Volkswagen Golf|すべてにおいて進化した6代目
CAR / NEWS
2015年4月17日

Volkswagen Golf|すべてにおいて進化した6代目

Volkswagen Golf|すべてにおいて進化した6代目

フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンは、同社の基幹モデルであるゴルフをフルモデルチェンジし、4月14日からリリースを開始することを発表した。

文=ジラフ

燃費はVW史上最高となる16.8km/ℓ

ヨーロッパにおけるCセグメントのベンチマーク的存在であるフォルクスワーゲン・ゴルフは、今回で6代目。現行モデルからわずか5年でフルモデルチェンジを果たすのは、異例の速さといってもいいだろう。

今回のフルモデルチェンジでは、プラットフォームこそ5代目ゴルフのものを流用するものの、ルーフを除くボディパネルはすべて新設計。もともと定評のあったボディ剛性、シャシー性能はさらにパフォーマンスを向上しての登場となる。

搭載されるエンジンは、1.4リッター・シングルチャージャー(最高出力122ps、最大トルク20.4kgm)と、1.4リッター・ツインチャージャー(最高出力160ps、最大トルク24.5kgm)の2種類となり、シングルチャージャーは「TSIコンフォートライン」、ツインチャージャーは「TSIハイライン」にそれぞれ搭載されることとなった。

このエンジンに組み合わされるトランスミッションは、7速DSG。どちらのモデルも現行と比べると、燃費性能の向上は見てとれるが、とくに「TSIコンフォートライン」は、VW史上最高となる、16.8km/ℓを実現しているという。(TSIハイラインは、16.2km/ℓを記録)

新たなフォルクスワーゲンの顔

エクステリアでは、ワッペングリルを廃止し、新形状のヘッドランプのあいだを幅広なグリルでつなぐという新手法が採用された。シンプルでありながら力強い水平基調のデザインは、どこかしら初代ゴルフをイメージさせる仕上がり。このデザインは、今後のニューモデルにも採用され、新たなフォルクスワーゲンの顔となるにちがいないだろう。

インテリアに関しては、現行のゴルフの基本を継承しさらにブラッシュアップを図ったという印象をうける。インパネ周りではパサートCCにも採用された、クロームベゼルの丸型メーターやレザーステアリングを装着するなど、もともと定評のあった質感はさらに向上。シートにはオプションで運転席8ウェイパワーシート付レザーシートを選択することも可能だという。

安全面でも充実がはかられ、従来の8エアバッグにニーエアバックを追加し、9エアバッグを標準装備。また衝撃を受けた際にボディが発する音を検知し、エアバッグやシートベルトテンショナーを適切に展開させるための音響センサーを採用するなど、新たな技術も多く取り入れられているという。

すべてにおいて進化を果たしたVWゴルフⅥ。気になる価格は、TSIコンフォートラインで275万円、TSIハイラインが312万円とアナウンスされている。

フォルクスワーゲン カスタマーセンター
0120-993-199
http://www.volkswagen.co.jp

           
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