セダン/サルーン
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
スカンジナビアンラグジュリーを打ち出すボルボS90|VOLVO
Volvo S90 T8 Twin Engine|ボルボ S90 T8 ツインエンジンスカンジナビアンラグジュリーを打ち出すボルボS90欧州ではドイツ御三家やジャガー、さらにグローバルで見ればレクサスやインフィニティがひしめくEセグメントに、北欧から新たなプレーヤーが現れた。ボルボは、新世代のフラッグシップサルーンとして、新型「S90」を発表したのだ。Text by NANYO Kazuhiro新モジュラープラットフォームとPHEVパワートレーンを採用2016年初頭のデトロイトショーに先立って、ボルボは新しい「S90」を地元イェーテボリで事前公開した。欧州ではメルセデス・ベンツ「Eクラス」やBMW「5シリーズ」、アウディ「A6」やジャガー「XE」らと、そして北米市場ではレクサス「GS」やインフィニティ「Q70」らに相まみえる、プレミアムエグゼクティブサルーンである。先代のS90といえば、1990年代にボルボのラインナップで最上級モデルだったFR駆動のサルーンで、「ロイヤル」というグ...

第5世代Eクラス登場|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz E-Class |メルセデス・ベンツ Eクラス第5世代Eクラス登場メルセデス・ベンツは、北米国際自動車ショー=NAIAS(通称デトロイト モーターショー)において、現地時間1月11日にフルモデルチェンジを果たした新型「Eクラス」を初公開した。注目は、先に登場したフラッグシップセダン「Sクラス」やDセグメントモデル「Cクラス」と同じ最新のデザイン言語を使用してデザインされたエクステリアと、より高級感を向上させたインテリア、そして自動的に車線変更をする機能などを盛り込んだ、より進化した安全運転支援システム「DRIVE PILOT」の搭載などである。Text by SAKURAI KenichiSクラスやCクラスと統一感のとれたデザインへ予想以上ともいえる多くのニューモデルやコンセプトカーの登場で沸き上がった今回のデトロイト モーターショーの中でも、主役ともいうべき全世界注目のモデルが、フルモデルチェンジされた新型「Eクラス」であったことに異を唱える者はいない...

レクサス GS Fに試乗|LEXUS
LEXUS GS F|レクサス GS Fレクサス GS Fに試乗今後のレクサスのあり方を象徴する1台レクサスにおけるハイパフォーマンスモデルの証である「F」の名を冠し、2015年1月のデトロイトモーターショーでデビューした「GS F」。11月に日本でも発売された同車に、モータージャーナリスト大谷達也氏が富士スピードウェイで試乗した。Text by OTANI TatsuyaPhotographs by ARAKAWA Masayukiトヨタが変わったことでレクサスも大きく変貌しようとしているはじめに厳しいことを書いてしまうと、これまでレクサスの走りに感心したことはあまりなかった。プレミアムブランドという割にボディ剛性はあまり高くなく、静粛性やハーシュネスの対処には長けていても足回りの設定は低速向きで、ステアリングフィールなどから運転している実感を得にくかった。だから「ちょっと高級なトヨタ車」という印象をどうしても拭いきれなかったのである。そうしたなか、私にとって唯一の例外ともいえる...

アストンマーティン ラピードSに試乗|Aston Martin
Aston Martin Rapide S|アストンマーティン ラピード Sアストンマーティン ラピード Sに試乗「DB9」、「ヴァンキッシュ」とともに、アストンマーティン創業100周年を記念するニューモデル「ラピードS」は今年1月のジュネーブモーターショーでデビューした。先行する2モデル同様のアストンマーティンの哲学が貫かれた、この4ドアのアストンを西川淳氏がさっそくテストした。Text by NISHIKAWA Junアストンマーティンというけれど……正式には、アストンマーティン・ラゴンダ社という。その昔、60年代の半ばまで、“もうひとつ”の高級ブランド、ラゴンダ名義で“ラパイド”という4ドアサルーンが存在していた。4ドアアストンマーティンの「ラピード」は、その歴史から名を引き継いだものだ。Lagonda Rapide|ラゴンダ ラパイド2010年にデビューしたラピードが、この春のジュネーブショーで、「ラピードS」へと進化した。追加グレードではない。いわゆるマイナーチェンジ、と...

アストンマーティン ラピード Sに試乗|Aston Martin
Aston Martin Rapide S|アストンマーティン ラピード Sくわえられた「S」の称号アストンマーティン ラピード Sに試乗2010年のデビューから3年。アストンマーティンの4ドアフラッグシップ、「ラピード」の第2世代となるモデル、「ラピード S」が登場した。「ラピード S」はいったいどんな進化を果たしたのだろうか。そして、ポルシェ「パナメーラ」やメルセデス・ベンツ「CLS」、BMW「6シリーズ グランクーペ」など、パーソナルユースを意識したラグジュアリーセグメントの4ドアクーペモデルが相次いで登場する人気のカテゴリーで、どんな個性を魅せてくれるのか。日常を意識した試乗をおこない、チェックしてみたいと思う。 Text by SAKURAI KenichiPhotographs by ARAKAWA Masayukiアストン史上もっともエレガントな4ドアサルーンアストンマーティン「ラピード」は、遡ること2006年のデトロイト モーターショーにおいて、4ドアのラグジュアリ...

ボルボ S60 ポールスターに試乗|VOLVO
VOLVO S60 Polestar|ボルボ S60 ポールスターボルボ S60 ポールスターに試乗これまでのボルボの常識を覆すモデルボルボのハイパフォーマンスモデルを手がけるポールスター社。いわば、メルセデスにおけるAMGともいえる存在である。その同社が手がけたコンプリートモデル「S 60 ポールスター」に、モータージャーナリストの大谷達也氏が試乗した。Text by OTANI TatsuyaPhotographs by ARAKAWA MasayukiメルセデスとAMGの関係にウリふたつそれはまったくの偶然だったのだが、今回の試乗会のおよそ2週間前に私はスウェーデン・イエテボリ郊外にあるポールスター社を訪ねていた。ボルボに買収されて組織を再編成中ということもあって社屋はこぢんまりとしたものだったが、そこで耳にしたポールスターの成り立ちはなかなか興味深いものだった。ポールスターの母体は1996年に設立されたフラッシュ・エンジニアリングという名のレーシングチーム。彼らは当初よりボ...

あらたな4ドアの「F」、レクサス「GS F」発売|Lexus
Lexus GS|レクサス GSLexus GS F|レクサス GS Fあらたな4ドアの「F」、レクサス「GS F」発売レクサスは、ミドルサイズセダンの「GS」にハイパフォーマンスモデルの「GS F」を設定。さらにベースモデルであるレクサスGSのマイナーチェンジも実施し、11月25日より発売を開始した。Text by OHTO Yasuhiro一基ずつ丁寧に調整されたエンジンレクサスは、日常からサーキットまで走りが楽しめるレクサスのハイパフォーマンスモデル「F」シリーズに、「GS F」を追加した。セダンのFモデルが投入されるのは、2007年に誕生した「IS F」いらい、じつに8年ぶりとなる。GS Fは、マイナーチェンジを果たした新型GSをベースに開発されたもので、パワーユニットには、最高出力477psを誇る5.0リッター V型8気筒DOHCエンジンを搭載。このエンジンは組み立て後に一基ずつ回転バランスの調整をおこなうことで、自然吸気エンジンならではのリニア感やレスポンスの良さに磨き...

日本に上陸したBMWの最新フラッグシップ、7シリーズに試乗|BMW
BMW 7 series|ビー・エム・ダブリュー 7 シリーズ日本に上陸した新型BMW 7 シリーズに試乗(1)今年6月に6年ぶりとなるフルモデルチェンジを受け、日本でも10月29日に販売がスタートした、BMWのあらたなるフラッグシップモデル「新型7 シリーズ」。最新テクノロジー満載の同モデルに、モータージャーナリストの小川フミオ氏がさっそく試乗した。Text by OGAWA FumioPhotographs by ARAKAWA Masayuki走らせて楽しいドライバーズカーというコアバリューは健在2015年10月に日本で発売された「新型7シリーズ」。BMWのフラッグシップにふさわしく、全長5メートルを超える。より全長が長いリムジンとして使える「L」が今回も同時発売。といっても、その真価は大きさではない(もちろん大きさも大事だというユーザーはいるだろうけれど)。1977年登場の初代以来、走らせて楽しいドライバーズカーというコアバリューは、新型でもしっかり健在だ。ドライバーズカー...

新型アウディA4に試乗する|Audi
Audi A4|アウディA4新型アウディA4に試乗する今年7月、7年ぶりにフルモデルチェンジをおこなったアウディ「A4」に、小川フミオ氏が試乗した。メルセデス・ベンツ「Cクラス」やBMW「3シリーズ」といったライバルひしめく同セグメントのなかで、アウディが導き出した答えとは。イタリア・ベネツィアからのレポート。Text by OGAWA Fumio7年ぶりのフルモデルチェンジアウディ「A4」がフルモデルチェンジを受け、試乗会がイタリア・ベネツィア近郊で開催された。A4はアウディにとってもっとも重要なモデルであり、ドイツを中心とする欧州各国でも、メルセデス・ベンツ「Cクラス」やBMW「3シリーズ」を向こうに回して健闘しているベストセラーだ。それゆえ、今回の9世代目は注目を集めている。7年ぶりにフルモデルチェンジしたアウディA4の特徴をひとことでいうと、向上した環境性能だ。軽量車体に、好燃費の新開発エンジンの組み合わせ。同時に、静粛性と乗り心地など快適性も上がっている。前輪駆動モデルが...

新型7シリーズ、日本上陸|BMW
BMW 7 series|ビー・エム・ダブリュー 7シリーズ新型BMW 7シリーズ、日本上陸ビー・エム・ダブリューは、フランクフルトモーターショーのBMWブースで主役となったフラッグシップサルーン、「7シリーズ」の新型をはやくも日本に導入。10月29日より販売を開始する。Text & Event Photographs by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)デザインでワイド&ローを強調ことし6月に発表されたBMWのフラッグシップサルーン「7シリーズ」の最新モデルが、はやくも日本に上陸した。新型7シリーズのフロントデザインは、大型化されたキドニーグリルとそれに繋がる伝統的な丸目4灯を模したLEDライトで、水平方向への拡がりを強調。さらに、フロントバンパーに組み込まれたエアインテークのクロームや、水平なLEDフォグライトが、低くワイドに構えたスタイリングを印象づける。水平基調のデザインはリアにも引き継がれ、横に長いL字型のLEDコンビネーションランプや、...

錦織圭選手がカラーや装備を厳選した60台限定のジャガー「XE」|Jaguar
Jaguar XE KEI NISHIKORI EDITION|ジャガー XE 錦織圭エディション錦織圭選手が仕様を厳選した60台限定のジャガー「XE」ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、ミドルサイズサルーン「XE」に、プロテニスプレーヤー錦織圭選手がボディカラーや装備を厳選した特別仕様車「XE KEI NISIKORI EDITION」を限定60台で設定。10月1日より特設ページで先着順にて受注を受け付けている。Text by YANAKA Tomomi日本未展開の2リッター直4ターボエンジンを採用今年6月に日本でも発売されたばかりの「XE」。各社がしのぎを削るDセグメントへのジャガーの再参入としても大きな注目を集めた。そして、昨年販売された「Fタイプ KEI NISHIKORI EDITION」につづき、ジャガーのアンバサダーを務めるプロテニスプレーヤーの錦織圭選手の名を冠した特別仕様車の第2弾「XE KEI NISIKORI EDITION」が限定60台で登場した。このモデ...

トヨタ「クラウン」をマイナーチェンジ|toyota
Toyota Crown|トヨタ クラウン日本人のための、日本でしか買えないトヨタトヨタ「クラウン」をマイナーチェンジトヨタ自動車は、フラッグシップサルーン「クラウン」をマイナーチェンジし、10月1日に発売した。あらたにターボエンジン搭載モデルを設定したほか、最新のIT技術の導入や、日本専売モデルならではの“和”を全面に押し出した特別なボディカラーの追加が特徴となっている。Text & Event Photographs by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)2リッター ターボエンジンを導入トヨタのフラッグシップサルーン「クラウン」がマイナーチェンジを果たした。今年はクラウン登場から60年目にあたり、節目の年のモデルチェンジだ。エクステリアは基本的にキープコンセプトながら、フロントグリルやバンパー、ライト形状など随所に小変更がほどこされ、アスリート系ではよりスポーティに、ロイヤル系はより上品さを進化させたとトヨタでは説明する。Toyota Crown...

Cクラスにクリーンディーゼル モデル投入|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz C 220 d|メルセデス・ベンツ C 220 dMercedes-Benz C 220 d Stationwagon|メルセデス・ベンツ C 220 d ステーションワゴンCクラスにクリーンディーゼルモデル投入メルセデス・ベンツ日本は28日、「Cクラス」にクリーンディーゼルモデル「C 220 d」のセダンとステーションワゴンモデルを投入することを発表、予約の受付を開始した。発売は10月に予定されているという。Text by YANAKA TomomiトランスミッションにもCクラス初の9段ATを搭載2006年に日本初のクリーンディーゼルモデルとなるEクラスを投入し、まもなく10年を迎えるメルセデス・ベンツ。これまで「Eクラス」「Gクラス」「GLクラス」などにも搭載されてきたが、ついにCクラスにも追加されることとなった。クリーンディーゼルエンジンは自動車メーカーによってもアプローチがちがうが、今回Cクラスに搭載されるのは排出ガスに尿素水溶液「AdBlue(...

ボルボのクリーンディーゼル モデルに試乗する|Volvo
Volvo V40 D4|ボルボ V40 D4Volvo S60 D4|ボルボ S60 D4Volvo XC60 D4|ボルボ XC60 D4ボルボのクリーンディーゼル モデルに試乗するボルボ・カー・ジャパンが、自社による新開発の2リッター4気筒ターボディーゼルエンジン「D4」を、日本仕様の「V40」「V40クロスカントリー」「S60」「V60」「XC60」の計5モデルに搭載し、このほど発売した。ボルボがディーゼル車を日本導入するのは、2.4リッター直6ターボエンジンを搭載した1984年の「760ターボディーゼルセダン」以来のこと。32年ぶりのディーゼルのできはいかに? 塩見智氏が、その実力と乗用車ディーゼルムーブメントの背景についてリポートする。Text by SHIOMI SatoshiPhotographs by ARAKAWA Masayukiディーゼル日本導入ラッシュ第2の波ボルボのディーゼル導入は、欧州ブランドのディーゼル日本導入ラッシュの第二波のはじまりを意味する。ボ...

第6世代を迎えた新型7シリーズ、発表!|BMW
BMW 7 Series|ビー・エム・ダブリュー 7 シリーズ第6世代を迎えた新型7シリーズ、発表BMWは、フラッグシップサルーン「7シリーズ」を6年ぶりにフルモデルチェンジ。現地時間の6月10日に、6代目となる新型7シリーズのワールドプレミアをおこなった。Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)プラグインハイブリッドモデルも登場6年ぶりのフルモデルチェンジとなったBMWの新型「7シリーズ」が世界初公開された。初代からかぞえて6代目となる今回は、モデル型式も従来のF01/F02からG11/G12へかわり、大きな進化を物語る。あたらしい7シリーズも、全長5,098mmのノーマルとプラス140mmの全長5,238mmとしたロングホイールベースの2つのボディを用意。全幅はともに1,902mm、全高は1,478mmだ。ライバルとなるメルセデス・ベンツ「Sクラス」の全長5,116(LWBは5,246)×全幅1,899×全高1,496mmとくらべると、ほぼおなじ...