ドイツ車
「ドイツ車」に関する記事

Volkswagen|フォルクスワーゲンもハイブリッド戦線に参戦
Volkswagen Tuareg V6 TSI Hybridフォルクスワーゲンもハイブリッド戦線に参戦フォルクスワーゲン(Volkswagen)は、フルタイム4WDの「トゥアレグ V6 TSI ハイブリッド」(Tuareg V6 TSI Hybrid) のプロトタイプを公開した。文=ジラフ発売は2010年今回搭載されるシステムは「パラレル式ハイブリッド」と呼ばれるもので、エンジンにアウディS4と同様の3.0リッター直噴V6スーパーチャージャーを採用し、ここにアシスト用のモーターが取り付けられる。エンジン単体では、最高出力333ps、最大トルク44.9kgmというスペックだが、ここに最高出力52ps、最大トルク30.6kgmのモーターが取り付けられることで、トータル出力は374ps、59.1kgmを記録。モーターでのアシストは、発進時の単独走行(最高50km/hまで)や、フル加速時におこなわれるという。またこのシステムは0-100km/h加速6.8秒を達成するとともに、欧州複合モー...

PORSCHE PANAMERA|今までのポルシェにはない新しい感覚
PORSCHE PANAMERA|ポルシェ パナメーラ今までのポルシェにはない新しい感覚ポルシェAGは2月13日、ポルシェ4番目のモデルとなるパナメーラのインテリアコンセプトを公開した。文=ジラフ自分だけの1台をつくり上げることが可能ポルシェの4ドアグランツーリスモ、パナメーラのインテリアにおける最大の特徴は、ダッシュボードからリアシートまでのびるセンターコンソール。このセンターコンソールによって4つのシートがそれぞれ独立し、今までのポルシェにはない新しい感覚となる、プライバシー性を強調した空間が実現している。ドライバーズシートでは、低い着座位置と低めに設定されたステアリングホイールによって、このクルマがポルシェファミリーの一員であることを感じることができる。これならばポルシェならではのダイレクトな走りを楽しむことが可能だろう。また、このパナメーラにはポルシェの伝統的な価値にくわえ、ユーザーがインテリアを自由にカスタマイズすることができる豊富なオプションを用意。スムース/ナチュラル...

Audi A4 allroad quattro|オフロードもこなす、優美なワゴン
Audi A4 allroad quattroオフロードもこなす、優美なワゴンアウディが好調なセールスを記録するA4の新たなシリーズとして、A4オールロードクアトロを発表した。文=ジラフA6 オールロードクワトロとおなじ文法このモデルはDセグメントワゴンのなかでも、もっとも美しいと形容されるA4アバントにアウディの誇るフルタイム4WDや車高調整機構を搭載し、オフロードの走破性を格段に向上させたもの。すでにA6ベースのモデルは2代目を数えるが、今回、ひとつ下のクラスとなるA4シリーズにも新たにラインナップされたわけだ。A4アバントに比べ、全高は60mm高くなり、フェンダーが大きく張り出したことで車幅も15mmワイドになった。オフロードでの走破性に直接寄与する最低地上高は180mmが確保される。ホイールベースは共通だが、トレッドは前1583mm、後1574mmと、A4アバントからそれぞれ33mm、39mm拡大している。またアウトドアテイスト溢れるアンダーガード付き専用バンパーなどの採用...

Mercedes-Benz E CLASS COUPE|往年の名車を彷彿させる流麗なクーペ
Mercedes-Benz E CLASS COUPE往年の名車を彷彿させる流麗なクーペダイムラーは、メルセデスベンツの新型モデル「Eクラスクーペ」を発表した。文=ジラフ現行CLKと新型Eクラスの中間に位置するボディサイズ新型Eクラスクーペの特徴は、グリルに採用されたスリーポインテッドスターや、1955年型S220の“ポントゥーン”フェンダーをモチーフとしたリアフェンダーなどにみられる、流麗でスポーティなエクステリア。デトロイトで発表された新型Eクラスセダンのシャシーをベースとしたという情報や、そのヘッドランプやテールランプの形状から、セダンと共通な部分が多いようなイメージをもたれがちだが、じつはそのボディは新設計となる。全長4696mmはセダンより172mm短く、全幅1786mmは68mmも狭い。全高の1392mmにいたっては、78mmも低くく、ホイルベースは112mm短くなった。これは現行のCLKと新型Eクラスのセダンのちょうど中間に位置するサイズとなる。ヨーロッパでの販売は5...

Audi TT-RS|史上最強の“ツーリスト・トロフィ”
Audi TT-RS史上最強の“ツーリスト・トロフィ”アウディは、3月5日からはじまるジュネーブショーにおいて、TTの最強バージョン「TT-RS」を発表する。文=ジラフ0 - 100km/h加速は5秒以下を実現TTの最強バージョンたる同モデルの最大の特徴は、エンジンにある。搭載されるのは、新開発の直噴2.5リッター直5ツインターボ。かつてアウディは世界初の直列5気筒エンジンを開発し多くのモデルに展開していったが、1990年代の中頃にはカタログからその姿は消えた。それが今回、TT-RS用ユニットとして久々に復活するというのだ。アウディ関係者によれば、この「TT-RS」に搭載されるエンジンの最高出力は340ps、最大トルクは46kgm程度になる予定だという。このスペックから0 - 100km/h加速は5秒以下、最高速度は250km/h(リミッター作動)というパフォーマンスを現実のものとさせる。クーペとカブリオレ、同時にデビュー駆動方式はアウディが誇るフルタイム4WDのクワトロを採用。そ...

PORSCHE Cayenne Hybrid S|エコロジー・コンシャスなカイエン
PORSCHE Cayenne Hybrid S<エコロジー・コンシャスなカイエンポルシェは「カイエンSハイブリッド」について、その概要を発表した。 文=ジラフV8モデルと同等の走行性能と4気筒並みの燃費カイエンSハイブリッドに搭載される駆動システムは、フォルクスワーゲンの「トゥアレグ V6 TSIハイブリッド」と共通のパラレル式フルハイブリッドとなる。エンジンとモーターの出力の合計は374psを誇り、最大トルクは59.1kgmと発表されている。内燃機関にはアウディA4に搭載される3.0リッター直噴V6スーパーチャージャーが採用され、最大出力は333ps、最大トルクは44.9kgmを発揮。モーターだけの出力も最大で52ps、また最大トルクでも30.6kgmを記録するという。これによって0-100km/h加速は6.8秒という驚きの数値を実現。この記録は4.8リッターV8エンジンを積む「カイエンS」のティプトロニックS仕様とおなじもので、ポルシェの発表した「V8と同等の走行性能を...

Audi A4の世界観を堪能できる、3つのチャンス
Audi A4の世界観を堪能できる、3つのチャンス「エクスクルーシブファッション&ドライビングエクスペリエンス」プレゼントキャンペーン現在Audi Japanでは、New Audi A4 1.8 TFSIへの好評に応え、ドライビングエクスペリエンスなどのスペシャルなプレゼントキャンペーンを2009年3月31日(火)までの期間、実施している。本キャンペーンでは、抽選で以下の賞品および招待を用意している。1. New Audi A4の3日間モニターのプレゼント(1,000名)アウディA4のドライブを体験したいという方々1,000名様に3日間のドライビングモニターを提供する。2. New Audi A4 スペシャルドライビングエクスペリエンスへの招待 (50名様)質の高いドライビングレッスンとして評価を得ている“アウディ ドライビングエクスペリエンス” のスペシャルイベントに50名様を招待する。クローズドコースにてNew Audi A4を存分に試せる、大変エクスクルーシブな機会だ...

アウディ A4 1.8 TFSI × 永瀬正敏|先を走る者たちが共有できる連帯感
アウディ A4 1.8 TFSI × 永瀬正敏先を走る者たちが共有できる連帯感既成概念にとらわれることなく、つねに新しい時代を切りひらいてきたカーブランド「アウディ」。彼らの思想が結晶化したそれぞれのモデルは、それゆえ、ひとびとを魅了して止まない。それは、同様の価値観のもとに、時代を創造しているクリエイターの姿とシンクロする。そんな両者をフィーチャーする新連載。その第一回は、個性派俳優として数々の映画作品に出演し、われわれの心を捉えてきた永瀬正敏さんが登場する。v文=小川フミオ写真=吉澤健太スタイリング=渡辺康裕(FEMME)ヘア&メイクアップ=勇見勝彦(THYMON)“アウディ=先駆者”というイメージアウディが人気なのは「先駆者」というイメージが定着してきているからだろうか。フルタイム4輪駆動システム「クワトロ」を安定した高速走行のために採用したことをはじめ、最近ではディーゼルエンジン搭載マシン「R10」によるル・マン24時間耐久レースでの三連覇。すぐれた技術を開発する力と、それ...

Mercedes-Benz SLS AMG|往年の名車、300SLの再来
Mercedes-Benz SLS AMG往年の名車、300SLの再来ダイムラーは、メルセデスベンツ「SLS AMG」の概要を発表した。文=ジラフSLRマクラーレンの後継車という位置づけこのモデルは、1954年に発表された300SLを現代の技術で甦らせたニューモデルで、すで生産終了が決定しているSLRマクラーレンの後継車となるフラッグシップスポーツとして誕生する。そのデザイン、メカニズムにいたるすべてをAMGが手がけているのが特徴。搭載されるエンジンは「63AMG」にも採用される、6208ccのV8ユニット。これに電子制御スロットルやドライサンプ、マグネシウムインテークなど、さらに手がくわえられることで、最高出力は571ps/6800rpm、最大トルクは66.3kgm/4750rpmまで性能の向上がはかられている。また燃費は欧州複合モードでは7.7km/ℓを記録し、ユーロ5やLEV2、ULEVの排出ガス規制を満たす環境性能も併せもっているという。エンジンは、低重心化のためフロントア...

Mercedes-Benz G CLASS|三十路を迎えてさらなる進化
Mercedes-Benz G CLASS|メルセデス・ベンツ Gクラス三十路を迎えてさらなる進化メルセデス・ベンツ日本は、同社の最高級クロスカントリービークル「Gクラス」の装備や仕様を改良した30周年記念モデルを発売した。エンジンは5リッターから5.5リッターへNATO軍の軍用車をルーツにもつGクラスは、1979年に発表されて以来、基本的なスタイリングやミリタリースペックともいえる堅牢なボディはそのままに、エンジンやトランスミッション、そして機能装備を時代に即したものに変更されながら、進化をしつづけてきた。今回のモデルでは、エンジンを5リッターから5.5リッターのV型8気筒へ変更。同ユニットの最高出力は従来比プラス92psの388psを実現している。それにともない、車名もG500ロングからG550ロングへ変えられた。エクステリアでは、フロントグリルとアルミホイールのデザインを変更し、イメージの刷新が図られている。装備面では、HDDナビゲーション、地上デジタル放送(12セグ)対応テ...

Volkswagen Golf|すべてにおいて進化した6代目
Volkswagen Golf|すべてにおいて進化した6代目フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンは、同社の基幹モデルであるゴルフをフルモデルチェンジし、4月14日からリリースを開始することを発表した。文=ジラフ燃費はVW史上最高となる16.8km/ℓヨーロッパにおけるCセグメントのベンチマーク的存在であるフォルクスワーゲン・ゴルフは、今回で6代目。現行モデルからわずか5年でフルモデルチェンジを果たすのは、異例の速さといってもいいだろう。今回のフルモデルチェンジでは、プラットフォームこそ5代目ゴルフのものを流用するものの、ルーフを除くボディパネルはすべて新設計。もともと定評のあったボディ剛性、シャシー性能はさらにパフォーマンスを向上しての登場となる。搭載されるエンジンは、1.4リッター・シングルチャージャー(最高出力122ps、最大トルク20.4kgm)と、1.4リッター・ツインチャージャー(最高出力160ps、最大トルク24.5kgm)の2種類となり、シングルチャージャーは「TS...

BMW X5 M & X6 M|SUVの「M」
BMW X5 M & X6 M|ビー・エム・ダブリュー X5 M & X6 MSUVの「M」BMWはX5とX6に「Mモデル」を設定することを発表した。SUVにMモデルが設定されるのは今回が初となる。文=ジラフエンジンは4.4リッターV8+ツインスクロールターボチャージャー今回発表された概要によると、両モデルに搭載されるエンジンは、新設計の4.4リッターV8エンジンに、ツインスクロールターボチャージャーを採用したもの。最高出力は555psを発揮し、最大トルクは69.7kg-mを記録するという。組み合わされるトランスミッションは、6速AT。このATは通常使用するDレンジにくわえ、スポーティな走りに対応する「S」モード、手動変速に対応する「M」モードが採用されるというから、従来のMモデル同様、軽快な走りが楽しめることは間違いなさそうだ。シンプルながらも存在感のあるエクステリアベースモデルとの外観上のちがいは、今までのMモデルと等しく、過剰な演出のないシンプルながらも存在感をしめす...

PORSCHE PANAMERA|ポルシェ第四のモデル、ついに登場
PORSCHE PANAMERA|ポルシェ・パナメーラポルシェ第四のモデル、ついに登場ポルシェは上海モーターショーにおいて、ニューモデル、4ドアグランツーリスモ「パナメーラ」のワールドプレミアを果たした。文=ジラフまずは3グレード構成からドイツでは、9月12日からの発売が予定されるパナメーラは、ポルシェならではの走りにくわえ、4人が快適に乗車できるという高級大型ツーリングサルーンとして、世界中から注目が集まるニューモデル。ポルシェでは、911、ボクスター/ケイマン、カイエンにつづく第4番目の車種として開発された。エンジンは、カイエンにも搭載される直噴のV型8気筒。パナメーラS、パナメーラ4Sに4.8リッターV8(400ps)が、パナメーラターボには4.8リッターV8ターボ(500ps)が採用され、まずはこの3車種から発売が開始されるという。また遅れて6気筒エンジン、ハイブリッドとバリエーションも増えていく予定だ。ポルシェの総力を注いで開発されたといわれるパナメーラ、日本でもすでにオ...

Volkswagen Golf | フォルクスワーゲン・ゴルフ(前編)
Volkswagen Golf|フォルクスワーゲン・ゴルフ(前編)「いいなあ!」と感心する1974年のデビュー以来、つねにベストセラーとして世界中のカーメーカーの指標となってきたゴルフ。このたび登場したその6代目にさっそく試乗した。文=小川フミオ写真=荒川正幸ドライバーとクルマの一体感が気持ちいいそう思ったのが、2009年4月9日に日本発売が開始された新型フォルクスワーゲン・ゴルフに乗ったとき。1974年に初代が本国で発表され、今回で6代目になるのだが、その間に2600万台も売ったのだそうだ。ゴルフで感心するのは、初代から6代目まで「大人5人が乗れるハッチバック車」というコンセプトが不変だったこと。途中、惰性でつくっているんじゃないの? と突っ込みたくなるような、わりと凡庸な出来のモデルもあったが、先代の5代目からゴルフは大きく進化。ゴルフってやっぱりいいかも、と思っていたところに、このモデルチェンジ。6代目、乗ると「いいなあ!」と感心する出来だ。6代目ゴルフについておさらい。2つ...

Volkswagen Golf|フォルクスワーゲン・ゴルフ(後編)
Volkswagen Golf|フォルクスワーゲン・ゴルフ(後編)じつに効率的なクルマ1974年のデビュー以来、つねにベストセラーとして世界中のカーメーカーの指標となってきたゴルフ。このたび登場したその6代目にさっそく試乗した。文=小川フミオ写真=荒川正幸燃料計の針がなかなか動かないふたつ用意されたグレードのうち、とりわけハイラインは、低回転域ではスーパーチャージャーが太いトルクを与え、エンジン回転が上がるとターボチャージャーが動いて、がつんとパンチのある加速力を味わわせてくれる。知らなければ2リッターの感覚だ。さらに運転感覚を上質なものにしてくれているのが、DSGと呼ばれる新世代のギアボックスだ。従来のオートマチックと同じ感覚で運転できるのに、マニュアルトランスミッションのようなダイレクトなシフトフィーリングを味わえる。今回は7スピード化されるとともに乾式となり、従来の湿式多板クラッチの6段DSGがクラッチ冷却用のオイルを必要としたのに対して、こちらはより軽量化に成功。「これから...