ニューモデル試乗
「ニューモデル試乗」に関する記事
TOYOTA PRIUS α|トヨタ プリウス α 上級グレード「G」に試乗
TOYOTA PRIUS α|トヨタ プリウス αワゴン版プリウスに試乗(1)トヨタのハイブリッドカー、プリウスに追加されたワゴン版、プリウスα(アルファ)に試乗。小型軽量のリチウムイオン電池搭載モデルもある一方、乗り心地が向上するなど洗練度が上がっているのが印象的だ。文=小川フミオ新開発の軽量・小型リチウムイオン・バッテリーを搭載プリウスαは、「ゆとりの室内空間」(トヨタ自動車)をセリングポイントにしたプリウスの派生車種。2011年5月13日に発売された。1.8リッターガソリンエンジンに電気モーターを組み合わせたトヨタの「THS II」というハイブリッドシステム搭載という点は、従来のプリウスと同様。一方ホイールベースは180mm延長されるとともに、全長で155mm、全幅で30mm、全高で85mm、それぞれ拡大している。さらに2列5座と、3列7座というシートバリエーションが設けられたのも注目点。さらに、新開発の軽量・小型リチウムイオン・バッテリーが搭載された。今回試乗したのは、プリ...
Volkswagen Polo TSI highline | フォルクスワーゲン・ポロ TSI ハイライン | 軽い身のこなしが特徴の新世代モデル
Volkswagen Polo TSI highline|フォルクスワーゲン・ポロ TSI ハイライン軽い身のこなしが特徴の新世代モデル(1)1.2リッターターボエンジンを搭載したフォルクスワーゲン・ポロが、フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンの手で2010年6月10日に発売された。軽いエンジンの恩恵で軽快さが際だった。文=小川フミオ写真=荒川正幸ダウンサイジングが功を奏し、燃費は20km/ℓ新型ポロは「TSIコンフォートライン」(213万円)と、装備が豊富な「TSIハイライン」(243万円)の2本立てで、従来の1.4リッターエンジン搭載モデルはやがてラインナップから消滅する。ポロはゴルフの下に位置するコンパクトハッチバック。新型は2009年10月に1.4リッター自然吸気エンジンを搭載して登場したが、今回は過給器を装着して、最高出力は20psアップの105ps、最大トルクも43Nm増強されて175Nm(17.8kgm)になっている。「これは1.8リッターエンジンに匹敵する性能」と...
Peugeot 508|プジョー 508 試乗
Peugeot 508|プジョー 508日本上陸を果たした新世代フラッグシップに試乗(1)プジョーのニューモデル「508」。ラインナップの頂点に位置し、プジョーが「きわめて重要なモデル」と謳う上級車種だ。日本ではセダンとワゴンが同時発売。試乗しての実力は?文=小川フミオ新世代の顔立ちプジョー508は、これまでの407の後継車に位置づけられる。フローティンググリルと呼ばれる新世代のフロントグリルを特徴とし、1.6リッターターボという小排気量ながらパワフルなダウンサイジングコンセプトのエンジンが採用され、快適性の高さを特長とする。日本ではセダンとSWと名づけられたステーションワゴンが同時発売される。ラインナップは下記のとおり。 セダン 508 Allure(アリュール)|374万円598 Griffe(グリフ)|414万円508 SW Allure|394万円508 SW Griffe|437万円アリュールとグリフ、パワートレインは共通で、最高出力156psの1.6リッターターボエ...
Volvo C30|ボルボC30|あたらしいボルボC30を選ぶ理由(3)
Volvo C30|ボルボC30あたらしいボルボC30を選ぶ理由(3)スペシャルティクーペとは、パーソナルでちょっとスポーティな乗り物。これは欧米の自動車メーカーに一日の長がある。スウェーデンのプレミアムカーメーカー、ボルボも魅力的な2ドアC30を手がけている。日本法人のボルボ・カーズ・ジャパンでは、2010年2月20日よりスタイリングやエンジンラインナップを変更した新型C30を発売する。文=小川フミオ写真=河野淳樹ありあまるほどのパワー感──C30 T5 R-DESIGNT5 R-DESIGNは、ハンドルを握り、アクセルペダルに軽く足をのせた瞬間からスポーティな印象だ。イタリア車のようにカリカリのスポーツということはないが、1500rpmという低回転域から35.6kgmものトルクを出す設定のエンジンによって、踏み込むと力強い加速を感じさせる。エンジンはとりわけ2500rpmからターボが効きはじめるとともに力が強く出る設定で、意識してそこから上の回転を使うような運転をすれば1.4ト...
3台の4ドアスペシャリティを大比較試乗
Audi A7|アウディ A7Mercedes-Benz CLS 350 BlueEFFICIENCY|メルセデス・ベンツ CLS 350 ブルーエフィシエンシーMercedes-Benz CLS 63 AMG|メルセデス・ベンツ CLS 63 AMG3台の4ドアスペシャリティを大比較(1)いわゆる4ドアクーペブームの火つけ役となったと言っても過言ではない「メルセデス・ベンツ CLSクラス」の初代が誕生したのが2005年。2011年2月には2代目、5月にはCLSと直接のライバルと目されるアウディ A7 スポーツバックが日本上陸を果たした。先日、この3台のテストドライブをおこない、当日ドライバーを務めてくれた渡辺敏史氏によるインカーレポートムービーをお伝えしたが、今回はその本編。各モデルの真価とは如何なるものなのだろうか? ぜひムービーとともに参考にしていただきたい。文=渡辺敏史写真=荒川正幸インカーレポートムービーはコチラ!実用性、正装感、走りを融合させた3台Eセグメントはそもそも...
Volkswagen The Beetle 2.0 TSI|フォルクスワーゲン ザ ビートル 2.0 TSI 試乗
Volkswagen The Beetle 2.0 TSI|フォルクスワーゲン ザ ビートル 2.0 TSI注目の3代目ビートルに試乗!(1)フォルクスワーゲンは2011年7月、「The Beetle」と名づけたニュービートルの後継モデルを欧州で発売した。スポーティさが強調された新型にベルリンにて試乗。日本での発売は来春予定。青木禎之氏による国内試乗記はこちら文=小川フミオ原点回帰のすえ、完成したあたらしいオリジナル「iPhoneやライカM9をもう一度デザインしなおすとしたら? その明確なこたえがここにあります」とフォルクスワーゲンが自信満々に語る新型。フォルクスワーゲンのデザインダイレクター ワルター・デ・シルバの言葉に「あらたなオリジナルをつくる」とあるように、原点回帰してコンセプトメーキングしたのが特徴、とされる。ザ ビートルのプラットフォームは現行のゴルフと共用。開発チームの仕事は、ニュービートルにあったオモチャっぽさを排し、スタイリングでも操縦性でも、現代の第一線で通用す...
RENAULT MEGANE RENAULT SPORT|ルノー メガーヌ ルノー スポール 試乗インプレッション
RENAULT MEGANE RENAULT SPORT|ルノー メガーヌ ルノー スポールルノーが具現した、ファン・トゥ・ドライブへの証(1)スポーツカー顔負けのパフォーマンスを誇る新型メガーヌ ルノー・スポール。400万円を切る戦略的な価格で登場した同車の試乗インプレッションをお送りする。文=小川フミオ写真=清水博孝ライバル車は、ゴルフR、ケイマンルノージャポンの手で2010年2月10日から発売される新型メガーヌ ルノー・スポール(385万円)。へたなスポーツカー顔負けの走行性能をもっている。フランスのスポーツカー?などと食わず嫌いは損をする。弾けるような楽しさは、ドイツ車好きにも一度味わってもらいたいと思うほどだ。 新型メガーヌ ルノー・スポール(以下メガーヌRS)の特徴をひとことで説明すると、なにからなにまで特別製となる。シャシー、エンジン、さらに内装にいたるまで、専用パーツで構成されている。かつ、細部にわたって凝ったつくりをもつにもかかわらず、400万円を切る価格。...
Volkswagen Golf Touran|フォルクスワーゲン ゴルフ トゥーラン 試乗インプレッション
Volkswagen Golf Touran|フォルクスワーゲン ゴルフ トゥーランフェイスリフトした、新型ミニバン(1)ゴルフベースのミニバンとして定評ある「トゥーラン」がフェイスリフトを受けた。洗練されたデザイン、高い実用性が図られ、新型として生まれ変わった同車にジャーナリスト 小川フミオが試乗した。文=小川フミオ広々としたスペースを確保し、機能性の高いデザインをもつ内装フォルクスワーゲン ゴルフ トゥーラン(以下トゥーラン)は、3列7人乗りのミニバン。1.4リッターツインチャージャーエンジンにツインクラッチの7段DSGトランスミッションを搭載した前輪駆動だ。今回はゴルフファミリーに準じたフェイスリフトを受け、フロントマスクは精悍さが増した。トゥーラン(293万円)のボディサイズは、全長4,405(ゴルフ+195)×全幅1,790(ゴルフと同寸)×全高1,670(同+185)mmとなる。2,675mmのホイールベースはゴルフおよびゴルフバリアントより100mm長い。それが広い室...
Volkswagen Polo GTI Impression | フォルクスワーゲン ポロ GTI
Volkswagen Polo GTI|フォルクスワーゲン ポロ GTIファン待望、3代目ポロGTIの真価(1)この5月にフランクフルトからニュルブルクリンクのあいだで開催されたフォルクスワーゲン ポロ GTIの試乗会に島下泰久氏が参加。新世代のホットハッチ、その真価やいかに。文=島下泰久写真=フォルクスワーゲン グループ ジャパン日本人の嗜好にはまったポロGTIポロGTIにとって日本は、非常にプライオリティの高い市場なのだという。ヨーロッパでは、このサイズの高価格・高性能車がニッチな存在に過ぎないことも事実だが、それ以上にいえるのは、ポロGTIのサイズ、パフォーマンス、そしてブランド性といったさまざまな要素が日本のユーザーの嗜好にピタリとハマったということだろう。高い人気が世界販売のなかでのシェアを押し上げているのだ。昨秋より日本導入が開始した新型ポロに追加された、GTIとしては3世代目となる新型の試乗の舞台は、ドイツ・フランクフルト空港からニュルブルクリンクサーキットまでのアウ...
VolkswagenGolf GTI | フォルクスワーゲン・ゴルフGTI(前編)|最新テクノロジーをまとった元祖ホットハッチ
Volkswagen Golf GTI|フォルクスワーゲン・ゴルフGTI(前編)最新テクノロジーをまとった元祖ホットハッチ今年4月にデビューした6代目ゴルフに、待望のGTIが追加された。元祖ホットハッチの最新型は、多様な電子デバイスによって運動性能と環境適合性を両立させた、新世代のホットハッチともいうべきモデルだ。文=渡辺敏史写真=フォルクスワーゲン・グループ・ジャパン多様な電子デバイスの採用アウトバーンでポルシェに食らいつく2ボックスのコンパクトカー。誕生から33年にならんとするゴルフGTIの「伝説」はそんなところからはじまった。世界でもっとも有名な大衆車といっても過言ではないビートルの後を受け継ぐゴルフに、天才と呼ぶにふさわしいデザイナーであるジウジアーロが与えたエッセンスは究極ともいえる合理性。そんなクルマにハイパワーなエンジンを与えてスポーツカーに比肩するポテンシャルを目指す。GTIの開発は当初、フォルクスワーゲンの社内でもキワモノ的な扱いで好き者ばかりが寄ってたかるという...
RANGEROVER EVOQUE|ブランニューレンジローバーに早速試乗!
RANGEROVER EVOQUE|レンジローバー イヴォークこれまで培ってきた歴史を刷新する!“サスティナブルオフローダー”イヴォークに早速試乗(1)2010年のパリサロンでデビューしたレンジローバー発のコンパクトSUV「イヴォーク」。3ドア、5ドアの2タイプを用意し、エンジンのラインナップも豊富。内外装もこれまでレンジローバーが培ってきた歴史を刷新するかのようなスタイリッシュなデザインになっている。そんな衆目を集める同車に、英国・リバプールにてジャーナリスト 河村康彦が試乗した。最新のレンジローバー イヴォーク国内試乗記はこちら文=河村康彦写真=ジャガー・ランドローバー・ジャパン尋常ならざる背の低さオフローダーならではのスクエア基調で背の高いボディに、いかにも機能性の高さが最優先されたかのようなデザインのインテリア──『レンジローバー』というブランドの響きに、そんなモデルの姿をイメージするひとは少なくないだろう。モデルチェンジのスパンが押しなべて長いという特徴もあり、いかにも“...
JEEP GRAND CHEROKEE|ジープ グランドチェロキー 新型の試乗インプレッション
JEEP GRAND CHEROKEE|ジープ グランドチェロキー時代に応じた、精悍なオフロード4WD新型グランドチェロキーは、スタイリッシュな外観と、上質な作り、オフロード性能を売り物にしている。欧州のSUVとはまたちがう、独特の乗り味は、いちど体験してもいいかもしれない。市街地でもしっくりくる、クーペライクな外観も魅力的だ。文=小川フミオ新世代のV6エンジンに一本化クライスラー日本が2010年3月12日に発売開始する新型グランドチェロキー。新開発V6エンジンを搭載し、オフロードで高い走破能力を発揮する4輪駆動システム「クォドラトラックII」、走行状況に応じて5つのドライブモードが選べる「セレクテレイン」システムなど、機能的な装備も豊富だ。上級車種のラレードにはエアサスペンションも備わり、路面状況によって車高を調節できる。新型グランドチェロキーで注目に値するのは、時流にのったダウンサイジングコンセプトが採用されたことだ。日本で売られるモデルのパワーユニットは新開発の3.6リッター...
VOLVO S60|ボルボ S60 試乗インプレッション
VOLVO S60|ボルボ S60あたらしい安全機能を備えた、スタイリッシュなクーペセダン(1)ボルボのスタイリッシュな4ドアクーペは、安全性と運動性能でも秀でている。文=小川フミオ写真=荒川正幸より機敏な操縦感覚に新型ボルボS60は、個性的なスタイルにくわえ、ヒューマンセイフティなる画期的な安全装置と、ドライブの楽しさが印象に残るモデルだ。さらに今回は、1.6リッターターボエンジン搭載モデルも登場。環境負荷の少ないダウンサイジングコンセプトも注目に値する。こんなクルマを通勤に使ったら、毎日が楽しくなりそうだ。ボルボ・カーズ・ジャパンが2010年3月5日より発売する新型S60。10年ぶりのモデルチェンジとなる。スタイリッシュなクーペセダン。いまでこそ拡大しつつあるマーケットだが、先鞭をつけたのは先代S60。流麗なルーフラインという特長を、新型も受け継いでいる。さらに新型はよりアグレッシブな印象が強い。モデルラインナップは3つ。・S60 DRIVe(1.6リッターターボ/前輪駆動)|...
Volkswagen Sharan|フォルクスワーゲン シャラン 試乗インプレッション
Volkswagen Sharan|フォルクスワーゲン シャラン操縦して楽しいパワフルなミニバン(1)日本に上質なミニバンを、とフォルクスワーゲンがシャランを発売。ターゲットはファミリーを中心としているが、多趣味なひとにも最適な実用性溢れる一台だ。文=小川フミオ充実した装備が魅力のハイラインフォルクスワーゲン シャランは、7人乗りのシートに、左右スライドドアを備えたミニバン。4,855mmの全長をもつ大型ボディだが、エンジンは効率のよい1.4リッターターボ。これが予想外によく走る。ターゲットはファミリー層がメインになるが、サーフボードを運ぶのにも便利だし、多趣味で豊かな大人には適した1台かもしれない。「日本の乗用車市場の3割を占めるミニバンは日本独自のプロダクト。外国にはあまり製品がないが、高品質で、かつ操縦して楽しいミニバンを求める国内ユーザーは多いはず。そのひとたちに、シャランのよさを味わっていただきたい。先だって発売されたゴルフ トゥーランとともに、ミニバンを日本戦略の大きな...
RENAULT LUTECIA RENAULT SPORT|ルノー ルーテシア ルノー スポール 試乗
RENAULT LUTECIA RENAULT SPORT|ルノー ルーテシア ルノー スポール“RSの名を冠した、スポーティコンパクトハック300万円を切るという魅力的な価格をもつ、痛快な操縦性能のルーテシア・ルノースポールにジャーナリスト 小川フミオが試乗した。文=小川フミオ写真=清水博孝ルーテシアベースのスポーティモデルルーテシア ルノー・スポール(以下ルーテシアRS)は、全長4メートルの小柄なハッチバックをベースに、スポーティなチューンがほどこされたモデル。202psの自然吸気エンジンに、6段MTが組み合わされている。299万円という手頃な価格とあいまって、運転が楽しいクルマを1台、というひとは、真剣に検討してもいいモデルだろう。ルーテシアRSは、幅広い層に向けたハッチバック、ルーテシアをベースに開発されたスポーツモデル。シャシー、サスペンション、エンジン、そして外観と内装に手が入れられている。2010年初夏より日本で販売され、クルマ好きに好評を博してきた。いまルノーでは、...