究極のステーキを求めて有名、無名のステーキハウスを食べ歩く『ステーキ・レボリューション』が到着した。監督を務めたのは、フランスが誇るシャロレー牛の繁殖農家出身でもあるフランク・リビエラ。本作は彼にとってはじめてのドキュメンタリーとなる。また世界中のステーキを食べ歩く案内人には、「レクスプレ...
フランスの気鋭女性監督ミア・ハンセン=ラヴ最新作『EDEN/エデン』|MOVIE
MOVIE|フランスの気鋭女性監督ミア・ハンセン=ラヴ最新作ひとりのDJの夢と挫折を描く青春ドラマ『EDEN/エデン』1990年代のパリ、エレクトロ・ミュージック・シーンを彗星のごとく駆け抜けたDJの夢と挫折を描く青春音楽映画の決定版『EDEN/エデン』。9月5日(土)より、新宿シネマカリテほかで全国順次ロードショーされる。Text by KUROMIYA Yuzu監督と親交のあるダフト・パンクが「One More Time」などの楽曲を提供1990年代、フランスのダンス・ミュージック・シーンから世界的に広がった、「フレンチ・タッチ」と呼ばれる音楽ムーブメントの軌跡を背景にした本作。主人公のポールが時代の波に乗り、パリの熱いクラブシーンでDJとして掴む成功とやがて味わう挫折、そして恋と友情の20年間を2部構成で描いていく。監督は、世界が注目する新鋭ミア・ハンセン=ラヴ。主人公のモデルは、20年間DJとして活躍し本作の脚本にも参加している8歳年上の実兄スヴェン・ハンセン=ラヴ。劇中を...
「Tablet Hotels」が厳選! いま、パリで泊まるべきホテルTOP 5
特集|再び活気を取り戻しはじめた“花の都”へこだわりを持つトラベラーのための予約サイト「Tablet Hotels」が厳選いま、パリで泊まるべきホテルTOP 5泊まりたいのは、本当に価値あるホテルだけ――。そんなコンセプトを基に、世界中から厳選したユニークで魅力あふれるホテルだけを取り扱う宿泊予約サイト「Tablet Hotels(タブレット ホテルズ)」。2000年の設立以来、ホテルにこだわりを持つトラベラーたちのあいだで人気を博している。パリといえば、花の都、芸術の都、光の街などさまざまな異名でたとえられる街。ここでは独特の感性をもった芸術家たちが、伝統的な建物にメスを入れ、エッジの利いたお洒落スポットに生まれ変わらせてきた。だが、街にも気分の浮き沈みがあるようで、そうしたホットな話題を耳にすることがなくなって久しい。今回Tablet Hotelsが選んでくれたホテルは、パリが再び活気を取り戻しはじめたことを予感させる、とびきりフレッシュな顔ぶればかり。パリを愛して止まないあな...
フランソワ・オゾン最新作『彼は秘密の女ともだち』|MOVIE
MOVIE|自分らしく生きたいと願う“女たち”の物語フランソワ・オゾン最新作『彼は秘密の女ともだち』稀代のストーリーテラーと称えられるフランソワ・オゾン監督待望の最新作。自分らしく生きたいと願う女たちへ贈る人生賛歌『彼は秘密の女ともだち』が8月8日(土)より全国順次ロードショーされる。Text by KUROMIYA Yuzuありのままの自分を受け入れれば人生を心から楽しめる『スイミング・プール』『17歳』をはじめ、珠玉のフィルモグラフィーで圧倒的な才能を見せつけてきたフランソワ・オゾン監督。彼の最新作は、どこにでもいる普通の女性・クレールが特別な女友だちに出会ったことで人生の輝きを取り戻していく物語だ。巧妙に練られたストーリーにくわえ、『8人の女たち』『しあわせの雨傘』などで見せつけてきたオゾン・ワールドが満載。観るものを華やかで心ときめく世界にいざなってくれる。主役のクレールを演じるのは、いま注目の若手女優アナイス・ドゥムースティエ。ダヴィッド/ヴィルジニア役には、フランスを代...
ヴィム・ヴェンダース監督『セバスチャン・サルガド/地球へのラブレター』|MOVIE
MOVIE|“神の眼”をもつ世界的な報道写真家の足跡をたどるドキュメンタリーヴィム・ヴェンダース監督『セバスチャン・サルガド/地球へのラブレター』死や内戦などのテーマを扱ってきた世界的な報道写真家、セバスチャン・サルガドの人生をたどるドキュメンタリー『セバスチャン・サルガド/地球へのラブレター』。これまで名作を数多く送り出してきたヴィム・ヴェンダース監督と、サルガドの息子であるジュリアーノ・リベイロ・サルガド監督が共同で手がけた作品が、8月1日(土)より全国公開される。Text by YANAKA Tomomiふたりの監督がそれぞれの切り口により、希代の写真家を掘り下げる1944年にブラジルに生まれ、“神の眼”ともいわれる奇跡的な構図、そしてモノクロを基調とした荘厳なまでに美しい写真で死や破壊などの“現実”を切り取ってきたセバスチャン・サルガド。報道カメラマンとして、ユージン・スミス賞をはじめ、多くの賞を受賞しているほか、近年では大自然の保全や復元に尽力する環境活動家としても知られ...
グザヴィエ・ボーヴォワ監督によるヒューマンコメディ『チャップリンからの贈りもの』|MOVIE
MOVIE|実際にあったチャップリンの遺体誘拐事件を映画化グザヴィエ・ボーヴォワ監督によるヒューマンコメディ『チャップリンからの贈りもの』チャップリンの遺体が誘拐されるという実際にあった事件をもとに、グザヴィエ・ボーヴォワ監督がユーモアとほろ苦い人間味をくわえたヒューマンドラマ『チャップリンからの贈りもの』。7月18日(土)より、YEBIS GARDEN CINEMA、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開される。Text by YANAKA Tomomiチャップリンの遺族が全面協力1978年にスイスで実際に起きた“チャップリン遺体誘拐事件”が、40年近い歳月を経て映画化された。『神々と男たち』で2010年、カンヌ国際映画祭の審査員特別大賞を受賞した名監督グザヴィエ・ボーヴォワ監督の手で。小悪党だが憎めないエディ役には、コメディアンとしても定評のあるブノワ・ポールヴールド。相棒のオスマン役、ロシュディ・ゼムと息のあった演技を見せている。さらにカトリーヌ・ドヌーヴとマルチェロ・マストロヤン...
コミックから生まれた大ヒット作『ボヴァリー夫人とパン屋』|MOVIE
MOVIE|官能的でユーモラスな大人のためのファンタジーコミックから生まれた大ヒット作『ボヴァリー夫人とパン屋』パン屋を営む男性が自身の妄想と現実を交錯させる、官能的でユーモラスなフランス映画『ボヴァリー夫人とパン屋』が7月11日(土)より、シネスイッチ銀座ほかでロードショーされる。Text by YANAKA Tomomi名優ファブリス・ルキーニ×麗しき新鋭ジェマ・アータートンギュスターヴ・フローベールの最高傑作として知られる『ボヴァリー夫人』の世界を、隣人の美しい妻ジェマ・ボヴァリーと重ねてしまう平凡なパン屋を描いた『ボヴァリー夫人とパン屋』。イギリスの絵本作家、ポージー・シモンズの同名コミックを映画化し、本国フランスで興行成績1位を4週にわたって獲得した話題作が公開される。メガホンを取ったのは、元女優であり、『ドライ・クリーニング』(1997年)がヴェネチア国際映画祭最優秀脚本賞などに輝いたアンヌ・フォンテーヌ監督。ノルマンディーの牧歌的な雰囲気のなか、大人のファンタジーのよ...
「フランス映画祭2015」フランス映画の“いま”をそのまま日本に|MOVIE
MOVIE|団長はセザール賞女優のマニュエル・ドゥヴォス今年も初夏の祭典「フランス映画祭2015」が開幕最新のフランス映画がいち早く上映されるとともに、フランスから多くの映画人も来日する「フランス映画祭2015」が今年も華やかに開幕。6月26日(金)から29日(月)にかけて12作品の上映のほか、さまざまなイベントが繰り広げられる。Text by YANAKA Tomomi「フランス映画祭2015」主催者への貴重なインタビューはこちらからセザール賞を席巻した『ティンブクトゥ(仮題)』も一般公開に先駆け上映日本でその年に上映予定のフランス映画から、上映されない作品までいち早く観ることができる「フランス映画祭2015」。フランスの“いま”がそのまま日本に輸入される、初夏の祭典が今年も幕を上げる。フランスからの豪華ゲストを象徴する今年の団長となるのは、セザール賞主演女優賞に5度のノミネート、2度の受賞に輝く女優のマニュエル・ドゥヴォス。彼女がパリ文学界に衝撃をあたえた実在の女性作家を主演し...
EAT|フランス仕込みのスープで復興支援!|Soup Stock Tokyo
Soup Stock Tokyo|スープストックトーキョーEAT|売り上げは東北大震災で被災した地域の復興支援にフランス仕込みの“チャリティー”スープを期間限定販売!からだを芯から温めてくれるスープは、肌寒い季節に欠かせない黄金メニューだ(もちろん、夏には夏で、のどごしのさわやかさが心地良い冷製スープというものがあるが)。4月2日(月)にスープストックトーキョーから登場する数量限定のスープ「半熟玉子とグリーンピースのフレンチスープ」は、はるばるフランスから届いた“愛情”や“優しさ”という名の隠し味が入ったちょっと特別なスープ。そのスープを口にした人の心を、さらには東日本大震災で被災した人たちの心をも温めてくれる──そんなスープなのだ。Text by TANAKA Junko (OPENERS)Photographs by Smilesきっかけは、一ツ星シェフ松嶋哲介氏の呼びかけではじまったチャリティープロジェクト“日本のために立ち上がったシェフたちの会”と名付けられた「Associ...
EAT|南仏の風を感じるカフェビストロ「カフェ ニース・マタン」が原宿に
EAT|さまざまな文化が集う場所カフェビストロ「カフェ ニース・マタン」が原宿にオープン東京・原宿のフレンチレストラン「 KEISUKE MATSUSHIMA(ケイスケマツシマ)」に併設するスペースが、以前のバースタイルからカフェビストロ「CAFÉ NiCE MATiN(カフェ ニース・マタン)」に姿を変えてオープン。もっと気軽に、コーヒー1杯からニースの風を感じられる場所になった。Text by BUN Risa (OPENERS)都会の喧騒を忘れ、おだやかに過ごす「ニースの朝」フランス・ニースにレストランをオープン後、2006年度のミシュランで外国人シェフとして最年少となる28歳で一ツ星を獲得。以後、10年連続で星を獲得している松嶋啓介氏。今回オープンしたカフェ ニース・マタンは、彼にとって特別な地であるニースの日刊紙『Nice Matin』を店名に据えて、ニースのように、多国籍な人びとが文化の壁を越え、情報を求めて集まる場所になればという思いを込めた。料理は、野菜をたっぷりと...
TRAVEL|まるで空飛ぶスイートルーム! エールフランス航空の新ファーストクラス
AIR FRANCE|エールフランス航空まるで空飛ぶスイートルームエールフランス航空があらたなファーストクラス「ラ・プルミエール」を発表エールフランス航空が、あたらしいファーストクラス「ラ・プルミエール」の客室を発表。スイートルームのような客室は、長距離線運航ボーイングB777-300型の19機に2014年9月から順次導入される。Text by YANAKA Tomomiジョエル・ロブションら有名シェフが手がける料理もエールフランス航空が“フランス流の旅の美学の最高峰を表現する”と意気込むあたらしいファーストクラス「ラ・プルミエール」。フランス語で最良を意味するこの空間には、一流の豪華ホテルでの滞在のようでありながら、個室として自宅でくつろいでいるようなリラックスできるスペースが広がる「ラ・プルミエール」は、飛行機1機につき4室設置。各座席には厚みのあるカーテンとともに、通路側には簡単に出し入れできるパーテーションも設けられ、好みに合わせて完全、もしくは部分的に周囲から独立した空間...