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2015年3月12日
「ro」のバッグはどうユニークなのか
「ro」のバッグはどうユニークなのか
ニューヨーク発信のバッグブランド「ro」。ベーシックながらユニークな個性を感じさせるデザインは、機能性を突き詰めた末のカタチでもある。
機能をころさず、かつ美しく
機能性に優れたバッグに出会うことは、男性にとっては今なお新鮮な体験である。
携帯電話を入れるポケットがついていたり、コンパートメントがいくつにも分かれていたり。あるべき場所にモノが収まり、さっと必要なものを取り出せるのは気分がいいものだ。
機能重視のユーティリティ系バッグでなら、そんなことは当たり前なのだろう。
しかし「ro」はそんな無骨モノではない。男女どちらにも似合うシンプルなフォルムに、機能が美しくレイアウトされている。
旅から生まれるバッグ
彼らのデザインは、世界中を旅した実体験から生み出されている。
カジュアルとビジネスの境なく使いまわせるスタイルというのは、目的ごとにバッグを取り替えるわけにもいかない旅先だからこそのアイディアである。
それら旅の不便さを解消する「あったらいいな」を実現させてきたのだ。使い勝手がわるくなるはずはない。
「用の美」と言っては、使い古されたほめ言葉にしか聞こえないかもしれないが、デザイン面でいかに優れているかは、某大手ラゲッジブランドがそっくりなラインを出したことでも証明されている──と、そこまでいっては嫌味が過ぎるだろうか。