Volkswagen Golf | フォルクスワーゲン・ゴルフ(前編)
Volkswagen Golf|フォルクスワーゲン・ゴルフ(前編)
「いいなあ!」と感心する
1974年のデビュー以来、つねにベストセラーとして世界中のカーメーカーの指標となってきたゴルフ。このたび登場したその6代目にさっそく試乗した。
文=小川フミオ写真=荒川正幸
ドライバーとクルマの一体感が気持ちいい
そう思ったのが、2009年4月9日に日本発売が開始された新型フォルクスワーゲン・ゴルフに乗ったとき。1974年に初代が本国で発表され、今回で6代目になるのだが、その間に2600万台も売ったのだそうだ。
ゴルフで感心するのは、初代から6代目まで「大人5人が乗れるハッチバック車」というコンセプトが不変だったこと。途中、惰性でつくっているんじゃないの? と突っ込みたくなるような、わりと凡庸な出来のモデルもあったが、先代の5代目からゴルフは大きく進化。ゴルフってやっぱりいいかも、と思っていたところに、このモデルチェンジ。6代目、乗ると「いいなあ!」と感心する出来だ。
6代目ゴルフについておさらい。2つのモデルでラインナップは構成される
ハイライン(312万円)は、1.4リッター4気筒にスーパーチャージャーとターボチャージャーを装着して160馬力
コンフォートライン(275万円)はおなじ1.4リッター4気筒にターボチャージャーのみ装着で122ps
トランスミッションはフォルクスワーゲン自慢の、ふたつのクラッチを使うDSGで、今回は7速に。これはハイライン、コンフォートラインともに共通。4ドアボディ、右ハンドルも共通だ。
6代目ゴルフで気に入った点を書けば、ずばり、クルマとして楽しいこと。
ステアリングは正確だし、軽快感がいっそう増している。ハンドルをすっと切ると、行きたい方向へクルマがすっと動く。ドライバーとクルマの一体感が気持ちよい。ボディの動きは軽やかで、運転好きなひとも高得点をつけるだろう。
フォルクスワーゲン カスタマーセンター
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