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「rumors」に関する記事
「ro」のバッグはどうユニークなのか
「ro」のバッグはどうユニークなのかニューヨーク発信のバッグブランド「ro」。ベーシックながらユニークな個性を感じさせるデザインは、機能性を突き詰めた末のカタチでもある。機能をころさず、かつ美しく機能性に優れたバッグに出会うことは、男性にとっては今なお新鮮な体験である。携帯電話を入れるポケットがついていたり、コンパートメントがいくつにも分かれていたり。あるべき場所にモノが収まり、さっと必要なものを取り出せるのは気分がいいものだ。機能重視のユーティリティ系バッグでなら、そんなことは当たり前なのだろう。しかし「ro」はそんな無骨モノではない。男女どちらにも似合うシンプルなフォルムに、機能が美しくレイアウトされている。旅から生まれるバッグ彼らのデザインは、世界中を旅した実体験から生み出されている。カジュアルとビジネスの境なく使いまわせるスタイルというのは、目的ごとにバッグを取り替えるわけにもいかない旅先だからこそのアイディアである。それら旅の不便さを解消する「あったらいいな」を実現させて...
深澤直人による”日常に潜むデザイン”
日本を代表するプロダクトデザイナーである深澤直人がデザイン・ディレクターを務める「WITHOUT THOUGHT」のエキシヴィションが南麻布のギャラリー・ルベインで開催中。世界に驚きを与える新しい日本のデザインはここから生まれます。文=加藤孝司写真=Jamandfix深澤直人による"日常に潜むデザイン"「WITHOUT THOUGHT」とは、DMN(ダイヤモンド・デザイン・マネジメント・ネットワーク機構)がプロダクトデザイナー深澤直人をデザイン・ディレクターに迎え、1999年から開催しているワークショップ。日頃企業に属しデザイン活動をしているインハウス・デザイナーたちとともに、自由な発想のもとに物の本質に根ざした創造活動をする。毎回その成果をエキシヴィション形式でお披露目し、そこで発表されるプロダクトは今の時代に少なからず衝撃を与えてきた。そのワークショップの中からグッドデザインアワードに選定される作品や、深澤直人とタカラ社そしてダイヤモンド社との共同プロジェクトである「±0」や、...
第5回 ジェーン・レイ――ファイヤーキングの成功
第5回ジェーン・レイ――ファイヤーキングの成功文=KANAZAWA Ariadna写真=Jamandfix構成=TAKEISHI Yasuhiro成功の牽引役、ジェーン・レイの魅力ファイヤーキングレーベルのなかでも、最初にジェイドカラーを印象づけたシリーズといえば、やはり「ジェーン・レイ」ではないでしょうか。“G-3800”とナンバリングされたこのシリーズは、時代によってアイテム数の減少はありながらも、シリーズ中もっとも長い期間である1945年から63年まで製造され続け、ファイヤーキング成功への足がかりとなったのです。現在でもいちばん手に入れやすいと思われるジェーン・レイですが、40年代に製造されたジェイド以外のカラーなど幻のアイテムもいくつかあります。とくにプロトタイプであるこのスーププレート(写真上下)は、まだ大規模なファイヤーキングブームがはじまる前だった2002年のプライスガイドでも、なんと$600(約7万2000円)もの高値を付けていました。また、デミタスコーヒーを飲む習...
一家に一匹、「ローゼンダール」のモンキー
一家に一匹、あるとうれしいローゼンダールのモンキー誰もが一度はどこかで目にしているはずのこの木製のサル。数々のコピー商品を生んだそのオリジナルこそ、カイ・ボイセン デザインのウッド・モンキーである。どうぞ、癒されてくださいデンマークのローゼンダール社のウッド・モンキーは、いまはなき国民的デザイナー、カイ・ボイセンの手によるもの。彼の作品には、ほかに有名なカトラリーなどがあるが、そちらを知っているひとには、この木製玩具シリーズがおなじ作者だということは新鮮な驚きだろう。手足が自由に動いて好きなポーズをとらせることができるウッド・モンキー。玩具だからといって子供に独占させておく理由などない。北欧スタイルで統一されたリビングルームに和みを添えるアイテムとしてもいいだろうが、オフィスにも案外なじむからおもしろい。棚に片手をかけてぶら下がってくれてもいいし、仲間たちと連れ立ってロープのようにつながってもらうのもいいかもしれない。一体ずつ木目が違うチークのボディは、手で触れているうちにつやを増...
(14)沖野修也×Continuer サングラスインタビュー
CREATOR'S TALK:OKINO Shuya沖野修也×Continuer 「サングラスは僕のトレードマーク」KYOTO JAZZ MASSIVEのDJでありクリエイティブ・ディレクターである沖野修也さん。昨年、ソロアルバム『UNITED LEGENDS』のリリースの際には、OPENERSで祐真朋樹さんとの対談にも出演いただいた。今回は、ご自身が「僕のトレードマーク」というサングラスについてお話をうか がった。インタビュー場所は、恵比寿のアイウェアショップ、コンティニュエ。 沖野さんお気に入りの店である。 Photo by Jamandfix理想のデザインを探し続けていた──沖野さんのサングラス選びについて教えてくださいサングラスはこれまで相当数買い集めてきましたね。毎シーズン新しいものにチャレンジして、自分ではつねにバージョンアップしてきたと思うんですけど、飽きちゃうんですよ(笑)。今日かけている「Organ×SHUYA OKINO【VIUSION】」をつくるまでは。──そ...
普段使いしたい「JL GOLF」のベルトとポロ
日常でこそ身につけたい「JL GOLF」のベルトとポロ普段着ている服をゴルフウェアにするならともかく、ゴルフウェアを普段使いにするとなれば、それはよほどの猛者ということになる。でもそれはJLゴルフが登場する以前の話だ。カタチから脱「オヤジ」ゴルフJL GOLFのアイテムにはいい意味で「ゴルフ臭」がない。おとうさんの休日着然とした「ファッション? オンナコドモじゃあるまいし」感が漂ってこないモードな風味は、ゴルフウェアといえど備えていてしかるべき素養だ。なかでもベルトには定評がある。新作のアイアンのヘッドがバックルのモティーフになったものなど、ゴルフ場で見かけなければ、おそらくそのもとネタが知れることはない。ボリューム感のあるシルバーは、ふだん着のコーディネートにもすんなりとなじんでくれそうだ。ところで、ポロシャツが微妙なアイテムなのは、すでにご承知のとおり。だがJL GOLFではちがう。ブランドロゴのカタチに切り替えの入ったプラムカラーのメンズや、幅広のボーダーがラグビージャージ風...
第6回 nine SIXtyのジュエリー製作風景(1)
nineSIXty 加藤博照第6回 nine SIXtyのジュエリー製作風景(1)身に付ける人のパーソナリティーを反映した、世界にひとつしかないデザインと、作りこまれた細やかなディテールが魅力のnine SIXtyのジュエリー。今回は代表的なモデルの製作風景を、デザイナーの加藤博照さん愛用の道具とともにお伝えしたいと思います。文=佐藤太志(グリンゴ)写真=鵜沢ケイ彫金から手がけるオーダーリング今回製作するのはクロスのレリーフが入ったピンクゴールドの金属をレザーで包みこむ、ツークロスと呼ばれるモデルです。ひとつのモデルを新たに創り出す場合は、まずは金属部分の型を作ることから始めます。ワックスと呼ばれる蝋の成型ベースから、おおまかな形を切り出し、星の切りこみなどを入れて完成形に近づけていきます。私が好んで使っているのは、正宗という刀のような道具。この道具はもともと、彫金や歯科技工ではなく、工芸品の透かし彫りなどで使われるもので、緻密で細やかなニュアンスを表現したいときに重宝します。彫り...
第6回 表参道ヒルズ「OFFICINA SLOWEAR」ショップ開店
表参道ヒルズ本館2階に、OFFICINA SLOWEAR ショップが期間限定オープン表参道ヒルズのメインエントランスを見上げると、「SLOWEAR」という大きな文字 がひときわ目を引く。web shopping rumors(ルゥモアズ)でも人気のブランド「INCOTEX(インコテックス)」をはじめとする、イタリアのベーシックで美しい4つのブランドが集結したショップ「OFFICINA SLOWEAR」が、12月9日までの期間限定でオープンした。Photo by Jamandfixセンスあるプレゼンテーションによって輝きを増す服たち「OFFICINA SLOWEAR」のofficinaとはイタリア語で『工房』の意味。slowearは“slow food”や“slow life”などからインスパイアされた造語で、流行にとらわれることなく時間を越えて受け継がれていくエレガンスを具現化するブランドの集合体としての名称である。今回の期間限定ショップ「OFFICINA SLOWEAR」は、19...
第21回:美肌の裏ワザ教えます(1)「温冷ケア」
いますぐ買って試しましょう!美肌の裏ワザおしえます(1) 毛細血管を活性化「温冷ケア」真夏や真冬など“真”のつくシーズンは肌にとって過酷なシーズン。暑すぎて水分が取られるとか、乾燥しすぎて肌がごわつくとか、いろんなトラブルが起こってきます。でもその最中は気づかない。そう、トラブルを実感するのは季節の変わりめ。だから秋が深まっていくこれからの時期のケアはとても大切で、ここでどれだけ肌を守ってあげられるかによって、次の真のシーズンを無事に乗り越えられるかどうかが決まるのです。そこでぜひ、お教えしたいのが美肌づくりの裏ワザ。第1回めは、毛細血管を活性化させる「温冷ケア」をご紹介します。構成と文=染谷晴美Photo by Jamandfix温めて冷やす、シンプルだけど確実なケアですきれいな肌を守るためには、血行をよくし、酸素や栄養成分を肌細胞にしっかり送り込むことが必要です。そのためにいちばん簡単な手法として挙げられるのが、温めて冷やす「温冷ケア」。温めるには蒸しタオルなどもおすすめですが...
第22回:美肌の裏ワザ教えます(2)「ローションパック」
いますぐ買って試しましょう!美肌の裏ワザおしえます(2) 水分補給と引き締め効果「ローションパック」暑かったり寒かったり、お天気が不安定なこの時期は、肌も不安定。とくに、朝晩の寒暖の差が大きい日は肌の水分が急激に減ってしまうため、かさつきが一気に進行します。放っておくと乾燥によるトラブルが発生するので、それを防ぐためには「ローションパック」をして、水分をたっぷり入れてあげるケアが必要です。構成と文=染谷晴美Photo by Jamandfix“スプーンパッティング”をプラスすれば浸透力がアップまず、大ぶりのコットンにローションを含ませます。そのさい、中心だけでなく四隅まで“ひたひた”になるように、たっぷり含ませるのがポイント。つぎはそれを肌にのせるのですが、厚いと重みで落ちてしまうので、薄く裂いてよく伸ばし、ペタッと張りつけます。ローションをたっぷり含ませたコットンを乗せ、スプーンでパタパタここまでは、おそらく誰でも想像がつくローションパックだと思いますが、私のオリジナルはこのあと...
第24回:美肌の裏ワザ教えます(4)「クリームパック」
いますぐ買って試しましょう!美肌の裏ワザおしえます(4) 栄養成分が肌の奥に浸透「クリームパック」肌にとって過酷なシーズンである冬を乗り切るためのスペシャルケアとして、前回は、乾燥がすすんでしまったときのレスキューテクニック「ミルフューユ」をご紹介しましたが、それでも乾燥が止まらない、肌が疲れ切っているという場合は、さらなる裏ワザ「クリームパック」を試してみてください。構成と文=染谷晴美Photo by Jamandfix“クリーム+ラップ”で栄養成分を浸透させ、つるつるの肌に「クリームパック」は、清潔な肌の上にクリームを塗ってパックをするというケア。洗顔後、ローションをつけて肌を整えたら、その上に、いわゆる“ナイトクリーム”といわれているものを塗ります。デイクリームは比較的ライトなものが多いうえ、SPFが入っていることもあるので、このケアには向きません。別名“栄養クリーム”といわれているくらい、保湿を重視しているナイトクリームを使ってこそ、効果が得られるのです。また、クリームはた...
#09 ストレンヂア 無皇刃譚
>#09 『ストレンヂア 無皇刃譚』松竹系にて、全国ロードショー中!古今東西、映画は邦画や洋画、インド、韓流などなど、いろいろあるけれど、ここ「オウプナーズ的映画のススメ」では、独断と偏見と愛情で、オウプナーズ編集部員が選んだ名画を紹介します。ここで気になった映画があれば、映画好きのあなたも、そうでないあなたも、ぜひ映画館へ足を運んでいただきたい。映画を映画館で観ることの素晴らしさを体感してください!story日本アニメ界屈指の”チャンバラ”アニメーション天下を統べる者を失い、たび重なる合戦の果てに下克上がまかりとおり、力ある者も野盗に堕して無法が横行する戦乱の時代――。はるか中国大陸から身よりを亡くした一人の少年が、禅僧“祥庵”に連れられて海を渡り、日本へと辿り着いた。その名は“仔太郎”。だが、仔太郎の身体に隠された驚くべき“秘密”を求め、明国(みんこく)の謎の武装集団もまた、追撃の上陸を果たしていた。祥庵の庇護を失い、天涯孤独となって愛犬・飛丸と赤池の国・白土の万覚寺を目...
「JAM HOME MADE & ready made」 “アニメーション”を身につけるという新しい感覚
“アニメーション”を身につけるという新しい感覚新しい融合のカタチ常に新しいユニセックスアクセサリーを提案してくれる「JAM HOME MADE & ready made」が、新たなフィールドへの歩みを踏みはじめている。現在公開中のアニメ長編映画「ストレンヂア 無皇刃譚」との異色コラボを果たし、そのモデルが現在発売されているのだ。『アニメ』というと、本誌読者にはもしかするとなじみが無いジャンルかもしれないが、1998年に創設し「鋼の錬金術師」「交響詩篇エウレカセブン」といった数々のヒットアニメーションを手がけたアニメ製作会社『BONES』との関係性により生まれたこの商品。劇中の主人公“名無し”とそのライバル“羅狼”が持つ武器をイメージし製作されているのだが、キャラクターそれぞれの個性がきちんと表現されており、デザイン性も高い。“アニメ”を身につける。=日本が世界に誇る分野を身につける、といった意味でもあるように思える。この新たな異色コラボレーションがもたらしたものとは、ものす...
スペイン、ヴァレンシアの名陶「リヤドロ」の革新
スペイン・ヴァレンシアの名陶「リヤドロ」の革新オウプナーズではクリエイティブ・ディレクター、ハイメ・アジョンによるコンテンポラリーな作品群「Re-Deco」についてはすでに触れた。そして今回はクリエイションの側からでなく、ブランドを動かす立場の若き後継者に、ここのところ相次いでいる革新的な試みについて話を聞いてみた。Text by OPENERSPhoto by JamandfixブランドのDNAに基づきながら、いかに「再生」するかRe-Cyclosのシャンデリア「ナイアガラ」「Re-DecoもRe-Cyclosも、リヤドロの歴史にエボリューションを起こす――ブランドを革新する取り組みでした。著名なアーティストとコラボレーションした結果として、リヤドロのDNA、エッセンスを振り返ることになったのですが、彼ら外部のクリエイターはそのDNAをきっちり理解してくれたうえで、新しいクリエイションを生み出してくれました」リヤドロ創業ファミリーの第二世代で、マネージメント担当のエグゼクティブ、...
(26)新ブランド「L&KONDO É FATTA(ル・コンド エ ファッタ)」発表!
“モダン・リラックス”をコンセプトにしたL&KONDOの新ブランド「L&KONDO É FATTA」発表レザー素材を中心にさまざまなスタイルを自在に表現するブランド「L&KONDO」より、デザインと機能性を融合させた新ブランド「L&KONDO É FATTA(ル・コンド エ ファッタ)」が発表された。大人が愉しめる軽妙なカジュアル感が新鮮オウプナーズでもたびたび取り上げている「L&KONDO」は、エクスクルーシヴなレザーアイテムがラインナップされているブランドという認識がある。が、こんかい発表された新ブランド「L&KONDO É FATTA」は、従来どおりの冴えたレザー使いはもちろん、ナイロン素材の可能性を追求したメンズ・ウィメンズのウェアラインや、布帛のトート(これが可愛い!)など、思わず手が伸びるアイテムがそろう。絶大な人気を誇るクラッチバッグブランド名の「É FATTA」は、イタリア語で「よし、決まり!」という意味で、SPORTS、TRAVEL、BUSINESSの発想...