TRAVEL|まるで空飛ぶスイートルーム! エールフランス航空の新ファーストクラス
AIR FRANCE|エールフランス航空
まるで空飛ぶスイートルーム
エールフランス航空があらたなファーストクラス「ラ・プルミエール」を発表
エールフランス航空が、あたらしいファーストクラス「ラ・プルミエール」の客室を発表。スイートルームのような客室は、長距離線運航ボーイングB777-300型の19機に2014年9月から順次導入される。
Text by YANAKA Tomomi
ジョエル・ロブションら有名シェフが手がける料理も
エールフランス航空が“フランス流の旅の美学の最高峰を表現する”と意気込むあたらしいファーストクラス「ラ・プルミエール」。フランス語で最良を意味するこの空間には、一流の豪華ホテルでの滞在のようでありながら、個室として自宅でくつろいでいるようなリラックスできるスペースが広がる
「ラ・プルミエール」は、飛行機1機につき4室設置。各座席には厚みのあるカーテンとともに、通路側には簡単に出し入れできるパーテーションも設けられ、好みに合わせて完全、もしくは部分的に周囲から独立した空間を確保できるという、ユニークかつ大胆なコンセプトをもつ。
スペースは、シートとオットマンからなり、眠たくなれば瞬時に長さ2メートル以上、幅77センチというひろびろとしたベッドに変身。さらに、希望をすれば乗務員が快適な寝心地をもたらすマットレス、ゆったりとした大きな枕と羽毛布団をセットしてくれ、心地よい眠りにつくことも。そして、食事の際にはオットマンを座席にすることで、ゲストを招いての食事なども楽しめるという。
また、フランスならではのエスプリが効いた食事やテーブルウエアにも注目。三ツ星シェフとして名高いジョエル・ロブションや、フランス各地方の豊かな食文化の立役者レジス・マルコン、女性初の三ツ星シェフ、アンヌ-ソフィ・ピックら錚々たるシェフがメニューを考案。デザートはパリの名門菓子店であり、高級ケータリングで知られる「ルノートル」の味を楽しめる。
そして豪華なテーブルウエアは、世界的に活躍するフランス人デザイナー、ジャン-マリー・マソがデザイン。ベルナルド製の繊細な陶器類、クリストフルのカトラリーなど全部で40品目にわたるすべてのデザインを担当し、エレガントで軽やかな世界観を表現した。
またエールフランスでは、このあたらしい「ラ・プルミエール」のコンセプトを披露するイベント『Air France, France is in the air』を上海、ニューヨーク、パリで開催。9月20日(土)、21日(日)にパリで開かれるイベントは一般公開もおこなわれ、アーカイブからの貴重な展示や、あたらしい旅のコンセプトをリアルに、そしてバーチャルに体験できるさまざまな演出を楽しむことができる。
洗練を極め、飛行機での最高の快適さをかたちにした「ラ・プルミエール」。ジェットセッターたちの空のオアシスとなりそうだ。