MOVIE|罪を背負った男女の悲劇的な愛の物語『セインツ -約束の果て-』

MOVIE|罪を背負った男女の悲劇的な愛の物語『セインツ -約束の果て-』

MOVIE|現代版『俺たちに明日はない』罪を背負った男女の悲劇的な愛の物語『セインツ -約束の果て-』荒涼としたテキサスの大地に生きる男女の罪を壮大な映像美で綴った悲劇的な愛の物語。『セインツ -約束の果て-』が、3月29日(土)よりシネマート新宿ほかにて全国順次ロードショーされる。Text by KUROMIYA Yuzu数々の映画賞を受賞した傑作が満を持して日本公開現代版『俺たちに明日はない』との呼び声高い本作。衝撃的な銃撃シーンの末に幕を閉じた、実在の銀行強盗ボニー・パーカーとクライド・バロウを元にした物語だが、もしあの二人に明日があったら、子供がいたら、きっとこんな生き方をしていたかもしれないと心揺さぶられるストーリーとなっている。監督は、2013年のバラエティ誌で「注目監督10人」の一人に選出された気鋭の若手、デヴィッド・ロウリー。本作が長編2作目となる彼は、「『俺たちに明日はない』(1967年)などの映画で描かれているような、かつてのアメリカ社会の悲劇的結末を踏襲しなが...
MOVIE|両脚を失った女性の再生と希望を描く『君と歩く世界』

MOVIE|両脚を失った女性の再生と希望を描く『君と歩く世界』

MOVIE|オスカー女優マリオン・コティヤールと名匠ジャック・オディアールがタッグ両脚を失った女性の再生と希望を描く『君と歩く世界』フランス人女優として49年ぶり2度目のオスカーを手にしたマリオン・コティヤールと、現代のフランスを代表する名匠ジャック・オディアール監督がタッグを組んだ『君と歩く世界』が4月6日(土)から新宿ピカデリーほかで公開される。Text by YANAKA Tomomi昨年のロンドン映画祭では最優秀作品賞を受賞両脚をなくして絶望に沈む女性が、不器用な男との出会いにより生きる喜びを呼び覚まし、自らの意思で未来へ踏み出そうとする再生と希望の物語『君と歩く世界』。昨年のロンドン映画祭最優秀作品賞を受賞した話題作がいよいよ日本でもロードショーされる。過酷なハンディキャップをもつ難役中の難役に挑んだのは、『エディット・ピアフ~愛の賛歌~』でアカデミー賞主演女優賞を受賞し、最近では『ミッドナイト・イン・パリ』や『ダークナイト ライジング』といったヒット作にも出演、いま国際...
MOVIE|ホン・カウ監督によるヒューマンドラマ『追憶と、踊りながら』

MOVIE|ホン・カウ監督によるヒューマンドラマ『追憶と、踊りながら』

MOVIE|ベン・ウィショーが同性の恋人とその母の間で揺れる青年を静かに熱演ホン・カウ監督によるヒューマンドラマ『追憶と、踊りながら』イギリス人の人気俳優ベン・ウィショー演じるゲイの青年と中国人の初老女性との心の交流を描くヒューマンドラマ『追憶と、踊りながら』。5月23日(土)より、新宿武蔵野館、シネマ・ジャック&ベティほかで全国順次公開される。Text by YANAKA Tomomi英国期待の若手ホン・カウ監督の長編デビュー作『007 スカイフォール』や『クラウド・アトラス』などで存在感のある演技を見せ、近年大きな注目を集めるベン・ウィショー。彼を主演に迎え、等身大の魅力を感じさせる『追憶と、踊りながら』が日本にも到着した。監督・脚本を務めるのは、英国期待の若手ホン・カウ監督。自身の母親への想いを重ね合わせたという長編デビュー作は、繊細でエモーショナルな演出が光る。また、デビュー作としては異例のオープニング作品に選ばれたサンダンス映画祭では見事、撮影賞を受賞した。出演は、ベン・...
MOVIE|過去・現在・未来にまたがる6つの時代を描く一大叙事詩『クラウド・アトラス』

MOVIE|過去・現在・未来にまたがる6つの時代を描く一大叙事詩『クラウド・アトラス』

MOVIE|過去・現在・未来にまたがる6つの時代を描く一大叙事詩魂でつながった数奇な運命を生きる『クラウド・アトラス』19世紀から24世紀まで、異なる6つの時代に生きるひとびとの姿を描いた壮大なスペクタクルムービー『クラウド・アトラス』が、3月15日(金)から新宿ピカデリーほかで全国ロードショーされる。Text by YANAKA Tomomiトム・ハンクスら豪華出演陣が、「同じ魂」をもつ複数の人物を熱演過去から未来へ、同じ魂をもつ複数の人物を名優トム・ハンクスらが演じ、ヒューマンドラマ、近未来SF、アクション、ミステリー、ラブストーリーがひとつの物語のなかで描かれた一大叙事詩『クラウド・アトラス』。気鋭の新進作家、デイヴィッド・ミッチェルのベストセラー小説を映画化したのは、『マトリックス』で映画のあたらしい世界を切り開いたウォシャウスキー姉弟と『ラン・ローラン・ラン』のトム・ティクバという豪華な3人の監督だ。さらに、俳優陣も演技派スターが勢ぞろい。2度のアカデミー賞に輝く名優トム...
MOVIE|ウディ・アレンの“魔法”で描かれるロマンティック・コメディ

MOVIE|ウディ・アレンの“魔法”で描かれるロマンティック・コメディ

MOVIE|ウディ・アレンの“魔法”で描かれるロマンティック・コメディコリン・ファース&エマ・ストーン主演『マジック・イン・ムーンライト』名匠ウディ・アレン監督がコリン・ファースとエマ・ストーンを主演に迎えたロマンティック・コメディ『マジック・イン・ムーンライト』。4月11日(土)より、新宿ピカデリー、丸の内ピカデリー、Bunkamuraル・シネマほかで全国ロードショーされる。Text by YANAKA Tomomi1920年代の南仏のリゾートを舞台に繰り広げられる恋の駆け引き『ミッドナイト・イン・パリ』や『ブルージャスミン』が記憶にあたらしいウディ・アレン監督が1920年代の南仏のリゾートを舞台に、“人生におけるマジック”というテーマを軽やかに紡いだ『マジック・イン・ムーンライト』。アレン流の洒脱なユーモアを織り込んだチャーミングなラブストーリーが日本にも到着した。皮肉屋のマジシャンには、『英国王のスピーチ』でオスカーを獲得した名優コリン・ファース。また、他人の心を見透かし、自...
MOVIE|ルーズベルト大統領の知られざる恋『私が愛した大統領』

MOVIE|ルーズベルト大統領の知られざる恋『私が愛した大統領』

MOVIE|ルーズベルト大統領の知られざる素顔、そして恋物語を描く大人のラブストーリー『私が愛した大統領』ニューディール政策や、第二次世界大戦中の強いリーダーシップなどで知られる、ルーズベルト大統領の知られざる素顔、そして恋物語を描く『私が愛した大統領』。9月13日(金)より、TOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほかにて全国ロードショーされる。Text by YANAKA Tomomi監督は『ノッティングヒルの恋人』のロジャー・ミッシェルアメリカ合衆国の歴代大統領のなかで、リンカーンやジョン・F・ケネディに勝るとも劣らない人気を誇るフランクリン・デラノ・ルーズベルト。アメリカ史上四選された唯一の大統領として名を刻む彼だが、じつは重度の障害による車いす生活と、秘められた恋のエピソードがあった。歴史の転換期のなかにありながらも、ルーズベルトの従姉妹で恋人となるデイジーの、穏やかで素直な心情に寄り添う恋模様を映画化したのは『ノッティングヒルの恋人』や『恋とニュースのつく...
MOVIE|1990年代の中国を舞台に初恋をノスタルジックに描く青春群像劇

MOVIE|1990年代の中国を舞台に初恋をノスタルジックに描く青春群像劇

MOVIE|1990年代の中国を舞台に初恋をノスタルジックに描く青春群像劇女優ヴィッキー・チャオ初監督作品『So Young~過ぎ去りし青春に捧ぐ~』『レッドクリフ』などに出演し、国際的女優として活躍するヴィッキー・チャオの監督デビュー作『So Young~過ぎ去りし青春に捧ぐ~』。9月13日(土)より、新宿シネマカリテほか全国順次ロードショーされる。Text by YANAKA Tomomi北京電影学院の監督科修士課程にいたチャオ監督が卒業制作として映画化ヴィッキー・チャオ監督1990年代の中国を舞台にした初恋と青春をノスタルジックに描く青春群像劇『So Young~過ぎ去りし青春に捧ぐ~』。中国の人気ネット小説を原作に、名門北京電影学院の監督科修士課程にいたヴィッキー・チャオ監督が卒業制作として映画化。ラフカット版で学院の最高得点となる99点を獲得し、中国でもヒットを飛ばしたラブストーリーが日本でも公開される。出演は、夢と希望を胸に大学に入学し、若さゆえの傲慢さとけなげさを兼ね...
MOVIE|“韓国のゴダール”ホン・サンス監督作品、2作品同時ロードショー『へウォンの恋愛日記』『ソニはご機嫌ななめ』

MOVIE|“韓国のゴダール”ホン・サンス監督作品、2作品同時ロードショー『へウォンの恋愛日記』『ソニはご機嫌ななめ』

MOVIE|“韓国のゴダール”ホン・サンス監督作品が2作品同時ロードショー『へウォンの恋愛日記』『ソニはご機嫌ななめ』韓国のみならずヨーロッパでも人気を誇るホン・サンス監督作品が、2作品同時に公開。『へウォンの恋愛日記』『ソニはご機嫌ななめ』が、8月16日(土)よりシネマート新宿でロードショーされる。Text by YANAKA Tomomi『へウォンの恋愛日記』ではジェーン・バーキンが本人役として出演“韓国のゴダール”と評されるなど、独自の映像世界が注目を集めるホン・サンス監督。昨年には、フランスの名女優イザベル・ユペールがおなじ名前でありながらちがうキャラクターの女性を演じて話題となった『3人のアンヌ』が日本でも公開されるなど、日本でもその存在感が増している。そして、『へウォンの恋愛日記』には、「ホン監督と一緒に仕事をしてみたい」と熱望したジェーン・バーキンが本人役として登場。このほかにも主人公へウォンには、モデルとしても活躍するチョン・ウンチェが恋と未来のあいだで揺れる感情を...
MOVIE|耳が聞こえない青年をめぐるインド発のラブストーリー『バルフィ!人生に唄えば』

MOVIE|耳が聞こえない青年をめぐるインド発のラブストーリー『バルフィ!人生に唄えば』

MOVIE|耳が聞こえない青年バルフィと恋に落ちた二人の女性との出会いと別れインド発のラブストーリー『バルフィ!人生に唄えば』生まれながらに耳が聞こえない青年バルフィが、二人の女性の人生を変えてゆくインド映画『バルフィ!人生に唄えば』。8月22日(金)より全国公開される。Text by YANAKA Tomomiインド映画界の中核を担うアヌラーグ・バス監督が原作、脚本も担当豊かな感情を眼差しと身振り、手振りだけで完璧に伝える心優しい青年バルフィ。そんなバルフィと恋に落ちた二人の女性との出会いと別れを描いた、切なくも爽やかな涙を誘う感動作がインドから到着。監督とともに、原作、脚本も手がけたのは、若き頃からその才能を発揮し、10年以上にわたり、インド映画界の中核として活躍するアヌラーグ・バス監督。インドを代表するストーリーテラーであり、フィルムメーカーとして名を馳せる彼ならではのラブストーリーが誕生した。主演のバルフィには、俳優一家に生まれ、ボリウッドの若手俳優のなかでもトップクラスの...
MOVIE|文豪ドストエフスキーの短編を映画化した1969年の名作が蘇る

MOVIE|文豪ドストエフスキーの短編を映画化した1969年の名作が蘇る

MOVIE|文豪ドストエフスキーの短編を映画化した1969年の名作が蘇る『やさしい女』がデジタル・リマスター版で復刻し、劇場公開文豪ドストエフスキーの短編小説をロベール・ブレッソン監督が映画化した1969年の名作『やさしい女』。待望のデジタル・リマスター版が4月4日(土)より、新宿武蔵野館ほかで全国順次ロードショーされる。Text by YANAKA Tomomi弱冠17歳のドミニク・サンダが苦悩する若妻を体現ドストエフスキーの短編のなかでも最高傑作と呼ばれる『やさしい女 幻想的な物語』。年の離れた一組の夫婦から人を愛することの意義を問いかけるこの名作をブレッソン監督は、原作のプロットを守りながらも物語の舞台をロシアから1960年代後半のパリへと移し、大胆な翻案を試み、『やさしい女』として発表した。また本作はモノクロの厳格な画面づくりをつづけてきたブレッソン監督の、記念すべき初カラー作品としても有名。日本では1986年の公開以来ほとんどの上映機会がなく、ソフト化もされていない貴重な...
MOVIE|普通の主婦が冒険を経て気づく大切なものとは? 『間奏曲はパリで』

MOVIE|普通の主婦が冒険を経て気づく大切なものとは? 『間奏曲はパリで』

MOVIE|普通の主婦が冒険を経て気づく大切なものとは?フランスが誇る大女優イザベル・ユペール主演『間奏曲はパリで』ヌーベルバーグの時代から現代まで、フランス映画界を牽引しつづけるミューズ、イザベル・ユペール。彼女が“普通の主婦”を熱演する『間奏曲はパリで』が、4月4日(土)より、角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほかで全国公開される。Text by YANAKA Tomomi昨年のフランス映画祭で人気を博した作品がついに一般公開イザベル・ユペール演じる普通の主婦が、ハンサムな青年、外国人の紳士、そして夫と3人の男性のなかで揺れ動く『間奏曲はパリで』。熟年夫婦の姿を温かい眼差しで描き出し、昨年東京で開かれたフランス映画祭でも人気を博した作品が一般公開される。監督は、これが長編4作目となるマルク・フィトゥシ。本作では脚本も担当している。主演のイザベル・ユペールは、フランス映画からハリウッドまで幅広く活躍。近年では、ホン・サンス監督の『3人のアンヌ』などにも出演...
MOVIE|チャン・イーモウ監督 × 女優コン・リー、8年ぶりのタッグ『妻への家路』

MOVIE|チャン・イーモウ監督 × 女優コン・リー、8年ぶりのタッグ『妻への家路』

MOVIE|チャン・イーモウ監督 × 女優コン・リー、8年ぶりのタッグ文化大革命に引き裂かれた夫婦を描く感動作『妻への家路』中国を代表するチャン・イーモウ監督と女優コン・リーが8年ぶりにタッグを組んだ感動作『妻への家路』。3月6日(金)より、TOHOシネマズシャンテほか全国順次公開される。Text by YANAKA Tomomi文化大革命当時、工場や農場での強制労働に就いた経験をもつイーモウ監督1977年に終結した中国の文化大革命に翻弄され、愛する夫の帰りを待つあまり記憶障害になってしまった妻、そして家族の姿を描いた『妻への家路』。『HERO』や『LOVERS』などの超大作で世界的ヒット、さらには北京五輪の開会式の総監督などを務め、世界的な名声を得るチャン・イーモウ監督もまた文化大革命当時、工場や農場での強制労働に就いた経験をもつ。監督にとっても思い入れの深い本作に主演として迎え入れたのは、女優のコン・リー。各国の映画賞に輝いた『紅いコーリャン』や『秋菊(しゅうぎく)の物語』など...
MOVIE|人気ベストセラー小説を『(500)日のサマー』の脚本コンビが映画化『きっと、星のせいじゃない。』

MOVIE|人気ベストセラー小説を『(500)日のサマー』の脚本コンビが映画化『きっと、星のせいじゃない。』

MOVIE|人気ベストセラー小説を『(500)日のサマー』の脚本コンビが映画化すべての魂を照らす感動の物語『きっと、星のせいじゃない。』主人公は、不治の病にかかった若い男女。そんな境遇のふたりから、眩しいくらいの明るさと、抱えきれないほどの希望がもらえると話題になり、世界各国で大ヒットを記録した感動作。『きっと、星のせいじゃない。』が、2月20日(金)より全国ロードショーされる。Text by KUROMIYA Yuzu限られた時間を大切に生きるふたりの姿に世界中が恋に落ちた本作は、ともに不治の病にかかった若い男女が恋に落ちるラブストーリー。だが、決して現状を悲観することなく、限られた時間を大切に生きるふたりの姿を輝かしいまでに描写する。難病を取り扱っていながらも、観るとポジティブな気持ちになれると世界各国で社会現象を巻き起こしている。原作は、16歳で亡くなった友人をモデルに書き上げ、「ニューヨーク・タイムズ」2012年のベストセラーリスト第1位となったジョン・グリーンの小説。脚本...
INTERVIEW|映画『セレステ∞ジェシー』の脚本・主演のラシダ・ジョーンズにインタビュー!

INTERVIEW|映画『セレステ∞ジェシー』の脚本・主演のラシダ・ジョーンズにインタビュー!

INTERVIEW|女性のリアルな心理に迫る、全米大ヒットのラブストーリー映画『セレステ∞ジェシー』脚本・主演のラシダ・ジョーンズにインタビュー(1)大物ミュージシャンであるクインシー・ジョーンズの娘、ハーバード大学卒の才媛、米ピープル誌が選んだ「世界で最も美しい女性」の一人、誰もが憧れる人生の持ち主──ラシダ・ジョーンズ。俳優のウィル・マコ―マックとタッグを組んで、2人とも新人脚本家としての初挑戦となったのが、ラブコメディー『セレステ∞ジェシー』である。5月25日(日)より全国ロードショー。映画の魅力、恋愛、仕事について、ラシダ・ジョーンズが語ってくれた。Interview & Text by Winsome Li (OPENERS)Photographs (portrait) by JAMANDFIXHair & Make (portrait) by Kubo Mariko離婚しても別れない!? アメリカで流行るモダンな恋愛事情を暴く<『セレステ∞ジェシー』スト...
INTERVIEW|映画『夢売るふたり』西川美和監督インタビュー

INTERVIEW|映画『夢売るふたり』西川美和監督インタビュー

INTERVIEW|男と女の心と性を激しく揺さぶる衝撃のラブストーリー、ついに公開!映画『夢売るふたり』 西川美和監督インタビュー2002年の初監督作品『蛇イチゴ』、2006年『ゆれる』、2009年『ディア・ドクター』――これまで数多くの映画賞を受賞してきた西川美和監督の最新作『夢売るふたり』が、9月8日(土)より全国ロードショー公開される。原案・脚本・監督を手がけた西川監督に公開記念インタビュー!Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by HARA Emikoこれまで避けてきた、女の生き方を描いてみたかった──『夢売るふたり』というタイトルはいつ決められましたか?夫婦が結婚詐欺をして、女の人たちに夢を売って、その代償で得たお金で自分たちの夢を叶えるというアイデアが出たときに決まりました。最初からタイトルが決まったのははじめてで、それから迷うこともありませんでした。──今回は、「女の生き方を描いてみたかった」と西川さんはおっしゃっていて...
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