#09 ストレンヂア 無皇刃譚
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2015年3月11日

#09 ストレンヂア 無皇刃譚

>#09 『ストレンヂア 無皇刃譚』
松竹系にて、全国ロードショー中!

古今東西、映画は邦画や洋画、インド、韓流などなど、いろいろあるけれど、ここ「オウプナーズ的映画のススメ」では、独断と偏見と愛情で、オウプナーズ編集部員が選んだ名画を紹介します。
ここで気になった映画があれば、映画好きのあなたも、そうでないあなたも、ぜひ映画館へ足を運んでいただきたい。
映画を映画館で観ることの素晴らしさを体感してください!

story
日本アニメ界屈指の”チャンバラ”アニメーション

天下を統べる者を失い、たび重なる合戦の果てに下克上がまかりとおり、力ある者も野盗に堕して無法が横行する戦乱の時代――。はるか中国大陸から身よりを亡くした一人の少年が、禅僧“祥庵”に連れられて海を渡り、日本へと辿り着いた。その名は“仔太郎”。

だが、仔太郎の身体に隠された驚くべき“秘密”を求め、明国(みんこく)の謎の武装集団もまた、追撃の上陸を果たしていた。祥庵の庇護を失い、天涯孤独となって愛犬・飛丸と赤池の国・白土の万覚寺を目ざす仔太郎は、とある荒寺で自らの名を捨てて刀を封印した奇妙な剣士“名無し”と巡り逢った。大陸の刺客に襲われ、危ういところを名無しに救われた仔太郎。不敵な笑みを浮かべる浪人と他人を拒む少年は、最初こそ互いに反目を覚えたものの、やがて道中を共にすることになっていく。

一方、追っ手の大陸勢で頭目を務めている老人・白鸞(びゃくらん)は、赤池城領主と追撃の連携を取りながらも、仔太郎を捕らえた後に行う怪しい儀式の準備を始めていた。その一味のなかでも異彩を放つ金髪碧眼の剣士“羅狼”だけは、一味の最終目的を意に介せず、命令に従いつつも、ひたすら強い相手を求めて己の刃をふるい続けていた。

やがて仔太郎の“秘密”は、あまたの野心を触発し始め、数々の思惑が激流となって人々を巻き込んでいく。旅のなかでお互いを認めあい、絆を深めていく名無しと仔太郎。互いの実力に引き寄せられていく羅狼と名無し。宿命の縁に結ばれた2人の漢の、刃を交えるときが迫っていた……。

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BONESによるアニメーション表現は限界を知らない
文=高橋猛志(本誌)

2時間という枠の中で描かれる主人公“名無し”と“仔太郎”を中心とした人間関係を取り込みつつも、バランスよく展開され小気味よく引き込まれていく……、そんな重厚なストーリーもさることながら、やはり注目してしまう点は卓越されたそのアニメーション表現力であろう。

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それもそのはず。「鋼の錬金術師」、「交響詩篇エウレカセブン」をはじめとするヒット作を連発し、そのアニメーション表現力においては日本屈指の実力を誇る、製作会社『BONES』がオリジナルの劇場版長編を満を持して製作なのだから。
しかも名だたるスタッフ&キャストを備えての、まさに完全武装! といった状態で製作された作品なのでアニメ好きならずとも観ざるを得ないだろう。

つまりは現在最高といっても過言ではない日本のアニメーション表現力をこの映画で目の当たりに出来るチャンスなのだ。「どーせアニメでしょ」的な固定観念を取っ払って、「だまされた」と思って劇場に足を運んでいただきたい。

■原作
BONES

■監督
安藤真裕

■脚本
高山文彦

■キャラクターデザイン
斎藤恒徳

■プロデューサー
南雅彦

■声優
長瀬智也 / 知念侑李 / 竹中直人 / 山寺宏一 / 石塚運昇 / 宮野真守 / 坂本真綾 / 大塚明夫

■配給:松竹 ■公式サイト:http://www.stranja.jp/ ■現在公開中 ■PG-12指定
©2007 BONES/ストレンヂア製作委員会2007

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→次回は「ストレンヂア 無皇刃譚」のプロデューサー、BONSの南雅彦氏のインタビューをお届けいたします。

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