連載
「連載」に関する記事

連載|あなたのクルマ見せてください
第10回|欧州篇 ファブリツィオ・カスプリーニ氏×プジョー407SWイタリアとスイスの“普通のクルマ好き”を尋ね、彼の地の人びとのクルマにたいする考え方、ライフスタイルを垣間見る、あなたのクルマ見せてください欧州特別篇。最終回は、趣味である古代ローマの武具・馬具収集を通じて、ユニークな視点からクルマを語る、イタリアの眼科医に登場していただいた。第9回|欧州篇 レナート・ベルガミン氏×アウディA3スポーツバックイタリアとスイスの“普通のクルマ好き”をたずねる「あなたのクルマ見せてください 欧州特別篇」第2回は、スイスで彫刻家の研究・著述をおこなうレナート氏を訪問。彼がライフスタイルから導き出した、クルマにたいするかんがえかた、そして強いこだわりをうかがった。第8回|欧州篇 アレッサンドロ・バレストリーニ氏×クーペ フィアット16V「あなたのクルマ見せてください 欧州特別篇」では、イタリアとスイスの“普通のクルマ好き”をたずねた。人びとの自動車にたいする文化、歴史、もちろ...

あなたのクルマ 見せてください 第1回 田中知之(FPM)× アストンマーティンDB7
第1回 田中知之(FPM)× アストンマーティンDB7(1)王道感とマイナー感のバランスが魅力独自の世界観で、街をおもしろく変えていくクリエーター。彼らは、モノをチョイスするとき、何を考え、どういう基準で選んでいるのか? そして、どんな愛着をもって接しているのか? クルマ好きのクリエーターのみなさんに、クルマのあるライフスタイルの魅力を語っていただく新連載。第1回は、FPM田中知之氏。愛車を選んだ理由や気に入っている部分、つぎに狙っている1台を語ってもらった。文=松尾大写真= JAMANDFIX最初のクルマはイエローのBMW昔からクルマは好きで、ガソリンスタンドでアルバイトをしていたくらいだったという田中さん。現在の愛車であるアストンマーティンDB7を手に入れるまで、どのようなクルマ遍歴があったのだろう。「憧れたクルマはあったけど、お金がなかったから、じつはそんなにいろいろは乗っていません。日本車を何台か乗り継いで、はじめて手に入れた輸入車がE21型BMW318i。初代の318iで...

あなたのクルマ 見せてください 第2回 木村英智 × フェラーリ モンディアルTカブリオレ
第2回 木村英智 × フェラーリ モンディアルTカブリオレ運命的な出会いクリエイターは、どういう基準でクルマを選び、どんな愛着をもって接しているのか? また、現在にいたるまでどんなクルマと出会ってきたのか? クルマ好きのクリエイターのみなさんに、クルマのあるライフスタイルの魅力を語っていただく企画の第2回は、アートアクアリウムプロデューサーの木村英智氏。クルマ遍歴から、運命的なフェラーリとの出逢いまでを語っていただいた。Text by MATSUO DaiPhotos by JAMANDFIX高校を卒業してすぐ、サーブ9000からはじまったスーパーカーブームの末期に少年時代を迎えた木村さんのクルマ選びはどんなところからはじまったのだろうか。「クルマにかぎらず、小さいころから輪っかのついているものが好きで、小学生のときは自転車、高校に入ると本格的なツナギを着てバイクに乗っていました。いわゆる走り屋でしたね。高校を卒業してからは4輪に変えました。最初に手に入れたのがサーブ9000でした...

あなたのクルマ 見せてください 第4回 谷口勝彦 × ジャガー XJ6
第4回 谷口勝彦 × ジャガー XJ6機械とオトコのモノガタリOPENERSブログでもおなじみの、バーニーズ ジャパン クリエイティブディレクター、谷口勝彦氏は、大のクルマ好きだ。しかも、みずからの手でクルマの不調箇所をなおし、手をかけ、コツをつかむ……という、機械との対話を少年のように楽しんでいる。現在の愛車はジャガー「XJ6」。なかでも、谷口氏が乗る「シリーズ1」は、1968年から72年までのあいだ、職人が手づくりでうみだしていた、「XJ6」の初代モデル。谷口氏はなぜこのモデルに乗るのか。そして谷口氏のクルマ観とはどんなものなのか。Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)Photographs by JAMANDFIX & Alfa Romeo& TANIGUCHI Katsuhiko語りたいことはいっぱいある!これまだ4万kmくらいしか走ってないんですよ! 12月のなかばに来たばっかりだから。でもミッションからオイルが漏れてるから、リビ...

あなたのクルマ 見せてください 第5回 安東弘樹 × ポルシェ 911 カレラ 4S
第5回 安東弘樹 × ポルシェ 911 カレラ4Sクルマは操る楽しみを与えてくれるものクルマのこととなると、時が経つのも忘れてしまう。19歳で免許を取得してからこれまで、30台以上ものクルマに乗りついでいるという、TBSアナウンサーの安東弘樹氏。現在の愛車は、ポルシェ「911 カレラ4S」を含めて3台。これまでのクルマ遍歴の中で必ず1台はマニュアルトランスミッション(MT)を所有してきた安東氏にとって、クルマとは歴史や背景といった文学的魅力ではなく、操る楽しみを与えてくれるもののようだ。Text & Photographs by KONDOH Hiroyuki取材協力=Porsche Cafe Aoyama(Tel. 03-5414-6170)僕の指定席は、バスの運転手の真後ろ覚えているかぎり、3歳の時にはもうクルマが好きで。ミニカーしか欲しがらない子供でした。物心ついたときは、バスの運転手さんの真後ろが僕の指定席でした。当時はダブルクラッチだったり、「なるほど、こうやって...

あなたのクルマ見せてください|岡部哲也 × ジープ グランドチェロキー
第6回 岡部哲也 × ジープ グランドチェロキー自分のおもいに近づく走りが出来るクルマ日本アルペンスキー界最大のスーパースターとして知られる岡部哲也氏。日本人ではじめてFIS ワールドカップの表彰台に上がり、3度のオリンピック出場を果たした活躍は、いまも記憶に残り、世界を目指すスキーヤーの憧れになっている。現在はTV解説やコメンテーターとして活動する傍ら、スキースクールを主宰し後進を育成、ジープのアンバサダーも務める。世界を舞台に戦った岡部氏に、現在の愛車である「ジープ グランドチェロキー リミテッド」と、自らのクルマとの関わりを語って頂いた。 Text by SAKURAI KenichiPhotographs by TSUKAHARA Takaakiジープのアンバサダー岡部哲也氏スキーのFISワールドカップにおいて日本人ではじめて表彰台に立ち、現在まで日本人最高位となる2位に入賞。カルガリー、アルベールビル、そしてリレハンメルと、3度のオリンピック出場を果たした輝かしい経歴を持...

あなたのクルマ 見せてください 第7回 檜井保孝 × アバルト
第7回 檜井保孝 × アバルト 595 コンペティツィオーネこれが“アバルトマジック”レーシングドライバーの檜井保孝(ひのいやすたか)選手は、昨シーズン、アバルト「595 コンペティツィオーネ」を愛車とし、日本中のサーキットを駆け回った。1988年にFJ1600でデビューして以来、英国F3、全日本F3000(現在のスーパーフォーミュラ)、そしてSUPER GTを舞台にモータースポーツシーン活躍してきた彼が、日常のアシとしてアバルトを選んだ訳とは。その魅力に迫った。 Text by TAKEDA Hiromiレーシングドライバーが乗る日常のクルマクルマにうるさいであろう現役のレーシングドライバーは、日頃どんなクルマに乗っているのか? それは、クルマ好きならば誰しも気になるところ。そんな好奇心を満たすべく、今回は一人のベテランレーサーに、「あなたのクルマ」を見せていただくことにしよう。レーシングドライバーの名は、檜井保孝(ひのいやすたか)選手。1988年にFJ1600でデビューののち、...

あなたのクルマ 見せてください 第10回 特別欧州篇
第10回 特別欧州篇 ファブリツィオ・カスプリーニ氏×プジョー407SW古代ローマ人とトヨタの意外な関係イタリアとスイスの“普通のクルマ好き”を尋ね、彼の地の人びとのクルマにたいする考え方、ライフスタイルを垣間見る、あなたのクルマ見せてください欧州特別篇。最終回は、趣味である古代ローマの武具・馬具収集を通じて、ユニークな視点からクルマを語る、イタリアの眼科医に登場していただいた。Text & Photographs by Akio Lorenzo OYA1970年代におけるイタリア家庭のクルマ事情イタリアの古都シエナ。ファブリツィオ・カスプリーニ氏は眼科開業医である。普段はプジョー「407SW」で、3拠点あるクリニックを忙しくまわっている。医師の話す車歴は、そのまま往年のイタリア中産階級の生活を物語る。自邸は総面積1ヘクタールに及び、庭にはオリーブやワイン用ブドウ畑も広がる。趣味はイタリア人の祖先である古代エトルリア&ローマ時代の武具収集で、邸内の一角に修復室やミニ...

NISSAN GT-R Spec V|日産 GT-R スペックV|LONG TERM TEST 第5回 02
NISSAN GT-R Spec V|日産 GT-R スペックV 第5回はじめてのサーキット 02走るためのマシン──クルマというよりマシンという印象ですね。担当B その通りです。人間の身体能力を拡張する、ガンダムのようなクルマです。だからSpec Vを操る者は、“ドライバー”というよりは“オペレーター”と言うほうがしっくりくるでしょうね。サーキットでは速度レンジがきわめて高いうえに、加速、減速、そして左右へのGが異常に強いから、Spec V本来の力を引き出すには人間にも相当のスキルが必要とされる。その意味でSpec Vは乗るひとを選ぶクルマだと思います。担当A 車体が大きく重量があるにもかかわらず、それをまったく感じさせないです。つまり本来の物理的な法則にも収まらないクルマなんです。世界的に見てもこれほどまでに刺激の強いクルマはほかにはないでしょう。──ちなみにSpec Vのライバル車としてしばしば挙げられるのがポルシェ911ターボですが、両者のちがいは?担当B 911ターボは...

番外編|エコカー3モデル乗りくらべ新潟ツアー 前篇
TOYOTA PRIUS G Touring Mercedes-Benz E 350 BlueTEC AVANGARDEVolkswagen Golf TSI Trendline番外編|エコカー3モデル乗りくらべ新潟ツアー 前篇(1)今回の長期リポートは番外編。リポート2号車のプリウスと、3号車のE 350 ブルーテック アバンギャルド、そして直噴エンジンとダウンサイジング・コンセプトにより低燃費を実現した話題のフォルクスワーゲン ゴルフ TSI トレンドラインの3台を乗り比べました。目指すは新潟の荻ノ島。今なお茅葺きの住居が残る集落です。昔ながらの暮らしを残す荻ノ島へ、アプローチの異なる3台の最新エコカーで、いざ出発。文=オウプナーズ写真=荒川正幸今回のツアーはエコカーの三つ巴戦エコカーといっても、まったくちがうアプローチをしている3台。トヨタ プリウス(以下プリウス)は1997年のデビューから進化しつづけるハイブリッドカー、いっぽうヨーロッパでは熱効率がよく環境コンシャスである...

トヨタ・プリウス|TOYOTA PRIUS 第4回
TOYOTA PRIUS|トヨタ・プリウス 第4回ダンパーからオイル漏れ?OPENERS編集部の長期リポート2号車である、トヨタ プリウスのその後を久びさにリポート。先日の定期点検のさいに珍しいトラブルが見つかったため、ピットに入ることになった。文=OPENERS写真=鈴木 勝走っていても気づかない 日ごろからお世話になっている東京トヨタ自動車江戸川店で点検してもらったところ、非常に珍しい不具合が見つかったとの連絡があった。右フロントサスペンションのダンパーからオイルが漏れているというのだ。運転していてもまったく気がつかなったし、そもそも長期リポート車として導入以来、まだ2万3,000km程度しか走っていないのに、そんなことがあるのだろうか。ということで、修理の現場を見せてもらうことにした。さっそく、ピットでダンパーの交換作業を見せてもらうこと。まずはタイヤをはずし、ダンパーの状態を見せてもらったが、ライトを当ててのぞきき込んでも、正直どこからオイルが漏れているのかわからない...

TOYOTA PRIUS|トヨタ・プリウス 第5回
TOYOTA PRIUS|トヨタ・プリウス 第5回プリウスαと乗りくらべた(1)長期リポート2号車としてトヨタ プリウスを導入しているOPENERS編集部にとって気になる1台がある。今年5月に発売がはじまり、1カ月で5万2000台と月販目標3000台にたいして約17倍という受注をうけ、納車まで1年近くを要するというワゴン版プリウス、プリウスαだ。はたしてその実力はどうなのか? 2号車と比較試乗した。文=OPENERS写真=五十嵐 隆裕2号車は快調まずは、2号車の現状をお伝えすると、前回ダンパーの交換をおこなって以来、トラブルらしいトラブルがない。現状で2万7000kmあまりの走行を終えているが、相変わらず燃費はいい。エアコンを使いはじめたので、18km/ ℓ台まで落ちることはあるが、おおよそ19~20 km/ ℓ台をキープしている。導入からすでに2年を経過したが、不満といえば大人数を乗せたときの室内空間の物足りなさくらいのものだ。たとえば、リアにチャイルドシートを取り付けて子どもを...

NISSAN LEAF|日産 リーフ 第1回
NISSAN LEAF|日産 リーフ日産リーフを導入! 第1回3.11以降、活発な議論が交わされているエネルギー問題。原発事故の問題はもちろんのこと、石油の枯渇、CO2排出、発送電の分離、スマートグリッド……あらゆる問題と深くかかわっているのが自動車である。そして、今後のクルマのあり方をうらなう一台として、OPENERSが注目したのが日産から発売されたEV(電気自動車)リーフだ。リーフのある生活は、あたらしい時代のクルマ像をどのように示すのか? その深淵にせまるべく、OPENERSでは長期リポート車の4号車として導入した。文=松尾 大写真=JAMANDFIX 齋藤誠一(人物)4号車日産 リーフ XNISSAN LEAF X第1回導入時期 10月4日SNV(ソーシャル・ネットワーク・ビークル)の時代がやってきた2010年末に市場導入された日産リーフが、OPENERS編集部のもとにやってきた。10月から来年2月末までの5ヶ月間にわたって、その実力、使い勝手をリポートすることになる。18...

男性美容研究家・藤村岳が指南「フレグランスの楽しみ方」トークショー開催|Paul Stuart
Paul Stuart|ポール・スチュアート“コロン・トワレ・オード パルファン”のちがいを知っていますか?男性美容研究家・藤村岳が指南「フレグランスの楽しみ方」トークショー開催スキンケアやヘアケアはもとより、ヒゲ剃りなど男性の身だしなみの基本のからスペシャルケアまで、ファッション誌やウェブ媒体でわかりやすく解説する男性美容研究家・藤村岳氏が、4月25日(土)に東武百貨店池袋本店5階 5番地「ポール・スチュアートショップ」でトークショーを開催する。Text by KAJII Makoto (OPENERS)「Paul Stuart」の香りで解説するメンズフレグランスの世界メンズコスメのエキスパートにして、フレグランスにも詳しい藤村岳氏が、これからのシーズン不可欠になる“香り”をレクチャー。香りといってもデオドラント(体臭対策)ではなく、おしゃれのための香水使いを指南する。トークショーはまず男性の香りに対する社会的遍歴にはじまり、“コロン・トワレ・オード パルファン”の賦香率(ふこう...

NISSAN LEAF|日産 リーフ 第2回
NISSAN LEAF|日産 リーフ日産リーフを導入! 第2回FISCOにはたどり着けなかった…3.11以降、活発な議論が交わされているエネルギー問題。原発事故の問題はもちろんのこと、石油の枯渇、CO2排出、発送電の分離、スマートグリッド……あらゆる問題と深くかかわっているのが自動車である。そして、今後のクルマのあり方をうらなう一台として、OPENERSが注目したのが日産から発売されたEV(電気自動車)リーフだ。リーフのある生活は、あたらしい時代のクルマ像をどのように示すのか? その深淵にせまるべく、OPENERSでは長期リポート車の4号車として導入した。Text by MATSUO DaiPhotos by JAMANDFIX SAITO Seiichi理論的には問題ない先日、OPENERSで紹介したAUDI twincup。富士スピードウェイで開催されたこのイベントの取材に向かうにあたり、長期リポート車として導入した、日産リーフを使うことになった。ただし、この計画を実行するには...